『形の無いもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
形の無い物は汚れたりする事がないし、良いよね。だけどそれはいずれ忘れ去られて消えていってしまうんじゃないかと考えてしまう時がある。だから私達で形の無い物を形のある物として伝えていくべきだと思うんだ。
『形の無い物』
形の無いもの
いざ失ってしまうと、縋れるのは思い出だけだった。
通いつめたあの場所も、何度も見返したアルバムもなくなって。日常の中でふと寂しくなった時、そっと記憶を辿ることしかできない。絶対に忘れない、忘れたくないと思っているのに時と共にそれは段々色褪せていく。きっともう、気が付かないうちに思い出せなくなっている部分だってある。
せめて形で残る何かにこの気持ちを宿せたのなら。私の中でどんなに褪せてしまっても、あの時間が確かに存在していたことの証明ができたなら。
そんな空想で、今日もこの穴を埋めるのだ。
形のないもの
綺麗な宝石か
あるいは 見えない喜びか
それでもない、ただの見えないもの。
水でもない-。
なんでもない。
だからこそ、わたしは嬉しかった。
この世のOnly Oneの、もの。
唯一無二の、それは、わたしだった。
【形の無いもの】
自己紹介で好きなことを書くところ
いつも迷わずに「音楽」とか「工作」って書いてた。
でも、最近自信を持って書けなくなった。
特技だったらまだいい、好きなことが書けなくなった
自分よりもっと上手い人がいるから?
自分よりももっと時間をかけてる人がいるから?
好きなことだ、趣味みたいなもの。
他人に囚われずに好きにやればいいものだ
じゃあなんで?
なんで、こんなに苦しいの?
好きなことって何?
ことって何?好きって何?
何?何?何?
考えすぎなのかもな。疲れてるのかな。
自己紹介って深く考えない方がいいみたい。
考えすぎるのは勉強だけでいいらしい。
こんなことを自己紹介なんぞのために
考えなくていい。
楽に書けばいい、そういうものだから。
形にはできる形の無いものは
いつも僕を苦しめる。
自己紹介みたいに楽に出来たらどれだけいいか
欲しいな。それいいな。
――――――――――あんなふうになれるかな
蒼海に沈む
揺れる光と
希望もない明日を見ながら
蒼海に沈む
薄れる光と
来ない明日を考えながら
蒼海に沈む
流した涙も
嘘にして
吐いた息が
泡になった時
自分が生きてると知った
重すぎる洋服と
形になることのない脈を
ただ笑った
形のないもの
形の無いもの
「形の無いものって、得てして大切なものじゃん?」
例えば、愛。感謝。恩。思い出。
「だからそれを得るためにお金をかけて済むものなら、かけたらいいと思うんだよ」
「その理論でいえば、愛もお金で買えばいいってことになるけど」
「愛情を表現するのにお金をかけるのは悪いことじゃないってこと」
ふうん、と彼女は腕を組んだ。
「つまりソシャゲのガチャに大金注ぎ込むのも愛情表現ってわけ」
「形無きソシャゲ自体も大切なものさ」
形ないもの
ないものねだりなわたしはいつまでも満たされなくて。
形のない物
形のない今日をそれでも進む
何も知らぬ朝と清かな風に
息を繋ぐ僕らの声は何を望む
気持ち、言葉などは形がありません。
それを伝えるのは難しい。
今日和 ,今晩和 ,仮置き好き 🪼彡 です 。
仮置き してたら
あ〜 1ヶ月後ぐらいに 書き足すんだな と 思って下さい。
結構昔の コピペ +α が 多いです。
暇が あれば 余談 ,設定 付け足しときます 。
お話 終わらせるの苦手 なので 永遠と 続く 書き方をします。
気分が のらないと 一文字も 書きません。
そういうものです。
言葉に 意味を隠すの 大好きです。
宝石や ,花の名前 ,アクセサリー ,キスの場所 が
出てきたらどう意味か 調べて見てください 。
結構 意味を隠してます。
青春系 は あまり体験してないので 夢語りです
病み系 重い恋愛系 は 経験豊富(?)なので 得意です 。
暇が あれば 重い恋愛 話 書きます 。
小説創るのは 苦手だけれど 設定作るの 好きなので
テーマに 沿った 設定 置いとくかも 知れません 。
なんか 創作に 行き詰まったら
そこから 引っこ抜いても 大丈夫 です。
最後に ×印 あれば ダメですので ご了承ください 。
プラスで テーマと一緒に課題が ないと
お話創るの苦手です。
なんか 変に こんなものを 詰め混んでるなー と 思ったら
ルーレット 回して 出てきた
変な 課題だと 思ってください。
時々 漢字ばかり の 漢字厨文 を 置いときます 。
読めたら 自分を 褒めてください。
かなり 凄いので 。
貴方偉い。頭良いー,みたいな感じで。
暇に なれば この場所を 更新していきます 。
最後 に 毎日 は 無理です 。
暇 が 私には 何時あるか分からない。
『形のないもの』 No.132
わからない
わからない、けど
キミと目があうと
形のない何かが溢れる
「私のどこが好き?」
「……いきなり何だよ」
「いいから。答えてよ、5秒以内」
ごーお、よーん、と暢気にカウントダウンが始まる。僕は手にしていたカレースプーンを置いた。そして口を開く。
「5秒でキミの好きなところを語りきれないよ」
僕のこの返答は予想もできなかったようで。彼女も黙ってスプーンを置いた。傍にあったお茶の入ったコップを手にとって一気に飲み干す。そんなに勢いよく飲まなくてもいいのに。そして彼女はごちそうさま、と言って自分の食器をそそくさとキッチンのほうへ運んでゆく。自分でふってきたのに、照れ隠しするとか、どういうつもりなんだ。
「いいの?続き、聞かなくて」
投げかけるとキッチンからそろりと顔が出てきた。聞きたい、という顔をしている。単純だなあ。
「優しさ、言葉、癒やし、雰囲気、温もり、笑い、元気、勇気、ときめき」
「……なぁに、それ」
「みんなどれも、貰っても形に残らない。でも与えられないと僕が僕じゃなくなる。それをキミが定期的に補ってくれる。だから好き」
「そう、なんだ」
「うん、そうなの」
彼女はさささ、とまたこっちへ戻ってきて僕のコップにお茶をついだ。お皿かたすね、と言って僕の食事の済んだ食器たちを持ってまたキッチンへと消えた。こういう気づかいができるところも、好きの要素の1つを形成しているんだ。そういうの総称して何ていうか、分かる?
愛だよ。これまた目に見えなくて、形にならないという厄介なもの。でも僕ら、ちゃんと与え合ってるの分かってる。姿かたち見えなくても、キミからの愛は毎日感じてる。
形の無いもの
言葉は形が無く
相手の受け取り方
発した人の感情などで変化する
皆が平穏な気持ちで言葉を使えれば
平和なのだろうか
嘘も方便
不確かなもので
自分の心を磨いても
尖る一方である
形の無いものとはなにか。
そう問われたらきっとすぐには答えられない。
この世界の大半の人を敵に回す発言だけど、
愛とか感情とかを形のないものと言ってる人たちが僕の目にはどうも愚かに見える。
そんなもの形にできるだろとか、そういう事が言いたいんじゃない。
ただただ哀れに愚かに見えるってだけの話。
だってどうでもいいし。
形の無いものとはなにかなんて。
なんでそんなに真剣に考えられるんだ?
問われたら僕は知らないけど死ぬまでには見つかると思うって言えば良いのかな。
君等がなんて答えようが自由だよ。
愛でも、感情でも、なんでも。
形のないものを見つけて見てしまったら僕は死のうかな。
口封じとして。
見えないものが見えたらこの世界に矛盾が生まれるからね。
まあ、そんな難しくて退屈なこと考えたくもないし。
テキトーに生きてる人の意見だ。
参考にしちゃだめだ。
貴女との関係って、何かしら?
ふとそんな事を思ったある休日。机に向かい、宿題を黙々と進めていた。三十分経ったので、休憩をとる。そんな時に、頭を休めることが出来ない考えがよぎった。
〔形が無いもの?でも…。形にしたいもの?〕
一人でブツブツと呟いていると、あっと言う間に休憩時間を過ぎていく。
しかし、今の悩みは眼の前の宿題より大切かも知れない。
〔形に囚われない関係?…でも、そんな簡単なことじゃ、無い関係。〕
口から言葉が流れるように出てくる。その言葉達は、貴女との関係を肯定も否定もしないものばかり。曖昧な物。
〔貴女との関係、私はもっと深くなりたい。でも、
私が望む形と、貴女の望む形と一緒、なのかしら。〕
だんだんとナーバスになってしまう。嗚呼、駄目。
タンブラーを手に取り入れて置いた、
温かいココアを一口、ゆっくりと飲む。
じんわりと甘さと苦さが口に広がる。美味しい。
もう一口飲む。先程よりも、甘く感じた。
はぁ…。ため息をついて、タンブラーを机に置く。
このまま答えの無い考えをしているより、
きっと宿題を進める方が私の為だ。
形の無い関係って、いつか形になる物かしら。
妄想昔話 最終話
声のする後方に身体を向けると
先程まで何もなかった空間に数千もの鳥居が立ち並び、その先の彼方にはお社が見えていました。
お社まで距離がかなりありましたが
天界では身体が浮き上がるほど軽く、スタスタと駆けていくことができました。
お社に着くと、本殿の頭上のしめ縄には紙垂がかかっていて、扉は開かれていました。扉の向こう側に朧げながら誰かいる気配がします。
『よく天界まで参ったな。歓迎するぞ。儂は宇迦之御魂大神と申す』
声が聞こえたとき、紙垂がひらりと揺れました。
『翁狐でなく、そなたがここに参ったからには、儂に何か用があるのだろう?』
霊狐は膝をつき名を名乗ると、宇迦之御魂大神に事の詳細をつぶさに話しました。
人間から迫害をうけていること。
人間と狐族との関係性について。
とてつもない飢饉が迫っていること。
そして、宇迦之御魂大神に豊穣の雨をもたらして欲しいことを。
どれだけ時が経ったか分からないくらい懸命に伝えました。叶わなければ自害するとらいわんばかりにの気迫で伝えました。
『そなたの言いたいことは理解した』
『ただ残念だが、儂は神という立場があるから、私情で生き物の生死に関わる行為をしてはならぬのだ。自然の均衡が崩れるからな』
『だが、そなたの殊勝な心構えが気に入った。儂の使いにならぬか。使いとなれば神の力を分け与えることができる。豊穣の雨をいつでも降らせることができるようになるぞ』
『そなたは神ではないから特別に、村人や狐族のために雨を降らせても目を瞑ってやる』
『ただし…』
宇迦之御魂大神は語気を強めて
『使いになるには肉体を捨てて、魂だけの存在にならねばならぬ』
『魂だけの存在になると、わたしはどうなってしまうのですか?』霊狐は聴きます。
『同じ魂だけの存在である神か死者にしか、そなたの存在を認知できなくなる』
『そなたにできることは2つだけだ。
このまま帰るか、肉体と決別し儂の使いとなるか。さて…どちらを選ぶ?』
霊狐は宙を見上げて哀しげな表情をうかべましたが、答えはすでに決まっていました。
『また離れ離れになってしまうな』
と霊狐はつぶやくと、宇迦之御魂大神に返答をしたのでした。
『使いにしてください』
源蔵は空を見上げていました。
いつもと変わることなく、空は隅々まで青く晴れ渡っていましたが、1つだけ大きく変わったことがありました。
雲一つない空なのに突然雨が降る、"狐の嫁入り"がなぜか頻発したのです。
翌年は西日本全体で大飢饉が起きましたが、この村周辺だけは狐の嫁入りのおかげで作物は枯れずに実ったため、飢饉を乗り越えることができたのです。
村長である源蔵は、稲荷様の使いである狐が、村の現状を稲荷様に報告したから、もたらされた雨であると村人たちに伝えました。
源蔵のあまりの変貌ぶりに、村人は戸惑っておりましたが、雨が降る奇跡を何度も目の当たりにしたこともあり、信じるようになっていきました。
こうして狐の嫁入りは、農作物を豊かに実らせる縁起のいいものとして。狐は稲荷様の使いとして、村人に敬われる存在になったのでした。
余談ですが、奇跡が起こるようになってから40年余りが経ったころ、源蔵は村人に見守られながら、臨終の時を迎えていました。その時にも狐の嫁入りが降ったそうな。
源蔵は雨が降る空が見える方向へ
顔を向けると『やっと会えるね』と
つぶやき微笑みを浮かべて
静かに息を引き取ったそうです。
太陽の反対側の方角に
七色の虹が淡く輝いておりました。
おしまい
"形の無いもの、存在"
きっと私が欲しいものとか、探しているもの。
「形の無いもの」
僕らはいつも形のないものを贈りあっていたな、と君が亡くなってから気付いた。
君の亡骸が手に入らないなら思い出に浸ろうと、君との写真などを見返していたけれど、写真数枚と手紙数通しか君との思い出はなかった。
あぁ、お互い愛の言葉はよく贈りあっていた。
これは期待込みだけれど、そこに愛情も含めてくれていたと思う。
あとは、実際二人で密会ばかりしていたもんだから、一般の恋仲が贈り合うような花束や小物入れなどの贈り物やメールのやり取りはほとんど無かった。
まぁその点で言えば、時間はお互い贈り合っていたのかもしれない。
君がそんなに機械に詳しくないもんだから、電話をするならスマフォなんか使わないで黒電話でしていた。
それも形の無いものだ。
この時はこんな電話をしたな、なんて浸りたいもんだけれど、何せ履歴なんて残らない。
あぁ、駆け落ちの様な関係で出会ったから、君との思い出しか手元には残らない。
僕がずっと生きていけば、頭の中の君は段々と色褪せていくんだろうか。
それは嫌だ。
ずっと心の中にいて欲しい。
1番に君を思い浮かべたい。
この形の無いものが、形になる時代まで、忘れたくない。
今すぐ、君のもとへ行こう。
#形の無いもの
題.形の無いもの
輪郭があることに価値があるのですか
カタチないものを求めることは罪ですか
形のないもの
「正しい言葉がなんだよ、国語の教師かよ」
うっぜえ、と言って上司は立ち去った。
周囲から笑い声が漏れ聞こえる。
僕はぶちまけられた書類を拾い集めてデスクに戻った。
昔から人に嫌われる。理由は分からない。
推察するに、なんとなく気に入らない、なんとなく気持ち悪い、なんとなく弱そうで弄りやすい。
そして、皆がそうしているから関わらない。こうした負のサイクルに陥っているのだろう。
改善の努力をした時期もあった。
容姿を磨き、話し方の講座を受講したり、心療内科に通ったりもした。
とくに容姿が少し整うと、同性からも異性からも話しかけられることが増えた。
しかし、深い仲になる人は増えず、いつしか「社会人デビュー」と揶揄されるだけになった。
いつしか、僕は周囲の人々に対して何も感じなくなっていった。
仕事だけが支えになった。書類を作って商品を売って利益を得る毎日はそれなりに充実している。
数字が物語る。これがお前の生きた証だ。
だから、どんなにバカにされようと怒鳴られようと心は揺らがない。
その言葉は金になるのか?
酸素、栄養、消耗品。
地球の環境を犠牲にしてでも生きる人間の意味なんて周囲は考えたこともないだろう。
僕にもそれは分からない。
分からないが何かに貢献できた証が、生きても良いと言ってくれる気がするのだ。
「―――さんが、君の勤務態度に問題があると指摘しています」
人事から退職を促され、静謐な日常は崩れ去った。
瞬間「おぞましい」という感想だけが浮かびあがった。
僕は何も望まず、業務の遂行に集中してきた。
何も生まない時間を過ごしたのは奴らの方だ。
お言葉ですが、と声が漏れた。
「僕は成果を出しています」
「だが一緒に仕事をすることはできないと言われているのです」
皆が言っているのです、と続く。
皆とは誰なのか。一緒に居られないとはなんなのか。
僕は利益を生んでいる。
報酬に見合わない仕事を行う者がどちらなのか、それは声の大きさで決まるのだろうか。
その後の話し合いは良く覚えていないが「顔色が悪い」と指摘されて、気がつけば会社を早退していた。
コンビニでビール缶を買い、会社から少し離れた公園へ向かった。
公園に着いた途端、立ったままビールを喉に流し込みタクシーを拾って家路に急いだ。
タクシーの車窓の景色を呆然と眺めるうちに、涙が込み上げてくる。
ここにきて、会社から捨てられるのだと理解できた。
僕は言葉に傷つかない人になったわけではなかった。
言葉は形のない火花のように、一瞬はじけて心を焼いていた。