とある恋人たちの日常。

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2/14/2026, 12:46:50 PM

 
 毎年毎年、恋人にあげているバレンタインのチョコ。
 普通のチョコにしたり、ホットチョコにしたり、結構工夫を凝らしてた。
 
 でも、そろそろネタ切れになりそう〜と頭を抱えている。
 
 うーん、どうしよー。
 
 ……色々考えても何も浮かばない。
 自然と天井を見つめる。
 瞳を閉じて彼のことを考えた。
 
 初めて会った時も、優しくしてくれて、いつの間にか目が離せなくなった人だということ。
 
 まだ恋人になる前に、おすそ分けでプレゼントした手作りチョコアイス。
 
 その瞬間、目がパチッと開いた。
 
 チョコアイス。
 そうだ、チョコアイスだ!
 
 あの時あげたチョコアイスは会社の社長にお世話になったから、そのお礼で作ったものだ。
 
 彼のために作ってない。
 
 私はその瞬間に冷蔵庫の扉を開いた。
 牛乳もある、チョコレートは当然買ってある。
 お菓子を使うかもしれないと思って用意した生クリームもある。
 
 これだ!!
 
 彼のためだけに気持ちを込めてチョコアイスを作ろう。
 
 あの時とは違うチョコアイスをね。
 
 そんなことを考えながら、私は材料を取り出して作業を開始した。
 
 あの時のチョコアイス。
 覚えていてくれているかな?
 
 分からないけれど、喜んでくれたら嬉しいな。
 
 
 
おわり
 
 
 
六三九、バレンタイン
 
 
 

2/13/2026, 1:42:17 PM

 
 気になる彼の先輩が、この場所に彼が困っていると教えてくれた。
 
「彼を助けてあげてくれる?」
 
 そう笑顔で修理代を先に払ってくれる。
 ちょうど手が空いているのは私だけで、私が彼をどう思っているか、知らない……よね?
 
「早く行ってあげて」
 
 彼の先輩は私の心を見通すように柔らかく微笑んでくれた。
 
 気づかれているのかもしれない。
 
 だとしたら、私はこの人に背中を押されている、そう思った。
 
 私は深呼吸をして心を決めて彼の先輩を見つめた。
 
「はい、行ってきます!」
 
 私は急いで出かける支度をして職場を出て、バイクにまたがった。
 
 待っててください、今行きます!
 
 
 
おわり
 
 
 
六三八、待ってて
 
 
 

2/12/2026, 11:55:22 AM

 
 抑えている私の気持ち。
 もう止められないくらいに溢れていた。
 
 どうしよう……。
 
 私は自分の身体を抱きしめる。
 力強く抱きしめていても力が抜けていくみたい。
 
 伝えたい。
 伝えたい?
 
 ホントウニ?
 
 伝えたい。
 
 そんな気持ちが溢れて。
 同時に涙も溢れてきた。
 
 このままこの気持ちも零れ落ちてしまえばいいのに。
 
 
 
おわり
 
 
 
六三七、伝えたい
 
 
 

2/11/2026, 11:54:36 AM

 
 彼女と初めて出会った場所。
 彼女と友達になった場所。
 そしてここは、彼女を気になるようになった場所。
 
 乗り物が壊れて動けなくなった。
 ひとり自己嫌悪している時に現れてくれた彼女。
 
 寂しいことは苦手だったし、本当にやらかしていたから、さらに落ち込んでいる時だったんだよ。
 
 該当の灯りを背中に俺を心配する声。
 にこやかに出てきた彼女は、いつもの無邪気さよりもキレイで、俺の胸が高鳴ったんだ。
 
 あれからより遊ぶようになって。
 俺が守りたいって思っていたけれど、自分の足で立てる程に強くなっていた彼女。
 
 そこに寂しさはあるけど、頼もしさの方を感じて目が離せない。
 
 自然と目が合うことも多くなっていて、いつしか彼女をひとりじめしたい。そんなふうに思ってしまった。
 
 俺だけを見て欲しい。
 
 それを彼女に、伝えに行こう。
 
 俺は車を走らせた。
 きっかけのこの場所から、彼女との待ち合わせの場所へ。
 
 
 
おわり
 
 
 
六三六、この場所で
 
 
 

2/10/2026, 11:54:59 AM

 
 私の恋人はお医者さんです。
 この都市に来たのは私と変わらない頃って言ってました。
 
 少しずつ人々に頼られる優しいお医者さんになっていって、私は少し誇らしい。
 
 誇らしいけどプレッシャーもある。
 
 彼に想いを寄せた人たちもいたらしい。
 でも彼が選んでくれたのは私だから、彼が自慢できる彼女でありたい。
 
 仕事は優先だけど、彼のことを考える時は彼を優先にしたいんだ。
 
 なんでも言うこときくみたいな話じゃなくて、誰よりも彼を大切にしたい。
 
 彼がゆっくり休める場所を作るんだ。
 もちろん、一緒に。
 
 
 
おわり
 
 
 
六三五、誰もがみんな
 
 
 

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