『忘れられない、いつまでも。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつもどおり温かく笑いかけてくれるあなた。
その優しい眼差しに嘘偽りがないことも知っている。
だけど私は、どうしても忘れられない。
何回目かの大喧嘩になったあの夜。
「うっさいな!クソ!」と声を荒げ、
腰かけるベッドに拳を振り下ろすあなた。
その時、いつもは包みこむような安心感のある
あなたの大きな体をひどく怖いと思ってしまったことを。
仲直りをして
あの夜にぜんぶ飲み込んだつもりでいたのに、
その記憶だけが、手ごわい魚の骨みたいに
いつまでも喉の辺りにひっかかって、吐き出すことも、
唾と一緒に体の奥に押しやることもできないでいる。
忘れられない、いつまでも。
あの時。
私は断られた。
頑張ったのにもう無理だと思った。
泣いて帰った。
とても辛かった。
大嫌い。
【忘れられない、いつまでも。】
あの日から
ずっと君のことを思い出す
何年経っても
別れたことを後悔してるのか
未練があって忘れられないのか
なんで思い出してしまうのか
分からない
もし君が思い出さなくなっても
自分はずっと忘れない
いや、忘れられない、いつまでも。
大好きな場所で
大好きな人に会ったこと
もう会えないけど
忘れられない、いつまでも。
『忘れられない、いつまでも。』
忘れられないのか
忘れたくないのか
そんなのはもう、どちらでも良くて
結果、忘れきれてない現在があって。
結果、忘れてしまった過去があって。
それでも
ただ、忘れた先にいる自分が
ただ、忘れた先にいる貴方が
「これでよかった」
「これがよかった」
いつまでも
そう思えていたら
いつまでも
そう思えたのなら
いつまでも いつまでも
私が生き続けていられるのだろうか
他愛のない冗談で笑い合い、こっそりと授業を抜け出しては結局バレて怒られる
そんな何気ない日常の断片が胸の奥に深く刻まれていく感じがした
「なにぼーっとしてんの?」
そんなことを考えていると、彼が呆れたように笑い、私の額を軽く小突いた
「痛い」
「ははっ!」
可笑しそうに笑う彼や、その指先の感触、放課後の廊下に伸びる二人の影
特別ではない普通が、どうしようもなく愛おしい
たとえ時間が何十年と過ぎ去っても、この柔らかな空気と彼の温度を私はきっと忘れられない、いつまでも
忘れられない、いつまでも
あの頃
あなたに恋をした記憶
忘れないでいい…
今夜辛くて辛くて忘れられなくても…
時間の経過が…
遠い事だったと優しく思えるから…
今は終わりを責めないで…
明日の準備をしよう
1日の経過が…
1時間の経過が…
1分の経過が…
1秒の経過が…
明日へ笑顔へ君を誘うから…
今夜だって…
自由な明日を夢見ても……
いつか君の辛く苦しい事が終わり
明日の陽射しを浴びる日が来る
優しさを売る時代に傷を背負う人達
その涙に隠れた明日からの笑顔は
いつか誰かの光になって
明日を照らす
すべて投げ出したい夜は
僕にも有るさ…
傷みがわかるなんて
そんな言葉はきっと…
君には軽口すぎてしまうね
それでも…
おこがましいけど…
でも…
言えるんだ…
その笑顔が何時か必ず
誰かを照らすからとね。
……
もしも願いが叶うのなら
つまらない常識や外聞なんて
泡に溶かして…
魔法みたいに…
魔法みたいに……
日曜の朝のドキュメントのエンディングソング
タイトルが出てこない…
🙇
僕は、小さな村に住んでいた。
何も無い、本当に小さな小さな村だったけど、みんなとても優しかった。
そんな中、僕は其処に住む少女に恋をしていた。
二人で見る、海に沈む夕陽。
僕が採った椰子の実のジュースを飲んだりしたね。
どんなに愛しくても。
僕は、その娘に触れる事は出来無かった。
だって、僕は触れた人間の寿命を吸い取ってしまうから。
どんなに大切だと思っても。
僕は、その娘と口づけをする事すら叶わないんだ。
そんなある日。
向かい合って、浜辺に座っていたら。
突然、後ろから風が吹いて来た。
「大丈夫かい?砂、目に入らなかキスしたった?」
僕は訊ねた。
そして、驚いた。
その娘は、唇をきゅっと尖らせ、頬を染めていたからだ。
「風が、貴方の匂いがしたから。貴方とキスした気分になってたのよ」
風が止んだ事を残念がり、小首を傾げながらはにかんでいる。
だから、それ以来。
風が吹くと、あの娘を思い出すんだ。
夜空と同じ色の髪、鳶色の素肌、白い麻のワンピース。
忘れられない、何時までも。
何時までも、僕の心から離れない。
お題「忘れられない、いつまでも」(雑記・途中投稿)
嫌な記憶の方が後々まで引きずるよね。
忘れられない、いつまでも。
今年も
たくやくんの
お誕生日が。
毎年ワンマンが
生誕祭。
忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも
私の脳裏には
太陽のあの輝きが。
赤くて丸くて
雲で形がくっきりと見える。
夜の月とは
また違う光。
辺りを照らす朝日じゃなくて、
星を照らす月明かりでもなくて、
足元を照らす夕日。
でもその太陽を見ると
あと数時間で泥のように眠るということに
実感が湧いてくる。
"Good Midnight!"
疲れの溜まる毎日に、
昨日を少し恋しがる夕日が
明日と足元を照らす。
左手の薬指はプラチナリング。
私が手に取っているのは前に彼から貰ったリングケース。
パカッと開けるとアイスブルーダイヤモンドのリングが入っていた。
自然と口角が上がっちゃう。
今、左手でキラキラしている指輪も、リングケースで胸を張っているように輝いている指輪も、私にとって宝物だ。
忘れられない、いつまでも。
おわり
七二三、忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
高校一年生、初めての席替えのとき。
それが彼女との最初の出会いだった。いや、正確には同じクラスだから一ヶ月くらい同じ環境にいたのだけれど。
ともかく、僕が彼女を毎日意識するようになったのは、その席替えからだった。
たまたまくじ引きで隣の席になって、お互いの好きなイラストレーターの話をしたことがきっかけだった。
彼女は好きなことを話す時、少し照れたようににへっと笑う。ほんの些細な表情。でも、僕はその一瞬で恋に落ちてしまった。単純な話だ。
そこからは、ことあるごとにお互いの好きなゲームやアーティストの話をした。毎日同じようなことで盛り上がって、時にはおすすめのイラストレーターを新たに紹介しあって。その度に彼女は嬉しそうに微笑んだ。
その度に、毎回胸がふわふわするような、愛おしくて抱きしめてしまいたいような感情が込み上げる。
幼さの残る可愛らしい表情も、肩より少し長い位置まで伸びた艶やかな黒髪も。ぎゅっと抱きしめてしまいたい。
でも、僕の口からは決して「好き」の一言は出てこなかった。彼女を抱きしめることもできなかった。
だって、嫌われたくないから。
そんなこんなでもどかしい日々を送っていると、次の席替えがあっという間にやってきてしまった。
先生が席替えを発表すると、みんな口々に「やったー!」だの「えー!」だのわちゃわちゃ叫んでいた。
僕が寂しそうに彼女の方を見つめると、視線に気づいたのかにこやかにこちらを向いて
「ついに席替え、楽しみだね!」
その瞬間、僕の胸はぐじゅりと握り潰されたように苦しくなった。決して僕のことは嫌いではないけれど、好きでもない。その事実が嫌というほど伝わってしまうのうな一言だった。
彼女に悪意はないけれど、いやむしろ悪意はないからこそ、たった一言が胸を容赦なくえぐっていく。
彼女は隣の席になった男子とも楽しげに話していた。僕の時と全く同じような笑顔で、話しぶりで。
「決して自分だけが特別な存在ではない」という事実が目の前に突きつけられる。
わかってはいるけれど、目を背けたくなってしまう。
それからというものの、彼女とは廊下ですれ違って挨拶や一言二言交わすくらいしか会話をしなくなった。
いや、意図的に僕が避けていたと言う方が正しいか。
きっかけもないのに話すなんて、気があると思われたら警戒されるかもしれないからだ。
だったら嫌われてもないし、好きとも思われてない状態くらいが心地よいだろう。なにより相手を傷つけたくないという建前で、自分を傷つかないようにしたかった。
それでも彼女を好きだという気持ちは変わらないし、むしろもどかしさでさらに好きが深まっていた。
当たり障りのない関係がしばらく続き、高一最後のひと月、三月になった時のこと。
彼女は父親の都合で海外に転校することとなった。
最後にクラスの前でお話をして、瞳に涙を浮かべながら一年間の思い出を話して。
そのあとは女子たちや同じ中学出身の男子たちと話をしていて、僕には近寄れなかった。
本当は寂しいという気持ちも、大好きだという気持ちも伝えたかったけれど。
だが、この思いはもう諦めるしかないとその時点で確信した。でも喪失感で胸に穴が空いたようだった。
虚な気持ちで帰り道についていると、スマホの通知が鳴った。それを見て僕は妙な嬉しさと寂しさが混ざり合う不思議な感情で体がおかしくなってしまいそうだった。
「……くんへ、一年間ありがとう」から始まる文章は、僕と初めて席替えをした時のことから趣味の話で盛り上がった時のことまで、事細かに書かれていた。
……愛おしくてたまらない。思いが込み上げてきて、僕の頭の中は「好き」の一言だけになってしまう。
告白して思いを伝えればよかったという気持ちが湧いてくる。だが、そんなことをするなんて図々しいという気持ちがそれを堰き止める。
僕は感謝のメッセージを返したあと、彼女もまた返信してくれた。そこから連絡は少し途絶えたけれど、三月中旬が誕生日だったのでそこで彼女にお祝いの連絡を入れた。そこから少し会話が続いて、高二になってまもないころに僕の誕生日がやってきたときにはお祝いの連絡をくれた。また連絡は一時的に途絶えるけれども、一年に一回はお互いの誕生日を祝うようになって、大学二年生の今に至る。
彼女は海外から帰ってきて、日本の大学に通っているらしい。でも、会うことはない。相手に恋人ができたかなんて思ってしまうけれど、SNSを見る限りそんなことはなさそうだ。それで少し安堵してしまう自分が情けない。
耳にイヤホンを差し込み、彼女が中学時代におすすめしてくれたアーティストの最新曲を流す。失恋を歌っているのに心地よい曲調で、歌詞とは裏腹に心が癒される気分になる。
近々、このアーティストは武道館でライブをやる。あの頃は知る人ぞ知るアーティストだったけれど、今では多くの人から愛される大物になってしまった。僕もすっかりファンになってしまったけれど、彼女もいまだに好きでいるらしい。もしライブに行ったら、高一の時みたいにたまたま隣の席で、また同じように盛り上がれないだろうか。
「こじらせすぎ」「彼女を好きな自分に酔ってる」
冷笑するような考えが頭をよぎっては振り払う。
あの頃よりは、好きの気持ちが少し落ち着いた。
けれど、忘れられない、いつまでも。
僕は多分、心のどこかでずっと彼女のことが好きなままでいるだろう。そしてその思いは、決して誰にも話さないだろう。
忘れられない、いつまでも。
幼い頃に見た、映画の怖いシーン。
大切にしてたネックレスが、海に落ちたこと。
校舎から見た、男子と担任の雪合戦。
小学校で読んだ、図書室の本。
部活で、県大会に行けなかったこと。
推しを、好きになった瞬間。
遠くに出向いた、初めての推しのライブ。
美しいと思った、夜の星座。
“忘れられない、いつまでも。”
忘れられない、いつまでも
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私から振ったのに、、ね。
なんでこんなにも心に残るんだろ。
仏頂面のまま寿司屋に入り受付を済ませると、表示された番号の席に足早に向かった。
ドガッと背負っていた全ての荷を下ろした後、タッチパネルに表示された中で、惹かれたものを欲望のままに頼んでいく。
無造作にかき集めた髪をヘアゴムでひとまとめにして、襟のボタンを緩める。脱いだヒールの上に素足を乗せて休ませていると、注文した品がレーンに流れてきた。
到着した物から順に頬張り、今日の毒も一緒に腹の底へと流し込む。しかし、この毒が排泄物と一緒に私の体内から出て行ってくれたことはない。
いつからか、これは気休めの応急処置だと学習するようになった。
腹が立ち、持っていた箸に力が入ってシャリがボトッと崩れ落ちた。淡いピンクのトップスに醤油が滲んでいる。
大きなため息だけじゃ我慢できず、舌打ちもセット。
おしぼりを手に取ってグリグリと拭き取ったが、広がってシミになる一方だった。
『忘れられない、いつまでも』おしまい
記憶なんて全部呪いだと思ってたの。
あなたに会うまでは。
『忘れられない、いつまでも』とは、なんと苦しいことだろう。
かつての自分の言動が、人を呆れさせたり、がっかりさせたり、傷つけたりもしたことを、私は忘れられない……いや。
そうじゃない。実際に忘れられないのは、人にそういう思いをさせてしまったのが、他ならぬ自分であること、その事実を受け止められずに、自分自身に失望して傷ついて、その痛みが忘れられないだけ、なのだ。
現に私は、私に呆れ、がっかりし、私によって傷つけられた人たちの詳細を思い出せない。ひどい話だと思う。
こんな私に出来ることはせいぜい、同じ轍を踏まないことだけ。
過去に対して償えることなんて、なに一つとしてない。
なのに。人の脳は神の恩寵により、忘却を少なからず嗜むものだから、私はきっと、自らの罪を、都合よく忘れてしまうのだ。
いつまでも忘れられない、という苦しさに負けて、私は私を、簡単に許してしまう。
だから、こうして覚えていられる、いましばらくは、忘れられない過去の出来事に対して、散々にもだえ苦しんで、後悔するべきなのだ。
本当に「いつまでも」ではないことを、夢見ながら。そして、そう願ってしまう自分に、罪悪感と嫌悪感を感じながら。
精神を病んでしまったあの日を、忘れられない、いつまでも。それ以前の自分は忘れてしまったのに。
「忘れられない、いつまでも。」