『愛情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛情だと思っていたのはただの依存でしかなかった。
本当の愛情は見返りを求める訳ではなくただじっと待つ事である。
愛は伝えないもの
愛はそっと見守るもの
愛は見返りを求めないもの
愛する人が、ずっとずっと幸せでいてほしい。
その姿をみている自分は、とてもとても幸せ。
それが本当の愛だと思ってる。
最期に愛を伝えたくなるかもしれないけど、、、
その人の心を乱したくないから、、、
そっと消えよう。
「愛が!需要過多!」
愛と平和、愛を叫ぶ、愛があれば何でもできる、愛言葉。類似の「恋」も含めれば、これで丁度10個目。
某所在住物書きとしては、しりとりの気分である。
あい→息→きたい→板→たよりない→イルカ→ 。
今までどの題目で、どのような物語を書いてきたか、すべて紹介すれば随分な文量となるだろう。
「『オキシトシンは「愛情」ホルモンと呼ばれているが、場合によっては攻撃性を誘発し得る』なんて、バチクソ初期に書いちまってるしな……」
他は何だろうね。昔愛情サイズなんてCM見た気もするが、アレ、今もあるのかな。
物書きはため息をつき、数ヶ月昔の過去投稿分を漁る。遠い過去のハナシであればコピペしても……
――――――
恋愛主題も祝10個。ネタの枯渇も否めない中からの、以下は苦し紛れな、愛情としりとりのおはなし。
冬間近な筈の11月最終週、都内某所の某職場。
某部署で主任をしている宇曽野という男と、その親友の藤森が、20℃超な昼休憩に屋上で、冷たいアイスクリームを持ち込みペロペロ。
穏やかに、談笑などしている。
「それこそ、加元がお前に寄せてた感情、『「い」で攻めるしりとり』だったんじゃないか?」
「は?」
「基本的に2人以上居ないと始まらないが、自分自分自分で攻め過ぎて、相手のことを考えず一点突破すると、相手から手痛い反撃を食らって全部自分に返ってくる。結果相手が消えてソレ自体ができなくなる」
「はぁ」
「攻める側を加元、相手側をお前で当てはめてみろ」
「………あっ、……なるほど」
つい2週間前、11月13日か14日付近まで、8年越しの恋愛トラブルに悩まされていた藤森。
元恋人を加元という。元カレ・元カノの、かもと。安直なネーミングセンスはご容赦願いたい。
8年前、藤森の容姿に惚れた加元に、
藤森がいざ惚れ返したところ、「ココが違う」「ソレがおかしい」と、あれよあれよの批判三昧。
表で笑顔を振りまきながら、加元はSNSの裏で散々に藤森をディスり倒した。
加元の恋に藤森は愛で報いようとしたが、
そもそも加元のその好意が、厳選厨であり解釈押し付け厨であり、所有欲であった。愛ではなかったのだ。
要するに、己の理想と1mmも違わぬ、「恋人」と題されたミラーピアスかジュエリーリングが欲しかっただけなのである。
愛→息→期待→板→頼りない→イルカ→解釈相違。
相手をかえりみず、自分自分自分で攻め過ぎた「い」の恋愛しりとりは、最終的に藤森が「いち抜け」。
2週間経過した現在、再会と再開の目処は双方たっていない。
「きっと、愛情のやり取りをしたかったんじゃない」
宇曽野が言った。
「あいつは自分だけが満足したかった。しりとりに勝ちたかっただけなのさ」
たまに居るんだよ、恋人をアクセサリーか貴金属か、綺麗な自分を見るための鏡としか思ってないやつ。
運と相性が悪かったんだよ。次の恋に専念しな。
宇曽野はパンパン、藤森の背中を叩いた。
「私はもう恋などしないよ、宇曽野」
パリパリパリ。アイスクリームのクリーム部分を食べ終え、コーンの処理にとりかかる藤森。
加元については既に吹っ切れているらしく、表情には苦悩も悲痛も無い。
「『愛情を貰っていたと思ったら、実は裏でディスり倒されていました』など、もう、まっぴらゴメンだ」
最後のひとくちを食べ終えると、残り十数分の昼休憩の中、扉を開け階段を駆け下りていった。
「もう、してると思うがなぁ?」
ひとり残された宇曽野は、藤森の消えていった扉を見ながら、ポツリ。
「鈍感なのやら何なやら」
吐いたため息は、晴れた東京の空気に溶けた。
『愛情』
「まま、学校行きたくない」
駄目だ。行きなさい。そう返されてその日私は大人しく学校に行った。
いつもそうだ
ままは私が学校に行きたくない理由を知っている。その上私に同情もしてくれた。
……なのに休ませてくれないのだ。
学校に着くと、いつも私と喋ってくれているまいちゃんとさきちゃんが私の元へやってきた。
「あのねあのね、ワタシ昨日からわんちゃん飼い始めたの!!」
「えーっ!いいなぁ……わたしも飼いたい」
「でしょでしょ?チワワっていう種類で、名前は───
このふたりは私になんでもないかのように話しかけてくれる。ふたりもみきちゃんと仲が良かったはずなのに。
私とみきちゃんが喧嘩しちゃったから、悪い空気になってしまった。
……ん、……ゆ…ちゃん、あゆちゃん!」
「っえ?!ど、どうしたの?」
「話しかけてもお返事くれないからどうしちゃったのかと思って」
「大丈夫?体調が悪いの?保健室行く?」
「ううん、大丈夫だよ、ありがと」
そう話すと、2人は1時間目が始まるからと席に戻った。
ぼーっと授業を受けていると、後ろからかみひこうきが飛んできた。何かと思って紙を見てみると、
─────、───、───────────
多分これはみきちゃんからのかみひこうきだろう
私が怒るであろう、悲しむであろう言葉が書いてあった。
いわゆるこれはこの前習った「ちくちくことば」というものなのだろう。
そんな空気が続くと、学校に行きたくなくなるのも当然のことだ。と思うのは、私だけなのだろうか。
当時の私は耐えた方だと思う。
耐えたからこそ、みきちゃんとも仲直りができた。
それは、あの時学校を休んで、みきちゃんから逃げていたら
今にはもう関係がなかったかもしれないのだ
あの日、みきちゃんと仲直りした日、ちゃんと彼女と話して、仲直り出来たから今でも交流が続いている。
なんなら、親友と呼んでもいいような仲だ
ははは私達の仲を切らないために、
私を学校に送り出してくれていたのだろう。
ごめんなさい。
目一杯の愛情のつもりだった。
嫌がらせだったんだね。
愛情とは計り知れない。子供にとって親から与えられるもの。恋人から与えられるもの。自分から好きな人に与えるもの。愛情という気持ちが形となって見えるのは行動。
ある家庭では授業料、交通費、交際費全てを親から与えてもらえる。別の家庭では授業料を親に負担してもらう。どちらの家庭にも親からの子供に対する愛情があってこその支援である。この2つの家庭に愛情の大きさの違いがあるのだろうか。
親から愛情をもらえなかったと思っていた
でもそんなことはなかった
愛情の捉え方、定義が違うだけだった
違う人間なのだから
「愛してる」
とあなたが言うたびに。
大きな腕で抱きしめられるたびに。
いつか終わりが来る確信が、わたしの目を醒まさせる。
「ずっと一緒にいよう」
「そうだね」
笑って返事をしながら、心は冷えていく。
最後の日の足音に怯える。
あなたの愛情のナイフが無自覚にわたしを切り裂いて、毎日傷だらけなのに。
「愛してるよ」
あなたは全く気づかないで、宝物のようにわたしを扱う。
本当は全部自分のせいなのはわかっていた。
素直に愛を受け取れずに、勝手に苦しんでいる自分のせい。
それでも、愛情は恐ろしくて、あなたの優しさが怖くて。
今日も一人で泣いてしまう。
そっと彼女の手を握りながら、彼は愛の言葉をささやいた。
「あなたと一緒なら、世界は奇跡に満ちているような気がする。僕は君に、永遠の愛を誓います。」
その言葉を聞いて、彼女が木漏れ日の下で微笑む。
彼の心の中ではいつまでも、その彼女の笑顔が輝き続けていた。
愛情かぁ。
1番先に浮かぶのは、一昨年まで飼っていたコーギーだろう。
遺影を見て、以前撮ったたくさんのかわいい写真を見て「あぁ、愛をくれたんだなぁ」と思った。
思い出すと、心臓のあたりあったかくなる。
本当に、物理的に。
もちろん、むこうはそんな事考えてなかっただろうけど…。
これから、私がそういう思いを忘れませんように。それと、誰かにそういう思いをいつの間にかお裾分けとかできてたら嬉しい。
愛は力がいる
無償に愛を貰えるは
赤ちゃんまでかと
立ちなさい 歩きなさい
嫌だなんて おかまいなし
成長してくには 我慢しなさい
なんて ある
愛情は私の意思を無関係に
起きているのか
私為に 力注いでる
愛情に 有難うとか
なかなか 言えない
愛情が欲しい?
なら僕のお願いも聞いて欲しい
1回でいい
1回でいいから
ぼクノもノになッテ.......♡
愛情から生まれて
全世界の人は愛されているのか。
愛情から見放された人もいる。
相手にそそぐ愛の気持。
器にたまるのはわずか。
本人も気づかないことがある残酷さ。
「愛情」
「愛情」
いつも私にたくさん愛情をかけてくれる貴方は
むかし誰かにたくさん愛情をかけてもらってたんだろうな。
私の知らないときに
知らない場所で
ちょっと知ってるあの人に
愛情。思えば愛と言えるような感情を抱いたことがないかもしれない。
好きという気持ちはわかるけど愛か。食べ物だと肉とか甘いものが好き。最近は地味目な食べ物も好きになった。たくあんとか。
年を取ると食べ物の好みって本当に変わるものだな。昔はたくあんなんて買う気一切しなかったもんだ。
でも今では常に冷蔵庫にあるようにしてる。最近はまっているたくあんは賞味期限が短いからあんまり買い置きできないのが欠点だ。
まぁ食い物の話はこれくらいにして愛情ね。たくあんは好きだけど愛情ってほどでもないし。
愛は好きの上にある感情って気はするけどいまいちわからない。愛とはなにか。哲学だね。
で話は変わるけど最近冬用の服を買った。長袖のインナーを買ったんだけどこれがおおはずれ。
ちょっと腕を伸ばしたら袖が縮まっちゃう。これが大分不快なんだけど返品はできないしかといって着続けるのもなぁって感じで困ってる。
#愛情
「愛情」とは「優しさ」と同じくらい定義が曖昧だと思う。
何を以て「愛情」とするのか。
親から子への愛情、愛しい他者への愛情、しかし、そこに打算や駆け引き、そして損得勘定がない前提でないと愛情とは呼べないのではないか。
もしくは、愛情というものにはそういった俗物的なものも内包しているのか。
「男」や「女」、または「人」と言った主語の大きな話になると収拾がつかないので、あくまでも私一個人の考えとして、あるいは肌感としての話をしよう。
例えば親子間の愛情。
私自身は、親から好きなものや行動を否定されたことはない。自分の好きなものを馬鹿にされるのは本当にしんどいであろうから、その点はマイノリティ寄りの趣味でも恥ずかしげもなく「好きである」と主張できる(もしくは他の人と違っていても気にしない)メンタリティに育った。
しかし、否定はしないが保護もしない人たちだった。
勉強もしろと言われた覚えはなく、必ず「知らないからね」という叱られ方をした。
勉強ができなくても、テストの成績が悪くても、アンタが困っても、全て「知らないからね」と言われた。
なので、常に自分で決め、自分で判断して、誰もケツモチしてくれない中で生きてきた。
そしてある程度の年齢になったら、「アンタはどうせ何を言っても聞かないんだから」という言葉に変わった。
いや、賛成も反対も代替え案も何も提示されなかったから自分でやることに決めざるを得なかったんですけれども?と思うが、早い段階で親と私は違う生き物で見えているものも感じ方も全て異なっており、意見を鵜呑みにする必要はないと断じていたので、「また言ってら」となった。
母は私の言動の結果が悪かった時のみ、無言を貫いていたのに「だからあの時私は言ったのに」という呪詛を吐きがちで、「アンタに言っても聞かないからね」がセットになる。
それでも、私は母が好きだし、そういう人なんだと飲み込んでいる。
「母親らしいことをしてこなかった」と唐突に言われたことがある。結婚してからだ。
「申し訳なかったかもしれない」と謝罪された。
特に感情は動かなかったし、母は「私の母親」というくそめんどくさい役割を頑張っていてくれたなと思う。私は自分の子供の頃みたいな子を育てるのは絶対に嫌だ(ものすごく捻くれてて扱いづらい)。
結婚してから、夫の母、つまりは義母という存在が爆誕した。
義母はとても素直な田舎の人と言った感じで、私の母とは全く違う(思えば、私の母は新宿育ちの一人っ子で社長の娘、義母は生まれも育ちも青森で7人兄弟の5番目)。
義母に接していると、「お母さんってこんな感じなんだぁー!」と思う。
私の夫に対して心配性で、でも過干渉ではなく、毎年たくさんのりんごを送ってきてくれて、私に対してもとても優しくフレンドリー。
毎年の帰省では、夫の兄弟家族とみんなでご飯を食べに行き、義母が全額出してくれる。みんなで集まれるのが楽しいと言い、帰省中は上げ膳据え膳。手伝いもいっさいしない。夫が運転する車で3人(ないし未婚の義兄も一緒に4人で)青森県内の観光スポットに遊びに行ったり、まじでただの観光旅行。それなのに「来てくれてありがとう」って。え、神?神様なの?
ああいう人は愛情深いって言うのだろう。そう感じる。
子(この場合夫)と子が選んだ女(私)に親切にしてくれ、愛情をかけてくれる。義母を見ていると、親子の愛情ってこういう感じなんだなーと思うのだ。まさに無私。損得なしの掛け値なし。
私は母のことが「好き」だし、父も「別に嫌いではない」。一番上の姉のことは「嫌い寄りの普通」だし、真ん中の姉のことは「無」である。
自分の親戚関係はほぼ「かなり苦手寄りの普通」で、ううん、「どちらかというと関わり合いたくない」かな。ちなみに祖父母はどちらも他界している。
そして、義母は「好き」で、義兄家族も「好き」で、未婚の義兄も「普通」で、夫の親戚関係は「好ましい寄りの普通」である。
こうなると関わった年数は、相手に対する愛情には関係ないのかもしれない。
愛情って難しいね。
最後に。
私が一番愛情を傾け、愛情をもらっていると感じる人は、言うまでもなくなく夫で、夫が幸せでいれば他のことは概ねどうでもいい。誰が死のうが生きようが関係ない。誰が不幸になろうとも、夫さえ幸せでいてくれればそれが私にとっての最善。夫と母が川で溺れていたら、「お母さんごめーん」って言いながらまっしぐらに夫を助ける。夫を助けたあと母も助けるけどね。
あとは猫。猫に対しては無限の愛情が湧く。
まあ、猫はね。唯一絶対神だから。
2023.11.28 猫田こぎん
愛情
を
受精
に見間違えた
まぁ、大差ないか
父が亡くなって、もう何度目かの盆を迎えた。
墓前で手を合わせる。隣には夫。
「何度も来てるのに……慣れないわね」
込み上げてくるものがある。子供を庇ったという最期はとても父らしい。ひとつの小さな命が助かったことは喜ばしいことなのに、それでもやっぱり私には父が必要だった。生きていてほしかった。
そっと、肩に優しく触れる手があった。夫だろうかと思って隣を見ると、まだ目を閉じて手を合わせている。後ろを振り返ってみても誰もいない。
「父さん?」
幽霊とかの類が苦手なのに、そう思ってしまった。
「どうした?」
「いや、今肩に」
確かにあたたかい手が……と言うと、夫は笑った。
「そうじゃねぇの?お前のことずっと心配なんだよ。いつまで経っても俺には任せらんないってか……結構厳しいな」
泣けることを言ってくれる。でも、夫がいるおかげで今の私が在るんだから。もっと自信持ってほしいな──とは言えずに横顔をただ見つめていた。
「帰るか」
「うん」
夫からそっと繋いだ手。なんだか嬉しくて握り返した。ちゃんと伝わっているよ……不器用だけど、いつも感謝してる。
「ありがとね」
何が、という顔の夫。
今なお父に見守られ、夫に支えられ……私は果報者だわ。自然と笑顔になる。
「何がだよ、ちゃんと言えって」
「ん、秘密」
今日は美味しいものでも食べよう。また泣いてしまうかもしれないけど、その時はあなたに触れたい。
明日も明後日も、その先も、いい日でありますように。
ずっとずっと、幸せを紡いでいけるように頑張るから。父さん、見ていてね──
【愛情】
11/27「愛情」
やめてほしいな。勘違いしちゃうから。
その優しさはいつだって優しさにすぎなくて、決して愛情じゃない。嫌になるほど知っている。
ほんと、そういうとこ。あんたのことなんか大嫌い。
何で毎回こんなに優しくしてると思ってるんだ。
ずっとずっと一緒にいるのに、一番近くにいるはずなのに、手も繋がせてくれない。
お前だけなのに。この、鈍感。
(所要時間:6分)
11/26「微熱」
何度計っても、37度2分を超えない。体はだるいのに、体温計は免罪符にはなってくれなそうだ。
「会社休みたいなぁ…」
いっそインフルとか発症しちまえー、と思うも、一人暮らしでアレはそれはそれでつらい。
布団から出ないとそろそろ遅刻しそうだ。仮病使っちゃおうか。38度あるんですー、とか。いや今って熱あったら証明書とか提出いるんだっけ? いらないよね?
「よし、休も!」
余りまくった有給を使うなら今だ。微熱は相変わらずだけど、そう決めると体は現金で、スッと布団から起きられた。
さて、丸一日引きこもってゲームでもするかー。
(所要時間:10分)
11/25「太陽の下で」
照りつける太陽の下、傘をかぶって畑仕事をしている祖母に、そっと近寄って声を掛ける。
「ばあちゃん、俺…」
「知っとるさ。東京さ行くんだろ」
腰を伸ばして、祖母は日焼けした顔でにかっと笑った。
「なあに、寂しかぁないさ。お天道様の下にいるのは一緒だ。頑張れや」
ビル街のふもとで、太陽を仰ぐ。
この空はいつだって、故郷につながっている。
(所要時間:8分)
11/24「セーター」
首周りを包むような、…何て言うんだ。タートルネックは違う気がする。こう、首のあたりを折り返して着るタイプのセーターが、好きだ。
いや、俺が着るんじゃなく。
彼女が可愛すぎて、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の真逆を行ってる。彼女可愛きゃセーターまで可愛い。
彼女がそのセーターを着て、その小さな顔が小首を傾げるとか。襟?に細い指が触れたりするとか。もうね、最高。ヘキだ。
流行とかそういうのには疎いけど、このセーターはなくならないでほしい。そして、冬にはこのセーターを着てずっと隣りにいてほしい。
…いや、それって彼女を流行遅れにしちゃうかなぁ。うーん、難しい。
(所要時間:8分)
愛情
愛情だと思ったものは執着。
愛情だと思ったものは執念。
愛情なんてなかった。これっぽっちもなかった。
愛する気持ちなんて、愛したい気持ちなんて、
──存在しなかったんだ。最初から。