『寂しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【寂しさ】が分からない君とは
違う星で生まれている
「例え地の果てだって
空も海もつながっているから
会おうと思えばいつでも会える」
なんて
ロマンチストなんだか
リアリストなんだか
声だけじゃなくて
今この瞬間に会いたいって
そんな時は
どうすればいいのさ
お題「寂しさ」
「一緒にご飯に行こうね」なんて口約束しても
気づけば仲間はずれで置いてけぼり
「楽しみだね」なんて私の前で話すんだね
「今度行こうね」って何回も聞いたよ
誘われてないな、なんて思うのは自意識過剰ですか?
仲良しだと思っていたのは私だけですか?
みんなの楽しそうな声はどこか遠くに聞こえる気がして
「楽しんできてね」って笑顔で見送って
ひとりぼっち、寂しいよ。
『寂しさ』
僕の中には何も無くて、空っぽで、そしてお母さんがくれた宝物。これの中身は見たらダメだよ、と渡された、綺麗な箱。
開けたくて、開けたくて、でも、開けるのが怖くて
でも、僕は、見てしまった。
箱には、何も無くて、僕と同じで、空っぽだった。
悲しくて、大好きなお母さんに騙されたと思って、僕はずっと泣いていた。
でも、何となく、僕の心は軽くなった。
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寂しいって気持ちは、どこか懐かしい、とか、そういう温かいものがあってこそなるものだと思うのです。 by E
寂しさ
人生って寂しさから不安が生まれる
不安が怒りに変わり人格を変えてしまう
人は常に寂しさとともに生きている
寂しいって言葉はマイナスにもなるしプラスにもなる
寂しいから頑張れる
誰かのために生きるのもいいじゃないか
「あの子のいちばん」
ひとり教室の隅で本を読んでいたあの子に声をかけたのは、時々見せる横顔が寂しそうだったから。
はじめは遠慮していたけど、だんだんと心を開いてくれて、それがとても嬉しかった。
一見おとなしいけど、将来の夢に向かって努力していたり、実は曲がったことが嫌いだったり……
あの子のいいところを一番知ってるのは私──そう思っていたんだ、と気づく。
「誰にも言わないから」
約束して明かした、好きなひと。
応援して、励まして、男友達も巻き込んで、あの子の初恋が実ったあとに残ったのは、ほんの少しの寂しさ。
友達をやめたわけではなくて、むしろ一番の友達だと、これからもずっと友達でいてほしいと言われた。
嬉しかったけれど、あの子の一番は、私がよかった。
────寂しさ
うんうん、そうなんだ〜、その2人でいても分かち合えない孤独?ってやつ、わたしも知りたーい♡
寂しさを埋めるために誰かに殴られて、寂しくならないために誰かを殴って、寂しさを感じないために自分を撫でて、なのに、どうしてか、寂しさは消えてくれない
〔寂しさ〕
寂しい。やっぱり、独りは寂しいよ。
まわりにはたくさんの人がいて、たくさんの人と話すけれど、別に友達じゃない。知り合い未満。
僕にとって『寂しさ』ってのはそういうものだ。
寂しい。でも、僕は信じてる。僕は君の事を信じてるから、寂しくても大丈夫なんだ。
きっと、君は明日も現れない。でも、それでも、きっと帰ってくるって信じてるよ。
…だから、早く帰ってきて。僕の大事な人。
お題『寂しさ』
主様と、かの青年が手を繋いで屋敷にやってきた。
結婚したいと言われ、それぞれみんな祝福する。俺も素直に祝いたいけれど、寂しさが上回って言葉にできない。
「フェネスはまだ私と彼のこと、許してくれてない?」
恐る恐る上目で顔を覗き込んでくる主様に、なんて言えばいいのだろう?
「いえ……つい10年くらい前まで一緒に寝ないと泣くし、ハウレスとこっそり入れ替わっていても気づいて大泣きしていた主様を思い出して、勝手にしんみりしていたところです」
「わーわーわー! フェネス! なんてことを!!」
恥ずかしがって喚く主様はやっぱり赤ちゃんの頃から変わっていない気がする。
「なんて顔してんのよ、フェネス?」
ハナマルさんの腕が俺の首にかかった。
「こーゆーときは祝い酒、ってな。おーいみんな、飲むぞー!」
見れば俺以外の全員がグラスを持っている。
ウイスキーをツーフィンガー注いだロックグラスをハウレスが持ってきてくれた。
「父親役卒業、おめでとう。
俺がトリシアにしてやれなかったことだぞ。もっと胸を張れ」
「ハウレス……」
そこまでの記憶はある。
どうやら真っ先に潰れた俺は相当愉快なことになっていたらしく、しかし誰もそのことについて教えてくれないのであった。
「どんなに人恋しくたって、一人で生きていくのだ」と、小さな頃、どうしようもなく思い知らされたことがある。
結果、父と繋がるのは手ではなく、物語で。
結果、母が愛でる頭は私ではなく、黒猫で。
結果、姉が抱き上げるのは私のぬいぐるみ。
愛されている、まぎれもなく。
確信するからこそ、寂しい。
寂しさ
そばにないから物や記憶で埋めようとするたび
恥ずかしい
我慢は禁物
1人で我慢せずに
人に頼ろうそうしよう
1人で我慢はダメなんだ
そう思える人が1人でも増えるように願ってます
話変わりますが、最近忘れがひどく、3秒前に言ったことは忘れ、10秒前に言ったことは覚えています(笑)
淋し さ~
誰にでも ある 大きさは 違うけど
でも 自分で 解決しなければ ならないよね
何か 夢中に なれる 何かが あると
良いかな 人 それぞれ 違うけど
趣味が あるって 事かな
人間だからかな・~
淋しさを ほっこりさせる サツマイモ
朝寒い 味噌汁作る ほっこりと
寂しさを気まぐれと呼びたい。前の続きになります。
「双子ね、」
〈あんたさ、あの子忘れてない?〉
「いけね、完全に忘れてたわ」
[サイテーね]
『おい、省吾、手続き済ませておいたぞ、』
「サンキュー、これで人手が増えたな」
『そうだな』
「じゃぁ、そろそろ行きますか、」
『ん、』
〈じゃぁ、憲治さん、エロガキ、またね〉
『じゃぁな』
会場を後にした俺らは、
女の子の名前についてとても悩んだ。
『レイでいっか』
「レイ?」
『あぁ、鈴でレイ』
「なんで?」
『さぁな、気まぐれさ』
✡
最後まで読んでくれて有り難う御座いました。
もうすぐ日本へ里帰りします。
会いたい友達や故人、いっぱいいます。
でも帰るのが怖いです。
自分とも地元とも友達とも向き合うのが怖くて自分だけ変われないのが悔しくて海外へ逃げた。
2年ぶりの帰省で少しは変われてるのかな。
どう変わってるんだろう。
前へ進むことが、未来が止まってくれないことがとても怖いです。
過去を思い出してはもう戻れないんだなと思うと。
何故か悲しい気持ちになったりもします。
明日が来る度に大人に1歩近づくかな。まだ近づけないな。って。変わることを恐れてる自分が過去ばかり見てる自分が、1人寂しそうに見えてくる。
- 寂しさ -
うちは、虐められている。
から、この手で掴み取ってやる。奇跡を!
温もりから別れを告げても、絶対掴み取ってやる!
成すべきものを見つめるためなら、意地でも1人で奇跡を掴み取ってやるんだ!
『寂しさ』
さびしさは鳴る――という書き出しから始まる小説があったっけ。
溢れるみずみずしさに、なんとも詩的で青いなと思ったものだった。
私にとって寂しさとは、もっと仄暗くてカサついている。
なにかを求めても得られず、誰かを求めても寄り添えず。諦観を飲み込んだ先に、それはある。
咳をしても一人、と言った放哉の句の方が近しい。
愛や憎しみが人を狂わせるのはよく知られているが、寂しさもまた人を壊す。
冷えて乾いた心の薄皮がパリパリと剥がれ落ちてゆく音を、聞いたことはないだろうか。
【寂しさ】
ぱたん。
私しかいなくなった部屋に空っぽな音が響く。
その音で去ったことを実感し、ふと胸が苦しくなった。
先程までソレはそこにあったのにもう跡形もなく溶けてなくなってしまった。手を伸ばしても、もう同じ感情は戻ってこないだろう。得られるのはきっと歪んだ欲望といっときの安心感だけ。その後のことを考えるととてつもない恐怖に襲われる。明日の朝に自分の行いにハッキリとした代償が待っている。無情な感情が私を突き刺してもうどうしようもないほど情けを乞うてしまうだろう。
想像は妄想ではなく確たる未来。
分かっている。分かっているというのに。
テーブルから離れられない。テレビの音がうるさい。視界がぐにゃりと曲がり始めた。ああ、私はどうしたらいいというのか。
彼は本当に悪い人だ。
私にこんな酷な選択を残して、消えてしまうなんて。思い続けた気持ちを無視して既製品を押し付けて、都合よく私を扱うだなんて。それを拒む選択が出来ないって知っているくせに。
本当ならそんなもの払い除けなきゃ、急いで外に出なきゃ。そう思う体は自覚をしているのに一切動こうとしない。
彼が私に残したものはそれほどまでに私の中で、大きな感情と成り果てていた。このままで醜く肥えた豚のようになってしまうと分かっていても動けない。それのことを考えるだけで、私の中の獣が物欲しげに腹を鳴らす。
あなたが欲しい。今すぐに妥協なく容赦なく呵責なく如才なく遠慮なく食い尽くしてしまいたい。
口寂しさにその名を舌で転がす。けれど感情は強まるばかり。
もう、耐えられなかった。
私は、もう一口と手を伸ばした。
テレビでやっている有名店のではなく、スーパーで売っていたシュークリームに。
彼は気は利くし好きではあるのだがこういう部分は厳しい。
ああ、明日の体重計が憂鬱だ。
日帰りのディズニー
朝に入園して夜に退園する。
あれに乗りたかったな、とか色々考える。後ろ髪を引かれるような感覚になる。そこでやっと理解する、寂しいな、と。
三人で一つの机を囲ってお弁当を広げたはずなのに、目の前の二人にしか分からない話題で盛り上がってる。私はいつもお喋りに夢中な二人より先に食べ終わる。
今日も食べ終わったから、本当は二人と分けようとしていたお菓子をチビチビ食べ始めた。
二人が喜ぶと思ったんだけど。
私がここにいる意味、ある?
『寂しさ』