『忘れられない、いつまでも。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつも通ってた階段で話をしたっけ。
どっちがあの子と遊ぶかって話し合ったな。仲介者は、あっちの子の味方をしたよな。あいつら許さないからな。
諦めちゃった。そこで三人の縁が深まったけれど、私は孤独になったな。
そうそう、男の子三人に無理やり男子トイレに引きずり込まれそうになったこともあったな。
半ズボン履いてたから膝がずり剥けそうだった。
あーあと、教科書の間に挟まれた手紙。あいつが急にランドセル漁ってきて、これ開けていい?とか聞いてきて開けたら、暴言で沢山埋まってたよな。
見た時衝撃的だったし、何も言葉を発せなかった。あいつは、ひどい、やばい、とか言ってたけど、筆跡が完全にお前だったよな?
その後、先生達も有耶無耶にしたし、人間が信用できなくなった。
あれから、もう男友達とも話しずらくなっちゃって、完全な孤独になったな。
そんで、不登校になって二年生頃にだったっけ。
一階から飛び降りたんだよな。落ちたくないからしがみついてたけど、結局力が抜けてきておしりから落ちちゃったよね。息がまともに出来なかった。
痛かったなー。推しの配信開きながら大泣したな。
今でも親は知らないけど、死ななくて良かったな。
世の中の人間は、過去は過去だって言うけどさ──
こんなもん、どうやって忘れんだよ
忘れられない、いつまでも
【286,お題:忘れられない、いつまでも。】
※お題一時保存
私には恋のライバルがいる。
一週間前までは恋のライバルなんて漫画の中でしか存在しないと思っていた。だがこれがリアルでも存在するらしい。
私を恋に落としたのは、同じ部活の先輩だ。一見人脈が広そうに見えて極度の人見知り。そしてさりげない気遣いが出来るのがチャームポイント。例えば部室の鍵をいつの間にか返しに行ってくれてるとことか…。
険しい顔してパソコンを見つめる姿やキーボードを慣れたようにうつ仕草もたまらなく最高なのだ。他にもいろいろあるのだが…全て話すと日が暮れるどころじゃないのでやめておく。
そして恋のライバルはその先輩と同じクラス。いつも廊下で楽しそうに話しており、この前も二人で勉強会をしたって聞いた。
それに比べて私と先輩の関係はただ部活が同じな先輩後輩。声を交わすことはほぼなく、顔見知り程度だった。正直勝てる気がしない。
今日こそはと勇気を振り絞って先輩に話しかけようとする。先輩は私に気付かずパソコンのキーボードをうっていた。それでも諦めずもう少し声を出すという時、ガラガラと部室の扉が空く。
「やっほー」
そこにいたのは私の恋のライバル。
部室に来たのは初めてなので頭がいつもより混乱していた。その声に先輩は反応する。
「部室に来るなんて珍しい。どうしたの?」
戸惑ったような口ぶりで先輩は問う。私の心臓は静かにさせることでいっぱいだった。
「会いたい人がいて。」
そんな落ち着いた声でライバルは囁く。私はすぐに察した。これは告白の流れだ、
やめろ、これ以上何も言うな、やめてくれ。
そんな焦りの心情で頭の中が埋まる。だが、予想とは全く違った言葉が聞こえた。
「─後輩ちゃん、貴方が好きです。」
今、私の名前が聞こえたのだ。間違いなく、私の下の名前が。
【忘れられない、いつまでも】
いつまでも忘れられない、のではありません。
いつまでも忘れたくない、絶対に忘れない、が俺たちにとっては正解です。
貴女にいただいたご恩を、愛を、優しさを、俺たちは決して忘れません。どれだけの月日が経ち、貴女が何度生まれ変わっても、俺たちは貴女のことを愛し、守り続けます。
私が覚えてもいない昔のことをいつまでも感謝されても、私はもうそんなことに値する人間ではなくなってしまったのだから、放っておいてくれていいのです、と貴女は言います。そう言われると、俺たちは悲しくなります。「お前たちは私とはもう何の関係もない者なのだ」と突き放されたような気持ちになるのです。
俺たちは、貴女からの見返りが欲しくて、貴女を愛し守っているわけではありません。貴女が大好きだから、貴女に幸せになっていただきたいから、お傍で見守っていたいだけなのです。
俺たちは絶対に忘れません。
貴女はどれだけ否定しても、どれだけ忘れようとしても、貴女がかつて俺たちを救い、助けてくださったという事実は確固として在り、俺たちがその証人です。
貴女が何度忘れても、俺たちはそのことを決して、忘れません。
「忘れられない、いつまでも。」
あなたの
笑った顔も
拗ねてる顔も
寝顔も
私にしか見せてくれない顔も 全て
忘れることが出来ない。
小学生時代に言われたチクチク言葉。
見た目に対する言葉、性格に対する言葉、言動に対する言葉。
周りの視線とか、周りのこっちを見て笑う顔とか一生忘れられない。
大人になった今も過去の記憶に怯えているんだなぁ。
大事な家族を亡くした
一晩中泣いて、泣いて、ついには泣き疲れて寝てしまった
ずっと隣にいるものだと思っていた
そのことを疑うことさえしなかった
亡くしてしまったその時、初めて知った
後悔したってもう遅い、もっと遊べばよかったなぁとかもっと、もっと美味しいもん食べさせればよかったとか、もう帰ってこない家族に思いを馳せる
夜になり、心が疲れていた僕は、深い眠りについた
(わんっわんわんっ)
ぽち?なんでここに?
(今までありがとう。幸せだったよ)
待って!ぽち!
ぱちっ もしかして夢だったのか?
僕も幸せだったよぽち、ありがとう、どうか安らかに
大人になってから知った、犬は亡くなるとその日の夜にお礼参りにくるという
この時の夢を僕は「忘れない、いつまでも」。
「いつかふたり離れる日を」
こんなにうまくいってるのに、いつか離れる日が来ることを想像してしまう。
「恋愛において、男は名前をつけて保存、女は上書き保存」などと言われるが、もしも君と別れたら俺は何重にもバックアップを取って永久保存するだろう。
君と手を繋ぎながら考えることじゃないけど、いつか君が俺の手を振り解く日が来ることを想像してしまう。
そして、他の誰かのものになってしまうところまで。
いまだに君が俺を選んだことが信じられなくて、これは現実ではないのかもしれない、と時々本気で思う。
君が微笑むたび、あとどれくらいこの笑顔を独り占めできるのだろうか、なんて考えてしまう。
いつか別々の道へ進むことになっても、俺は驚かない。
君が俺のことを忘れてしまったとしても、俺が覚えているからいいんだ。
ただ、欲を言えば、最期のときに「もしもあの人と一緒になっていたら、今ごろどうなっていたかな」と、俺のことを一瞬でも思い出してくれたら、それでいい。
────忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
少し肌寒い10月の秋の夜
コンビニの駐車場で、車のなか。
告白してくれた。もう、3年も前だっけ?
こくりと頷いた私の手をとって、
「ここ数年で1番どきどきした」なんて、照れながら言うもんだから、、歳上なのに、可愛いな、なんて。
あの日のことは、きっといつまでも、忘れることなんてできないと思う。
16才
大好きなあの人にであって
17才
仲良くなった
18才
彼は卒業して東京へ行った
ずっと一緒にいると思ってた
どんなことあっても好きだと思ってた
それぞれの道を歩いていても
忘れられない いつまでも
きっと今でも好きな人
春の風が優しく吹いている頃、私は揺籠の中で揺れていた。特にやる事もなくそれが暇という事を知らない私は不快と感じる事なく来る日も来る日も寝て起きて食べてまた寝るというサイクルを繰り返していた。
ずっとこのままでいいなと思い始めた頃、私は己の身長くらいもある大きい腕に抱き抱えられた。
このままだと連れ去られてしまうかもしれない。
そう思った私は堪らず大声をあげて泣いた。
すると大きい腕の男はワタワタと忙しなく顔を変え奇声を発してあやそうとして来た。
それがより一層不気味に思えてまた泣き出して、するとあやすことを諦めた男は急いで目的地らしい場所へ向かって駆けていった。
しばらくすると私の視界はいつも見た色の乏しい空間ではなく様々な色に富んだ空間を映していた。
それだけでなく知らぬ音、少し湿っている空気、見たことのない動物。
その全てが私を感動へと導いた。
声も出さず涙を流す私を胸に男は
「お前にこれが見せたかったんだ」と言い聞かせて言った。
その美しき光景は私はその男が父と知り自分で歩み言葉を発して1人で生きていける年になってもまだ鮮烈に一つの大切なフィルムの様に脳裏に焼き付いていた。
故郷を離れ、仕事に行っていた私は再び故郷に帰って今度は自分の足で歩いてその光景を見て息を吸った。
お題忘れられない、いつまでも
この物語はフィクションです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
更新がかなり遅れてしまって申し訳ありませんでした。これからもまだまだ半人前ですが私の作品に目を通していただけるとありがたいです。
忘れられない母の優しさ、
いつまでも僕の中で生き続けている。
【24日目】忘れられない、いつまでも
17歳だった
プロになるために
上京した彼と
プロの夢を挫折して
病んでしまった私
別れの言葉も言えずに
二度と会えなくなった
彼はその後 努力とチャンスを掴み
世界的に有名になった
私は小さな田舎町で
夢を追いかける少女達を
指導している
あの日あの時のわたしのように
ならないために
プロになれなくても
納得できる人生に
なって欲しいと思う
だけどあの日あの時
わたしがそのまま夢を
追いかけられていたら
今ごろは彼と並んで
共に人生を歩んでいたかも
メディアで見る彼は
あの頃と変わらない
今でも大好きでいていいですか?
14歳の彼とわたしの物語〜その後
「忘れられない、いつまでも」
あの本の、最後にある一文を読んだ衝撃は
今でも思い出せる。
まさかそんな、でも、これって。
すべてはあの一文に集約されるなんて、
何年経っても読み返しちゃうわけね。
「忘れられない、いつまでも。」
作¦村村真琴
君と歩いた並木道にとまる蝉の鳴き声が五月蝿かった。でも今はそこの鳴き声が喚き声になって。蝉の声なんかには聞こえやしなかった。夏至の日差しが肌を刺激して肌にシミが増えて美しさなんて言葉は似合わなくなって行った。彼に振られてから私は日に日に弱っていった。痩せ細り、髪は白髪だらけ、彼を無くしただけでこんなにもなる自分が嫌だ。彼の事はきっと忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも
初めて君が笑ったんだ、僕の言葉で笑ってくれた。
『表情筋が痛い』なんて言ってた。
そんな君の言葉に僕は腹筋が痛いよ
忘れられない。いつまでも
あなたの髪
あなたの真っ赤に染った頬
全てが儚くて
でも
あなたの記憶だけは鮮明で
ふしぎなかんじ
何を話したのかは覚えていない
ただあなたの笑った顔が大好きだった
口角が上がる度にできるえくぼが可愛かった
でも今ではただの思い出
あなたは溺れてしまった
夢を追いかけたのだ
この選択が間違っていたのかそれは分からない
私は落ちたあなたを助けず見守ることしか出来なかった
あの感覚はもう二度と感じることは無い
記憶でしかないのに
どこか切なくて
情けない
こんな私をあなたは覚えてくれているのでしょうか
手を離した…
雪の降る深夜に…
降り積もり足跡を消してく…
何でもなかったみたいに…
まっさらに白く真っ白に…
消えて…
何故か…
思いは…
この胸の思いは…
どうしても消えなくて…
知ってるか…
俺は…
あれから…
君へ…
"忘れられない、いつまでも。"
あの頃より、幻聴幻覚は減った。夢に見る事も減った。だいぶ減った。
『減った』のだ。完全には消えていない。
今でもたまに見るし、聞こえる。
長い長い年月を経てようやく耐性がついて、取り乱したり過呼吸を起こしたりしなくなった。
幻覚、幻聴、悪夢は《あの日の記憶》と《あの日以前の記憶》をまざまざと叩きつけてくる。
そんなものが無くたって、忘れるわけが無い。
《あの記憶》を忘れたくない。
忘れてはいけない。
忘れるなど許されない。
無関係の人間に生まれ変わっても、この記憶は忘れてはならない。
俺の贖罪で、俺を縛る十字架で、俺を生かしているもので、俺の運命。
それが無くなったら、俺が俺じゃなくなる。
だから、何度でも戦いに赴く。
どんなに僅かでも可能性があるなら、何度でもかざす。手を伸ばし続ける。
俺のできる事を精一杯。この身が滅ぼうともやり遂げる。
俺のような思いを、何人《なんぴと》もさせない為に。皆のあるべき未来を取り戻す為に。
忘れられない、いつまでも。
忘れたくない、いつまでも。
でも、どんな素敵な思い出も時間が経てば色褪せていく。
いつかは互いに新たな人に出会う。
新たな思い出で、あなたとの思い出はさらに色褪せていく。
2人では掴めなかった幸せを、お互い別々の道で掴む。
あなたが今幸せなら私も嬉しい。
でも、本当は少し悲しい。