大事な家族を亡くした
一晩中泣いて、泣いて、ついには泣き疲れて寝てしまった
ずっと隣にいるものだと思っていた
そのことを疑うことさえしなかった
亡くしてしまったその時、初めて知った
後悔したってもう遅い、もっと遊べばよかったなぁとかもっと、もっと美味しいもん食べさせればよかったとか、もう帰ってこない家族に思いを馳せる
夜になり、心が疲れていた僕は、深い眠りについた
(わんっわんわんっ)
ぽち?なんでここに?
(今までありがとう。幸せだったよ)
待って!ぽち!
ぱちっ もしかして夢だったのか?
僕も幸せだったよぽち、ありがとう、どうか安らかに
大人になってから知った、犬は亡くなるとその日の夜にお礼参りにくるという
この時の夢を僕は「忘れない、いつまでも」。
5/9/2024, 2:11:01 PM