『微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私には大好きな彼氏がいる。でも最近少し冷たいの。
昨日、「私だけをみて」と言ったのに彼に軽くあしらわれた。昨日の夜はずっと泣いた。涙が止まらなかった。
「もう、すきじゃないんだ…」
と、ずっと嘆いていた。
…今起きた。頭が痛い。ただの熱だろう。
…ほらやっぱり《微熱》だ。私は彼に少しでも心配して欲しくてあるLINEを送った。
『熱があるの。しんどいから看病して?』
と、甘えるような言い方で送った。
…3分後…
「やっぱり来ないよね…私って馬鹿みたい。ハハ」
ダダダダダッ
「え」
『ハァハァ熱っ大丈夫っ?っ薬とかハァ買って来たからハァハァ』
「あ、ありがとグス」
『え、何で泣いてんの?アセアセ もう大丈夫だから、ね?』
…やっぱり私はこういう彼が大好きです!
「微熱」
最近は風邪が物凄くはやってるみたいだ
コロナにインフル…風邪を引くとすごく厄介だ
学校にも行けない、仕事にも行けない、友達と遊べない、
お出かけも出来ない、大好きな君にも会えない…
けど、唯一風邪をひくとちょっと嬉し気持ちになる
それは大好きな君が心配をしてくれることだ。
だから私は風邪ではないがちょっと微熱かも、と嘘をつく。
そうすると優しい声で「大丈夫、?」と言ってくれるその瞬間が嬉しいんだ。嘘ついてごめんね。けど、ありがとう。
微熱が続いている
もしかして
恋のはじまり?
って茶化されたけど
これは、ただの体調不良
だって
恋はもっとずっと前から
始まってる
#微熱
#42
微熱
あなたがいると、私は少し、微熱かな?
あなたに感謝したい。
そんな想いで、いっぱいだ。
だから‐我慢しなくていいよ。
人生そのまんま、自由でいればいい。
戸惑うことなんて、ないんだ。
自由気ままな今日を‐。
微熱でもあるのかと疑ってしまうくらい
あの時、君の手は温かかった
掌から伝わる熱が愛おしくなって
振り解くことは出来なくて
何度も、何度も、その熱を味わううちに
手放せなくなったのは、僕の方だった
(微熱)
何もなくていい。
頭が働かない間は
静かでいられる。
心も鈍麻して
痛みも忘れられる。
すべてどうでもいいって
消えていられる。
ずっと鈍いままでいたい。
微熱
体が熱い。ひと月前からずっと背中がじりじりしている。微熱のような毎日。
気になっている人が、席替えで後ろの席になった。
好きな本が同じ。
それからいつの間にか目で追って、耳をそばだててしまっている。
すごく頑張ったから時々話はできるようになった。今はちょっとだけ仲が良いクラスメイト。
ホームルームでプリントが配られ始めた。前の人から受け取ったプリントを後ろに回す。
ただそれだけなのに、いつも手が震えそうになって息を止める。
「はい、これ」
精いっぱい平静なふりをして、プリントを差し出す私の手と、受け取る彼の手が重なった。
少しカサついて冷たい手。
カッと体が熱くなった。全身の神経が手に集まったみたいで、じんじんする。心臓まで痛い。
触れた手から発火しそうで、周りの音が一気に遠くなって、教壇の先生の言葉もまるで頭に入ってこない。
――こんなの私だけ。きっと気づいてもいないんだろうけど。
ぼうっとしたままホームルームが終わり、潮が引くように皆が帰っていく。私も行かなきゃとカバンを引き寄せる。
「あのさ、」
その声に私は弾かれたように振り向いた。立ち上がった彼が私を見下ろしている。
「なに……?」
喉がカラカラで声が掠れてしまう。彼の唇がゆっくり動いた。
「手、熱いよね」
#100
君だけが私を理解してくれる。
君だけが私の特別になれる。
いつも悲しそうで、苦しそうで、それでもぎこちなく私に微笑んでくれる。
震える手で私の傷口に触れてくれる。
今が現実か夢かもわからないと俯きながら、恐る恐る心を開いて見せてくれる。
くしゃくしゃの髪で、よれよれの服で、大きな眼鏡で、今にもばらばらになりそうな自分をかろうじて人間の形に留めている。
それはまるで私のよう。
きれいに人間の皮を被って生き続ける孤独を、君だけがきっとわかってくれる。
君の傷ついた手から微熱が伝わってくる。
君の苦しみも孤独も、私だけが全部受け入れてあげられる。
体が君の温度になってゆくのが心地良い。
この世界に、私と君の二人だけが独りだ。
君の微熱に浮かされた私は、久しぶりに心からの微笑みを浮かべていた。
微熱のような感覚って、あると思う?
まぁ、それが実際の微熱だったらそれが微熱の感覚なのかもしれないけれど、私には、微熱の感覚というのはいまいち掴めずにいた。
微熱になったことはあるけれど、その時の自分の感覚は、もうなくなってしまっていて、記憶にもないのだ。
「……恋って、微熱みたいな感覚になるみたいですよね?」
私に話しかけてきたのは、同じ部署の後輩、相良 康史(さがら やすし)
目立つ存在ではないけれど、卒なく仕事をこなし、女子にモテる存在ではある。
「……どうしてそんな事を私に聞くの?」
「佐伯先輩なら、知ってるかな?って思っただけです」
「あんたにとって、私ってどんな女に見えてるの?」
「う〜ん。大人な恋愛をしてそうです」
彼と私は、こうして何気ない会話をほぼ毎日する仲でもある。
そして、後輩だけれど、私の片思いの相手でもある。
もちろん、一方通行だ。
「あのね、言っとくけど、大人な恋愛って呼べるもの、私…してないと思う」
「えっ?!そうなんですか!!
………良かった」
は?良かっただと……?
「ちょっと、何が良かったなのよ?」
「えっ!!あ、口に出てました」
「思いっきり、何なのよもう……!」
その時、私はひらめいた。
そして、すぐに実行した。
「……ねえ、相良……」
「はい、何ですか?」
そういった相良の目の前へ、
私はデスクの椅子から移動する。
もう時刻は夜の8時。
私達以外は退勤している。
「その大人な恋と、微熱みたいな感覚…
あなたが私に教えてくれても良いんだよ?」
私はほんの悪戯のつもりだった。
相良を困らせたかっただけだ。
なのに…………
「………良いですよ」
そういうと、相良は私の両手を優しく持って、自分の腰に回し、その手を離すことなけもった。
私の顔は相良の胸の当たりでぴったりと貼り付き、顔をあげれば、相良の顔が目の前だ。
「………俺が教えてあげましょうか?先輩」
今まで見たことのなかった私の好きな人の少し色っぽい悪戯な表情。
この一気に熱を帯びた感覚が微熱とにているなら、私は今、体感したことになる。
…………やられた………。
私はこの時、完全に落ちた。
相良康史という、一人の男に。
ピピピッピピピッ
体温計の数値を見ると、三十七度五分を示していた。
「微熱か」
壁の時計を見ると、午前六時三十分を指している。
私は枕元の携帯電話を手にとって、登録されている番号に電話かける。
数秒のコール音の後に、ガチャっと電話を取る音が耳元で鳴った。
「お待たせしました。澄田会館、担当西村です。」
年配の女性が電話を出る。
「あ、もしもし、葬儀部の村瀬なんですが」
「あ、村瀬さん?どうしたの」
彼女は電話の主が私と分かるや否や、少し砕けた話口調になった。
「今日出勤でしょ?」
私は、先に要件を言わなかったことをこの後に後悔することになる。
「あの、今朝起きたら熱があって、今日お休みを頂きたいのですが」
私は清田会館の葬儀部に正社員として身をおいている。私は普段は体調をほとんど崩さないのだが、季節の変わり目だけはダメで、この時期になると高確率で熱を出す。
新卒一年目のときは、無理して会社に出勤したのだが、次の日には体が高熱を帯び、二三日寝込んでしまった。そのことがあって二年目は、微熱の段階で休みを貰い、完全に治してから出勤した。
「村瀬さん今年何年目?」
「えっと、三年目です」
「あのね、三年目にもなって、体調管理くらい満足にできないの?それにあなた葬儀部でしょ?亡くなった方は待ってくれないのよ」
「…すいません」
その後も彼女の小言は暫く続いた。彼女が電話に出たということは、彼女が今日の宿直の担当なのだろう。葬儀屋の良いところは、電話してもいつでも電話に出てくれるスタッフが居ることだ。今日のように体調を崩しても電話を掛ければ誰かしらが出てくれる。
彼女でなければ、もう少し早く電話を切ってベッドに潜ることが出来たのだが、いつ体調が崩れるかは流石の私も予想出来ない。
「それじゃ、今日お休みって伝えとくけど、明日にはちゃんと治して出勤するように」
「…はい、ありがとうございます。すみませんが、宜しくお願いします」
電話を切って時計を見ると、六時四十五分を指していた。
私は深い溜息をついた後に、ベッドに潜った。
私が澄田会館に就職したのは祖母が亡くなったことがきっかけだ。
私は大学生のときに祖母を亡くした。おばあちゃん子であった私は、祖母の死に深く落ち込んだ。
その時の葬儀を担当してくれた方の言葉が深く印象に残っている。
「美幸様。葬儀というものは、亡くなった方をあの世に送り出す儀式であると共に、残られたご遺族の方々の心の区切りをつける場でもあります。もちろん、葬儀で区切りを付けることができれば何よりですが、そうではない方がほとんどです。私も葬儀をしたからと言って、直ぐに区切りを付けることができるとは思いません。ただ私は、葬儀がそのきっかけになればと、微力ながら力添えをさせていただいております。ですので美幸様も、お祖母様がいなくなったことを今すぐではなくて、これから少しずつ受け入れていけば良いのではないのでしょうか」
その後私は彼女の前で泣いてしまった。なぜそのような話の流れになったのかはいまいち思い出せないのだが、その言葉だけがとても印象に残っている。
そんな彼女を見て、私は葬儀屋も悪くないと思うようになり、大事な新卒カードを葬儀屋に切ってしまった。
決して、就職活動が上手くいかなかったわけではない。
そんなこんなで、澄田会館に入社してから三年目、後もう数ヶ月で四年目になりそうだ。
黒いスーツも板につき、仕事もある程度覚えたが。
覚えたが、やはり私は彼女のような立派な葬儀屋にはなれそうにない。
葬儀屋の仕事は覚悟はしていたが、想像以上に仕事はハードだった。
亡くなる方はいつ亡くなるかわからないので、会館には一人は必ず徹夜で電話番をしなければならない。
もちろんシフト制ではあるが、夜に起きるのが苦手な私は寝ずの電話番が思った以上に体に応える。
そして、一番辛いのがご遺族と対面する時だ。私の祖母のように寿命で亡くなる方が比較的多いのだが、中には若くして、さらには幼い子供が亡くなる場合もある。年齢が若くなるに比例して、遺族の悲しみも比例する。私は、そんな遺族達を見るのがすごく辛い。
「葬儀屋やめようかな」
西村さんにも目をつけられているのか、職場の居心地もそこまで快適とは言えない。
私は溢れそうなものをぐっとこらえるために、自分の腕で額を覆った。
ピンポーン
私はインターホンの音で目を覚ました。
時刻は、午後五時を指している。
「いつのまにか寝ちゃってたんだ」
私は澄田会館に休みの連絡を入れた後に、軽く朝食を食べてからベッドに横になった。ベッドに入ってゴロゴロしているうちにいつの間にか寝ていたようだ。
ピンポーン
再びインターホンの音が鳴る。
「宅急便かな。はーい、ちょっとまってね」
私は玄関に向かい、覗き窓から外を見る。
扉の前には若い女性が立っている。
年齢は、二十五歳、私と同い歳だ。
ドアチェーンを外して、内鍵を捻る。
私は扉を開けて、扉の前の彼女に話しかける。
「優子」
「美幸、大丈夫?お見舞いにきちゃった」
彼女は手に下げた白い袋を掲げて、ニコッと笑う。
「そんな、わざわざ来なくて良いのに。うつしちゃったら悪いし」
「ドタキャンは許さないんだからね。今日は美幸の家で御粥パーティーよ」
私は朝食を食べた後に、彼女と夕食に出かける約束を思い出して、メッセージアプリで行けなくなった旨だけ伝えた。その後、返信もせずに寝てしまったようだ。
寝たのがおそらく午前十一時くらい、起きたのが午後五時なので、約六時間くらいは寝ていた計算になる。よほど疲れが溜まっていたんだろう。
彼女を部屋に案内し、私はコタツの電源を入れて、中で丸くなる。彼女は私の冷蔵庫を開け、買ってきたものを入れてから私の正面に腰を下ろす。
「プリン買ってきたけど食べるでしょ」
彼女はプリンとプラスチックで出来たスプーンを私の前に差し出した。
「そういえば、お昼食べてなかった」
「そうだろうと思った」
彼女と出会ったのは二年前。
私が澄田会館での研修を終え、初めて一人で葬儀を担当することになった最初のご遺族が彼女だ。
二年前、彼女は癌で旦那を亡くした。籍を入れてから二ヶ月後に彼に癌が見つかった。ステージは四。いわゆる、末期の状態だ。
見つかってから半年後に彼は亡くなった。
葬儀で彼女を初めてみた時は、ひどくやせ細り、目の下に真っ黒、本当に真っ黒な隈をつけていた。
葬儀屋は研修で必要以上に遺族に肩入れしないことを学ぶが、私はあまりにも若すぎる喪主をどうしても放っておくことが出来ずに、色々余計なお世話をやいてしまった。
そのからは次第にプライベートでも会うようになった。最初は悲壮が漂う彼女の顔も会う度に少しずつ良くなっていき、彼女の顔の変化と共に私の不安も少しずつなくなっていった。
「美幸、何か悩み事?」
「え?」
不意に話しかけられ、はっとした。
「だって、プリンに全然手を付けてないじゃない。美幸が甘い物の前で手を止める時は決まって悩み事があるとき」
私はプリンを一口食べた後、スプーンを片手に欠けた黄色を見つめていた。
「実は」
私は少し言い淀んだ。彼女の葬儀を終えてからあまり仕事のことは彼女には話さないようにしている。私の仕事のことを話して、彼女に旦那さんのことを思い出させて、悲しい思いはさせたくは無かった。
「美幸、もういいよ」
彼女が何かを察してか、優しく私に語りかける。
「美幸が、私に気を使って仕事のこと、あんまり話さないのはわかってた。でも、もういいの。美幸のおかげで、心の区切りはついたから」
彼女の目が潤んでいるのがわかる。でも、二年前のような悲しみの含んだものとは違い、どちらかというと哀れみを含んだもののように感じる。
「私、葬儀屋さんって少し冷たいイメージがあったんだ。なんというか、流れ作業みたいな。毎日、たくさん人が無くなるものね。仕方ないのはわかってた」
私は黙って彼女に耳を傾ける。
「でも、美幸は違った。葬儀のやり方はもちろん丁寧に教えてくれたし、葬儀が終わっても、私を気にかけてくれて。なんてお節介な葬儀屋さん何だろうって」
私は少しばつの悪さを感じて、愛想笑いをした。
「そのおかげで私は救われた。私の旦那の死を真正面から受け止めてるのは私だけじゃない。そう思うだけで、ほんの少し心が楽になったんだ」
彼女の目から涙が溢れる。
私は腰を上げ、彼女の背中を優しく擦ると、彼女は小さく声を上げた。
「え!お仕事やめちゃうの?」
「いや、やめよかなー、なんて」
「なんで!?美幸ほど良い葬儀屋さんはいないのに!」
私は今朝あったこと、今まで抱えてきた仕事の不安を彼女に打ち明けた。
「そっか」
彼女は少し寂しい顔をした。
「いや!私が勝手に落ち込んでるだけで、葬儀を終えて、ご遺族の気持ちが軽くなることを感じるからそれはそれでやり甲斐はあるよ!」
私は前で両手を振って、それが仕事を辞める決め手ではないことを言い張った。
「わかってるよ」
彼女が小さく笑って、私は少し安心した。
「それに」
「それに?」
「私はあの人のようにはなれないかなって」
彼女は笑顔で、私を見ている。彼女には、一度だけなぜ葬儀屋になったことを聞かれたことがあったので、私が葬儀屋を志した彼女ことを話したことがある。
もう一度言うが、決して就職活動に失敗したわけではない。
「私はね。美幸」
私は彼女の瞳を見つめる。
「美幸がどうしても嫌なら今の仕事を辞めても良いと思う。辞めたからって美幸に会えない訳じゃないからね」
優子ぉと、彼女の名前を呼ぶ私を彼女は笑顔で嗜める。
「でもね、私は葬儀屋さんをやってる美幸が好き。美幸は葬儀屋さんっぽくないから」
机から手が滑りそうな私を見て、彼女が笑う。
「美幸は、本当に優しい。優しいからこそ、私達遺族に寄り添えるし、優しいからこそ遺族の気持ちがわかって辛いんだと思う」
彼女がニコッ笑って続けて話す。
「私はそんな美幸に救われた。だからこれからも美幸の優しさに救われる人はたくさんいると思う」
何だか背中がむず痒くなった。正面から賛辞の言葉を言われることがこんなにも恥ずかしいことだとは思わなかった。
「だけど」
彼女が生唾を飲み込み喉が上下に波打った。
「だけど、これは私の我儘。一番大事なのは美幸。美幸が辛いならやめても良いと思うし、辞めるべきだと思う」
「私は」
言葉に詰まった。遺族に心の区切りをつけるために私がいるのに、その私が仕事ごときに区切りをつけられないなんて情けない。
でも、
「私、もう少し続けようと思う。私の憧れた人になれるかはわからないけど。優子にそこまで言われたら、辞めるわけにはいかなくなった」
「そうそう、その意気。出会ったときの美幸に戻ったね」
恥ずかしいところを見せてしまったことを詫びると、彼女は首を振る。私の方がたくさん見せてる、と言うのでお互い笑わずにはいられなかった。
「そういえば、御粥パーティーしなきゃね」
すっかり忘れてた。今日は彼女と夕食を食べる予定だったんだ
私がキッチンに向かおうと立ち上がると、彼女が、「病み上がりなんだから」とキッチンに向かったのでお言葉に甘えて居直した。
残ったプリンにスプーンを指して、口元に持っていく。一口目とは打って変わってあまりの甘さに頬を抑える。
「あ、あとね。美幸」
彼女が振り返り、その黒色の長く綺麗な髪の毛が内からフワッと空気を含んだ。
「なに?優子?」
スプーンを片手に彼女に応える。
「私、今度結婚するんだ」
私の手からスプーンがするりとすべり落ちた。
頭と体を犯すこの微熱が、さらに熱くなっていくのは間もなくだろう。
長い間 微熱みたいに
私を 動かしてない
君にたった1人の君が
いれば 微熱みたいな
感覚さを 消しさり
強く いれる 1人だ誰といても
私を 軽く 扱う
私も君以外へ 微熱ぐらいしか
揺れない 好きとか 愛は
つかまえたかのようで
指の間から すり抜けてく
不確かなものに 期待も希望も
いらない
君は 私をあるがまま 愛して
くれた 何回か恋愛しても
君とは違う 不確かさばかりで
いいよられて 淋しいなんて
気持ちで
縛られてく 私が 我慢さは
微熱みたいだ 縛られていて
どうにも ならない 高熱さを
求めてる それで 出鱈目人は
消える
淋しいに私微熱も シンドイ
確かさ 安定感 ない 二人は
本当の 気持ちに
蓋をして
微熱まじりに 踊りだす
愛より
淋しいからで
ガチャ引く時、毎回微熱が出てる気がする。
微熱出しつつ高揚感に包まれるか
平熱に戻り遠い目をするか。
「微熱」
なんかさ、あの子見てるとポヤポヤすんの
笑ってたらこう、キュッとなるような
耳まで熱くなるような へんな感じに。
えっ?熱計れって? ぼんやりして顔赤い?
……あっ、何この微熱は……
高熱の始まり?恋の始まり?
君は体温が高い。
聞けば、なんと平熱が37〜8℃位だと言う。
ふへっ、……驚いて変な声が出た。
人種によって平熱が違うらしい、筋肉量の違いだろうか?
あー、だから真冬にTシャツ短パンで観光地を彷徨いているのかあ、とホカホカと温かい君の胴に顔を埋めて目を閉じた。
テーマ「微熱」
微熱気味?
私は一目惚れしたらしい、
だけど私は一目惚れした事
気づいてない
熱が出ただけだと
彼に会う度
顔が火照る
胸が痛い
動けない
何故だとわたしは思っていた
だけど私は一目惚れだとわかった🤩
【完】
この後の話はわからないです
「風邪以外の『微熱』っていうと、他には、何があるんだろうな……」
ネットによれば、37.5℃以上が「発熱」なので、それより下が「微熱」だろう、とのこと。
38℃は「高熱」らしい。日本の感染法上の定義だというが、事実かどうかは分からない。
で、3月22日あたりに一度風邪ネタ書いたこのアカウントで、「微熱」は何が書けるだろう。某所在住物書きはため息を吐き、天井を見上げた。
「……全然関係無いが、コロナ禍の初期、風邪薬のCMが少なかったような、気がしないでもないんよ」
ほらアレ。栄養ドリンクかな。「体調悪いけど、頑張らなきゃいけない!そんな時に!」みてぇなヤツ。
あれから数年だってよ。長いわな。物書きは再度息を吐いた。 で、今回のお題、どうしよう。
――――――
職場のゴマスリ係長、上司にゴマスリばっかりして自分の仕事は部下に丸投げな係長が、風邪で休んだ。
微熱ながら、発熱がみられたため、インフル拡大の近況を考えて自宅療養、とのことだった。
数ヶ月前、ゴマスリと仕事の丸投げが、職場のトップにバレて叱られてから、係長はだいぶ大人しくなったけど、性根は全然変わってないらしい。
というのも、今朝通勤途中、「微熱」のハズなのにマスクもつけず、缶ビール買ってコンビニから出てくる係長を、私と職場の先輩とで目撃したのだ。
あのさぁ(略)
「それでも診断書、画像で送ってきたらしいぞ」
良いよね有給気楽に使えて。 ねー。
同部署の仲間とウラミツラミなおしゃべりしてたら、先輩が決裁書類の提出から戻ってきた。
「本当に『微熱』で、『風邪』だとしたら、うつされては困るだろう。放っとけ」
かわりにホラ、お前の分。
先輩は少しだけ、ほんの少しだけ笑って、私とウラミツラミ仲間の机に何か置いた。
クッキーだ。小さなクッキーと、マカロンだ。
「課長が旅行に行ったらしい。ブラックフライデーで安売りしていた菓子屋があったから、土産だと」
「課長まで『微熱』で倒れたりするかな」
仲間ちゃんが気を利かせてコーヒー持ってきてくれたから、私も、本日のおやつのスティックポテト、早い話がじゃがベーを、小袋開けて3等分。
お昼まで、残り数分。ちょっと時間を繰り上げて、お先に休憩失礼することにした。
「にしても、世の中変わったよね。数年前まで『少し熱出しても気にせず職場に来い』だったのに」
「段々その頃に、戻り始めている気もするがな」
ポリポリ。じゃがべーつまむ先輩が言った。
「微熱でも出勤、微熱でも自宅療養。はてさてどちらが良いのやら」
「私は自宅療養したいけどゴマスリは出勤すべき」
「うつされるぞ。風邪だの何だの」
「それはヤダ、けど、ゴマスリはキライ」
「気持ちは分からないでもない」
「頑張った仕事、何回も横取りされたもん。私、絶対忘れないもん」
「それがバレて、厳重注意にはなっただろう」
あーだこーだ、あーだこーだ。
おしゃべりしてお菓子食べて、コーヒー飲んで。
月曜日の昼前としては最高のひととき。
時計を見ようと視線そらしたら、奥隣の部署の知らない誰かが、
少しだけ顔赤くして、額に手を当てて、奥部署の課長と何か話してた。
「ウチの職場もとうとう、か?」
先輩も、私が見てる光景に気付いたらしい。
「インフルはゴメンだぞ。まだ予防接種していない」
ちょっと、しんどい。
ちょっと、困る。
ちょっと、鬱陶しい。
そんな”微熱”なのに、望まれる瞬間があるんだから本当に不思議だ。
微熱
茹だるような熱に侵され、体が動かない。
「季節の変わり目だものね」という常套句を言う家族を背に、私はベッドに蹲り、喉の痛みと熱に耐えるしかなかった。
風邪なんて引いたことなかったのに。痰の絡む咳を一つすると、我が家の猫が駆け寄ってきた。
熱に誘われてやってきたのだろうか。猫はこちらの顔を覗き込むと、堂々と私の体を踏み、そのまま座り込んだ。
猫は気楽でいいなあ。私はそっと猫の顎に手をやり撫でて、何回目かわからない眠りについた。
微熱出した時ってだるいけど
ちょっと心地いいよね