『快晴』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の心はいつも曇りだがなんだか今日は晴れている☁︎
それこそが私にとっての快晴だ
灰色の世界、肌を霞める冷たさ。
自分にとってこの世界は氷河期そのもので、あまりにもつまらないものだった。
毎日毎日同じ事を繰り返し続けるのは苦痛でしかなくて。
そんな時視界に入ったその人は眩い光を放っていたような気がした。
自分の中で何かが弾けるような、心拍がドンドン上がっていく感覚についていけなかった。
気付けば君をずっと見つめていた、側に居たいなんて欲は出さないが遠くからでも見れるだけで幸せだった。
君のためならなんだって出来る気がした。
ポカポカと温かな感覚が自分の中で溢れて弾ける。
「アイドル」の君は誰よりも太陽に近い笑顔だった。
君の笑顔は紛れもなく【快晴】そのものだった。
「快晴」
窓から差し込む明るい光。
こんな日は特に憂鬱になる。
まるで私を仲間外れにしてるみたい。
でも今日くらいは、
鬱陶しいほど明るい光にも向き合ってみようかな。
快晴
朗らかな陽気な天気。
でも、空気はひんやり冷たくて。
気温の変動差もあり、体調の崩しやすいこの季節。
ギラギラと照りつける太陽は雲ひとつ無く快晴であった
春 ぽかぽか陽気
庭の可愛らしいチューリップ
桜と菜の花のコントラスト
車 窓全開
深呼吸
散歩 どの本と出掛けようか
失意の果てで、優しさに出会った。
不器用な優しさだった。
それでも、私のことを心から愛してくれた。
暴力の限りを尽くし、事故であっけなく死んでいった夫とは、まったく別の存在だった。
でもだからこそ、どう接していけばいいのか、慎重になる自分がいた。
ある日彼が、一匹の子犬を連れてきた。
飼ってくれないか、と言う。
私の心を癒やすために、彼は努力を惜しまなかった。
子犬にはすでに名前が付いていて、それは彼の名前によく似ていた。
僕がいない時は、この子を僕だと思って、彼はそう言って笑った。
それから当然のように、彼との交際が始まったが、彼はデートの度に、他の誰かを連れてきた。
二人で会うことはなく、誰かしらを紹介され、三人や四人で食事をしたり、映画を観たり。
それは彼の友達だったり、職場の同僚だったり、同じ人と何度か会うこともあった。
二ヶ月ほど、そんなデートが続いて、最初のうちは「二人きりで会うのが恥ずかしいのかな」などと考えて、紹介されるままに楽しい時間を過ごしていたが、次第に不満が募ってくる。
ある日、彼に電話をして、次は二人きりで会いたいと告げた。
その日は快晴だった。
そして、彼は来なかった。電話にも出ない。
二時間待ち、裏切られた気持ちで家路についた。
慎重に付き合ってきたつもりなのに。
どこで間違えてしまったんだろう。
あの優しさは嘘だったのか。
彼がくれた子犬は、部屋の中を楽しそうに走り回っている。
名前を呼ぶと、切なさがこみ上げてきた。
彼によく似た名前。
夜、彼が以前紹介してくれた彼の友達から電話があった。
今日の午後、彼は病院で息を引き取ったという。
聞けば、私と出会った頃、すでに余命二ヶ月の告知を受けていたらしい。
そして、彼から、「自分がいなくなったら、自分の代わりに彼女を支えてあげて欲しい」と、お願いされていたと。
馬鹿げている。
どうして自分には何も話してくれなかったのか。
パートナーを二度も失う悲劇を、説明するに堪えなかったのか。
だから、自分以外の誰かと会わせて、その人と私が結ばれる未来を勝手に思い描いていたのか。
馬鹿げている。
人を馬鹿にするのも、いい加減にして欲しい。
一晩泣き疲れて、朝方ちょっと眠りに落ちた。
目覚めると、窓の外には昨日と同じ快晴の空。
散歩日和だ。
服を着替えて、彼の名を呼んだ。
彼が連れてきた時より少しだけ大きくなった子犬が、尻尾を振って走ってくる。
「僕がいない時は、この子を僕だと思って」
他人に託しても、一番そばには自分がいたかったのね。
不器用に見えて結構策略家だったのかも、なんて、今さら彼の内面を少しだけ知れたような気がして、泣きながら微笑んだ。
由紀『 今日はすっごくいい天気だねー!』
私「そうだね〜」
由紀と私は何気ない会話をする。
由紀「もー!相変わらず無愛想だなー!君はー!もっと会話続けようとしてよーー!!」
私「そんなの別にいいでしょ、勝手に由紀が話してくれるし、私は聞いてるだけでいいよ」
由紀「もーー!!」
私は道端で話す由紀との時間が大好きだ。
男「ねぇそこの女の子たち〜今学校帰り?お疲れだね〜!」
…すると、割り込むように男が話しかけてきた。
……私の中の空がどんどん曇っていく。
男「ねぇ君なんて名前の子〜??」
由紀「あ、あの!こういうのセクハラ…って言うんですよ!!…っ通報しますよ!!」
由紀はすごく慌てている。
男「可愛いね〜!言葉覚えたてなのかな?よしよし…」
男は由紀の頭を撫で始めた
バシッ!!!
私「ちょっと…由紀に触らないでくれる?」
私は男を睨みつけた。
男「ひぇー怖いね君〜!でも君みたいな子嫌いじゃないよ!!」
きも…。もう拉致があかない…こいつは話しが通じないタイプのクソだ…。
私「由紀!早く逃げるよ!」
私は一発男の顔面を殴って時間を稼いだ。
由紀「えぇえ!?だ…大丈夫なの?殴っちゃて…!?!?」
私「大丈夫だよ相手もなんか違反的なことしてるし。」
由紀「ガバガバじゃねーーか!wもう!ほんとに秋はー!」
私たちは笑いながら走った。
あぁ…こんな日々が続くといいな。
もちろんナンパ男はなしでね。
快晴
このモヤモヤした気持ちは
何だろうか
考えても答えは出ない
心は晴れず
頭に霧がかかったかのように
どうにも落ち着かない
いつからかを
一生懸命思い出そうと
記憶を辿ってく
あーそうか、確かあれは、
そう、
君と初めて出会ったあの日、
あの瞬間から
どうにも分からない感情に
支配されていたようだ
どうやら僕は君に恋をしたようだ
そうハッキリと理解した時
なんだか目の前が
急に明るくなって
モヤモヤした気持ちは
ウキウキ、ドキドキに変わって
少しずつ霧が晴れるように
僕の心も晴れやかに
なっていく
よし、今日は快晴だ
『快晴』
さばさばと 光サス カーテンが誘う笑い声 明日の天気はどうでしょう 会話の種が芽吹いたら きっと明日は快晴だ
白は使わない空の足下。
見上げれば、吸い込まれる風船が一つ。
溜め息は雲にもなっちゃくれない。
歩き出せないままで、信号は青。
いつも通り、ありふれた類の日常。
快晴
それはきれいな晴天を連想させる
だが僕は快晴よりも少し雲がある晴天の方がきれいだと感じる
実際に「きれいな晴天」と検索すると雲が少しある空の写真ばかりヒットした
多分多くの人が少し雲がある方がきれいだと感じるのだろう
なぜだろう?
快晴は大気の乾燥を表すからだろうか?
放射冷却が発生するからだろうか?
逃げ場のない強い日差しを連想させるからだろうか?
快晴は実は「いい天気」ではないのかもしれない
快晴
よく晴れた夏の日だったと思う。
先生が黒板の漢字を間違えた。
先生、あのね、私は気づいてるよ。先生の様子がおかしいことくらい。先生に何かあったことくらい。先生の薬指に指輪がないことくらい。
「せんせー、どうしたの。」
「あ、佐倉さん。どうしました?」
「隠しても無駄だよ。指輪どこやっちゃったの。」
「あー……。佐倉さんは鋭いな。」
「でしょ?だから、ちゃんと言わなきゃだめだよ!」
「お察しの通り、離婚しました。」
「そー、なんだ。」
「何ですか、その反応。気づいてたんじゃ?」
「気づいてたよ。てゆうか、知ってた。」
「……どういう意味ですか。」
「教えな〜いっ!」
パパ、あのね、私は気づいてたよ。
相手が既婚者だってこと、知ってて付き合ってたんだよね。天国のママ、なんでそんなやつと結婚したの?
先生。私、パパより先生が好きなの!だから、証拠いっぱいとっておいたの!指輪の人なんて忘れて私を見てよ。お願いだよ。
先生の困ったような笑顔は、逆光であんまり見えなかった。
「まぶちぃっ」
玄関を出ると、娘が言った。
この世に生まれて1年とちょっと。
最近言語を習得してきた娘が言うことは、正しいときが半分、うーん違うよねってときが半分。
今日の娘は正解のほう。
「眩しいね」
見上げれば、雲ひとつない青空。
「お、いい天気じゃん!」
後ろから夫の声。
家族3人手をつなぐ。
快晴の空の下、さて、どこへ行こうかな。
快晴である。
昨日の雨の気配はどこにもない。ようやく出かけられる。濡れるのが嫌で仕事以外の外出はしていない。
春という割に、ずっと引きこもっていた自分のための外出。
少し、春めいた空気に一駅先まで歩いてもいい。
春はやはり足取りが軽い。
快晴
光が眩しすぎるから、太陽は苦手だった。
雲のない日なんて、日光が直接目に入るから尚更だ。
光が、自分の身を焦がすようだから。
嫌なものを全部流してしまう、雨の方が好きだった。
お前のその笑顔も、太陽のように眩しかった。
自分のような人間を照らさないで欲しかった。
お前の前で目を細める自分は、きっと変な顔をしていただろう。
自分みたいな奴には、濡れた髪が相応しい。
雨の日には、お前は傘を自分に差し出した。
雨に濡れてなお眩しいお前は、晴れの日とはまた違う感じがする。
雨の日の快晴だったら、
少しは光もマシなのかもしれない。
快晴
高校を入学してからしばらくがたった。自分はまだグループに入れてなく、常に孤独を感じる。
いつも考えることは中学校時代の友達だった。
(誰だよ。高校は楽しいとか言ったやつ。全然楽しくない。)
一人ぼっちでお昼を食べ、受けたくもない授業を聞き流す毎日飽き飽きとしている。
(なんか辛いな。)
ふとそう思い、空を見上げる。
ウンザリするほど綺麗な快晴だった。
何も今の状況は変わってないが少しスッキリした気がした。
快晴
モザイクがかった風景に
熱い体感温度が触れる
嫌なほど清々しい青色が
空を仰ぐ横顔に差す
蓋を放り投げた河川敷
弾けた勢いで雫も辺りを汚す
綿菓子好いたあの童子も
薄く滲んだ虹色の眼
トンボを通り見れば
思い出した平坦なおとぎ話
今では塗りつぶされた
繰り返される喜劇の童話
「快晴」
私は、日光を浴びることによって体調が崩しやすい体質で小学校の頃よりあまり外に行けなくなった。
私が幼い頃は、とにかく日が暮れるまで遊んでいました。しかし、成長するにつれ、精神を病んだり、周りの視線が怖くなり、人混みを恐れるようになり、
学校に行く時以外、外で遊ぶことはほとんど無くなった。
挙句に、免疫力が低下しているせいか、体調まで崩しやすくなった。
外に出歩くことが辛く、雲一つもない、晴れた空「快晴」という言葉を聞くだけで、顔を青ざめてしまう。
嗚呼、あの幼い頃のように、外で元気に遊びたい……
「あとがき」
こんにちは、この小説の作者のAnnaと申します。
テーマは「快晴」ということで、私の実話を元にしたお話を作ってみました。
現在、私、Annaもあまり体調が優れない状態で外に出かけられない日々が続いています。
その代わり、暇を持て余した私は「小説を作ろう」と思い始め、こうやって自分の思う存分、自分の思ったことを小説や詩などでまとめています。
私はあまり語彙力がないので、言葉選びが難しい場面もありましたが、こうやって楽しくお話を書いています。
2024/4/14 Anna
本日快晴
とてもいい天気だ
散歩に行こう
買い物に行こう
UMAを探しに行こう!