『怖がり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
子供の頃は怖がりだった。
21時前には床についていた時は、丑三つ時が怖くて仕方なかった。普段寝ている間に過ぎ去るその時間に目が覚めてしまうと、どんな恐ろしいことが起きるかと怯えて布団を被っていた。
今では幽霊も妖怪も昔ほど怖くはない。それどころか午前2時になってから寝る始末だ。これが成長である。
夜が怖い。
明日が来なかったらどうしようと、
不安で眠れなくなるから。
失うことが怖い。
この手から零れてしまったら、
二度と取り戻せない気がするから。
執着することが怖い。
ひとつのことに囚われるなんて、
今までの私では考えられなかったから。
怖いものなんて何もなかったはずなのに。
貴方に出会ってから、怖いものが増えてしまった。
ああ、こんなに怖がりな私でも、
貴方は笑って許してくれるのかしら。
夜になると寂しがりで怖がりな君は枕を持って
ひとりじゃねれない、って僕の部屋を訪ねてくる。
可愛い妹が自分を頼ってくれることが嬉しかったけど
仕方ないなって顔して、僕は彼女を布団に招いた。
背中をとんとんとたたいてやっていると、
穏やかな寝息が聞こえてくる。僕だけの時間だった。
君は今日も変わらずに、
『お兄ちゃんと一緒じゃなきゃ眠れない』
と言って、ベッドに潜り込んでくる。
本当はもうひとりで眠れるのに、
まったく甘え上手な、妹だ。
かわいい、いもうと。
そんな君に触れるのが、俺はとても、こわい。
『怖がり』
作者の自我コーナー
僕と俺を使い分ける人が好きです。
助詞とか句読点の位置にかなりこだわりがあります。
世界で1番の君へ。
君はもどかしく思っていることだろう
俺が怖がりだから。大事なことを言わないから。
そんな怖がりな俺のことを
支えてほしい
ずっと俺のそばで。
寝るのが無性に怖い時がある。
二度と目覚めなかったらどうしようという不安と
朝時間通りに起きられるかという不安と
明日まともに仕事できるかという不安と
この先このままでいいのかという不安と
今何かやめたり変えたりして大丈夫かという不安と
新しい一歩が間違ってしまわないかという不安とが
ひたすら頭の中で回っている。
そんな自分がまた不安で仕方なくて。
ひたすら落ち着くように深呼吸をして。
それでも不安に押し潰されそうで。
力の弱い自分は押し返せなくて。
自分はこの漠然とした不安が怖くて。
でも誰にも打ち明けられなくて。
怖くて怖くてたまらないのに。
過ぎ去るのを堪えるしか方法がわからなくて。
あぁ、ほら。
気がついたら朝だ。
『怖がり』
僕は子どもの頃から怖がりだ。
いつも姉の後ろに隠れて、守ってもらっていた。
でも、君と出会って変わった。
いや、変わらなくちゃいけないと思ったんだ。
だって、そうじゃなきゃ君を守れない。
君のためなら、怖がりの自分も手放せる。
君のためなら、僕は強くなるよ。
だからお願い....僕と一緒に空を見に行こう。
怖がりなんだ
いつも一緒にいる人が離れるのが
どうしてこんなに自分を出せないんだろう
優しさは怖がりの優柔不断
♯怖がり
怖がり。(四日目)
俺は極度の心配症かもしれない。小学生の頃とかは
夏休みの宿題、準備が終わったのに関わらず毎晩夏休み終盤にはベットの上一人汗水垂らして寝ていた。
「嗚呼…どうしよう。本当は終わっていなくて……準備も間違えていたら。」と毎晩考えて翌朝には荷物を確認していたさ大人になった今でもそうだ。「嗚呼…どうしようどうしようどうしよう…間違えていたらどうしよう…怒られたらどうしよう…怖い怖い怖い怖い怖い怖い」と毎回思うさ、今もこの文章が気に入られなかったらどうしようって考えてるよ胸が痛むんだ。こんなふうに「吐き気」「ズキズキ」「モヤモヤ」「恐怖」「心配」が合わさったように。
ハハ……大人になった今でもやはり人間はかわらへんもんやで…変わりたいなぁ…違う人になりたいなぁ……
私は怖がり。
いつだって誰かに嫌われたくないって思いがあり、自分の意見を言えない。
自己主張ができない。
特に大切な人にはね。
「怖がりな自分を卒業したい」
何度そう思ってきただろう
そして
何度それを実行できなかっただろう
貴方の為なら、世界を敵に回すのも怖くない。
私の世界から貴方がいなくなることが、何よりも怖いから。
私はいつも
恐れている。
もし、彼が
私に出会わなかったなら、
彼は幸せだったかと。
不幸にならなかったのかもなど。
彼を悲しませることは
何一つない、
美しく、
優しい人がいるのに、と。
そんなこと考えた夜は、
月の光が刺すように痛い。
私の恐れに賛同しているのか
そんな事言うんじゃないと怒っているのか。
どちらなのかなど知る由もない。
彼の寝顔がまた、私の胸を締め付ける。
こんなにも優しい。
こんなにも美しい。
そんな人。
私には到底釣り合わない人。
彼はこんなにも美しい。
こんなにも穏やかな月光に照らされて。
あぁ、月の光がびりびりと痛い。
こんなにも痛い激しい月の矢に刺されて。
落とした涙の歪な丸
彼が美しい月ならば
私は醜い涙の跡。
早く乾いて消えたいわ。
優しい光に照らされて。
「怖がり」
どこまで行ってもひとりでいることに怖がり続けて
1人になってしまうことが怖かった
誰かと一緒じゃなきゃ行動できなくて
誰かと居なきゃだめみたいな教室、学校があった
そのくくりが変わって次は社会に出た
責任という言葉がより一層重くなった
自分の行動、言動にどれだけの責任が負わされるのか
誰かと一緒に…誰かがこしたから…そんなことがなくなって
誰かと一緒に居なくてもいい。
自分以外の誰かの顔色を伺わなくていいんだ。
そう思うと怖がる自分がいなくなって
一人でいるのも怖くなくなった
自分の世界が少し広がった
Episode.29 怖がり
こんばんは、お久しぶりです。
今日は久々に言葉を綴るので、僕のお話をしようと思います。
みなさんは「怖がり」だと言わた事はあるでしょうか。
よく耳にするよう言い換えれば「ビビり」ですね。
僕は実際、何度か言われたことがあります。
自分でも「怖がり」だと、「ビビり」だと昔から毎日思います。
例えば今日、出かけている時に事故に遭ってしまったらどうしようか。
災害が起きて、二度と今までのように過ごせなくなってしまったらどうしようか。
大切な人が居なくなってしまったら、自分から離れてしまったら、傷つけてしまったらどうしようか。
今後どの職業に就き、誰と関係を結び、どんな道を進む人生にしたらよいのか。
毎日毎日、不安や恐怖、そして期待に襲われています。
そんな恐怖に襲われている間の僕は、誰が見ても「怖がり」「ビビり」なんだと思います。
でも今日、久々にここに言葉を綴ろうとした今、なんだか分かった気がします。
確かに「怖がり」で「ビビり」なんだと思います。
でもそれは、自分が後悔のないよう生きたくて、少しでも華やかで眩しい人生を歩みたいからこそなんです。
だからこそ沢山考えて、その考えに怯えて、どうしようもなくて。
恐怖に襲われている間は盲目なんです。
目の前の恐怖しか見えていなくて、誰にも分かって貰えなくて、分かって貰えるのが怖くて堪らないんです。
それに怯えず、自分のありのままを伝え、受け止め、共に歩める人なんてまず居ないんです。
居ないけれど、誰かにとっての一部になりたいと思う人は傍に寄り添うんです。
正直、こんなに綺麗事のようなことばかり綴る僕自身、今も恐怖に襲われかけています。
明日、目が覚めた時にはどんなことを考えているのだろうか。
変わらず自分を下げるような、自分よりも数字の評価が低い人を心で貶すような考え方であるのか。
そもそも明日は、まともに息が出来ているのだろうか。
遠い未来に限らず、1秒後、1日後、1年後。
近い未来ですら不安で堪りません。
でも「怖がり」で、 「ビビり」でいいじゃないですか。
僕は誰かに必要とされ、愛し合うことに執着しています。
でもそんな人なんて居ない、毎日そう思っています。
怖くて堪らない、でも死を選ぶことはできません。
正確には、死を選んだけれど上手くいかなかったんです、失敗してしまって今ここにいるんです。
失敗してからはこう思います。
僕が探し求める人が居なくても、そんなの分からない。
それに、与えられた時間はきっと長いはず。
ならば自分を必要とし、愛してくれる人がいるのか探せばいいじゃないか。
「怖がり」とは、わずかなことにもこわがること。
また、そのような人。
辞書を引けばこんな言葉が綴られています。
しかし僕はまた別の意味があると思います。
みなさんの人生に後悔が残らぬように。
長く眩しい、爽快な朝。
短く煌めく、儚い夕方。
長く静寂な、孤独な夜。
いつものように目覚め、また眠る時。
みなさんの人生に幸多からんことを。
「怖がり」とは、わずかなことにもこわがること。
また、そのような人。
そして、強く繊細な意志を持つ者のこと。
あなたにとって怖いものは?
そういう質問をしたとして、私の同僚や上司は
ほぼ「俺に怖いものなんてねぇよ」と返すだろう。
そのわりに、昔話や。
嫌味ったらしくロレックスつけてきて「安かった」とか自尊心の塊みたいな言葉の鎧を装備している。
ギャンブルに金を注ぎ込んで、親の援助を受けていても。「自分が好きにやってるからいいんです」と強気に見せる。
それって怖いからこその虚勢じゃない?
自分の世界が全てで、その世界では自分自身が王様でいられるけど。
いざ外に出たら、自分の言い分が罷り通らないことが怖いんじゃないの。
私が怖いものは、自分のしてきた努力が無駄になることだよ。自尊心を守る鎧なんかと一緒にすんな。
怖がり
「◯◯ちゃんは怖がりだから、私が守ってあげるね。」
臆病な私を守ってくれた彼女は天使。彼女のその言葉にいつも救われる。
いつしか外に出るのも怖くなった。でも、彼女がいるから。大丈夫、大丈夫。
ピロンピロンピロン
大量の通知に心臓もうるさく鳴り始めた。恐る恐るスマホを手に取る。
"引きこもりは甘え"
"働く気ないの?w"
"投稿してる暇あったら働けよw"
"悲劇のヒロインぶんな"
「あ、あああ……うるさいぃ!」
耳を塞いでいたけど、脳内で鋭い声が反芻してしまって目が回る。
インターホンが鳴った。彼女だ。
耳を塞いだまま、這いずるように玄関に降りた。
「し、しおり!しおり、助けてぇ……。」
「どうしたの?落ち着いて。」
「ご、ごめん……。」
画面を見せると、しおりはふふっと笑ってこう言った。
「なんでこんな投稿したの?もー、◯◯ちゃんは怖がりで何にもできないんだから、こんなことしなくていいのに!言ったでしょ、私の言う通りにすればいいんだよって。」
あ、そうだ、そうだった。なんでこんなことしたんだろ。私は無能な人間で、だけど彼女だけが私を必要としてくれてるから、彼女の言うことだけ聞いてればよくて、
あれ、そうだっけ?いつから、私は無能になった?なんで、全部怖くなったんだ?なんで?
その時しおりの笑顔を見て気づいちゃったんだ。あ、この子は天使なんかじゃない。天使みたいに白い肌や歯を光らせて笑ってる悪魔だ。私はこの子の人形なんだ。しおりは初めて会ったときから遊んでるだけなんだ。
「ごめん、しおり!私ちょっとでかけてくる!」
「え?」
しおりの笑顔が消えて困惑したように目を見開いていた。
「そんで、帰ってきたらハローワークに行くんだ。」
「な、何言って……」
「だからさ!しおりはもう来なくていいよ!」
私は地黒の肌と黄ばんだ歯を光らせて、とびっきりの笑顔を彼女に向けた。
「怖がり」
私は怖がりだ。
臆病で、何かをするのが怖くて、人に笑われるのが怖くて、結局何も出来ないような人間だ。街で普通に歩いていても、視線を感じたような錯覚に陥る。授業中でも、周りの空気を読みすぎて自分の意見が言えず流されてしまうことがある。自意識過剰かもしれないが、やはり怖いものには変わりない。
でも、怖がりは悪い事だとは思わない。怖がりは、自己防衛をするために大切な精神だと思う。怖いということは警戒心を抱いているということだ。警戒心が強いと周りの目を気にしやすいかもしれない。でもその分だけ周りをよく見て観察しているとも言えると考える。
これはあくまで私の予測の話だが、怖いという感情を持っている人がいたからこそ、人類は今現在も生きていることができるのではないか。もし、怖いという感情がこの世になければ、哺乳類はとうの昔に絶滅していたかもしれない。少し想像してみて欲しい。今、自分は原始時代の人間だとする。原始時代だとまだマンモスも生息していただろう。マンモスに対して「怖い」という感情を持たないとどのようなことが起きると考えられるだろう。具体的に以下のことが考えられる。
case1.マンモスを安易な考えで狩る人が増加し、死傷者が出ることになる
case2.マンモスの肉を適当に食べたことによるウイルス、感染症の危険性
など、他にも考えれば出てくることは沢山ある。そんな危険が日常に潜んでいる原始時代の人間はどのようにして生き延びて今現在の私たちまで繋がっているのだろう。答えは明白だ。
マンモスを単純に「怖い」と思う人がいたからだ。「怖い」という気持ちの大きさは人それぞれだから、少しだけ怖いけど、立ち向かえるという人もいたと思う。ただ、その中でも「怖い」という気持ちの大きさが強い怖がりの存在があったからこそ、どんな人でもある程度の警戒心を抱いてマンモスの狩りに臨んだのだと考える。しかし、これまでの文章はあくまで自論であるため、合っているとか、間違っているとか、そんなことは分からない。あくまで私の空想上の話だからだ。こんな保険をかけるのも、誰かに批判されるのが怖いから。自分の心を守るための怖がりな人間だからだ。
どんな言葉にも、表と裏が存在する。悪く言えば自分も怖がり、臆病者の人間だ。しかし、見方を変えてみると、自分は警戒心が強く、人を見る目があると言えるかもしれない。悪い意味だけを捉えてしまうとどうしても気持ちが暗くなってしまいがちだ。どんなことも見方を変えて、自分にとってプラスの意味で捉えるとこで人生は豊かになって行くと思う。
あそこにいたらほんとにじぶんが跡形もなく
きえてしまうとおもってこわくなってにげました
生きたくてにげたんじゃなにがわるいんや
すこしぐらいせいしゅんからあぶられたとて
べつに かなしくなんかない
思えば体育も
意味わからん発表会も
隣の人と教科書読み合うのも
文化祭も球技大会も
ぜんぶぜんぶ嫌いだったから
いいのよ
よかったのよ
きょうはまだまだ夜は深いだろう
だけど ちゃんと寝るよ
あした しあわせに過ごせますように
怖がり
お化け、ドッペルゲンガー、花子さん、UFO
この類がなんらかの形でいない、もしくはいるって証明されたらいいなと思っている
個人の意見としてはいたら面白いと思う
でも関わりたくはない
影からチラッと見るくらいに留めて
物語が終わったあとに、物語の1部になれたことを誇りに思いながら生きたい。
怖がり
怖い
相手に本音を言いたいけど
嫌われそうで言えないんだよね
だからいつの間にか冷めてしまう