幸せに』の作文集

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幸せに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/31/2026, 6:23:13 PM

〖幸せに〗

肌で感じるほどの幸せを
私が感じても良いのでしょうか

焼夷弾の飛ばない空や
四季に沿って彩りを魅せる花々
そういう環境の幸せもありますが

私に対しての「優しさ」だったり
私を心から想っての「気遣い」
感謝の言葉や「好き」という愛

大切にされているなと思う瞬間は
わかりやすく「幸せ者だな」と
しみじみ思うわけです。
当たり前じゃあないですからね。

人から貰った幸せ。形は違えど、
何倍にも膨らませて恩返ししたい。

「さっきはありがとう」だけじゃない
私の記憶に残っている「あのとき」まで
幸せをくれてありがとうは伝えるべき。

私の言葉で嬉しげに、へにゃっと緩む
あなたの幸せそうな顔をみていたいから

私よりも幸せになってほしいから。



 X(旧Twitter) @Amoon_3k

3/31/2026, 6:11:42 PM

◯幸せに
 幸せになりたい。
「え?」
 咄嗟に聞き返す。
「だーかーら、幸せになりたいの。」
「どしたん?急に。」
 変なの、と笑えばムッとする貴方が面白くて。だから、ちょっと揶揄うつもりだった。
「ま、あんたモテないもんね。良い人いないの〜?」
 なんとなくタカを括ってたんだと思う。なんとなくずっと一緒だと思ってた。いるはずないって思ってたのかな。何それだなんてとぼけながら。
 だから頬を赤く染めた貴方に、私は心底戸惑った。
 きっと心の内では私の「幸せ」はとっくに決まってて。なんでわざわざ明確にしちゃったんだろう。どうして同じ答えを求めちゃったんだろう。なんでよりにもよってあのとき自覚しちゃったんだろう。「あー、私じゃないんだ」って確かな落胆と痛みに、戸惑った。
「は、いんの、?」って背を叩いてはしゃいで、知りもしないヤツに嫉妬した。ほんとは笑えなかった。
 帰り道、日が落ちてオレンジ色に染まるアスファルトへ視線を落とす。きっと私へと誰かへ向ける感情は違うものだった。分かってる。でも幸せになりたいなんて。
 私は幸せだったのに。

3/31/2026, 5:43:19 PM

幸せにしています
あなたと
一緒じゃなくて

本当によかった

3/31/2026, 5:39:05 PM

『幸せに』

僕がいなくなっても、どうかきみの人生が幸せでありますように。

自分の死を悟った瞬間、思い浮かんだ願いは、ただそれだけだった。

3/31/2026, 5:22:54 PM

「幸せに」

心って自由自在だよね。
今日見た空の雲が、澄んでてきれいだなって感じるのも、なんだか狭苦しくてここから逃げ出したいと思う絶望な空も、その人の気持ちによって見方が変わると思わない?
幸せなときの空の色ってさ、夕方の西の空さえすごく素敵に見えるの。みんなはどんな色の空と背景が好き?
わたしは、夕方に西の空がピンクに染まってくこうだいで広い空が最近のお気にいりなんだ。

3/31/2026, 5:22:38 PM

今更あの人を思い出した。

幸せだった日々はもう過去のこと。

振られた時はほんとになにも考えられなかった。

私はもうあの人と会えない、
ありがとうって言えなかったのを後悔してるよ。

また別の人とお幸せに。

3/31/2026, 5:03:24 PM

幸せになろうと思うまで、惰性で生きないで。
あなた自身を見つめて。

触れてみたのは偶然で、ただ風に揺れる髪が綺麗だと思った。舞い落ちる桜の花びらをふと掴もうとしたみたいだった。あなただった。思い返すといつもあなたの横顔ばかり見ていて、それになぜだか罪悪感さえ覚えていた。私の目に映ると、あなたが汚れてしまう気がした。その正解の瞳で、声で、ただ私の名前を呼んで。私の輪郭をなぞってこの世界から弾き飛ばして。
あなたの横顔ばかり見つめていた。あなたと目を合わせたことがなかった。あなたのことを知ったつもりで何も知らなかった。当たり前にあなたを独占できると思っていた。あなたのことは何にも知らない。あなたを知らない。正解になれない。あなたは私を見ないし、私もあなたを見ない。
幸せになろうとしてなかった。あなたの本当の顔も知らなかった。あなたの影ばかり見て、それが私だと気づかなかったから。あなたは私の横顔を見つめていた。

幸せに

3/31/2026, 4:47:03 PM

僕と結ばれる運命ではなかったあなたへ

僕はあなたのことをひどく愛していました
気づけばいつも頭の中はあなたのことばかり考えていました

付き合いたいと言ったら恋人として触れ合う関係は難しいと、あなたは静かに言いましたね
それは僕に限ったことではなく、誰に対しても同じだと

その言葉をそのまま僕は受け止めます
あなたの価値観を否定したくありません

ただひとつだけ
ふとした瞬間、僕のことを想ってくれるなら
僕の恋に向き合った時間は無駄ではなかった、そう思える気がするのです

どうかお幸せに

3/31/2026, 4:41:09 PM

「幸せに」

幸せになりたい
今ある日常の幸せが
ずっと続いて欲しい


荒波なんていらない

どうか幸せを降らせてください

3/31/2026, 4:32:30 PM

"可哀想に"なんて同情もあったけど

後悔した事もあったけど

誰になんと言われようと

私が生きてきた時間は

幸せの積み重ねでできている

【幸せに】

3/31/2026, 4:25:49 PM

幸せになりたい?幸せになってほしい?
幸せの基準は自分の視座で決まる。

幸せに。

3/31/2026, 4:15:05 PM

種が撒かれる。
どの土にも平等に、土の上を歩いて。

漏らすことなく与えられるように。
未来を期待した祈りのように。

雨が降って、吹き荒れる風をこらえて、
そうして出した芽はいずれ花になる。

押し固められた土は水が染み込まない。
でも、なにもないから必要ない。

押し固められた土は
足跡というしるべを持っていた。
その上を誰もが歩くから道になった。

道の周りには花畑があった。
どの土にも平等に幸せが咲いていた。

3/31/2026, 4:07:40 PM

吐露1

 今日は晴天で雲一つなく、事故も怪我も病気もなかった。何一つ俺を遮るものはない素晴らしい一日だった。だのに、俺の心はなんでこんなにも悲しいんだ。今日は素晴らしい一日だった。もうこんな日は、明日はないかもしれないのに。どうしてこんなにも、無性に悲しいんだ。何もなかったのに。

X @Dasein_7539

3/31/2026, 4:06:33 PM

「幸せに」

あなたが幸せになってくれたら、それだけで
夜の桜、きれいです

3/31/2026, 4:02:01 PM

彼女ができたって聞いたよ。
今でもまだ好きだけど、お幸せに。

3/31/2026, 3:55:53 PM

幸せな人ってきっと頑張りすぎてない人なんだと思う。いいようにいうならば妥協すべきところで妥協できる人、悪くいうなら少しガサツで適当な人。
何が幸せなのかという質問に対しての答えは存在しないけれどなぜ幸せなのかという問いに対しては答えることができると思う。「ご飯が美味しから」「やること全てがうまくいくから」「好きな人が好きって言ってくれるから」こんなふうに。
でもきっとこの世界には大勢の不幸せな人がいる。それはきっと他のことに必死になって幸せに気づけないからだと思う。不幸っていうのは悪いことがたくさん起こってることじゃなくて幸せではないことを指す言葉だと思う。
だからきっと悪いことがたくさん身の回りで起こっていても自分のことを幸せだという人がいるのだろう。そんな人はきっと悪い状況にいながらも足元にそっと咲く花を愛でるように、些細な幸せをつかむのだろう。
きっとそんな幸せを掴むために必要なのは辛くて辛くて仕方なかったり、必死で他のことには一切手がつけられない状況から勇気を出しで一歩後ろに下がってみて周りを見渡すことだろう。
その後退に周りは「逃げた」などとヤジを飛ばすかもしれないがこの一歩は勇気であり、幸せへの暖簾になると思ったりするんだ。

3/31/2026, 3:55:37 PM

「幸せに」

反対から読むと偽幸と読む
私の
頭の中の真意や、品位など
誰が分かろうか。

真ん中から読むと背に幸せと読む
私の
心の内や、理想論など
誰が分かろうか。

誰にも分からないから
「幸せ」が
起きるんだと思うのです。


「あの子の事を分かりたい幸せ」

「私の事を分かってくれる幸せ」


欲せよ。

3/31/2026, 3:55:12 PM

「記憶の蓋」



「流星。ごめんね――」

「母さん?」



一人の高校3年生のように見える男の子が東京の町をあるいた。
ゴミが溢れた町。
昔はそうではなかったそうだが今となってはゴミがそこらじゅうに溢れている。
男の子はゴミを蹴り飛ばしながら歩いた。
真っ黒な髪の毛。少し長めの襟足。でも横の髪は耳の上にかかるように派手なピンでとめている。
目は少し青みがかっている。背は高く、180cmといったところか。
彼は流星。親のいない一人きりの男の子。
彼は兵庫県で産まれ育ち、親が小学2年生でいなくなってからも兵庫県で暮らした。
一人きりになってからも暮らせたのは母親同士が仲が良くいつも一緒にいた女の子とその家族が流星を受け入れてくれたからだろう。
しかし、女の子の親が二人とも死んでから流星は姿を消した。
女の子を支えなければと思いつつ、枷になりたくないと東京に逃げ出した。
遂に一人になった。


小学2年生のころ。
親がいなくなった。
黒髪が綺麗な母親と、白髪の外人で、青い瞳の父親。
父親は流星の髪が黒髪だったことで母が浮気したと思い込消滅。
母親は父親に一人にされた悲しみに明け暮れ、流星に
「流星。ごめんね。」とだけ残し、どこかへいってしまった。真っ黒な髪の毛も青みがかっ瞳も二人の血を継いでいるとわかるだろうに。
今思えば「流星」という名前も、流れ星のように消えていくことを意味込めたのかもしれない。

東京で一人。泣く夜はある程度大きくなるとぷっつりと消えてしまった。



とある日流星は長い白髪をした女の子に出会う。
女の子の齢はおそらく6歳ほど。小学1年生ぐらいだ。

女の子は言った。
「お兄さんもひとりだね」

女の子は白い髪を靡かせた。
黒い目。人間離れした美しさ。
人影のない裏路地から怪しげにでてきた。

「お前。なんや?迷子か?」
「違う。迷子じゃない。」
「じゃあ。なんや?」
「…リリー」
「リリー言うんか。かわいい名前やな。」
「お兄さんは?」
「流星。」
「流星ね。ねぇ流星。ここどこ?」
「生意気な子供やな。てか結局迷子かよ」
「迷子ってなに。私はリリー」
「名前ちゃうて。もぉーなんや親は?」
「いない。」
「あぁ?…孤児か?最近多いしなぁ」
「親なんていない。欲しくもない。」
「とんだマセガキやな。家出か孤児か…
うーん。まぁいっか」
「だからリリーだってっ」
「はいはい。分かっとるよ。…リリー俺とくるか?」
「…ふんっもとからそのつもり。」
「なんやこいつ。まぁええか。」


二人は流星の住むぼろアパートに暮らすことになった。
「流星っ。今日燃えるゴミの日やろ」
「あぁ。忘れとった。出してくるから机拭いとってー」
「はーい」
二人で暮らし初めて一年がたった。
二人の共同生活もだいぶなれてきた。
リリーは幼いこともあってか、だいぶ関西の言葉を話すようになった。
流星の言葉が見事に移ったのだ。


「なぁリリー。お前は結局何者なんや。」
「なに流星。」
「だってお前。この一年親ずっと来おへんやん。
でも名前はある。なんやこれ。なんか知らんけど他にも矛盾がぎょうさんある。」
「…。リリーだってしらん。」
「親は?」
「だから。知らへん。」
リリーは自分の服を握りしめた。
流星が少ないお金をはたいてかった、白色のワンピース。
「…名前はなんや」
「自分でつけた。」
「そーか。」
「――流星。リリーはな愛されたかったんや。」
「…は?」
「リリーはこの世界で産まれた。気付いたら喋れたし、体もあった。でもこの世界のことなんもしらんかった。親もなにもかも。でもこれだけは分かってた。リリーは「愛」を知るためにこの世界に来たって。」
「…な、なんやそんな。宇宙人みたいなこと。」
「リリーは愛されてない。」
「は?」
「リリーは愛がわからん。だから愛されてるかなんてわからん。だからリリーの目標なんて、夢なんて叶うはずない。」
「なに言っとんの?リリー。お前のことは俺が愛して―――」
流星の言葉は糸が切れたようにプツンと消えた。
流星は疑問に思ってしまったのだ、自分は愛されてたか?親には捨てられた。本当の「愛」なんて知らない。
「なぁ流星。「あい」ってなんなん?」
流星の綺麗な瞳が揺れた。
「愛」ってなんなんだ?

「――リリー。もう夜の9時や。早う寝よう。」
「流星?話はまだ終わって――」
「リリー。な?」
流星の痛々しく笑った顔はリリーの心に深く刺さった。

リリーが傷つけちゃったん?

小さくなった流星の背を眺めることしか、できなかった。




「流星ー。なに寝ぼけとんの?」
「――なんや?」
流星は目を見開いた。そこには初恋の女の子。
『海』がいた。
「海?なんでここに」
「流星。なんか私。死んだらしいわ」
「は?」
「なに言っとんの?」
「我ながら格好いい死にかたやったわ。」
「じゃあなんでここに。」
「それこそ。死んだからやな。あんたの夢に化けてでてきてやったわ。」
「…。ほんまなん?海。」
「…こんなしょうもない嘘つかんて。」

沈黙が流れた。

「――なぁ海。「あい」ってなんなん?」
「――へぇ。あのマセガキが愛とか語るようになったんやな」
「ちゃうでっ。…ただわからんくなってん。
今一緒に暮らしとるリリー。女の子がおるんや。
その子に愛ってなに?って聞かれてなんも答えられんかった。」
「――へぇ」
「なぁ。海。俺は愛されとったんか?」
「少くとも。あんたの家族はあんたのこと愛しとった。」
「へ?」
「覚えてへんの?あんたがまだ僕って言ってたとき、
おばさんもおじさんもよく話とった。うちの流星はかわいいなぁ。って」
「母さんも父さんもそんなこと言っとったん。」
「うん。言っとった。」
「俺のこと嫌ってなかったん」
「うん。大好きやった。」
「俺の名前は。」
「誰かの夢を叶えられるような格好いい男になれって。意味だって」
「流れ星みたいにいなくなっちゃったんだ。俺を一人と裏切って。母さんも、父さんも。」
「ちゃう。流れ星みたいに希望を与えてって。」
「父さんは。」
「あんたの父さんは、工事現場での事故死。
最後まであんたら家族との生活を愛しとった。」
海は涙をためる。
「母さんも消えた。」
「だからちゃう。あんたの母さんは病気やった。入院してそのまま亡くなった」
海は涙をため、流し言った。
「あんたが愛されたいって言うのはどうでもいい。
でも愛されてなかったって言うのはちゃう。
あんたの家族はあんたを愛してた。
その愛をなかったことにすんなっ」
海は目を赤くして言った。
あんなに海が泣いているのは海の家族が亡くなってかみたことがない。
いや。ちがう。
俺が海から逃げたんや。

愛されていたのに気付いてへんかった。

愛したかったのに逃げてしまった。

俺の中の「愛」はずっと使ってへんかったから、
錆びてしまったんや。

俺はリリーを愛そうとしとる。
でもまだまだ不器用や。

きっと俺もリリーも愛が苦手やから分からんふりしとるんや。

どうしたらリリーは「愛」を知れるやろか。

やっぱり一番は。


「海。ありがと。それとごめんな。」
「流星。私こそ。でも今会えてよかった。」
「うん。」
「流星。愛してんで。」
「海。――またな。」
「――…。…はぁ困ったやつやな。今さら止めても無駄なんやろ。」
「――」
「死ぬなとは言わん。…悔いのないようにな。」
「あぁ。」
「ふっ。ようやくあんたの母さんと父さんが愛した
息子の顔になったな。」
「うん。」
「リリーちゃん?やっけ。愛してやってよ。」
「もちろん。――海。愛してんで。」
「――残念。私、あんたがおらんくなってから好きな人できちゃった。」
「はぁ?誰や。」
「…先生。」
「はぁ?顔赤くすんなやっ」
「赤くないっ照れてへんしっ」
「くっそ。…天国で惚れ直させたる。」
「ふふ。楽しみにしてんで。」



そこで目が覚めた。
隣でリリーが寝息をたてて寝ている。
あぁ。愛らしい。
これが愛か。

その時。大きなサイレンが鳴り響いた。
『怪物発生。怪物発生。緊急避難警報。
近くの頑丈な建物に隠れてください。
繰り返します――』

「は?頑丈な建物ってなんやねん。そんなに間に合わんやろ。」
「流星?どうしたん。」
「リリー。――。よし。逃げんで。」
「は?なにからよ」
「怪物。」
「怪物?」
「とにかく早う靴履け。」
「流星は?」
「包丁だけ持ってく。」
「わかった。」


2人で手を繋いで走る。
右手にリリーの手。左手に包丁をもった。
100mほど後ろには他にもたくさんの住民が走っている。
その50mほど後ろを人間離れした容姿の怪物が走っている。
圧倒的速さ。ここまで来るのも時間の問題だ。
「キャー」
遂に一人目が殺された。
そしてまた一人と。
リリーはもう走るのも限界そうだ。
流星は包丁を強く握った。
走りながら流星は言った。
「リリー。「愛奪還組」ってしっとるか。」
「な、なに。こんなときに」
「愛奪還組ってのは愛をなくした子供たちが愛を取り返す場所らしい。リリー。そこに行ってみいへん?」
「はぁ?――。そこで「愛」がしれるん?」
「恐らくやけどな。リリーがもし行きたかったら。よく聞いてや。このまま走り続ければ避難所につく。
そこでふんぞり返っとる偉そうな人に言うんや、身内が怪物に殺されて生涯孤独やって。」
「は?それって」
「大丈夫や俺は死なん。」
「――」
「リリー。俺の名前はな人の夢を叶えられるような格好いい男になれって意味らしいんや。なぁリリー俺を格好いい男にさせてや」
「――」
「リリー。」
流星が足を止めた。
リリーは振り返る。
流星は笑った痛々しく笑った。
でも前と同じような後悔や張り裂けるような痛みは
流星から感じなかった。
「流星は。いつまでたっても格好つかんなぁ。」
リリーは涙を浮かべた。
今まで泣いたことなんてなかったのに。
「リリー。」
「分かっとるよ。達者でな。流星」
そういってリリーは振り返り走っていった。
流星は背中が小さくなるまで見送った。
怪物の方をみる。
もう30mほどの距離しかない。
リリーが逃げきれるように、時間を稼ぐために。
「リリー。俺はリリーが幸せやったって人生を終えられるなら他になんもいらん。それだけリリーに救ってもらった。なぁリリー。生きろよ。」
流星は怪物に包丁を向けた。
「なぁリリー。ごめん。最後ぐらい笑ってリリーを送って、逝きたかった。
でも。そんなんむりそーやわ。――約束守れんでごめんな。」
視界が海に沈んだように歪んだ。

ほんまはもう少し長生きして直接リリーに「あい」を教えたかった。
きっと辛いもんやけど人間ちゅうもんは、
死ぬときが一番は愛を伝えられる。


絶え絶えになった苦しげな声が聞こえる。
体は熱く寒く。地面のアスファルトが顔に食い込むのを感じる。

リリーごめんな。
死なんって約束まもれそーにないわ。









リリーは走った。

涙を空に投げ出しながら。

リリーは1つの事を考えながら。

「流星。ごめん。私多分。」


「怪物の子ーや」

3/31/2026, 3:32:18 PM

私には好きな人がいる。
家が近所で幼い頃からよく遊んでいた。
だから、登下校のときもずっと一緒だった。
しかし、その子は東京の大学に行くらしい。
私はそのことを聞いた時、もう一生会えないと思ってしまった。
なぜなら、私は北海道に祖父がいて、そこで就職することに決まっていたからだ。
そこで、祖父の牧場を継ぐ人がいないから私が継ぐのである。

今日は高校の卒業式。
いつも通り、私はその子と学校に登校をした。
そして、式典が終わり私たちは数人で集まって写真を撮ったり、話したりしていた。
そのときは、その子とあまり話せなかった。
しかし、下校のとき再び2人きりになれた。
いつもと変わりなく、くだらない話で盛り上がった。
すぐに別れは近くなった。
「2人だけでまだ写真撮ってないよね。」
私はその子を引き止めるようにして言った。
「そうだね。」
その子は俯いた。
「2人だけで撮りたいな。」
私は勇気を振り絞って言った。
「たしかに。撮りたい!」
その子は嬉しそうな顔で頷いてくれた。
そして、2人だけの写真を撮れた。
私はそのことにとても満足したが、その子が遠くに行ってしまうことを思い出してまた悲しくなった。
「遠くに行っちゃうけど、また必ず会おう。」
その子はそう言ってくれた。
「うん、必ず。」
私は涙を堪えながらそう応えた。

あの時の涙がまた会えるという嬉し涙だったのか、それとも別れることに対しての涙だったのかは今の私には分からない。

あの日からもう3年程経った。
その子と私は半年に1回程度の頻度で会っていた。
以前一緒に行ったカフェで彼女はこう言っていた。
「私、東京で就職が決まったんだ。これまで以上に会える頻度は少なくなっちゃうかもしれないけど、また必ず会おうね。」
その言葉を聞いて、私は嬉しい反面、悲しかった。
私は、その子が大学を卒業したら地元に帰ってきてくれるとどこかで淡い期待を抱いていたのかもしれない。

それから数年後、彼女は大学時代から付き合っていた男と結婚した。
彼女が結婚してから私たちはしばらく会えていない。
でも、私は写真フォルダを見返す度に思う。
「絶対幸せになってね。」

-叶わぬ恋-

3/31/2026, 3:27:07 PM

幸せに

あなたとなら、屹度幸せになれるよ…そう思っているけど、言葉に出来なくて…
わたしの理想の未来図の中では、あなたの隣にいて、子供がいて、時々旅行して、笑顔が絶えない家族に…
そんな夢見たいな幸せを、あなたと築いていけるなら…
贅沢なんて出来なくても、2人で支え合って、ずっと一緒に過ごせるなら、それだけでも、幸せだって思ってる…

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