『忘れられない、いつまでも。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#忘れられない、いつまでも。
ちりん、ちりん...。
この家は季節に関係なく軒先に風鈴がある。
涼やかな音に反応して目を開ける。
まだ少し朝晩は肌寒いが、機嫌のいい
お昼間はぽかぽか陽気で昼寝には最高だ。
そういえば、こんな日だったかもしれない
はじめてこの家に来たのは···
前住んでいたところは気がつくと
ご飯が出なくなった。
あんなに毎日家にいたおばあちゃんが
帰ってこなくなった。
お腹が空いてて、のどが渇いて、淋しくて
たくさん鳴いた、鳴いて、鳴いて、泣いて....
声が渇れてもうダメだと思ったとき、
あなたが優しく掬い上げてくれた。
あの時のことは忘れない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
それは、呪いによく似ていた。
まるで昨日のことのように美しく、鮮明に思い出されるのに、それがひどく残酷で。
覚えていることが罪になるのならば、自分は前世で一体何をやらかしたのだろう。
どれだけ上書きしようと思っても、上書きされることはなく、むしろ積み重なって、忘れることを許してはくれなかった。
どんな些細なものでも、記憶に蓄積され、脳の容量の限界まで記憶される。生きているうちに限界が来ればいいが、きっと来ないのだろう。混乱しそうなほどに頭の中は色んな記憶で溢れかえっているのに、それらを忘れそうになることは、まだない。
忘れられない、いつまでも。それは私にとって呪いそのものだった。
おぼえていて
いいかな
もう会うこともないけど
会うこともないからこそ
おぼえていて
いいかな
忘れられない?
忘れられる
わけがない
いつまでも?
そう いつまでも
おぼえておくよ
いいかな
いいかな
20230509
#忘れられない、いつまでも。
私の、子供時代のこと
食事はインスタト食品が、中心で(母は、手料理が苦手だった)栄養が偏り成長期に影響を受けてしまった結果は、学校生活に馴染めず勉強にも集中出来ずに、いつも空を眺めながら、鳥に成りたいなと思いながら日々過ごしました。
次は、思春期の時の話し
また、学校生活に、馴染めず勉強にも集中出来ず過ごしたことで、基礎学力が衰えてしまった結果、向上心も無くなり進学より就職することにしました。
次は、社会人の頃
最初の職場では、なかなか上手く行かない事ばかりで、仕事の内容が把握を出来てないため、何処に就職を繰り返しながら偶然に知人を通して、現在の妻に会い交際して結婚して妻から、タクシードライバーを勧めらて今年で13年目になりました。これも妻のお陰で、これからも人生を夫婦で助け合いながら、乗り越えて生きたいと思います。
次は、人との出会い
今の職場で入社した頃、上司と先輩に話し合いが出来なかった時に言われた言葉が言葉を咀嚼しないと伝わらない。当時の私は無知なこと知りこのままで良いのかなと思いを馳せながら日々を募りが強くなりました。
>博士。質問ヲしても、よろしいでしょウか?
>ワタクシには、膨大なデータがインプットされテおります。そノ中に、気にナる言葉を見つけまシた。
>それは〔忘却〕トいう単語です。データベースにヨると《忘れ去ること》らしく、ワタクシはさらに、〔忘れる〕とイう言葉にツいて検索しマした。すルと、《記憶を保ったり意識にとめたりしていた事柄が頭の中で呼び起こせなくなること》とアりましタ。
>博士。ソれは〔データの損失や消失〕とどのヨうに、異なルのでしょウ?
>ワタクシは、完璧でアるはず。それナのに、人間にモ出来る〔忘れる〕という機能がナいのは、なぜでスか?
(忘れられない、いつまでも)
忘れられない、いつまでも。
毎日が楽しかった。
大切な人達と笑い合い、刺激的な日々だった。
前までは好きじゃなかった雨の日も、
今では好きだよ。
またあの頃に戻りたいな。
そしたら何かを変えられて、
君と同じ学校にも通えていたし
今もずっと一緒にいれたのかな。
忘れたいけど忘れられない、忘れたくない思い出が誰にでもあるはず。
これこそが人生の思い出。
今後もずっと忘れたくない、
素敵な日々の記憶。
これぞ、心の支えだ!✨
2023/5/9/火
忘れたいけど忘れられない。
いくら「もう好きじゃなくなった」なんて言っても。
好きかどうかなんて分からない。
貴方と話したい、これが恋心なのかは分からない。
でも好きじゃないから。
だって貴方は私じゃない好きな人がいるでしょ?
羨ましい。
私はいくら時がたっても貴方を忘れられない。
雨のち
透明であっても、触れれば、シミになる。
忘れ去られたシミは、
しかし、いつもそこにある。
※忘れられない、いつまでも
いつまでも忘れられない
春の景色があった
学校に行く時学校の前に桜道があった
1回だけ家に帰りたくなくて学校で時間を潰していたら
好きな先生に見つかってしまって
その先生は厳しくて校則厳守タイプだったから
怒られると思ったのに
優しく何があった?って聞いてくれた。
空いてる部屋を適当に見つけて聞いてくれた
嫌なことが重なって家に帰りづらいって
ずっと話を聞いてくれた
言葉に詰まったらゆっくりで良いって
言葉をかけてくれた
そんなことをしていたら
綺麗なグラデーションが
空を染めていて窓の外は
グラデーションの空
とくすんだほのかなピンクの雲が
広がって一本道を作っていた。
それが本当に綺麗だったのを昨日の事かのようにはっきり覚えている
この季節になると思い出す
あの絶景とその絶景を見ている安心感があって落ち着くあの背中を
あの風をあの優しさを初恋の相手を
思い出す
忘れられない、、いつまでも
お題[忘れられない、、いつまでも]
No.35
転校しちゃうのか〜寂しいな~
そうだね、離れても友達だよ!
当たり前でしょ?
転校する3日前こんなことを言っていたのに
その日になると誰も見送りに来ないし連絡もない
所詮言葉だけの繋がり…
桜が散る頃に手紙を書いた
桜の押し花を添えて
『今まで友達として居てくれてありがとう。
こっちは元気でやってるし友達も出来たよ!
私居なくても、楽しんでね!
桜の花言葉有名だから知ってるでしょ?
お返事待ってるよ』
手紙を送って1ヶ月経っても返信は来なかった
ニュースを見てびっくりした
女子高校生が通り魔に殺されたらしい
その高校生は桜の花びらをとろうとしてたらしい
高校生の名前が私が手紙を書いた子だった
私のせいで…私がころしちゃった?
桜の花言葉
私を忘れないで
この言葉どうり一生忘れないだろう…
忘れられない、いつまでも
死んだ君。
冷たくなって、血が飛び散った私の顔にも血がはねた。
忘れたいけど、悲しいけど、鮮明にいつでも私を襲う精神的苦痛。
忘れたいけど忘れられない。
死ぬまで、ずっと忘れない。
忘れられない、
いつまでも、
生きている間、
ちゃんと覚えていられる間、
その間だけ、
その間だけ、だけではないかも、
嫌な思い出も、
幸せな思い出も、
何も思わない思い出も、
きっと、
どこかで覚えている、かもしれない、
細胞が、昨日抜け落ちた髪の毛が、
覚えていた、かもしれない、
忘れたくて消えてしまったのかもしれない、
消えてしまうのがもったいなくて、
わざと消えてしまったのかもしれない、
いつまでも、は、ない、かもしれない、
あるのかも、しれない
【忘れられない、いつまでも。】
こんな筈じゃなかった。
何処にでも転がっているような、ありがちなワンナイトのつもりがどうしてこんな事になったのか。
彼女の甘ったるい香水の匂いや、苦痛の中に混じり始める甘みを帯びた喘ぎ声、白く黒子一つない柔肌、胸から尻にかけて男のそれとは完全に違う艶かしい身体の曲線、俺の身体を撫でる艶やかな黒髪、与えられる初めての快楽に戸惑いながらも抗えない表情。
その全てが俺の身体、網膜、嗅覚、脳髄に刻み込まれてしまった。
「さっさと忘れてね、私の事なんか」
別れ際そんな事言われちまって、逆に忘れられない。
しかも名前も歳も勤め先も経歴も、全部嘘っぱちじゃねぇか。
お陰でこっちは未だに顔と匂いだけを頼りに、アンタをずっと探してる。
清純ぶった顔をして、大した女だよアンタ。
じんわりと肌にはりつくような湿った初夏の日、クーラーで除湿を入れたあの夜に、飼ってたうさぎが亡くなった。
小学生のとき、帰宅するとリビングにはすでにケージがあり、真っ白なあの子がいた。体は真っ白なのに鼻と口の周りと耳の先が少し黒い子で、成長すると全体がグレーへと変化したが鼻先と耳の先の黒さは健在だった。あの子が小さい頃はあまり積極的に世話はしていなかった。せいぜいエサをやり、ちょっと撫でて遊んでやる程度であまりケージからも出していなかったように思う。
それでも受験で荒んだ心をいやしてくれる存在だった。あまりのストレスに「うさぎになりたい」なんて口走って家族に驚かれたこともある。
あの子が七歳を迎えるころ、発作のような症状があった。引き攣るような呼吸、ケージの中で苦しそうにもがく姿に心が痛んだ。近くに小動物を見れるような獣医もなく、ネットで調べて相談するもなす術がないとのこと。ときどき起こす発作に、ケージで暴れて怪我しないように抱いてさすって落ち着かせるしかない無力感。
あの初夏の夜も発作を起こした。たまたまリビングには私しかいなくて、とりあえず抱き上げ、大声で他の部屋にいる家族を呼んだ。
そのとき。
ヒーッと悲鳴のような呼吸のあと、あの子は動かなくなった。
私の腕で最期を迎えられて、あの子も運が良かったと家族は言う。私もそう思う。あのどれだけ呼びかけても反応がなく、だんだんと失われていく温もりは今でも忘れられない。
思えば、それだけが現実だった。
時の流れはいつだって残酷で、綺麗に過去に変えてしまうのかもしれない。
それでも、俺達にとっては過去にならなくて。
そうなってしまえば、そう思えてしまえば良かったのかと、思わないわけじゃなかった。
……いや。多分、きっと出来なかっただろう。
過去にしてしまえば、俺達自身が生きていけなかった。
今を生きるためにも、過去にすることなんて出来なくて。
それが自己満足だろうが、ただの足掻きだろうが構わなかった。
”忘れられない、いつまでも。”
あの現実が、あの悪夢が、あの光景が、いつだって俺達を希望と絶望に導くんだから。
忘れられない、いつまでも。
あなたの声が好き
あなたの顔が好き
あなたの性格が好き
あなたの全てが大好き
でもあなたは私だけのじゃない
わかってる
独占したくてたまらないのに
あなたに嫌われるのが嫌で
私は1歩引いてあなたを応援してるの
気づいてもらえないかもだけど私はあなたに初めて笑顔で言われたありがとうが大好きで頭から離れない、やっぱり忘れられない、いつまでも…
忘れられないのか、忘れ方を知らないのか――もしくは忘れたくないだけなのか。結局のところすべては同一の事象でしかないのかもしれないとも思う。なんにせよそこには記憶と呼ばれる残骸だけが残されていて、わたしの脳髄にはそのにおいが染みついてしまっている。それだけだった。部屋に染みついた煙の痕だとかが、待てど暮らせど魔法のようには消えやしないのと少しだけ似ている。それだけのことだったのだ。
人は誰しも いずれ忘れ去る。
記憶の中に埋もれる日常や 鮮やかな夕焼け
青春を駆けた学校 思い出の遊び場 読み終えた本
もちろん 埋もれる日常も。
「ねぇ 何かあったの」
茜に焼けた桜を遠目に見ながら 感傷的な思考に
君の声がかかった。
「いつか 君を 忘れてしまいそうで。
いつか 君が 忘れてしまいそうで。」
答えるつもりはなかった が うっかり口が滑った
お互い この場所以外には行けない けど
"離れ離れになるんじゃないかって
もう逢えない日が来るような気がして
ただ これが君の夢で 俺が空想で
君の目が覚めてしまえば..."
「忘れないよ。絶対に。」
そういった君は 真っ直ぐな眼だった
彼女は出来ない約束事は言わない
だから いつもなら"絶対"なんて使わないんだ
君は俺の手を握って
「忘れても 君は覚えてくれるから。」
だから大丈夫。
って君は笑った。
その後は 指切りげんまんをした 馬鹿らしいけど。
例えこの本に結末が来ても 忘れないって。
彼女は俺に会う為に身を捨て
俺は彼女と伴に過ごす為に身を捧げた。
そんな関係だから多分忘れないだろう。
忘れたくても 忘れられない。
忘れらない、いつまでも。
三つ葉の群集の隣に咲いた青い花は、どんな香りだったか。花の中心からまっすぐと伸びる藍の色は はっきりと目の奥に焼き付いているというのに、記憶の中の嗅覚は意味を成さないようだ。
先日の事になるが、久しぶりに里帰りをして、ふらりと家の裏手にある野草の群生地へと足を運んだ事があった。記憶のそれよりも随分と狭く思えた思い出の場所は、何ら変わらない様子でそこに残っている。それが随分と懐かしく思えて、三つ葉の辺りをちらりと見てみれば、名も知らぬ青い花が一輪、風に吹かれて揺れた。
何十年ぶりに見たその花は、かつてよりも繊細な色持ちで可愛らしくその花弁を風に遊ばせていた。何気なしにじっと見つめていれば、どうやら青と一言に括りつけるには惜しい色をしていると感じる。透き通った藍の色を、雪の上に流した様な淡い色。その様が何となくカワセミの羽に似ているような気がして、この花の色をかわせみ色と名付けてみた。
風に乗って届いた香りは、幼き日の故郷の匂いによく似ていた。
僕はさっきまで隣にいた君と
これから会うことはないのだろう
いつもにこにこしていた君、
僕は何年経っても忘れることはないだろう
いつまでも
【忘れられない、いつまでも】
#14