『懐かしく思うこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
懐かしく思うこと
夕暮れの見渡す限りの田んぼ
母の故郷
風を浴びながら散歩した思い出
もうあの景色は今はないから
「懐かしく思うこと」
今日はいつもより
頭痛が酷い
1日中ゴロゴロ寝てて
ちょっと罪悪感...
″痛いの痛いの飛んで行け~″
あのお山に向かって
呟いてみる
昔、息子が転んだり
何処かぶつけたりする度に
痛い痛いを飛ばした
あのお山
懐かしく思う
″あのお山に飛んでったから大丈夫″
と涙を我慢して作った笑顔が
とても頼もしかったな
あのお山に飛ばしたから...
私も頑張って
ごはんの支度しなくっちゃ !!
懐かしく思うこと…
す た っ ぷ さ い ぼ う は あ り ま す
ぼくの、いちばんはじめのきおく。
まっくらで、つめたいばしょから、ぼくをつれだしてくれた、おおきなてのひら。
さいしょ、びっくりしてひっかいたぼくを、やさしくだきしめてくれた、《ほんださん》。
だいじょうぶだよ、だいじょうぶ、こわくないよ、って。
そのこえが、ほんとうにやさしくって、あったかくって、ぎゅっとくっついたのを、おぼえてる。
だからね、こわくないよ。
《ほんださん》のふるえるてのひらが、ぼくのあたまをなでる。
ごめんね、ごめん、こんなことのために、つれてきたわけじゃなかったんだ、って。
だいじょうぶ、しってるよ、ぼくはびょうきだから、だめなんだって、《しょちょーさん》がいってたもんね。
でもね、ほんとうにぼく、しあわせだったんだ。
あ、でも、いたくないといいなぁ、なんておもいながら、ぼくのあたまをなでる《ほんださん》に、さいごにぎゅっとくっついた。
懐かしく思うことを
懐かしいと思いたくない
あるよね
あるよ
40代だもの
懐かしく思うこと
実家を離れて都会で1人暮らしを始めて1年とちょっとが経つ。自炊も減り、1人で外食に行くことに恥ずかしさも抵抗もなくなっていた。
前は1人でレストランやカフェに入るとソワソワしてしまい、慌てて注文し、慌てて食事をするそんな外食だった。もちろん味わうなんてできるはずもなく、かえってストレスを感じる程だったが、最近は1人でもゆっくり味わって食事ができるようになった。私も他の客も自分たち以外には興味がないことに気づいてしまったからだ。
美味しく食事ができればなんでもいい。そんな感じだ
アパートに帰ってもあとは寝るだけで済むし今では外食の方が断然に楽だ。
そんな私のアパートに半年に1回くらいのペースで、実家から段ボール箱が届く。
送ってくるのは母だ。1人暮らしの娘を心配して送ってくるのだが、箱の中身は米、味噌、醤油、砂糖、塩、ティシュペーパーにキャベツ、玉ねぎ、じゃがいも、洗濯洗剤、などなど日用品ばかりだ。自炊を辞めた私にとってはちょっとだけ、本当にちょっとだけ置く場所なくて邪魔だと思うことがある。
ピンポ〜ン。
玄関のインターホンが鳴り、母の段ボール箱を抱えた配達員が立っていた。段ボール箱を受け取り、箱を開けるとやはり日用品。
はぁ~。
ため息がでる。
ん?
段ボール箱の奥にいつもは見ない紙袋と母の手紙が入れてあった。手紙をを開けると母の丸みをおびた文字が目に飛び込んてきた。
元気にしていますか。
こちらは、みんな元気です。ところで、納屋の掃除をしていたら昔に使っていたミシンが出てきたのでお弁当風呂敷を作ってみたした。お昼ご飯の時にでも使ってちようだい。体に気をつけて。
母より
お弁当風呂敷って。自炊もしないのに何を言っいるのか。弁当風呂敷を広げてみると正方形の布の端がほつれないように真っ直ぐ綺麗に縫われていた。確かに母は昔、ミシンでいろいろなものを使っていた。スカートや巾着、通学用のバック、運動靴入れ
何でも作れてすごい母だと自慢していた。
その母がただ布の端を縫っただけの風呂敷を送って来たのだ。
母の弁当風呂敷を見ていると小さい頃のことが懐かしく思い出され、知らず知らずのうちに涙が溢れてきた。
明日、家にかえろう。
母のご飯が久しぶりに食べたい。
【懐かしく思うこと】
たまに
古いLINEを読み返してみる
そう言えばそんな事あったなぁ
だったり
まだぎこちないやり取りだったり
あれはいつだったっけ?なんてのも
自分の受け答えも
今だったらきっと違う事言うなぁ
なんて思いながら見てると結構楽しい
会話は記憶だけが頼りだけど
簡単な日記みたいで
思い出すことも多い
そして時間は流れてるんだと
改めて感じる
懐かしく思うこと、
過去の思い出や純粋な頃の素直な気持ちなんて、
いつしか、忘れて現実を見させられて来て、
悩んで、病んで、壊れて、すり減っていく、
心なんて分からずとも、失くしてしまってもね、
人間社会にはなんも、関係がないのだから、
社会も腐ったものだよねぇ…。
"どうしようもないよなぁ…。
どうすれば良かったの?"
あなたはドウカンジル?
罠を見て、
他を見て、
視をして、
花を見て、
人間を見て、
現実を見て、
大気を見て、
今を見て、
感じることを
なんでもね。
終。
(前回作品は別日に書き入れます。)
(懐かしく思うこと。)🦜
あのね
僕が・・・、
始めて飛べる
様に成った頃。🦜
・お母しゃん、が
僕を、優しい
叔父さん、の所へ
連れて行って
くれたんだよ。🦜
✣僕を、叔父さんに
見せたかったんだね。🦜
《其れが、僕と叔父さん
との、長いお付き合いの
始まりなんだけどね。》
「叔父さん、は
すごく喜んで
僕、を手の上に乗せて
遊んでくれたし。
〔ビスケット。❳ と言う
食べ物をくれたんだよ。」🦜
✣稲穂に比べて
甘くて、びっくり
する程
美味しかった。🦜
【今思えば、叔父さんも
若かったし、ビスケットの
味も・・懐かしく思うよ。】
#7 「懐かしく思うこと」
バイト初日。緊張している私に、私が持っていた某芸人のグッズを見て「ねぇ、〇〇好きなの?私も!」と話しかけてくれた1つ上の女性の先輩。
その日のうちにLINEを交換し、すぐに仲良くなった。私のことを妹のように可愛がってくれる。家では三姉妹の次女という立ち回りをしている私にとって、「妹」としていさせてくれる空間はものすごく心地いい。尊敬できる大好きな先輩だ。正直、お金を稼ぎにバイトに行くというよりは、先輩に会いにバイトに行っている。先輩とシフトが被っていると心底嬉しい。先輩に恋しているのでは?というくらいに大好きで、先輩のことを思い出してはニヤニヤしてしまう。
あの時先輩が話しかけてくれたから、今がある。
ずっとずっと今の関係のままでいたい。
押し入れを片付けていたら出てきた虫かご。
ボロボロになった虫かごを見て懐かしく思う。
最後に使ったのは小学生の頃か。友達と公園に虫探しに行ったな。
あの頃はスマホも持ってなくて、秘密基地作ったりなんかして。石ですら遊び道具だった。何をしても楽しかった。
「早く大人になりたい」って、ずっーと思ってたな。
子供の頃に憧れた大人になった今。
毎日同じような生活。仕事に追われる日々。忙しいのに、つまらない。
魔法の道具だと思っていたスマホも、今やただ毒物でしかない。
あーあ、子供に戻りたい。
『懐かしく思うこと』
人間に帰巣本能はあるのだろうか。
学術的なことは分からないが、俺はあると思う。実際、この前も専門学生時代に住んでいたアパートにふらりと立ち寄ってしまった。
電車を3つ乗り継ぎ、片道1000円近くかけて昔の住処に帰る。
専門学生時代に住んでいたアパートは健在だった。外観を眺め、溜息を漏らす。
あの頃のまんまだ。アパートの前に設置されている自販機も、ゴミだらけのゴミステーションも、当時と同じだった。
ふと思う。
俺が住んでいた304号室には、今はどんな人が住んでいるのだろうか。
304号室に住んでいた頃、夜の10時にPSPというゲーム機でモンハンの通信を繋げると、見知らぬ隣室の部屋の人たちが無線通信で繋がり、一緒に皆で遊んだものである。
俺と一緒にモンスターと戦っていた顔も知らない戦友たちは、まだこのアパートに住んでいるのだろうか。元気なのだろうか。
みわっち、ニール、あけぴよ(一緒に遊んでいた人たちのモンハンのハンドルネーム)……元気でな。
心の中で呟き、そっとアパートを後にする。
アパートを後にした俺は、そこから200メートルほど先にある24時間営業のスーパーに向かった。
専門学生だった頃、そのスーパーには週5の勢いで通っていた。
なにしろこのスーパーは全ての品物の値段が安い。当時、買っていたものはコーヒーや菓子パンだったと思う。
あの頃は俺も若かった。コーヒーのカフェインでテンションをぶち上げて、菓子パンの糖分で血糖値をスパイクさせればどうにかなると思っていたのだから。アホ丸出しだ。今の俺なら栄養を考えて小松菜と袋入り麺を買う。
ただし今日は何も買わない。完全なる冷やかし目的の物見遊山である。
店に入り、レジの方向を見た俺は感動した。
(あ、あの人は……)
レジに立つ痩身で眼鏡をかけてて長身の坊主頭な男性。見間違うはずもない、あの頃のまんまだ。俺が専門学生時代にこのスーパーに通っていた頃も、ここで働いていた人だ。
(いまもここで働いているのか)
なんだか嬉しくなった俺は、何も買わない予定だったのに缶コーヒーを手に取ると、ウキウキ気分でレジに並んだ。
俺が、痩せた坊主頭の背の高い眼鏡の店員さん、と彼のことを意識していたように、彼も、いつも店に来る俺のことを、いつも黒い服きてる声の小さい変なヤツと思っていたはずである。
感動の再会ってやつだ。
俺は缶コーヒーを台の上にのせると、お金を払うでもなく、店員さんの顔を見て『うへへ、お久しぶりです』と意味深に微笑んでみせた。
「あっ……」
店員さんが俺を見て、何かに気がついたように声をだす。
(気づいてくれたか。そうです、俺です)
「お支払いはペイペイですか?」
「……ぬぁっ! あっ、は、はい、じゃあ、ペイペイで……」
ズッコケそうになるのをこらえ、スマホで支払いを済ます。結局、覚えてるのは俺だけだったようだ。店外に出て、購入したコーヒーを啜りながら思う。そんなもんだよな、と。
その後、たまに通っていた近くのスーパー銭湯に立ち寄り、サウナで整って休憩し、やることもないので今住んでいるアパートに帰った。
今のところ、ここを終の棲家と見定めて生活を送っている俺だが、いつかここから出ていき、違う場所で生活するのだろうか。
その時は、ここに帰ってきたくなるのだろうか。
先のことは分からない。ただ、一つだけ分かったのは、皆を覚えているのは俺だけで、皆は俺のことなど何一つ覚えてくれていないということだけだ。
だが俺はそれでも思い出を胸に強く生きていく! 誰の記憶に残らなくてもいいのだ! だけども、俺と関わった人が、たまーに、そういや変なテンションのやついたな、と思い出してくれればそれでいい。誰かの懐かしみの一端を担えればそれでじゅうぶんだ。
明けても暮れても
大好きだったあの人のことを考えていたくて、
眠る時間すら惜しいと思っていたあの頃。
片想い中のドキドキした時間こそが楽しくて、
恋に恋していたあの頃は、
今はもう、遠い昔。
『懐かしく思うこと』
私が、懐かしく思うこと。
小さい頃に住んでいたアパートの窓辺で揺れるカーテン。
暖かい光の中で、ふわりふわりと揺れている。
私はそれを、母の膝の上に寝転がりながら眺めていた。
保育園に行く前の、卵かけご飯。
水色の茶碗に盛られて、美味しそうにつやつやと光っている。
休日にただただ母と見ていた、テレビドラマ。
幼児だった私が内容を理解していたのかは分からないけど、いくつかのシーンだけは、いまでも鮮明に思い出せる。
父におんぶされているときの、体温と背中の感触。
力強く支えられているような感じで、温かかった。
今はもう重すぎて、おんぶできないけど。
こんな他愛ない、日常のワンシーンでも、今の私には輝いて見える。
いつも気を遣って、ちょっとしたことで死にたいと思ってしまうような私には。
痛いくらいに、懐かしい。
懐かしく思うことと言われても、あまり思いつかない。
強いていうなら、祖父が難病にかかる前私と一緒にアイスを食べたこと
今は家に遊びに行っても出てきてくれなくなったけど
私がいつきてもいいようになのか、アイスを常備してくれているらしい
祖母が笑いながら言っていた
懐かしく想い出す事、
時間がどんな思い出も、
やさしい
オブラートに包んでくれる。
だから、
思い出の中の「わたし」は
どれも、
懐かしい。
『懐かしいと思うこと』
“懐かしい”という感情をなんと説明しよう。
初めて出来た外国の友達に聞かれた。
「懐かしいってどういう感情?どういう意味なの?」
その時初めて、英語には懐かしいという単語は無いということを知った。
私は頭を悩ませてしまった。
感情を相手に伝えることは難しい。
懐かしいという言葉にはなにか、昔のことを思い出す以上の感情が詰まってる気がする。
『昔のことが思い出されて、心がひかれる。』
スマホの画面には、納得できるような、できないような言葉が並べられていた。
「どうしたの?」
私を少し心配そうに見つめる友達が言った。
自分の語彙力の無さと、言語化する能力の無さを憎んだ。
このどこか懐かしさを感じる秋と、切なさ
それを知って欲しかったのに、どう伝えればいいか分からない。
「────っとね、」
結局私はさっき見た、懐かしいの意味をそのまま答えてしまった。
#懐かしく思うこと
電車で新聞をひろげてるおじさん
駄菓子屋さん
テレフォンカード
おばあちゃんの手縫いの雑巾
切符を切る駅員さん
クレヨンの肌色
ありふれた当たり前がなくなって
新しい世界ができていく
『懐かしく思うこと』
10月30日午後7時ごろ
7番街『バー麒麟』のオーナー・きりん
で、聞きたいことって何?
こっちも仕事の休憩時間使ってんだから、つまんない話題だったら即終了だからね。
ははっ。嘘よ。そんなせっかちな女じゃないから安心して。
それにしても、上の人がこんな寂れた店にわざわざくるなんてほんとに珍しいわね。
え?なんで上の人間って分かったかって?
……あんた、そんな傷一つない綺麗な顔ぶら下げてよくそんなこと言えたね。まあ、そうゆう空気読めないとこも上の奴らっぽいかな。
ああ。また話が逸れちゃったね。ごめんごめん、こうゆう話す仕事してるとさ、会話がどんどん広がってくのよ。
『あさがおについて教えてほしい?』
あさがおって誰?
いや、なんか聞いた事あるような……
写真持ってんの?見せて見せて。
……あ、ああぁーー!!
いたいた!そうそう、うちにたまに来てくれてたお客さんだよ。
いやあ、綺麗な顔してたから覚えてたんだよね。
月に1回か2回ひとりでやってきて、うちの店でも結構高めのウイスキー飲んですぐ帰っちゃうの。
今思うと、この人も上の人だったんだろうねえ。
え、違うのかい?
へえ。あんたこの子のこと知ってんの?まあ、だからこそ調べてんのか。
何?男かなんかかい?
野暮なこと聞くなって顔してるね。女の性分なのさ、色恋に首突っ込むのは。
というか、なんでこの子のこと調べてんのさ。
この子になんかあったのかい?
……なるほどね。
てことはあんたはあの子の男ではないのかい。なんだ、つまんない。
不謹慎?知ったこっちゃないよ。
あんたらみたいに裕福な奴らはここの連中ほど人の生き死にに慣れてないだけだ。
この街の裏路地でも覗いて見な。だいたい人の死体やらが置いてあんのさ。そんで、それを見つけたらあんたらに連絡するより先に懐の金銭を奪っていく。
あんたにそんな泥臭い連中の気持ちがわかるかい?
謝んなくたっていいさ。偽善者っぷりが気に食わないだけだから。
あ、最後にだけどさ。
あの子…あさがおについて。
あさがおが初めてうちに来た時、別の奴も一緒だったよ。
男か女か?
覚えちゃいないね。
あたしとあの子は赤の他人だ。
もちろん、あの子の連れともね。
思い出?
そんなのある訳ないじゃない。
思い出ってもんはね、その相手に対して自分が向けた感情を言うんだ。
懐かしく思うこともない知らない女に対して、なんの思い出があるっていうのさ。
さ、あたしから出来る話はこれで終わり。
仕事の続きやるからさっさと帰んな。
客としてなら歓迎するよ。
「懐かしく思うこと」
子供や学生を見ると、「あの頃はこうだったな」とか、「あ~、わかる、そうそう。」とか、懐かしく思う。
もう戻れない時代で、その頃の自分の甘酸っぱい思い出を思い出したりして。
もしその頃に戻れるなら、って考えた事もあるけど、結局同じ道を選ぶだろうし、同じ失敗をすると思う。
戻れないからこそ、唯一無二だからこそ、懐かしくて、こそばゆくて。
自分と同じ様な熱さとか、間違ってる情熱とか、行き過ぎた正義感とか。そんなのを見た日には、もう恥ずかしくて「い~っっ」なる。
でも、応援したい。
よく「最近の若い子は」とか、「〇〇世代は」とかって言うけど、みんな自分が通ってきた道だから、温かい目で見ればいいと思う。
自分が通ってきたからこそ恥ずかしいかもしれないけど、自分もそうやって許されてきたんだから、見守ってあげればいいと思う。
ただ、明らかに間違っている時とか、痛い目に遭いそうな時には、助言した方がいいとは思う。
きっと、その子達も懐かしく振り返る日が来るから、その時に悔しい思いとか、悲しい思いをしないで済むように。
そう出来る大人でありたい。