『微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
微熱
これって、
恋話(コイバナ)or鼻話(ハナハナ)?
あいつは、あの娘にお熱だ!とか。愛が止まらない。心の病?
お釈迦様(お医者様)でも草津の湯でも恋の病(やまい)は、なおしゃせぬ!
キリスト様か登別温泉とか犬鳴温泉とかだと治せる?!
昨日から喉がイガイガ痛い。鼻水が止まらない。水鼻が垂れる。単に冷え?
体温を測ると昨日は36.5℃、今日は36.4℃平熱。 単なる風邪?コロナ?
インフルエンザ?
37.5℃から日本では“微熱”
38℃からは発熱?アメリカは“微熱”?
39℃からは高熱?
あちこちのレジの女子高生のアルバイトの娘に軽くお熱(微熱)のコロナ騒動が始まって以来、殆ど低体温症ぎみの
69作目 徳博😀
小さな頃から
耳が赤くなると
決まって
風邪をひいた…
そんな昔の記憶を
ふと 思い出して
私は この微熱に酔いしれる。
少しずつ
熱おびてく
この耳を
冬の風が冷して
心地がいい。
だけどね…
その柔らかくて低い声が
逞しくて 優しい
私を包み込む
その腕の温もりが
あなたの匂いが…
私にゆっくりと溶けて
副作用を残してく…
もう治ることも
冷めることも…
望まない。
幸せな微熱に
ずっと酔いしれる…。
- 微熱 -
微熱
いつもと違う嫌な感じ。
熱を測ると37度。
こういう時は自分を甘やかす。
掃除はしない。
ご飯は簡単なものを。
仕事の休憩に仮眠をとって、
大好きなプリンを食べてエネルギーチャージ。
家事も仕事も育児も必要最低限。
いつもより早く布団に入っておやすみなさい。
二次創作 文豪ストレイドッグス
『微熱の夢主ちゃんに気づく乱歩さん』
「うわ、最悪」
熱が出てしまった。よりにもよって鏡花ちゃんの入社祝いパーティーの日に。
どうしよう、解熱剤飲めばなんとかなるかな?
私は解熱剤を流し込み着替えて社に行く準備をした。
「おはよーございまーす」
私は元気(なフリをしているだけだが)に扉を開けて挨拶をした。
「𓏸𓏸さん、おはようございます」
一番最初に挨拶を返してくれたのは国木田くん。それに続いて賢治くん、谷崎兄妹、与謝野先生らが返してくれる。
「おはよ」
一番最後に短く挨拶を返したのは乱歩さん。
「おはようございます。……なんか機嫌悪いですね」
いつもなら、「おはよー!𓏸𓏸!!」とか言って引っ付いてくるはずなのだが、今日は私の事を見もしなかった。
「あの……乱歩さん?本当にどうしたんですか?なにかありましーー」
「𓏸𓏸!すまんが少し手伝って欲しいことがあるんだが」
乱歩さんの顔を覗き込もうとした時、国木田くんが私を呼んだ。どうやら飾りをどこに付ければいいのか分からなかったらしい。国木田くんにはそういった類のセンスはあまり無い。
「「鏡花ちゃん!入社おめでとー!!」」
無事サプライズは成功。現在、鏡花ちゃんは社員の着せ替え人形と化している。
私はというと……。
「うっ……気持ち悪い……」
絶賛トイレに引きこもり中である。
準備の時は微熱にまで下がっていたが、パーティーが始まってから薬の効果が切れたのか徐々に熱が上がっていって、それに伴い私の体調は悪化していった。
流石にそろそろ戻らないと怪しまれてしまう。
私はなんとか吐き気を抑え込み皆の所に戻ろうとした。
しかし、トイレを出て廊下を歩いている最中、急なめまいに襲われた。平衡感覚を失い、倒れる寸前、誰かが私の身体を抱きとめた。
「はぁー。ドクターストップ。もう家に帰って。これは命令だから。上司命令!」
乱歩さんだった。
「乱歩さん!?もしかして気付いていたんですか!?」
「当たり前だろ。本当ならすぐに家に帰したかったけど、𓏸𓏸が楽しみにしてたし、準備中はそこまで辛くなさそうだったから何も言わなかった」
そう言って乱歩さんは私の事を抱き上げた。俗に言うお姫様抱っこである。
「だけどここまでしんどそうなら強制的に家に帰らせる」
「え、ちょ、え!?」
熱があって良かった。顔から火が出るほど恥ずかしいけど元々顔が赤いからあまり変化は無いと思う。
そのまま乱歩さんは私の部屋まで運んでくれた。歩きますと言えば、「めまいで倒れそうなんだから大人しくしてて」と言われた。
「乱歩さん。ありがとうございました。あと、ご迷惑かけてすみません」
動けない私のかわりに布団を敷いてくれている乱歩さんに頭を下げる。
「いいよ別に。僕が勝手にやってるだけだから。それより、食欲は?何かたべれそう?」
「え?乱歩さん、パーティーに戻るんじゃないんですか?」
私がそう言うと乱歩さんは分かりやすくはぁ?という顔をした。
「何言ってんの?病人ほっとけるわけないでしょ。パーティーよりも今はこっちの方が大事」
あたかも当然のように言う乱歩さんにときめいてしまう。
その後も乱歩さんは付きっきりで看病してくれた。途中で社員の皆も様子を見に来てくれた。鏡花ちゃんに至っては「元気になったらクレープ食べに行こう」と言ってくれた。
夜、熱が上がって苦しかった時も隣に乱歩さんがいて「どうした?苦しい?」などと気にかけてくれた。
こうやって看病して貰えるなら体調不良も悪くないかも……なんて考えてしまう私は我儘かもしれない。
お題:微熱
2023 11 27
そんな時もある、早めに気付いて良かった、高熱
になる前で。大して好きでもないのに…。
27.微熱
たまに
TVを見る
お笑い・トーク・アニメ
久しぶりに大笑いした
人を惹きつける魅力
喜ばせる魅力
楽しませる魅力
最近は人恋しさが募る
誰かと分かち合いたい
喜んで貰いたいし
喜ばせてもらいたい
お互い様と言いたい
私も今まで
たくさんTVから
湧き上がる感情を貰った
最近はドラマを見なくなった
見たくない訳ではない
見たいのだけども
ゆっくり楽しむ時間がない
ドラマでも
お笑い・トーク・アニメでも
面白いものには熱中してしまう
見終わった後面白かったなぁと
一息つくと何だか身体があったかい
体温が上がって微熱っぽくなる
エネルギーが湧いてくる
一緒に笑い合えるっていいなと思う
熱が出た。
1人で帰るのはかなり難しそうだったので迎えに来てもらった。熱が出たり、体調不良の時の親に心配されている、親の視線を独占してるあの感じ。久しぶりだ。
熱を測ると38度。ダルくて、寒くて動けん。…
そんな私の為に、湯たんぽやら、冷えピタやら色々と持ってきてくれた。
「何か食べたいものはない?」普段ならあんまり聞かれない。今なら、高いアイスも買ってもらえそうだ。
翌日、病院に行って薬をもらい、次の日。『微熱』…
ああ、もう直ぐ治るな。もうすぐ、この特別な時間ともおさらば…。
今だけでいい、この『微熱』が続けばいいのに。
まるで微熱を帯びた様
あなたを思うだけで
わたしは
風邪をひいたかのように
ハートに熱を帯びる
「微熱」
私は微熱が出ると嬉しくなる。それは、大好きな彼が私を心配していつもの(いつももそうなんだけど…)何万倍も大切にしてくれるから。だから私は微熱が好き。勿論体が重くて怠いけど、そんなこと忘れるくらい、彼が私を心配して、大切にしてくれるから微熱なんて分からない。
そっと触れた手のひらが。
そっと添えられた手のひらの体温が。
じくじく痛くて愛おしくて。
36.8°に浮かされた私はどこまでも飛んでいけそうだった。
微熱
無理をすれば出来るけど
その反動が怖い
今日は休んどこ
今はただ、この温もりを感じていたい。
それすらも許されないと言うのなら、僕は
どうやってこの感情に名前をつければいいのだろう。
「36.8℃」
心が下降気味な時は微熱になる、
仕事に行きたくない朝だった。
微熱を理由に休みたい要因は幾つもあった。
グラスに3つ、大きめの氷を入れて、強炭酸水を飲む。
そして、
ズル休みを人生に引っ張り込んだ。
なんとなく、先程までのモヤモヤがすっきりしてくる。
部屋の空気を入れ替えて、
微熱の私を脱する。
微熱。最近寒いし風邪ひかないように気を付けないとな。
それで今日はジャンプの発売日。今週のジャンプは満足度高かった。
呪術、鵺と読んで三つ目に読んだのがままゆうだったけど今週はままゆうが一番面白かった。こういうのが見たかったんだよっていうのを素直に見せてくれた。
今ジャンプで一番好きだわままゆう。話に関しては微妙なとこは否めんがキャラの良さに関してはトップクラスだ。なんとか続いて欲しい。
今週のままゆうがよすぎて最初に語ってしまったが最初に読んだのは呪術。先週も面白かったけど今週も面白かった。コントの理解度が高い。
でも最後の高羽の格好とかがちょっとよくわかんなかった。そしてけんじゃくをあっさり処理。いいキャラだったけど退場か。呪術も終わりが近いんだな。
次に読んだのが鵺。新隊員は義妹。義妹って中々見ない設定な気がする。キャラデザいい感じだし闇がありそうで掘り下げが楽しみ。
キルアオ、カグラバチもいい感じだった。後は新連載も悪くなかった。
教科書通りの新連載って感じの一話。ただ題材にあまり興味持てないんだよな。一応見るけどって枠になりそう。
ジャンプの感想はこの辺でこれからの小説についてちょっと書いてみるか。
色々と書いてみて実感したのは自分の実力不足だ。展開が思い付かないし語彙力も足りない。
今のままじゃ書きたいものが書けない。頭の中にあるものをうまく取り出せない。
だからしばらく修行しようと思う。辞書を読んだり流行りの小説を読んだり。それと小説の書き方とか調べて短編小説を書いたりだな。
自分の思うがままに書けばいい。そう思って書いてたけど結局行き詰まった。実力や知識の不足を補うためにやはり努力は避けられないらしい。
なので書きたいものを書くために努力しようと思う。頑張ろう。
絡まる視線からじわじわと伝わる温度
その奥に燻る微熱が身体を支配していくような感覚
靄のかかったような頭の中、貴方だけが、貴方の触れる温度だけが鮮明に感じられた
『微熱』
#微熱
まだ万全とはいかないけれど、ようやく高熱が下がった。微熱といったところか。
人を好きになることを「熱を上げる」とはよく言ったものだ。確かに熱に浮かされたように相手のことしか見えなくなるし、自分の裁量で熱を冷ますことが難しい。
タカシの好きな歌に「一目惚れはしない方なのに、あれはしちゃうよな」って歌詞があったけれど、一目惚れなんて落ちようと思って落ちるものではない。
それを痛感したのが1年前の今日。
付き合って1年目の記念日に、私は熱が冷めている。
嫌いになったわけじゃない。あの頃の、身の焦がれるほどの熱い性欲を伴った愛情が、今は微熱程度なのだ。
好きになりかけの頃、無自覚に、でも、なんとなく意識している時も、微熱っぽく感じることがある。
急に高熱が出た私は冷めるのも早かった。
告白して、付き合って、3ヶ月もしないうちに「あれ?」ってなって。
そこからずっと惰性みたいな微熱が続いている。
いわゆる倦怠期とやらが長丁場になって、これがいつものになった。
「付き合って1年かぁ。長かったような短かったような。今までありがとう。これからもよろしくな」
記念日ディナーのテーブルの向こうでタカシがワインを掲げながら微笑んだ。
私は小さく笑みながら、「こちらこそ」と言った。
「なんか、俺さ、ユリと一緒にいると心も体もふわふわ暖かくて幸せなんだ」
「え、なにそれ」
「なんだ、笑うなよ。1人のときはずっと永久凍土に閉じ込められてたみたいだったけど、ユリといろんな所へ遊びに行ったり、美味しいものを食べたり、気づいたらポカポカしている感じでさ」
タカシの嬉しそうな顔を見て衝撃を受けた。
私が微熱と感じていた煩わしさをタカシは幸せと感じていたなんて。
「最近はいつもの店、いつもの場所が増えて、それも嬉しいんだ。ユリといつもの所って約束できるの、なんかすごいなって」
私が感じる倦怠期のだるさも目新しさのないデートも、そんなふうに思っているだなんて。
「ん?どうした?俺、変なこと言っちゃったかな」
「ううん。違うの」
反省した。そうか、そういう見方もあったか、って。
「そうだね。タカシが幸せに思っててくれて嬉しいよ」
熱は冷めていない。私はタカシが幸せだと、こんなにも嬉しいのだから。
「これからもよろしくお願いします」
改まった顔で、タカシが深々と頭を下げた。
人生は長いし、付き合いは始まったばかりだし。
微熱のだるさも心地よさに変えて。
この人と歩んでいくことになりそうだと感じた、1年目の記念日だった。
2023.11.27 猫田こぎん
お題「微熱」
タイトル「生まれた日」
雨采 ミツジ
R5/2023/11/27
お前のような何でも叶う者に、恵まれた者に、そんなこと言われても不快なだけだ!
八つ当たりだった。
後から知った。
彼女は、親を知らない。
母は産まれた直後、本当にすぐに死別し、父は、彼女の存在を知りながらも、血も繋がらない別の子供を優先して世界を旅した挙句に死んだという。
彼女は静かに話した。
悲しくはないのです。
母は確かに私を愛してくれたことを知っています。
ずっと前から何度も名を呼んで、最期に抱きしめてくれたことを知っています。
父は己の正義を貫いて、彼を守り導きました。
誇らしく思います。
叶わぬ願いなど、誰にでも、いくらでもあります。
ただ、それでも、ただ1度でも、それが最後でもよかったのです。
母がくれた名を呼んでほしかった。
抱きしめてほしかった。
ただの、わがままです。
何もできなかった。言えなかった。
あの日微かに感じた熱は、今日も僕を焦がしている。
熱を感じる。そんなわけがない。
「どうした? 顔赤くないか?」
顔を覗き込んで訊いてくる。
そんなわけがない。熱はないし、顔も赤くない。
そう返そうとした瞬間、世界が回った。
「微熱だな」
医者の不養生とはこのこと。
町医者をやっている私が倒れてしまうなんて。しかも、よりにもよって気付けば腐れ縁になっている奴に助けてもらうなんて。
「そんなわけありません」
起き上がろうとするが、無理矢理布団に寝かされる。
「いいから寝てろ。普段は俺にいろいろ言うくせに、自分に対してはどうしてそう適当なんだ」
「医者ですから、いろいろ言いますよ」
「医者ならそれこそ寝て早く治せ」
そう言って、いつもと違った様子で優しく覗き込んでくるから、調子が狂う。
なんとも言えない、よくわからない複雑な気持ちになる。だからと言って、どう文句を言えばいいのかもわからず、私は布団を深く被った。
彼は安心したような表情を浮かべると、立ち上がった。
気付けば、私は手を伸ばし、彼の服の裾を掴んでいた。
驚いた顔をして彼が振り返る。私自身も驚いている。
「どうした? 何か食べ物でも持ってこようかと思ったんだが」
「それなら早く取ってきてください」
ぱっと裾から手を離す。
彼が笑った。
「食欲ありそうで良かった。すぐ戻ってくるから」
そう言って、頭をぽんぽんと撫でてくる。その手を払う。
「レディーの頭に気安く触らないでください」
「いつもの調子が戻ってきたようだな」
優しく笑うと今度こそ部屋を出て行った。
私はさっきよりも深く頭から布団を被った。
熱を感じる。そんなわけがない。
もし微熱だと言うなら、これ以上は上がらないようにしないと。
そんなことを考えながら、ふわふわとした感覚のまま眠りについた。
『微熱』
君といるとなんだか熱っぽい。
微熱なのかな
ほらまた顔赤くて心配されちゃった。
平気平気
そう言って大丈夫そうに見せてるけど
私の心拍数は上昇中
─────『微熱』
頬を擽り
心を揺さぶられ
身体が浮かれてゆく
―「微熱」―