愛と平和』の作文集

Open App

愛と平和』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/11/2026, 2:45:53 PM

「平和だなぁ」

空を見上げながら呟いた。
昨日までの喧騒は聞こえない。張り詰めたような雰囲気もなく、しんと静まり返った室内は一見すれば平和と言えるのかもしれなかった。

「どうして皆、争いばかりするんだろ?」

最初はそれほど仲は悪くなかった。談笑し、時には協力し合っていたはずだった。
それなのに。

「どうして、変わっちゃったのかな」

今となっては疑問ばかりが浮かぶ。いつ、どこで変わってしまったのか。どんなに考えても分からなかった。
視線を下ろし、周囲をぐるりと見回した。誰もいなくなってしまったこの場所はとても冷たく、物寂しい影を落としている。

「一人は寂しい」

ぽつりと呟いた。言葉にして、余計に寂しくなって立ち上がる。
今度こそ。何度目かの決意をする。
ぐにゃりと足元の影が歪み、大きな鳥の形になっていく。

「今度は一気に連れてくるんじゃなくて、一人ずつにしようかな」

ゆっくりと仲良くなっていけば、争うこともなくなるはずだ。焦る必要はない。
何せ、時間はあるのだから。憎み、反抗する感情を一人ずつ取り除いて、増やしていけばいい。

「さて、どの子から連れてこようかな?」

影の鳥が大きく翼を広げた。ばさりと羽ばたいて、空高く飛んでいく。

――はずだった。


「いや、そんな軽いノリで子供たちを攫わないでほしいんだけど」

不意に呆れたような声がして、影の鳥は飛び立つことなく解けて消えてしまう。
代わりにその場にいたのは一人の少女。袖のない和服を着て、半眼でこちらを見つめていた。

「弟妹たちが騒ぐから見にきてみれば……あんたね、いくら寂しいからって、外から子供を攫ってくるのは駄目でしょうが」
「さらう……?」

首を傾げて少女を見る。
少し考えて、彼女の勘違いの原因に思い至る。
ここに来た時の様子しか知らなければ、そう見えてしまうのも無理はない。苦笑して、違うのだと首を振る。

「無理矢理じゃないよ。どこかに行きたい、消えたいって思ってる子たちを呼んでいるだけ」

今も聞こえる声に、目を細める。
いなくなりたい。ここから逃げ出したいと泣いているのに、一人は寂しいと動けないでいる。
だからなのか。ここに連れてきたばかりの子たちは皆喜んで、すぐに仲良くなっていた。時折、皆の輪に加わらず、少し離れた場所で過ごす子もいたが、誰もが心穏やかで笑顔に溢れていた。
それなのに。思い出して、無意識に眉が寄る。誰を連れてきても結末は必ず同じになることが、とても悲しくて堪らない。

「あんなに仲良くしていたのに、どうして段々互いを憎むようになるんだろう。喧嘩ばかりして、傷だらけになって、最後には嫌がっていた元の場所に戻りたがるのはどうしてなのかな」
「そんなの、当然じゃない」
「え……?」

迷いのない、はっきりとした言葉。
驚いて少女を見ると、いつの間にか少女の腕には無数の目が開いていた。

「逃げ出したいとか泣き言を言って動かないのは、ただ甘えているだけ。自分では何一つせず、誰かが目を向けて手を差し伸べてくれるのを待っているだけの軟弱者の集まりだったら、いつか破綻するのは目に見えているわ」

少女の腕の目が、皆同意するように瞬いた。
その中の一対がこちらに向けられた。真っすぐに射貫くような強さで見つめる目は、少女ととてもよく似ている。
弟妹と少女は言っていた。ならば、腕の目は彼女の弟妹のものなのだろうか。
食い入るように目を見返していれば、少女はあぁ、と小さく声を漏らし苦笑する。腕を掲げ、愛おしげに目を見つめた。

「あんたが連れてきたのは、まったくの他人だったんでしょ?なら余計に仲違いは起きるだろうね。私は弟妹とならいつまでも一緒にいられるけど、赤の他人と過ごすのは数日が限度。いくら仲良くなったって、愛情も信頼もない人間と四六時中過ごすなんてごめんだわ」
「……そうなの?」

よく、分からない。

「そうよ。私は弟妹のためなら何でもできた……姉だからっていう義務だけじゃない。小さい体で必死に私を支えようとしてくれる、愛情を感じたから頑張れたの」

ふふ、と少女は笑う。腕の目も笑っているかのように柔らかな眼差しを少女に向けている。
そこには確かに愛があるのだろう。少しだけそれを羨ましく思う。

「あぁ、そうだ」

ふと、少女が何かに気づいたかのように声を上げた。腕の目たちと見つめ合い、そしてこちらを見て告げる。

「そんなに寂しいのなら、あんたは私と来なさい」
「……え?」
「これも何かの縁だし、弟が新しく増えた所であんまり変わらないからね」

何を言われたのか、すぐに理解することができなかった。
何度か少女の言葉を繰り返す度、胸に痛みが走る。どんなに考えても、血の繋がりがない自分を弟にするという少女の言葉の意味が分からなかった。

「なんで……」
「だってほっとけないもの。皆も気になるようだしね……無理強いするつもりはないわ。決めるのはあんたよ」
「でも僕……弟じゃないのに……」

あぁ、と少女は頷き笑う。腕の目が少女を咎めるように睨み、彼女は慌ててごめんと頭を下げた。

「血の繋がりがなくても家族にはなれるわ。互いに信頼し、支え合い、愛そうとするなら、それは家族と変わらないでしょ?」
「……僕、あなたを支えられる?」

何をすれば支えることになるのかも分からないのに、彼女の弟になれるのだろうか。
ここへ連れてきた子たちのことが思い浮かぶ。こんな所に来なければと睨みつける、彼らの冷たい視線が不安を掻き立てる。

「大事なのは支えたいと思うか。信頼して愛すことができるかどうか。できるできないじゃなくて、行動するかしないかよ」

そう言われて、足が前に出た。少女の目の前で止まり、深々と頭を下げる。

「ふつつか者ですが……よろしくお願いします」

声を上げて笑われて、優しく頭を撫でられる。
差し出された手を握ると、途端に聞こえてきたのは楽しげな声たち。彼女の弟妹たちの声なのだろう。誰もが笑って受け入れてくれている。
泣きたくて仕方がなかった。ずっと求めていたものがここにある。
平和な世界。皆が笑い、争いなど一つもなく、幸せだといえるような温かさが欲しくて、与えたかった。
じわりと視界が滲み、自分の形が揺らぐ。握った手がするりと解け、小さな翼に戻ってしまう。
離れてしまうのが怖くて、必死に羽ばたいて少女の肩に止まった。囀り体を摺り寄せれば、また笑われ頭を撫でられる。

「さて、次はどこへ行こうか」

ゆっくりと歩き出す。行き先などはないのだろう。気の向く方へ、気ままに向かう。
行く先を決めない旅は、自由になった彼女たちにはとても似合っている。
楽しそうな囁き声。新参者の自分は末っ子で、皆が兄や姉と呼べ、と意気込んでいる。

「平和だねぇ」

空を見上げ、少女は穏やかに呟いた。
同じように空を見上げ、視線を下ろし辺りを見回す。
少女がいて、声が聞こえる。張りつめた空気はなく、あるのは春の陽気のような温かさだけ。
声は口を揃えて、平和だと囁いた。
それに合わせるように、ひときわ高く囀り歌った。



20260310 『愛と平和』

3/11/2026, 12:48:14 PM

愛と平和

 愛と平和どちらも欲しいものだ、だが現実的に2つとも手に入れるのは難しい。

 相思相愛なんて言葉は、創作物でしかなり得ないものだろうな。後ろ指さされたり、日常的に陰口が飛び交う…そんなとこで頑張る意味はあるのか?

 安心して生活するために、戦わなければいけないこともある。気がつけば奪い奪われを歴史は繰り返す。

 もしかしたら空想みたいなことで、そもそも手に入れられないのかもしれないな。

3/11/2026, 9:58:54 AM

愛とか平和とか歌ったってちっぽけなことさ。
今日も今日とて俺はステージの上から空想論を音に乗せて客席に飛ばす。
俺はこう思っているけどお前たちはどうなんだい?
ハイスピードなリズムに合わせて叫ぶ。
俺の気持ちは届いてるかい?
まぁ届いてなくてもそれでもいいさ。
後ろから鳴り響く重低音が心地いい。
知らないうちに気分が上昇して宙にも浮いているような感覚に陥る。
仲間とのセッション、客席とのコールアンドレスポンス。最高すぎる。
今日のお前ら最高だぜ。
なんて叫びながら愛だの破滅だのそんな薄っぺらい言葉を並べた詩を歌う。
たまには善人ぶったいい詞とか歌に乗せてみる。
こんなんでもお前らは救われると言うのかい?
それならそれで俺も嬉しいよ、もっといい事言おうか?
わざとらしいのはバレちゃうか。
じゃあ、ありのままの俺を歌うしかないな。
受け止めてくれよ。
俺もお前ら全部受け止めるから。
今日もお前ら最高だぜ。
何その笑顔。そんなに楽しい?
こっちもテンション上がるじゃん。
もっともっと楽しませてやる。
一緒に気持ちよくなろうぜ。
最高潮に仕上がったその空気にさらに熱を投入してブチ上がる。
目を背けたくなるようなつらいつらい世の中だけどさ、今日この時ばかりはさ。
全部全部忘れて俺らの事だけ見ててくんない?
そしたらさ、俺らもちょー幸せじゃん?
ステージの下、俺らの音に合わせて振り上げられる拳、揺れる身体、跳ねるそれ、これでもかって言う笑顔!!たまに泣いてくれちゃってる子も居るけど。
それもまぁ全部全部ありがとう。
もうなんていうか、
この瞬間が平和っていうやつじゃねーの?
こんなに素敵な笑顔がそこらじゅうに広がってんだ。
まだ笑えない君もいつか笑ってくれたらいいと思うよ。
そんな君のために俺らは歌い続けるよ。



                  (愛と平和)

3/11/2026, 9:53:24 AM

愛と平和
今日は何の日か知ってますか?

そう、東日本大震災が起こった日
15年もの時が経ちました。

今何気なく過ごしてる私達のような方々が
無情にも被害にあった日

急に起きてパニックになっても仕方ない
たとえ備えていたとしても
あそこまで大きい地震だったら厳しいはず

今ニュースでも取り上げられ
忘れないように…と

あんなこと二度もあってはならないから

遺体すら見つからなかった人、
家族を失った人、
大事な人と離れてしまった人、
身体的にも精神的にも追い詰められた人、
たくさんの被害があったと思われます

私が実際に体験したわけではないけれど
辛い目にあった方の経験を学び、知り、考えて
思いを胸に未来へ繋げられる

だから私達が助け合う番

辛かったことを忘れたい方もいるはずだけれど
話を受け継いでいくことは大切なこと

だから、この一日だけでも思い返して欲しい

事実を忘れてはいけない
無かったことにしていいわけない

過去の方々が愛して守ってきたこの地で起こった悲劇を
二度も繰り返さぬように

東日本大震災の被害に遭われた方々が少しでも
報われ、そして幸せでありますように。

3/11/2026, 9:50:46 AM

愛と平和


愛は近くに感じて理解できる。
平和って遠い言葉で
しっくりこない。


モヤモヤする。
どうしようもないことで
モヤモヤして
納得いかせようと
事実を自分に言い聞かせる。
毎日、普通に、普通って?
仕事や学校へ行っていれば
オッケーというわけでもない。
よくわからない不安を不安がって
モヤモヤする。

自分のことで精一杯で
平和なんて、自分には遠い言葉。

3/11/2026, 9:45:20 AM

愛と平和は同時に成り立つものなのだろうか。平和のために知らない誰かの愛を殺し、愛のためにどこかの平和を侵すこともあるのに。

3/11/2026, 9:33:06 AM

皆さんから見てこの世の中は何色に見えてますか?便利にはなってきたけど、その分ネットばっかりに頼って自分で考えようとしなかったり、年賀状 手紙 LINEの方が早いからって年々出す機会が減ったり。なんかそういうのすごく寂しいなと思う。楽で手間が省ける、だけど 手書きと同じぐらい気持ちがこもってるかと言ったらちょっと返事にためらいませんか?
しょっちゅうしょっちゅう書かなくていい。ふとあの人の顔が浮かんできたときに、いつもならスマホでさっと送るメッセージを手書きの字に変えてみる。たまにもらうと、結構嬉しいものですよね~色んな問題が起きてる今 字の温かさ、気持ちを込めた贈り物。とげとげしたものじゃなくて、あったかい色で包めるようにここからちょっとずつ広げていきませんか?
愛、平和 そんな立派なこと語らなくても小さいことからでいいんだと思います。これを読んでちょっとでも便箋を出そうかなって気持ちになってくれたあなたは、ちゃんと優しいんです。大丈夫

「愛と平和」

3/11/2026, 9:29:53 AM

カフェでくつろぎながら、窓の外を見る。気温は低いけれど、日差しはずいぶんと明るい。その温かい日差しが、そこを通る人たちの厚手のコートを、妙に白く見せる。

 ああ、こんな日差しを見たことがあるなと思う。学生の時、学校の庭で飲み物を手に座っていた時だろうか。あの時も、風が冷たく日差しが暖かだった気がする。春が近い、そんな日の色だ。

 ハトが二羽、どこからか飛んできて、並んで地面を歩き出した。トコトコ、二羽の歩調が合っている。その横を男女が歩いていく。その歩幅もまたぴったりと合っている。不思議だ。その光景は、なんだかとても幸せだと思った。


「愛と平和」

3/11/2026, 9:28:50 AM

愛と平和


ラブアンドピースか……。らぶ、ぴーすぴーす。
夢の中に出てくる君はいっつもピースをしてたな。たとえ何があろうが、僕に向かってさ。
川に流されてようが、スカイダイビング中だろうが、イノシシの群れに追われてようが、溶岩に沈みようが、いつでも、必ず。
なんでだろ?って、そんな些細な事を気にしがちな性格なもんで、すごく気になっちゃうんだ。困ったもんだよね。
ぴーす。サカバンバスピスって、ほんとはすんごい怖い顔してるんだってね。さかばん、ぴすぴーす?そいつに手が生えてたら、ピースしてもらったのにね。
バスか。昔、僕がよく使ってたバスがね、もうすぐ運行が終わるらしいんだ。 さみしいね。よく、車窓から空を泳ぐ魚を見てたのになあ。…あっ、
あれもさかばんぴすぴす?ん?バスピスか。よくわからんね。…なーんて。だはっ! 
…君のそういうとこ…笑い方とか。結構好きだったんだぜ、ってさ。呟いてもさあ。
履歴を遡って、タイムラインをちょんぎって、会いに行こうとしても中々行けたもんじゃあないからさあ。
…だから、近所の川でね、石積みの練習してるよ。
ほら、将来役に立つかもだし。…三途の川、とかの。縁起でもねえな! ま、君が来るまでさ、積み続けてあげるよ。
すんごく無駄に、平和な世界だから。
それが、不器用な僕からの精一杯の愛だ!

3/11/2026, 9:12:48 AM

こんな夢を見た。私はどこかの国の戦争に参加している。だが、活躍もなく既に致命傷を受け死にかけていた。これまでか。痛む体を動かし、仰向けに転がる。どうせなら、青空を見ながら死にたい。そう思い霞む視界で妙に青い空を眺めていると、影が私の顔に落ちてきた。
「おーい、生きてますかー?」
この場に場違いなほど呑気な声が降ってきた。
「…?まだ生きてると思うんだけどなー」
誰かが覗き込んできた。目を凝らすと、場違いな格好をした女が私の頬をつついていた。女児アニメの魔女っ子のような格好をしている。サバゲー会場と間違えているんだろうか。指摘してあげたいが、声は出せそうにない。でも、つつくのはやめて欲しい。抗議の意味で女の指を力なく掴む。
「あ、生きてる!良かった!愛と平和の使者としては犠牲者は…ってあれ?」
女の呑気な声を聞きながら、私はそのまま気を失った。
「……生きてる…しかも痛くない?」
「お目覚めですか?お腹に大きな穴が開いてたので、塞いでおきましたよ!いやー、出血が酷いんですから先に治療するんでしたね!」
女はコツンと自分の頭を小突いた。軽く言っているが、瀕死だった私をここまで治すなんて。
「あんた…一体何者…」
「あたしですか?だから、愛と平和の使者ですって。ここの星やたらと死人が多いから、上司に無力化してこいって言われました」
「星?それに上司に無力化って…」
「あ、あたし宇宙人なんですよ!無益な暴力と殺戮を好まない平和な星からやって来ました!」
突然の超展開に私は頭が混乱した。
「あ!侵略しに来たわけじゃないんですよ!単にボランティアで来てるんです」
「じゃあその格好は?」
「データバンクによると愛と平和の使者と言えば、この星ではこの格好が正装なんですよ!」
どんなデータを参考にしたんだ。
「まあまあ、細かいことは後にして無力化しに行きますかね。あなたも行きます?きっと面白いですよ!」
戦場なのに面白いとは。ここで転がっているのも飽きたので、頷いた。
「じゃあ、行きますよ!」
ニコニコしながら、女は私を横抱きにして軽々と抱え歩き出した。
「ちょ、ちょっと…何でお姫様抱っこ…」
「足、怪我してるじゃないですか。治療はしましたけど、無理しちゃ駄目ですよ!」
そう言われると、ぐうの音も出ない。私たちは丸腰で戦場を歩き続けた。途中、銃撃や手榴弾が飛んできたが、女はお構いなく歩く。私たちに飛んできた銃弾はアメ玉とガム、手榴弾はポップコーンへと無力化された。
「何だこれ…アメ玉やガムになってる」
「お腹空いてるなら食べていいですよ。本物のお菓子ですから」
今は食欲はない。取り敢えず、胸ポケットにアメ玉とガムを突っ込んだ。一部始終を見ていた兵士たちは銃を取り落とし、投降した。それでも何人かはナイフを持って突っ込んできた。だが、ナイフもナイフ型のチョコに変わり戦意喪失した。
「皆さんもそれ食べていいですよ。美味しいものは元気になりますから」
急に声をかけられて兵士たちは戸惑ったように顔を見合わせる。返事は帰ってこなかったので、先に進んだ。激戦区に近づいてくると、戦車がうろついている。戦車は私たちに標準を合わせると撃ってきたが、砲弾は大きなマシュマロに変化した。
「戦車は流石にこっちも無力化しないといけませんね」
女が戦車の装甲を撫でると、甘い香りが周り一体を包んだ。チョコ菓子とロールケーキだろうか。
「うん、これで大丈夫ですね」
戦車まで無力化された兵士たちは投降してきた。もうこちらに敵意を向ける兵士はいない。これではもう戦いを続けられないだろう。女は私をゆっくり下ろすと、手をパンパンと打ち鳴らした。
「さあ、おやつの時間にしましょうか」
周りがざわついた。だが、皆空腹だったのかすぐにお菓子にかじりつき始めた。「うまい」「甘い」と小さな呟きや、鼻をすする音も聞こえてきた。
「あたし、思うんです。武力で自分たちが飢えるのって本末転倒なんですよ。武器のために飢えるくらいなら、いっそ武器なんかお菓子にしてしまえばいいんだって」
変な奴と思っていたが、何だかんだちゃんと考えてるんだな。少し感心していると女は宣言した。
「…だから、決めました。あたし、この星の武器を全てお菓子にします!そうすればきっと平和になるんですよ!」
何を言ってるんだ。戦争は武器だけの問題じゃない。
「そんな単純な話じゃ…」
「やって見ないと分かりませんよ!まずは行動!さあ、次の戦場に行きましょう!」
女に強引に手を引かれ、私はため息をついた。

3/11/2026, 8:49:27 AM

私が休む時に、真っ先に思い浮かぶのは顔なんです。
心配そうに覗き込む母親と呆れたように見つめる教師だけ。
ごめんなさい、と布団に深く潜るの。
被害者ぶってるそんな私が嫌いなの
何かを言い訳に休んで
誰かの顔を悲しそうに見つめて、苦しんで
---本当に辛いのは誰?って
自分に説いてやりたいです

「行ってきます」と言った方が少しは楽だったのかもね

3/11/2026, 8:47:13 AM

身体中に回復の緑の光が宿る。
「オレはお前が抵抗するなんて思わなかった。なんで阻害したヤツを守ろうとするんだよ」
紫の悪魔が髪を乱して吠えている。
「耳を貸すな」
隣でギールスが剣を抜いている。
なんでそういう話になるんだよ。
「あの村には子どもがいっぱいいる、壊したらいけなかったんだ」
「それがなんだ!」
「子供は未来なんだよ、なんでヴィルが分からないんだ」
ずっとヴィルの後ろに隠れて、ミレーヌに守ってもらっていたカノンが初めて大声を出した。
「子供?」
怪訝な顔でヴィルは嘲笑う。魔力が増幅され突風との刃となって飛んできた。また傷が増えるけど、それ以上に、ヴィル達親子が歩んできた背景が覗き見えて胸を抉るようだった。
「子供だからなんなんだ。芽は潰すべきだろ」
「確かにヴィルは酷い目に遭ったかもしれないよ。でも子供が残酷な事をさせるのも大人のせいだって、なんで自分で思わないの…」
カノンがただの気弱な少年に戻った。
憎しみが考えることを拒絶している。暴走が俯瞰する目を防いでいるのだ。
空気が揺れる。
長い遠雷がこの世界にまた嵐を呼んでいた。



愛と平和

3/11/2026, 8:47:09 AM

小さい頃、母さんの歌う童謡が好きだった。
おとぎ話を音節に乗せただけの、簡素なもの。寝る前にいつも思いつきで歌われるそれは、毎日音程も中身も違って、幼い俺の頭に楽しげな刺激を与えてくれた。
母さんの語るおとぎ話は、大抵が勧善懲悪の話で、愛だとか、平和だとか、そういったものの大切さを説いて締めくくられる。
幼い頃は、何も疑わなかった。愛とは素晴らしく美しいものねら平和な生活が何よりの幸せなのだと。
俺が大きくなってからは、もうその童謡を聴くことは無かった。大きくなってひねくれた俺は、滅多に家にも帰らなくなっていた。
喧嘩に明け暮れ、補導回数も片手では足りない。まだ許されているが、そのうち少年院送りになったっておかしくない。
母さんの語るおとぎ話の、罰せられる側になっていた。
愛も平和もどうでもよくて、そこに愉悦と刺激さえあればよかった。
そんな生活の中で、俺を可愛がってくれた先輩がいた。
温かくも退屈だった家から俺を連れ出して、夜の味を教えた男。
無造作に伸ばされた黒髪と、前髪で陰る無気力な瞳。いつもどこかしらを怪我していて、理由を聞いても教えてはくれなかった。
今思えばあの人は、俺の知る愛も平和も、知らずに生きてきたのだろう。
未成年のはずの彼からは、いつも煙草と夜の湿った匂いがした。
そんな彼は、ある日ぱたりと顔を見せなくなった。その頃には俺も少しは落ち着いていて、先輩のことなんか気にせず、母さんとも程々に話すようになっていた。
なんとなく、先輩に会いに行こうと思った。今会いに行かなければ後悔すると、そう感じた。
大学受験が終わった日、俺はそのままの足で先輩の家に向かった。場所だけ教えられて、結局行ったことのなかった場所。
家は随分古くて、あばら家と言うに等しかった。家を囲む塀の内側では、積もったゴミ袋に鴉が頭を突っ込んでいる。
インターホンさえ無くて、ドアをノックした。中から聞き慣れた声がして、久しぶりに見る先輩の顔が覗く。
彼は少しきょとんとして、それから手招きをして、俺を家に引き込んだ。
引き込まれた家の中、俺は暴力と快楽の綯い交ぜになった、知らないものを嫌というほど流し込まれて、かつて愛だと教えられたはずの行為を、愛なのかも分からないうちに上書きされた。
気が付けば、俺は先輩の腕の中にいて、その日、俺は、愛からも平和からも、一番遠いところにいた。

テーマ:愛と平和

3/11/2026, 8:41:22 AM

『愛と平和』


私に―――愛や平和を
解く資格が、あるのだろうか…


私は最果ての魔女

生きながらにして、
この世の果てにたどり着いた
たった一人の存在

―――あぁ、
たまに使いの猫やカラスが
ちょいちょい顔出してるけどね


だが私は―――逃げたのだ
この世の摂理から
この世の果てまで
誰もたどり着けないとこまで
私はたどり着いてしまった

ここで身につけた、
この世の全てを見通せる「千里眼」

全てが見えるようになってから
私はさらに、確信した
もうここにいることの方が
幸せな気がしてくる……

だからこそ……、
私に愛や平和を語る資格は一切ない
宇宙一の逃亡者
それとも―――
宇宙一の引きこもり……だろうかね


そんな私でも、
この世に愛が無いわけじゃないのは
私でもわかる
自分の産んだ子供達を必死に守る姿
自分が愛した人や生き物を
懸命に守り支え抜く姿
それは良く見える
命をかけて守ろうとする人や
権力を振りかざしてそれを守りという人

行き過ぎた人から
力が無さすぎて共に倒れる人まで


自分の愛や願い
それがずっと続くこと
どれだけ難しいことか……


こんな私が言うのもなんだけど
それでもひとつ自信を持っていいことがある

あなたは
―――生きてていい

ただそれだけで
平和への第1歩になり
それこそが平和の平和と言う為の
大切な土台になる

それをどうか―――忘れないで
最果ての魔女 より〜


〜シロツメ ナナシ〜

3/11/2026, 8:27:56 AM

Prompt 愛と平和

愛する人に
愛されている
実感がある時
心は平和である


平和だと思わず
同じ 日々の生活
それこそが 愛を実感できる

3/11/2026, 8:21:53 AM

【愛と平和】

"mi kama pana e pona tawa ma lon nimi pi olin en pona, a!"

lon tenpo pini lili la mi kute e ni
tan monsuta sama jan meli lili pi lukin suwi.

taso ona li pakala e ma poka ona, e ma lili pi pona,
kepeken wawa monsuta lon insa ona.

tan ni la ona li wile e ni:
lon ma pona ala la jan mute li wile e ona tan olin en pona.

wile ona li ijo pi awen lon.
mi lukin e wile ona la mi kama sona e sina.

sina toki ala. taso, mi pilin e ni:
ken la sina wile lon ma seme, anu lon kulupu seme, lon poka jan seme.

taso sina pilin e ni:
tan luka mi ni la mi ken ala lon ma ona.

"o moli e mi... wile mi li moli mi..."

tenpo pini lili la mi kute e ni tan sina.

tenpo ona la sina pakala e ma lon poka sina
tan wawa sama monsuta lon luka sina lon insa sina,
kepeken ala wile sina.

tenpo ona la wawa sama monsuta lon luka sina li len en laea e sijelo sina.
taso, wawa ona li awen ala lon, li weka tan jan kulupu sina.
tan ni la, sina moli ala.

tenpo ni la mi pilin e ni:
monsuta sama jan lili suwi en sina li sama lili.

ona tu li pakala e ma kepeken wawa monsuta tan insa ona tu.

wile ona tu li lukin sama.
taso wile ona tu li ante.

tan ni la
toki pi wile monsuta suwi li pilin ala e ale tawa mi,
sama toki pi tan ala.

taso
toki pi wile sina li pilin ike lili tawa mi,
sama kama lete pi oko telo.

sina pilin e ni:
lon ma pi olin en pona la mi ken ala lon ma ona.

taso pilin sina li toki:
mi wile ala pakala e ma ona.

tan sina wile e ni la mi wile awen lon poka sina.
tan ni: sina awen moli ala.
mi wile e ni: sina kama wile ala e moli sina lon tenpo kama lon poka mi.

ken la nimi pi olin en pona li pona.
ken la utala tan nimi pi olin en pona li pona.

taso mi pilin pona mute tawa ni: sina toki ala e olin en pona, taso sina jo e pilin.

3/11/2026, 8:21:40 AM

過ぎ去った日々

立ち止まって振り返ると、長い道のりの間、いろいろあった。
覚えてるのは良い事よりも悪い事が多いけど、歩みを止めず歩いて行けてるくらい、良い事もあったんだろう。
過ぎ去った日々を振り返ることはできても戻ることはできない。けれど、悪い事だとしてもそれがあったから今があると思えるようになった。
過ぎ去った日々を懐かしく思える。それくらいの心持ちで、これからも歩いて行きたい。


愛と平和

「おめでとう」
たくさんの人に祝福され、未来を誓い合う。
「幸せになろうね」
「ああ」
幸せそうなキミの笑顔に
たくさんの愛と平和な日常をあげたいな。
と思うのだった。

3/11/2026, 8:15:25 AM

愛とか平和とか言うけど結局皆自分の名誉が欲しいだけだよね。
愛と平和は買えないとか言ってるけど、結局表現するためにお金をかけて作ってるよね。
愛と平和はだいじとかいうのに、気に入らないことがあるとすぐ喧嘩したり、事件になったりするよね。
だいたい何なんだろね?
愛の証明方法って。
平和の証明方法って。
みんなが幸せならそれでいいのかな?
争いがなくて血が流れなかったらいいのかな?
平和のための戦争。
自分が好きだからという理由で押し付けてくる愛。
平和を大切にしないといけないと人に思わせたのは戦争
そのために愛し合うことを知った。
別に今はさ、このままでいいのかも知れない。
いつか感じるのだろう。
戦争は悪いこと。それは当たり前だけどね。
でも、そこから学ぶものもある。
そんなこと言ってられないその国や地域のプライドもある。
人間は欲を満たしたいだけ。それだけだけど。
ときに優しく、ときに残酷に、愛と平和が姿を表す。

3/11/2026, 7:55:07 AM

ふらりと入った雑貨店には、いくつもの皿やマグカップなどが並んでいた。
全国各地の作家さんたちのさまざまな器が並ぶ中で、コロンとしたフォルムの白い小鉢に惹き寄せられた。
真っ白ではない白、ところどころに見える地の色…飾り気のない力強さと優しさが感じられた。

北海道の陶芸家さんの作品で、大地に降り積もる雪をイメージしている、と店員さんが丁寧に説明してくれた。

探している食器があるというわけではなかった。
そもそも一人暮らしだし、料理が得意というわけでもないので、どちらかといえば、必要最低限の食器があれば十分だと考えるタイプだ。
それでも、小鉢を一つ買って帰った。

使い始めてすぐに、ちょっとした窪みが実は、使いやすくなるためのさりげない気遣いだと知る。

その日から、今まで興味のなかった食器を気にして見るようになった。
今更ながら、陶磁器といっても、模様が入っていたり、少しずつ色の出方が違ったり、本当にいろいろあるということを知れて、何だか楽しみが増えた。
そして私は気がついた。
あの小鉢をきっかけに食器を集めたいのではなく、あの小鉢を作った作家さんの食器を使いたいのだということに。

心地よく晴れた日曜日、あの雑貨店へ足を運んだ。
真っ白ではない白い器の中に、前回はいなかった白い鳥の形をしたお皿が置かれていた。

『身近な人の毎日が愛に溢れ、心に平和が続きますように…そんな願いが込められた作品です』

添えられた手書きの商品説明には、こう書かれてあった。
大皿というほどではないサイズ感。だけど、置く場所がない。
何より、私にはこのお皿に盛り付ける料理が思いつかない。

結局、何も買わずに帰宅したが、家に着いてからもずっと、あの白い鳥が頭から離れなかった。

やっぱり買いに行こう。
明日仕事が終わったら、すぐ買いに行こう。
どこに置くかは、買ってから考えよう。

次の日の仕事終わり、急いでお店へと向かったが、他の誰かの手に渡った後だった。

たぶん、今じゃなかったんだ。
愛と平和を願っているお皿を、こんなガツガツした感じで手に入れちゃだめなんだ、きっと。

少し強がって、呟いてみる。
自分のその声に深く相槌を打ちながら、前へと向き直す。

ひとまず部屋の掃除をしよう。
あの白い鳥のお皿をいつでも迎え入れることができるように、少しずつ準備を始めてみよう。

【愛と平和】

3/11/2026, 7:51:21 AM

『愛と平和』


ベランダで花を育て始めた。
忘れな草って言う、小さくて、でも見ていて飽きない。そんな花だった。

それから毎朝、
ベランダに出るのが楽しみになった。
見る時間帯によって違って見える。
夕方には花の影がゆらゆら揺れているのが、
とても愛おしく思った。

毎朝欠かさず、今日も元気よく、綺麗な姿を見せてくれている。
それがどうしようもなく、嬉しかった。
見ていて癒される、暖かい気持ちになれる。
いつかは枯れてしまう日が来るけれど、
また会える季節まで、忘れないように。

花を眺める時間は私にとって。
とても平和だった。

Next