目を覚ますと、肩と腕に重みがあって痺れを覚えた。見つめると、そこには愛おしい彼女が俺の腕にしがみつきながら眠っている。
昨日、めちゃくちゃ凹んだ俺を、なにか言う訳ではなく、ただそばにいてくれた彼女。
そして、そのまま眠ったんだな。
この痺れは危ういけれど、こうやって彼女が寄り添ってくれることに愛情を感じて胸が暖かくなった。
こうやって、彼女は俺に溢れんばかりの想いをくれるから、俺は俺のやり方で彼女に愛情を注いで行こうと思った。
おわり
二一一、愛を注いで
12/13/2024, 12:29:24 PM