冬至。

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愛とか平和とか歌ったってちっぽけなことさ。
今日も今日とて俺はステージの上から空想論を音に乗せて客席に飛ばす。
俺はこう思っているけどお前たちはどうなんだい?
ハイスピードなリズムに合わせて叫ぶ。
俺の気持ちは届いてるかい?
まぁ届いてなくてもそれでもいいさ。
後ろから鳴り響く重低音が心地いい。
知らないうちに気分が上昇して宙にも浮いているような感覚に陥る。
仲間とのセッション、客席とのコールアンドレスポンス。最高すぎる。
今日のお前ら最高だぜ。
なんて叫びながら愛だの破滅だのそんな薄っぺらい言葉を並べた詩を歌う。
たまには善人ぶったいい詞とか歌に乗せてみる。
こんなんでもお前らは救われると言うのかい?
それならそれで俺も嬉しいよ、もっといい事言おうか?
わざとらしいのはバレちゃうか。
じゃあ、ありのままの俺を歌うしかないな。
受け止めてくれよ。
俺もお前ら全部受け止めるから。
今日もお前ら最高だぜ。
何その笑顔。そんなに楽しい?
こっちもテンション上がるじゃん。
もっともっと楽しませてやる。
一緒に気持ちよくなろうぜ。
最高潮に仕上がったその空気にさらに熱を投入してブチ上がる。
目を背けたくなるようなつらいつらい世の中だけどさ、今日この時ばかりはさ。
全部全部忘れて俺らの事だけ見ててくんない?
そしたらさ、俺らもちょー幸せじゃん?
ステージの下、俺らの音に合わせて振り上げられる拳、揺れる身体、跳ねるそれ、これでもかって言う笑顔!!たまに泣いてくれちゃってる子も居るけど。
それもまぁ全部全部ありがとう。
もうなんていうか、
この瞬間が平和っていうやつじゃねーの?
こんなに素敵な笑顔がそこらじゅうに広がってんだ。
まだ笑えない君もいつか笑ってくれたらいいと思うよ。
そんな君のために俺らは歌い続けるよ。



                  (愛と平和)

3/11/2026, 9:58:54 AM