『寂しさ』
僕の中には何も無くて、空っぽで、そしてお母さんがくれた宝物。これの中身は見たらダメだよ、と渡された、綺麗な箱。
開けたくて、開けたくて、でも、開けるのが怖くて
でも、僕は、見てしまった。
箱には、何も無くて、僕と同じで、空っぽだった。
悲しくて、大好きなお母さんに騙されたと思って、僕はずっと泣いていた。
でも、何となく、僕の心は軽くなった。
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寂しいって気持ちは、どこか懐かしい、とか、そういう温かいものがあってこそなるものだと思うのです。 by E
12/20/2024, 7:17:18 AM