『愛を注いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
彼女つくんないでよ。お願い。彼女になれなくていいから。
誰かを愛すると、〝どうして”の渦から 抜け出せる?
愛を注いで
最初は上手く調節出来るのに、
気付けば相手を溺れさせてしまっている
贈りすぎは時に致死量なのも知っている
どうかありのまま渡す事が出来ないでしょうか
受け取っては貰えないのでしょうか
愛を注いで
足りない足りない足りない足りない
私には愛が足りない
お母さんもお父さんもお姉ちゃんも友達も
私を愛してくれなかった
心に空いている大きな穴が、幸せを簡単に取りこぼす
お願い
誰でも良いの
私に
哀れな私に
愛を注いで
【愛を注いで】
空っぽのガラス瓶に
自分の宝物を詰め込むなら
ガラス瓶の形が個性で
作られていく層はその人の人生なんだろう
僕のガラス瓶はへそ曲がりで
とても水なんか貯められないものだろうけど
きみ一色に詰まった中身はきっと誰にも負けない
輝きがあると思うんだ
2024-12-13
【お題:愛を注いで】
少し昔話をしよう。
これはまだ、歯車が壊れる前のお話……否、彼女が生まれた時点で、歯車は歪んでいたのかもしれない。
大陸レークスロワは、その殆どが西洋文化の国である。その中で、唯一の漢文化の国が、桜花國。
それなりに広い国で、東側を人間が、西側を獣人が治めている。
中でも、東側に生まれたある一人の女性は、それはそれは有名であった。
東側には、華族(かぞく)と呼ばれる、所謂貴族がおり、四宮家に生まれた、桔梗と名付けられた彼女は、誰からも愛される美貌と、清らかな心を持っていた。
何人もの男達が彼女に求婚する中、何年もかけて彼女の心を射止めたのは、華族のまとめ役、黒影家の嫡子、柊であった。
結婚一年が経つ頃には二人はとても仲の良い夫婦として、國中に認知された。
ただ、桔梗は体が弱かった。それは生まれつきのものであり、当時の医療では、どうしようもないものであった。
それでも、柊は桔梗に愛を注ぎ続けた。それは、異常ともいえる執着であった。
そうして、その執着は段々と、必然的に狂気を孕んだ。
柊が望んだのはただ一つ。愛する妻と長く生きること。そのためには、どんな犠牲だって払ってしまえる程である。
そう、どんな犠牲でもあっても……だ。
雨が降る音がする。窓から空を眺めると、どんよりとした憂鬱なもので。
背後でカチャカチャと、金属が触れる音がして、なんとか溜息を飲み込んだ。
「なぁ」
「ん」
「……貴様は、そのままでいいのか」
相手の顔を見ずにそう告げれば、ふんっと鼻で笑うような返事だけが返ってくる。
不穏な空気を読み取ったのか、はたまた何も考えていないのか、相手が連れている少女……ざらめは純粋さを滲ませた瞳を瞬かさせる。
「おじさま? 憖? なんの話しなのです?」
「ざらめは気にしなくていい、俺がざらめの食料供給をやめるわけがないからな」
まるで、父親が娘に愛を注ぐように、その声色は酷く甘く優しい。
それが、幻想であり逃げなんだと、本人が一番よく理解しているだろうに、そうでもしないと精神が保てないのだろう。
桔梗を失った、柊のように。
「どこまでも似たんだな、貴様は」
「何か言ったか?」
「いいや、それより程々にしておけよ、特殊警察から怒られても知らんからな」
人の魂を糧として生きるダークエルフ。彼女に食料を提供するためだけに殺戮を繰り返す、妻子を殺された殺人鬼。
妻を長生きさせるために、人間も人外も殺して、その細部の細胞を研究し、異端児という忌々しいモノを生み出した柊。
黒影家という歪みと、愛を注ぐことという狂気が凝縮された親子である。
一度壊れた歯車はもう、元には戻らない。
ーあとがきー
今回のお題は愛を注いで。
そのままでは、使いにくかったので、愛を注ぐだけ使わせて頂きました。
というわけで、柘榴さんのご両親、黒影柊と桔梗のお話。
レークスロワ、恋愛面での狂気は様々あるので、何処をピックアップしようかな♪とワクワクしました。というわけで、黒影家をピックアップです!
時間軸としては、今までの逆さや何もないフリ、心と心から三年後くらいを想定。憖と柘榴が仲良く話すのは、その辺。私は二人の寡黙なんだか、お喋りなんだか、判断しにくい会話が好きです。
そして、ざらめちゃんが何者なのか、サラッと記載させて頂きました、彼女は人の魂を食べるダークエルフです。だから、柘榴さんは殺戮のをやめません。
異端児も少しだけ出しました、柊は一体何をして、異端児を生み出しのでしょうか……。
それでは、今回はここまで。
また、どこかで。
エルルカ
『愛を注いで』
よし。
今日も仕事が終わった。
いつも大変だ。
体勢を低くして行う仕事なのでなおさら。
しかしこれは子供たちに喜んでもらうため。
文句は言ってられない。
子供たちの笑顔を見るのが私の幸せだ。
すると子供たちの声が
「おじいちゃ〜ん!」
「もうすぐ食べれるの?」
と笑顔で走って、こちらに向かいながら言った。
「今日食べれるよ」
「やった〜!」
とても可愛らしい。
そして家へと向かった。
「どうだ?美味いか?」
「うん!僕おじいちゃんが作る野菜大好き!」
「そうかそうか」
仕事を頑張った甲斐があった。
私は仕事である畑仕事で野菜と可愛らしい子供に
愛を注いでいる。
氷雅
目を覚ますと、肩と腕に重みがあって痺れを覚えた。見つめると、そこには愛おしい彼女が俺の腕にしがみつきながら眠っている。
昨日、めちゃくちゃ凹んだ俺を、なにか言う訳ではなく、ただそばにいてくれた彼女。
そして、そのまま眠ったんだな。
この痺れは危ういけれど、こうやって彼女が寄り添ってくれることに愛情を感じて胸が暖かくなった。
こうやって、彼女は俺に溢れんばかりの想いをくれるから、俺は俺のやり方で彼女に愛情を注いで行こうと思った。
おわり
二一一、愛を注いで
それ以上の見返りを求めるのはタブーです
#愛を注いで
〚夢を注いで〛
僕は以前から、なりたいと想った夢が一つある。
それは_小説家_だ。
おかあさん方のひいおじいちゃんは、小説家で本
もだしていて、一部では有名って言われてる。
家族からひいおじいちゃんの文章の血を引いてる
と言われてるけど、そうならいいな。
僕は妄想をするのがすき。
でもきみと、過ごすのもすき。
こんな日常がずっとずっと続くと僕は願ってる。
どこかで頑張っている、きみへ。
いつも見守ってくれる家族へ。
だいすきな彼へ。
沢山の愛を注いで、家にあった花は綺麗に咲いた
沢山の愛を注いで、ポチは懐くようになった
沢山の愛を注いで、彼女は妻になった
沢山の愛を注いで、妻は幸せそうな顔をした
沢山の愛を注いで、子供が産まれた
沢山の愛を注いで、子供を育てた
沢山の愛を注いで、一緒に子供の将来を考えた
沢山の愛を注いで、子供を塾に入れた
沢山の愛を注いで、抗議してくる妻を説得した
沢山の愛を注いで、子供にとって悪い友だちを排除した
沢山の愛を注いで、子供は僕の言う事を聞くようになった
沢山の愛を注いで、妻は顔に痣ができた。
沢山の愛を注いで、子供は急に激昂した。
沢山の愛を注いで、子供はグレた。
沢山の愛を注いで、妻は泣いた。
沢山の愛を注いだのに、家庭が壊れる音がした。
愛の注ぎすぎは危険らしい。
豊作だけど
2024/12/13㈮日記
寒くなって来たので今夜から
入浴剤を使う。
こだわりはないから適当に買った
ラベンダーの香りの。
また、新しいのを買ってみよ。
現在、飲んでいる
インスタントコーヒーは5種類。
そのうちの1つは
「これ美味しいから」と
瓶に半分だけ入っていた頂き物。
こういう人、たまーにいるよね。
美味しかったから「半分」あげるって。
以前、コーヒーの人とは別人から
釜揚げシラスが美味しかったからと
袋の半分を更に冷凍したものを
貰った事があって、流石に
その時は驚いたなあ。
僕は口の開いた物をあげるなら
人を選ぶ感覚が強くって。
悪気はなくって
良かれと思っているのは
わかるんだけどね。
人によったら「失礼」と思うだろうし。
そして、やっぱり感覚が違ったからか、お互いにギクシャクしていた。
お母さんに抱っこされた赤ちゃんと
目が合って僕が笑ったら
ニカッて目を細めて笑ってくれた。
音にしたら本当に「ニカッ」て
良い笑顔だった。
凄いファンサ。
嬉しくって首を曲げて笑ったら
嫌がられたみたいで怪訝な顔を
された。
赤ちゃんに「これ以上求めんな」と
教えられた気がした。
知足ね。
良い週末を。
おやすみ。
愛を注いで欲しい。これまで誰からも愛されたことの無い私の唯一の願いだ。それでも愛されすぎるのも多分問題だ。何せ愛されたことがないからどこまでいくと溢れてしまうのかが分からないからだ。そして溢れるとどうなってしまうのかも分からない。だから少しずつでもいい。誰か私を愛してくれないだろうか
それはまるでコップのよう。
小さい頃から愛をたくさんたくさん注がれると、大きくなってからコップの半分まで注がれても、ちょっとしか、という思考にしかならない。
逆に小さいうちから愛が注がれなかった子どもは、大きくなって半分まで注がれると、こんなにも、という思考になる。
今苦しんでいる人はいつか誰よりも強くなれるよ的な言葉をよくきくけどさ。
それって、小さいころから愛を受けなかった子どもは大きくなってから受け取る愛の捉え方が違うだけじゃんね。
我慢してた痛みのせいで大きくなってもそれなりの痛みは感じにくくなってるだけじゃんね。
受け取る愛の量は、我慢している痛みの量は、ぜんぜん違うんだよ。
正直、小さいころから溢れんばかりの愛を受け取った子どもを、我慢が少なかった子どもを、羨ましいって思っちゃうんだよね。
─愛を注いで─ #139
(自分の誕生日に推しの新曲が上がってるなんて。新曲最高すぎたし。結構嫌いな日だったけど今年だけはどこか違う1日になった。ありがとう。
ちなみに、ひとりさびしくチョコパイかじりました)
愛を注いで
もっと、もっと。
お金じゃなくてさ。
お金は、不思議。
有ればあるだけいいと思ってた。
けどね
お金じゃない。
お金をかけてもらっても
満たされなかった
買ってくれてありがとうと
あまり思えなかった。
私が好きと言っても
向き合って、くれなくなって
ならせめてお金だけ
お金くらい使わせてよって
ただただ虚しかった。
あの人と離れて、
君と出会って
自立するために努力した。
おかねの価値
一人暮らししたらね
ひとつひとつを大事にできるようになって
ああ、これだ
この気持ち、生きてるっておもう。
「一瞬会って渡したいものある」
君から突然の連絡。
仕事で失敗続き。
もうやめようか、どうしようか、
泣きそう。
一体何?
会えるなら、会いたい。
君は、本当にタイミングいいね。
私が前、今度自分へのご褒美に買うつもり!って
報告したお菓子を買ってきてくれた。
私が話したこと、全部覚えてくれてたんだよ。
私の好きな、ケーキ屋さん、遠いんだよ?
なんでここにあるの?
君の大切なお休みを、私への贈り物を買うのに当ててくれたの?
その気持ちだけで、なんだか泣けるくらい嬉しくて。
一生君を愛して、愛して、最期まで絶対に手放してやらない。
そう強く思った。
じゅうぶんすぎる愛に
私は何を返せるだろう
私の身を捧げるしかないのだ
身も心も、全部きみのものになりたい。
きみに、愛を注ぎたい。
愛してると、伝えたい。
愛を注いで
愛が難しいことを初めて学びました。
相手と想いを交えながら毎日を幸せに過ごす事。
こんなに難しいんだ...
そしたら夫婦ってもっとすごいと思う
私もいつか夫婦になる
と希望を持って恋して愛そう
【愛を注いで】
不安を掻き消すぐらいの
貴方からの想いが欲しい
離れていても そばにいても
心配になるのも 不安になるのも嫌だから
貴方に心が向き続けるためにも
貴方からの愛が欲しい
執拗な想いではなく
安心が欲しい
わかるかな…?
そしてそんな貴方に
私からも たくさん注げる人でありたい
「愛を注ぐ」
僕は今とても満たされている。君がいっぱいまで愛を注いでくれたから。
でもたまに空っぽになる。君が傍にいないから。君がいてくれた時は直ぐに満たされたのに。
逢いたいよ、逢いたいよ…君は今どこでどんな顔をして、どんな気持ちでいるのかな?
はやく僕の満たされきれない心を満たしてよ。
今日のテーマは『愛を注いで』ということで。
職業病とやらでしょうね。このテーマで思いつくのは「親子関係」や「愛着」ぐらいなので、そのことについて書いてみようかなと思います。
愛着障害というものがあるわけですが、これは虐待やネグレクトなど両親の養育態度が悪かったからなるものだと、そう思われがちです。
ただ、それは非常に狭義なものといいますか、正しくは「子どもから親へ向けた何かしらの発信」とそれに対する「親の応答」の「噛み合わなさ」という部分にあるのだと、私は思っているわけです。
もう少しわかりやすく表現するならば「子どもが期待していた応答」と「実際の親の応答」、それらに「差異がある」場合に引き起こされると言えるかもしれません。
『愛を注ぐ』というのは、親子関係にとどまらず「夫と妻」「彼氏と彼女」など大半は二者関係の中で営まれるものだと思います。端的にいえば「自分と相手」です。
ただ、自分は『愛を注いで』いたつもりでも、相手は『愛を注いで』もらったと思っていない、そういうことが二者関係の中では往々にしてあるのです、残念なことに。
結局これらが起こってしまうのは、相手が期待している自分の応答(アクション)と実際に自分がした応答に差異があるからだなのだと、そう思うわけです。
自己満足で愛を注ぐのではなく、相手が求めた愛を注ぐことが、大切なのではないないか、と。
是非ともこれから『愛を注いで』いく方には留意していただけたらと、思ったり思わなかったり...。
かれこれ30分が経ちました。
今日のテーマはこれにて終了です。
敵の飛行機から撃たれながら
じいちゃんは命尽きる瞬間に
遠く離れたところで帰りを待つ
ばあちゃんと4人の子どものことを
心に浮かべたのだろうか
紙1枚の知らせになって
じいちゃんが帰ってきたあと
女手ひとつで
子ども4人育てたばあちゃん
その心には
じいちゃんの分までという
支えがあったんだろう
子どもは皆結婚し、孫が生まれ
ひ孫が生まれ、玄孫が生まれ
超長寿を全うしたばあちゃん
時間と空間と生死を越えて
二人の心は寄り添っていたのかな
【心と心】