『手を繋いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
手を繋いで導かれた日、巣立つ私と惜しむ貴方は
今日でも変わりない
もうすぐ私の番だとその人が言う
「早いな。」
手をつなぐと
手の指先から
ぬくもりが伝わり
そのぬくもりが心を温める
僕の心はいつも冷めている
僕の心は氷みたいで
他人にも冷たい
だから..
だから..
『手を繋いで』
君の手のぬくもりで氷を溶かして...
手を繋いで
繋いで握って
握った手を結ぶ
それは誰の手だったのか
そもそも手なのか
わからないままに開いて
知らないままに解けて
誰かの心の様に
いつのまにか見えなくなっていく
もしかしたら
見なくなったのかもしれない
継続的な手はいつも差し出されている
どんな手かは判断しないとね
手を繋いで もっと強く
もう二度と離れないように
もう二度と離さないように
手を繋いで もっと強く
お母さんが大好き。だから、手を繋いで一緒に歩く。
お父さん?手を繋いだこと!あったかな?
友達。仲良しだから、手を繋ぐ。
小学生、遠足では男の子と手を繋げって。変じゃない?
高校生、気恥しいけど、キミと手を繋ぐ。
大人になっても、おばあちゃんになっても、手を繋げたらいいな。
手を繋いで
僕らは、何時でも手を繋いで歩く。何処へ行く時も。恋人繋ぎで。それは、私が迷子にならない為でもあり、恋人も言う印を感じる為でもあり、愛や温もりを感じる為でもある。二人は、どんな時でも手を繋ぐ。愛し合っているから。私達の愛は、永遠だから。そう。二人の未来に不安は無い。だって、貴方が愛してる印を与えてくれるから。この先も私達の愛は、永遠だ。私は、彼だけをずっと愛している。この先も永遠に。例え、誰かが私達を引き裂こうとしても、引き裂く事は、出来ない。だって、私達の愛は、永遠であり、永久不滅だから。私達は、私達の愛は、何時までも変わらない。少なくは、ならない。例え、大きくなる事は、あっても…
昨日、彼と人生初のディズニーシーに行った。またしても、彼は、私に“初めて“をくれた。沢山はしゃいで、沢山笑って、沢山買い物して、沢山楽しんで、沢山幸せを感じた。昨日も、私達は、ずっと、恋人繋ぎをしていた。愛も確かめ合った。そして、来年の私の誕生日にディズニーランドに行こうと約束された。絶対だよ?忘れないでね💕︎来年の誕生日ディズニーは、昨日よりももっと楽しめます様に💕︎誕生日にディズニーとか、マジ最高過ぎん?♡誕生日に愛する彼氏と夢の国に行けるって♡ただでさえ、夢の国なのに、愛する彼氏と夢の国に行けるとか、それすら、夢みたいやわ♡
【手を繋いで】
あなたに愛されたいと思っていた
ちゃんとわたしのことを見て欲しいと思っていた
あなたはわたしのことなんていらないんじゃないかって
それが幼いわたしにはとても恐ろしかった
おばけより殺人鬼より夜のトイレより よほど
少し大人になった今だから思い出せる
幼かったわたしの手を引いて歩いてくれたこと
誕生日にはわたしの誕生を喜んでくれたこと
ごつごつした手でわたしの頭を撫でてくれたこと
でも今はもうあなたと歩くことも
誕生日をお祝いすることも
頭を撫でてもらうこともないんだね
きらいきらいと口では言いながら
期待してたってことはわたしもあなたを愛してたってことなのかもしれないね
お互い世界にたったひとりしかいないのに
良くないところばかり似るから 仕方がないね
大好きな人と
継ぎ目のない輪っかの上を歩いていたみたい
目覚めた時の
ふわふわとした心地よさ
楽しいことが一つ終わってしまっても
次にもきっと楽しいことがあるから
それが
ずっとずっと続いていくように
わたしの初めてのデートは花火大会。
馬鹿みたいに暑い夏の夜。
彼は年上で、そんな彼に見合う女になりたくて、
慣れないメイクをして出かけた。
空に花火が舞う夜、彼方此方にカップルがいる。
わたしたちもあんな風に見えているのだろうか。
彼の隣に並んでいてもおかしくないだろうか。
朝から緊張していたわたしは、
いつもより少し大人ぶりながら必死に会話を探していた。
彼は大人で、気付かないふりをしていてくれた。
「てをつないで。」
それがわたしの精一杯の言葉。
彼は微笑んで、手を握って歩いてくれた。
ずっとこの夜が続けばいいと思った。
この夜をずっと感じていたかった。
彼もわたしと同じ気持ちだったのだろうか。
もう何も上がっていない空を2人で見上げながら歩いた。
"手を繋いで"
「ふあぁ〜っ」
「みゃう〜」
俺の欠伸を真似して鳴く。
ワクチン接種が終わり、外に出せるようになったので早速早朝の散歩に猫用のハーネスを付けて連れ出した。
ハーネスは前に玩具を買いに来た時に見つけて、里親にこいつを渡す時安全に渡せるかもと思って買った物だ。
──想像してた使い方と全然違うけど、よかった。
たるんだリードの先に繋がれた子猫を見る。
外の色々なものに興味津々みたいで、視線がずっとキョロキョロと忙しない。
足取りも、心做しか弾んでいるように見える。
「楽しいか?」
「みゃうん」
そう答えながらもまだキョロキョロとしている。すると歩みが止まり、道端に咲く花に鼻を近付けて匂いを嗅ぎ始める。
当分外への興味が尽きそうにない。
「はぁ……」
これからの気苦労を想像し、ため息を漏らす。
だが同時に、微笑ましさも込み上げてきて口角が上がる。
「ほれ、そろそろ帰るぞ」
まだ花の匂いを嗅いでいる子猫に声をかける。
「みゃんっ」
こちらを見あげたかと思うと、素早い動きで俺に駆け寄って足に飛びついてきた。
「うおっ、何だよ」
「みゃ」
驚いて一瞬動けずにいると、俺のズボンに爪を引っ掛けながら登ってきた。
「んだよ抱っこか?」
ズボンを登ってくる子猫を両手で捕まえて胸に抱き寄せると、手の中でゴロゴロと喉を鳴らし始めた。
──こいつ本当に抱っこが好きだな。
ふと前足を手に取り、優しく押す。間から鋭い鉤爪が出てきた。
──後で爪研ぎ買ってこなきゃな。猫用の爪切りも買って、やり方は今度検診に行った時に聞こう。
身を翻して、ゆっくりと歩みを進める。
──……あ。俺が飼い主になったから、名前早く決めねぇと……。名前、どうすっか……。どんなのがいいんだ……?
とてつもなく重大な問題に、思わず人目を気にせず歩きながら「う〜……」と唸いた。
小さい頃は、おばあちゃんと手を繋いで散歩するのが大好きだった
学生のときは、あの子と手を繋いで川沿いの遊歩道を歩くのが夢だったけど、それは叶わなかった
まあ、今は手を繋ぐ相手も、繋ぎたい人もいないんだよね
しょぼぼん
はげしく揺すられて持ち上がる身体。
このまま意識さえもどこかへ行ってしまいそうで、私は必死で手を伸ばした。
「怖い」
彼は無言で奪うように繋いで、そのまま敷布に押し付ける。
どこか辛そうで頬は赤い。行為とは真逆をいく子どものような顔で、私の恐ろしさも少し遠のいた。
頬が触れ合い名前を呼びあったあとキスをする。
身がはちきれんばかりの僥倖だった。
私達は上り、月だけが静かに沈んでいく。なんて長い夜だろう。
「手を繋いで」
手を繋いで!!
そう言って手を差し伸べて。
この世界から逃げようと言ってくれた君の手は温かかった。
いってしまったの?嫌だよ、嫌だ。戻ってきてよ。お願いだから。怖い、恐ろしい。私からいくしか無いの?戻ってきて欲しいよ。でも仕方がない。
やっと見つけた。怖かった。良かった。
「手を繋いで、もういかないでね。」
お題『手を繋いで』
手を繋いで
あなたの手はなんで
こんなにも安心できて
暖かいんだろうか。
そしてなんだろう
この温もりは。
あなたと手を繋いで
これから先もずっと
歩んでいきたい。
そう思った。
♪おてて つないで… そんな出だしの歌があったな。
調べてみたら、童謡「靴が鳴る」とあった。
ああ、知ってるわ。歌詞を追っていくと、メロディーもだんだんと思い出してきた。
童謡って、懐かしいね。
「手を繋いで」
『ルネさん』
『ルネさま』
『ルネ』
『あなた』
『お母さま』
『母上』
『母さま』
ハッ、ハーハァ、ハーハァ、スゥーッ、ハアー。
びっくりした…。
何で何度も、誰かに呼ばれた。
ハッハッハ…、何だ…夢か。
此れが俗に言う、走馬灯なのか?
右手を上げようと、ふと、右手を見た。
お母さまに右手を握られ、上げられなかった。
辺りを見回して、分かった。
此処は、病室だった。
嗚呼、なるほど。
だから、たくさん呼ばれたのか。
「お母さま、おはようございます。」
「お母さま、」
「ふふふ、起きてますよ。おはよう、ルネ。」
「おはようございます。」
嬉しくて思わず、頬が上がる。
「先ほど、たくさん、私が呼ばれる夢を見ました。」
「ああ…それは、此処に駆け付けた方々の声じゃないかしら。」
「そういうことでしたか。」
私の中で、納得した。
「ええ、あなたは生死を彷徨っていましたから。
本当に良かった。あなたの声をもう一度、聞けて。」
お母さまの声は、どこか安堵した声だった。
「ごめんなさい、心配をお掛けしました。」
「もう、謝らないの。家族にくらい、心配かけて良いの!」
「ありがとう。お母さま。」
「良いのよ…それくらい。わたしも謝らないといけないの。」
お母さまは、どこか申し訳なさそうな表情をした。
「あのね、あなたの家族のことなのだけど…。」
「どうしたの?」
「あなたを心配して、三日三晩ずっと…あなたのそばを離れなかったから、
あなたの容態が安定した時に、半ば強引に家に返したの。ごめんなさいね。」
「ううん、ありがとう。寧ろ、助かったよ。」
「久しぶりにあなたの手を繋いだわ。」
「あの時、以来ですね。」
「あなたが私の娘に成ってくれた日、以来ね。」
「はい。」
穏やかな時間が流れた。
「あっ、いけない。早く、あなたの目が覚めたことを皆に知らせないと。」
私は、幸せ者だな。そう、改めて思えた日でした。
喜びの歌
さざなみの絵筆にのって空をゆく
明るい夕焼けの光に
おとぎ話の少女のほっぺたを見る
夜の闇は地平の裏に待っているけど
にぎった手のひらが
温もりを僕の心臓に送るから平気
心細い道ゆきだけど
浮かぶあなたの笑顔がはげます
歩くのに不自由はない
心がまだ熱をもっているうちは
ぬかるんで 重くなる
世界が次の太陽を知るころには
生まれ変わった人の痛みが
また誰かを救う
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【12】手を繋いで
手を繋いで
情に流れていっちゃうから、別に好きじゃない。体の硬直具合と暑くなる体温に君が気がつきませんように。わざと真剣になってみる。この関係を崩したくない。今のままでも、多分ずっと好きで、付き合ったら別れがくるから怖いんだ。手を繋いで帰ろうか、さようなら、私だけの愛。
執着と弱さと自己愛、傲慢さ。綺麗に繕おうとしてることが見え透いてるから、どうか幸せになって。根底には不安と恐怖。1人じゃないから大丈夫。批評もしたくないけど、これがありのままだとは言えないから。愛が何かを履き違えてると思うから。胸の辺りの声に耳を傾けてみて。
私はいつこの心臓が止まってしまうかわからない。幼少の頃から未だに治療法が見つかっていない難病に罹っているから。今日の昼間だって発作が起きて、本当に痛くて辛くて苦しかった。人々が寝静まった今も「明日の朝目が覚めることはないかもしれない」という不安に駆られてなかなか眠れずにいる。
生を受けたものはいつか必ず死を迎える。それでも私は、死というものにどうしようもないくらいの恐怖を感じる。
「ねえ、少しの間だけでいいから手を繋いでてくれないかな。…お願い」
私が寝そべっているベッドの隣で、椅子に座って読書をしていた貴方に言った。貴方は一瞬驚いたような顔をして、それからすぐに何も言わずにそっと私の手を握ってくれた。優しくて温かい、大きな手。この温もりを感じられている間だけは生きている実感が持てる。いつの間にか、涙が零れ落ちる。
大丈夫、私はまだ生きている。