わたしは、わたしと真逆の性格の、もう一人のわたしとけんかをした。
そのけんかの理由は、互いに”自分では絶対にしないような言動や行動”をしていて、全く理解できないからである。
やがて、話をしなくなった。互いにいないものだと思ってやり過ごした。
わたしともう一人のわたしは、いつまで経ってもそんな調子だった。
それをみかねたある人が、わたしたちの間に入ってきた。
その人は、わたしともう一人のわたしを足してニでわった中間にある人で、わたしともう一人のわたしの気持ちのどちらもわかっている。
わたしともう一人のわたしの話を、何度も頷きながら話をきいて、思いを受け止めてくれた。
そして、わたしともう一人のわたしは、危ないところへいくのではなく、着実に丁目いいくらいのところを目指していくことを諦めないことにした。
中間にある人は、目では見えないし耳では聞こえないが、いつも自分の心の中にいる。見守ってくれるときもあるし、見張っているときもある。
価値観に縛られることもあるけれど、それに気がついたら軌道修正していけばいい。価値観が違っても、手を繋ごう。手も心も温かい気持ちになるだろう。
______________________手を繋いで_______________。
3/20/2025, 2:47:56 PM