『小さな命』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日のテーマを見た途端、不覚にも
ゴルゴ松本氏の「命」を幼い子達が頑張って真似てるのを
想像してしまった。
(小さな命)
一寸の虫にも五分の魂というが、家の中に出る虫だと、小さな羽虫や蚊は見つけ次第つぶせるが、なぜか蜘蛛はできない。あの造形と柔らかそうな体のせいだろうか。
Gは別格なので触れないでおく。
蜘蛛は家の中の害虫(益虫、害虫という区分も人間の都合だが)を食べてくれるらしい。それでも視界にいると気になってしまう。
たまに小さな蜘蛛が壁やカーテンに張り付いているが、直接触れないようティッシュをかぶせて捕まえる。意外とすばしっこい。捕まえられたらそっと外に逃がす。
家の外に巨大な蜘蛛の巣が張っていて、そこに鎮座する主を見たときはどうしようかと思った。
払っても払っても、いつのまにか巨大な巣ができている。
心の中で謝りつつスプレーを噴射した。
巣の主は一寸=3.03センチより大きかった。虫が大きいほど逡巡も大きくなる。大きさで魂に差があるとは思えないのだが人間は勝手である。
『小さな命』
幼い子供が、赤ん坊が、病にかかっても負けじとそれに打ち勝とうと奮闘する姿を目の当たりにする度に、私はその小さな命に宿る生命力の強さに感銘を受ける。
いつかはそんな小さな命であった私たちだが、大人になるにつれて、辛い現実を突きつけられるほど、生命力がすり減っていく気がする。
けれど、こうして私たちがここまで生きてこれたのも、あのか弱い小さな命が生きることを望み、諦めなかったからだから、私たちはその命を、どんなことがあろうとも、守り抜かなければいけない。
小さな命
身体の大小でないのなら、それは魂
健康や活力が弱っている時にも用いられるだろう
儚い命
小さな命
あなたが生まれた時
あなたの肌は信じられないぐらい
きれいな桜色で
その色にちなんだ名前をつけた
標準よりも ずいぶん小さく産んでしまったことで
ものすごく 自分自身を責めてしまったけれど
小さな命のかたまりだった あなたと一緒にいると
誰もが素敵な やさしい桜色につつまれたような
おだやかな気持ちになれた
大人になったあなたは
誰かに守られなくてはいけないような
小さな命では ないけれど
周りの人を 安心させる あたたかく
やさしい雰囲気はかわらない
ありがとう
生まれてくれて ありがとう
小さな命
命に大きさはあるのかな?
どんなに小さな動植物にも命はちゃんとあって一緒に生きられるはずなのに
どうして争いばかりなんだろう…
《小さな命》
みんなね命は小さいんだよ
どんなに大きな体でもどんなに小さな体でも
体よりは小さいんだよ
みんな一緒なんだよ
昨日は仕事で大失敗をした。気を紛らわすために飲みにいったが、飲みの席でも失態。最悪の一日だった。
そして、今朝起きてりんごを切っている時にナイフで左人差し指をザクり。やってしまった。最悪。ドバドバと血が出る。朝食どころではなく、止血を始めた。すぐにティッシュが真っ赤になる。
ティッシュで押さえていると左手指先が脈打つのがわかる。ドクドクと。そこだけが別の生き物のようだ。小さな命を感じる。生きているのを感じる。
そんなことを考えながら、ティッシュで指を押さえてたら、しばらくして血が止まった。心は病んでいても、体は傷を治すのに必死になってる。
またまだ俺行けるな。
よしサウナでととのえよう。
あっ、指切ったから無理かな。
今日は映画でも観てのんびりするか。
「小さな命」
生き物係になったのは自分の意思ではなかった。図書係も給食係もやりたくなかったから手を上げずにいると、一番最後の余りものになっただけだ。生き物は嫌いではないけれど、好きでもない。だから拒否はしなかったし、さぼることもなかった。
金網で覆われたうさぎ小屋へと踏み入れる。まだ僕に慣れていないうさぎは、物音に驚くと小屋の中を駆け回った後に隠れてしまった。
空になったエサ箱。みんなから集めたにんじんの皮やキャベツを小さくちぎって置いておくと、いつの間にか無くなっている。
家で飼っているモルモットも野菜が好きだ。このまま持って帰ってしまえば、うさぎは腹を空かせたまま死んでしまうのだろうか。鳴くこともできず、小屋から出ることもできないうさぎの命を、僕が握っている。
うちの小さな庭先に毎日のように猫がくる。
眠気まなこで窓をあけるとすぐそこにいたり、家を出るとそこにいたりする。窓や扉の音に驚くのか、慌てるように距離をとって顔をじっと見てくる。
はじめの頃はこちらの存在を見つけるなり物置の後ろや塀の向こうに逃げていたのに、警戒心が薄れてきたのか今では日向ぼっこを続けていたりして、とても可愛い。
家族がたまにご飯をあげるようになってから、よく声をかけられる。呼んでくるね、と分かるかも知らない返事をして家族に伝えるとさっきあげたばかりだと言われ、すっかり慣れてわがままを言われているようで可愛い。
小さな頃、通学路に猫がいた。良く言えば遊歩道のような木々に覆われた道に、おそらく家族で棲んでいた。野生にくらす猫たちは警戒して遠巻きに見てきたけれど、こちらも負けじと警戒して足早に通り過ぎたりしていた。
大人になってかつての通学路に行くこともなくなって、あの場所に猫がいるのかいないのかも分からない。庭先で会う猫は、あの頃の猫たちとなにか関係あるのだろうか。さくらのような小さい耳先を見て、かすかに切ない気持ちを覚える。
小さな命、よく聞く言葉だ。テレビや新聞などのメディアがこの表現を赤子に当てはめることを盛んにやっていた時期もあった記憶がある。
私の子ども達が赤子だった頃や乳幼児期、「小さい」と言って間違いない頃を思い出してみる。…うん、小さいのは身体だけだ。その存在は間違いなく大きい。長女が生まれたとき、私は「人生ってやつも悪くないかもしれないな」と、自分が生まれて初めて思ったのだ。
「かたちの小ささ」を「命の小ささ」と同一視すること自体には、良い面も悪い面もあるとは思う。
「かたちが大きい」者は「かたちが小さい」者にとって「物理的圧倒」がある。世間で騒がれる痛ましい出来事の多くに「物理的圧倒」を悪用したケースは実に多い。「かたちが大きい」だけで、「中身は小さい」者達だ。これは「器ってやつが~」という意味ではなく、中身に成熟がない、という意味だ。
「物理的圧倒」があるぶん、「かたちの小さい」者に思いやりを発揮する「かたちの大きい」者も、もちろんたくさんいる。むしろ生物的にはそれが必要だ。多くの人間も、動物達もこれを自然に行動する。
野生動物は小さい生きものを捕食するじゃないか、という声も昔からよく聞く。人間が狼を恐れて絶滅させてしまった北海道の生態系に及んだ影響は、現在も終わってない。
人間にしても、動物にしても、その場限りの感覚で「かわいそうだから」とか、逆に「邪魔だから、怖いから」的な動機のもとに行動してしまうのは、「見誤る」危険がある。命は大きい。決して小さくない。けど、繊細でもある命と命の間を繋ぐには、思いやりという「ぬくもり」が、“最大の力”として必要だ。
『カラメルミルク』
不自然に混ざり合った 誰かの手がなければ出逢ってなかった 他人の手のひらの中で生きる 私はそこに
心地良さを見出した このまま二人揺れていよう
雫がおちて 命になるから
小さな命を私は今、にぎっている。
義理のお母さんが産んだ赤ちゃんの指を、にぎっている。
#小さな命
私にとっての小さな命は、あなたにとっては大切な命だったらしい。
あなたはあれからずっと泣いている。
…何がそんなに悲しいんだか。
ねえ、泣かないでよ。
そんなに泣かれたら、私まで悲しくなってきちゃうじゃん。
あーあ、こんなことなら、
自殺なんてするんじゃなかった。
2024.2/25 小さな命
小さな命
ジュウシマツを飼っていた。
名前はクロちゃん
とてもスリムでかっこいい鳥だった
粟と小松菜しか食べない
トイレの場所も決めており
とっても綺麗好き
人間に例えたら
痩せた玄米菜食主義の優しいおじさんだ
歌って踊ってかっこよく飛ぶ
燕尾服を着たような模様で
とーってもハンサム
私のなでなでマッサージが大好きで
綺麗な羽を私が
そっとつまんで広げて見ても
見ていいよ、綺麗でしょって見せてくれて
微笑んでるみたいな表情で
温かくて賢くて
大好物は南アルプスの天然水
長生きしてくれたけど
死んじゃった時は大泣きした
何年も彼を思い出したら恋しくて涙がポロリ
今も涙が
最近、地域猫ちゃんが来た
とてもかわいい
お隣の屋根で寝ていて
たまに家の屋根にいる
かわいいねー!
と、すけべ親父が若い娘さんに
デヘヘと近づくように
ついつい猫ちゃんに言ったところ
ゆっくりギャロップしながら逃げて行ってしまう
しつこいすけべ親父化した私は
しつこく猫ちゃんを見かけるたびに
かわいいねー!かわいいねー!
を繰り返して、写真やビデオを撮りまくっている
まるで猫ストーカーだが
我慢して、触らずになるべく早く去る事にしていたら
逃げなくなった。
しかし、舌をペロヘロペロペロしている。
??
調べてみたら、困惑しているそうだ。
やたら褒められても、
間が持たなくて頭をポリポリかいているような感じなのであるらしい。
よけいにかわいい。
お隣さんがたまにご飯をあげたら庭に住み着いたらしい。
私の家も雨戸を開けて下を見たら屋根にいた。
かわいいー。
お耳をピクピクして挨拶してくる。
お隣さんのつけた彼女の名前もクロちゃんだそうだ。
ハチワレ猫ちゃんの別名はタキシードキャットなのだそうだし
昔飼っていたジュウシマツと名前も模様も被るではないか。
彼女の存在はとにかく癒しである。
かわいいかわいい愛してる。
【小さな命】
コポコポと微かな音をたてる水槽。その向こうのテーブルに、男女が向かい合わせで座っている。リビングに色鮮やかなグッピーの水槽が置かれた、洒落たマンションの一室。左手に揃いの指輪をした男女は、先ほどから甘い表情で言葉を交わし合っている。……それでね、私、赤ちゃんできたみたい。男の動きが一瞬止まる。続いて、晩酌のワインにむせかける。とうとう、僕たちの……。顔を覆った男の口元が、だらしなく緩んでいる。幸福を隠しきれないと言わんばかりに。それから男はワインを置いて女を抱き寄せ、熱烈なキスをする。
俺は死んだ魚の目で、彼らのやりとりを見つめている。羨望、妬み、悔しさ、憎しみ、そんな感情とともに。水槽の底で、もはや動かないヒレをぐったりと横たえて。
俺はかつて、この街で自由気ままに生きていた人間だった。自由に生きすぎて、敵も多かった。いつかそいつらに殺されるのだろうと覚悟していたが、不摂生による脳疾患であっけなく死んでしまった。そして、こんな小さな命に生まれ変わってしまった。それも、何の因果か、俺と敵対していた男の家を彩るグッピーとして。これじゃまるで檻に捕らわれた虜囚だ。俺を裏切って独立し、俺に殺されかけて逃げおおせた憎い男に毎日世話されるという、屈辱的で最悪のグッピー生だった。
しかもグッピーの寿命は短い。たった二年で老いぼれ、幕を閉じる。それでいまはこのザマだ。水槽の底から、もうほとんど残っていない意識を振り絞って、俺は願った。今度はもっとまともな命に生まれたい、と。できることなら人間がいい。いや、絶対に人間がいい。そうだ、このタイミングで死ねば、この男の子供に生まれ変われるかもしれない。そして、この屈辱の復讐を――
「いやぁ、アナタ、六道輪廻ってご存知です? アナタの次の転生先は、餓鬼道ですよ」
俺の魂を迎えに来た天女みたいなやつは、開口一番に男の声でそう言った。
「そ、そんな! せめて、今流行りの異世界に!」
「異世界転生は希望者が多すぎてどこもいっぱいいっぱいなんですよ。だいたい、アナタのように殺しが日常茶飯事だった魂を、他の世界に放てるわけないでしょう。異世界に迷惑です。グッピー生を味わうこともせず、ただただ小さきものと見下して一生を過ごし、人間に未練たらたらで欲の深いアナタには、餓鬼道がお似合いです。今度こそ反省してくださいね」
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やはり徳を積んでおかないと、金持ちの家の猫に生まれ変わることはできませんよね。
ちなみに私は無宗教です。
私のお腹に小さな命が宿ってるって
信じられない
彼との子
大事に大切に育てようね。
君も私との子を
大事に大切に育てよう。
ちゃんと生まれてきてね。
─────『小さな命』
「小さな命」
君はね
何でもできるような顔してるけど
外に出たらアウトだよ
喧嘩は弱そうだし
狩りもできないでしょ
爪切りを嫌がって
私をちょっと噛むくらいしか
おうちでご飯を食べて
お水をたっぷり飲んで
夜はふかふかのお布団の上で眠る
私のお腹の上にね
それはこの上ない幸せ
だけど
あと数年で
確実に寿命を迎える
想像するとこの瞬間にも
涙が溢れてしまうよ
小さな命…
なんてない
体は小さくても命は深くて大きい
君にもらってる愛が
それを証明してくれるよ
小さな命がぽつり…ぽつりとこの手からこぼれ落ちていく。それを私は見てるだけ。それしかできない。私は意気地無し。誰かこの小さな命をちゃんと拾ってあげて。
大嫌いなあいつの腹の中には赤子がいるらしい。
朝を迎えれば胃液が込み上げてきて、考えるだけで心臓は鼓動を増し、腸はぐつぐつと煮えくり返った。
そのくせ人様には愛嬌を振りまき、それなりの職に就き、"一般的な幸せ"とやらの定義に沿った生活をしている。
私の人生を掻き乱しておいて、のうのうと生きているあいつが憎くて堪らない。
家族は一人残らず他界、世話をしてくれる親戚などいなかった。大変だね、頑張ってね、とは言われるが手を差し伸べようとする者は一人もいない。
恋人もいないし、これといって仲の良い友人もいない。趣味もなければ仕事のやりがいもない。
もう、何もかもどうでも良かった。
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家にある包丁は切れ味が悪くなっていたので、某ショッピングセンターに行き新しいものを買った。
お陰様で貯まったポイントは、今日の夕食代に当てさせてもらおう。成功した暁には久しぶりに奮発してお寿司を食べるのもいいかもしれない。
何時何処にあいつがいるのか、私は既に把握していた。
後はさっき買ったあれを持って、実行するだけだ。
30メートルほど前にいるあいつは、片手に袋をぶら下げのんびりと歩いていた。白いトレーナーに黒色のジーパン。括った髪は少し高めで、一歩踏み出せば僅かに揺れる。
でもそんなことはどうでもよかった。
狙うは腹一択。
少しだけ歩く速度を早め、頭の中に流れていた音楽は昔の記憶へと変わった。
確かに存在した家族との記憶が曖昧になっていることに気がつき複雑な心境になったが、これから手を下せることが有頂天外の喜びである故に、どうでも良くなった。
やっと、やっと私は幸せになれる。
一度目は大きく。全身全霊を込めて、突き刺した。
抜いた途端に血がこぽこぽと流れ、その存在を主張している。
二度目は同じ箇所をもう一度。腹の中で包丁を三回転ほどさせると、中身がグロテスクな音を立てているのが分かった。
そして心臓と同じ拍で、血が零れている。
あいつの白いトレーナーは粘質な血のおかげで紅色に染まる。純粋にそっちの方が似合っていると思った。先程まで持っていた袋は地面に落ち、中身が少しだけ零れていた。ちらりと林檎が見え、素敵な紅だと思った。
「小さな命」