宝物』の作文集

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宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/20/2024, 1:49:52 PM

宝物

皆さん暗めの話は嫌ですかね?
先日の投稿にも書きましたが、どうしても暗めの記憶や思い出が多めの人生でして、宝物と聞いて浮かんだのが暗めだからどうかなと。

そもそもお前の駄文なんぞ読んどらんわ!!

スマホの画面からそんなご意見が聞こえてきた気がするので、明暗両方書きましょうかね。


ということで暗めを先に。

なんといっても、宝物だったとある有名人のサイン色紙とグッズを燃やされたことでしょう。

小学生の頃に子供会という地域の組織がありまして。
友達のいない私も、友達できるんじゃないかという家族の期待から入会し、月に1回の集まりに出させられていました。

大体は観劇がメインで、よくある児童劇団を呼んで公民館で上演するというやつでした。
もちろん私内容はさっぱり覚えておりません。
真面目に学生時代はいじめの記憶だらけで他も含めて覚えていること少ないんです。

そんな中で、とある月の集まりに、各自の宝物紹介という企画がありました。
行きたくなくとも観劇ではなく交流する回だから仲良くできるかもよとのせられ、件のサイン色紙とグッズを持っていったんですね。

それでまあ色々ありまして、帰り道に燃やされたと。
その子もその有名人が好きだったらしく、嫉妬心でそうしたらしいです。

子供同士のことだからと許してあげることになりましたが、私の大切な宝物は炭と化しました。
残ったのは、その子と同じ名字や名前を見聞きすると、今でもドキッと胸に響くものがある見えないささくれだけでしょう。


ということで次は明るめを。

私文通とご縁がありまして、小学生の頃にひとり。
中学校の頃にふたり。
その後数人と文通をしたことがあるんです。

経緯は長くなるので省略しますが、毎度可愛らしい封筒に入ったこれまた可愛らしい便箋に、年相応らしい直筆の手紙が送られてきまして。
毎度事務で使う茶封筒にワープロ用紙、封筒の宛名や住所しか直筆のない素っ気ない返事を書いていました。

今でもですが、私ほんと字きったないんです。

長い人で2年くらいだったでしょうか。
月に一度送られてきては、好きなテレビやアイドルの話題などから、お悩みなんかも書かれていましたね。
諸事情あって私の文通相手は、いじめだったり引きこもりだったり、何かしら心に傷のある人達でした。

片や丁寧な直筆の手紙。
片や素っ気ない活字の手紙。

それでも気にせず文通は続き、ある時に変化が現れてきます。

学校に行ってみようと思う
外に散歩に出てみたんです
家族と挨拶ができるようになりました

少しずつ変化が現れていき、そして文通に終わりも訪れます。

ありがとう
ありがとうございました

最後の手紙に書かれていたお礼の挨拶は、今でも私の記憶に残っています。

こちらこそ楽しいひとときをありがとう

私が最後に返した手紙の最後に、きったない字で書いたお礼の挨拶は、無事に読めましたかね。

そんな文通の記憶が、私の宝物です。

そういえば、それから数十年経って、また文通をする機会があるとは思わず、その場で交流できた数人とは、毎回楽しくやり取りさせてもらいました。
昔と違って突然一方的に辞める場でしたが、最後のありがとうはネットの文通相手さん達に届いているといいなと思います。


宝物ってあるとものすごく嬉しくて心強くて、それが失われるとものすごく悲しくて辛くて。
大事なものほど一喜一憂があるものです。
皆さんも今ある宝物は大事にしてくださいね。
そして、新しい宝物との出会いもあるといいですね。

いやいや、もういらないって?

私はほしいです。
記憶の宝物もいいですけど、形ある宝物もあるといいかなと。

11/20/2024, 1:48:48 PM

「...俺の宝物? そんなの訊いてどうすんだ」
「宝物ってさ、幸せの定義と一緒でなんだかよく分かんなくない? これが俺にとっての宝物です、なんて簡単に言えないよ」
「簡単に言えないから宝物なんじゃないか?」
「...どういうこと?」
「宝物だって言えるほど大切なものが見つかってないから、そう思うんだろ。それこそ幸せの定義と一緒で、別に探すもんでもねえんじゃね? 気づいたときには、それが宝物になってたりするもんだろ」
「...ふーん。よくわかんないや」
「ま、いつかお前も見つかるだろ」
「“お前も”って...そっちはもう見つかってるの?」
「......」
 お前と過ごしているこの時間が宝物だなんて言えるかよ。


─宝物─ #119

11/20/2024, 1:46:05 PM

カチチ。
 使い古したコンロが、音を立てて火を起こす。
 俺はその上に、二人分のカップ麺の水を入れたヤカンを置いて、湯を沸かす。

 俺は火の上で鎮座するヤカンを見ながら、浮足立つ自分の心を鎮めようとしていた。
 自分の部屋だというのに、全く心が落ち着かない。
 頭の中を占めているのは、部屋に上げた幼馴染のこと……

 ついさっきの事だ。
 仕事帰りにコンビニで弁当を買おうとしたら、偶然にも幼馴染と再会したのである。
 小学生以来の再会なので、戸惑ったがすぐに打ち解けることが出来た。

 けれど、肝心の弁当は売り切れ……
 『食べるものが無い』と言う幼馴染を、『ならウチでカップ麺食うか?』と誘ったのだが……

「問題はアイツが女だっていう事なんだよなあ……」
 そう、幼馴染の順子は女性。
 俺はその場のノリで、女性を部屋に上げてしまったのである。

 別に順子がウチに来たことが嫌なのではない。
 ただ、俺と順子はいい歳をした社会人。
 気軽に互いの部屋を行ったり来たりなんて出来ないのだ。
 昔みたいに付き合うには、俺たちは歳を取り過ぎたのだ。

 それに誘った目的がカップ麺である。
 色気も何もあったモノじゃない。
 まあ久しぶりに会った幼馴染に、色気を出すはずも無いのだが……

 だが反省は後……
 大事なのは今、ここをどうやって無難にやり過ごすかである

 俺は打開策を考えるべく、順子の方を横目で見る。
 だが順子も順子で、落ち着かない様子でソワソワしていた。
 所在なさげに、放置していた漫画を取ったり置いたり……
 明かに挙動不審であった。

 そんな幼馴染の様子を見て、順子も同じ気持ちなのかと、少しだけホッとする。
 だからと言って、何も解決はしていないのだが……

 まあいい。
 とりあえず今日はカップ麺を食べて帰ってもらおう……
 友情を育むのは、今度でもいいはずだ。
 今日は出会えた奇跡に感謝しながら、食卓を囲めばいい。
 そう思っていた矢先だった。

「あ、これって……」
 順子が驚いたような声を上げる。
 気になって様子を見てみると、彼女はアロマキャンドルを手に持っていた。
 俺が棚に置いて大事に飾っていたアロマキャンドルだ。
 それを見た瞬間、俺の顔は日が出そうなほど熱くなる。

 このアロマキャンドルは、引っ越す直前に順子と一緒に作ったものだ。
 近所のショッピングモールのイベントで製作体験があって、せっかくだからと互いの両親に連れていかれたのである。
 今思えば、親が最後の思い出を作らせてくれたのだろう……
 ちょっと泣けてきた。
 
「これって、あの時のアロマキャンドル?」
 回想に耽っていた俺は、順子の言葉で現実に引き戻される。

「あ、ああ」
 油断していた俺は、気の無い返事しか出来なかった。
 そんな挙動不審な俺に気づかず、順子は「まだ持ってたんだね」と呟いていた。

「順子はも持って無いのか?」
 そう聞くと、順子は不思議そうな顔をして、
「あたりまえじゃん。
 アロマキャンドルは使うものだよ」
 と返される。

 ……正論だった。
 ……正論なんだが、どこか悲しい気持ちになる。
 順子と一緒に作った思い出のアロマキャンドル。
 思い出の証として持っていたのだけど、彼女は違ったのだろうか……
 俺がメランコリーに浸っていると、順子は何かに気づいたような顔になる

「もしかして私だと思って大事にしてたの?」
 図星だった。
 図星過ぎてなにも言えなかった。

「え?」
 返ってきた反応が思っていたのと違ったのか、順子が驚いた様子を見せる。
「こっちまで恥ずかしくなってきた」
 そういうと、順子は両手で口を隠し、なにも言わなくなった
 気のせいかほんのり頬も赤い

 そして訪れる沈黙……
 交差する視線……
 聞こえるのは、外から聞こえる車の音だけ……

 なんだこれ?
 めちゃくちゃ恥ずかしいぞ。
 だれか助けてくれ。
 この状況を打破できるほど、俺は経験豊富じゃない!


 ピーーーーー。

 その時、ヤカンの汽笛がけたたましく鳴り響いた。
 俺は慌ててコンロの火を止める。
 助かった。
 あのまま見つめあったらどうなっていたのだろうか……
 想像できない。

 俺は誤魔化すように、カップ麺にお湯を注ぐ。
 けれど動揺しているのか、手が震えてお湯がうまく入らない。
 おちつけ、俺!

「お湯を入れたからあと五分で出来るぞ」
「うん、ありがとう」
 そして沈黙再び。
 ……
 沈黙が辛い。

「ねえ」
 俺がどうしようと悩んでいると、順子が声をかけてきた。
「再会を記念して、このアロマキャンドル使おうよ」
 順子は名案とばかりに、胸を張って提案する。

 だが俺はすぐには答えられなかった。
 順子に再会できたとは言え、今まで大事にしてきたアロマキャンドル。
 すぐに使う決心は出来なかった。

「私はもういなくならないよ」
 だが俺の心の内を見透かしたのか、順子は俺の答えを待たず言葉を続ける。
「アロマキャンドルは、また作ればいいんだよ!」
 そう言って、順子は親指を立てた。
 それを見て、俺は決心する。

「分かった。
 使おう」
 そうだ、俺は何を怖がっているのだろうか。
 順子とはもう出会えたのだ。
 アロマキャンドルが無くなっても、寂しい思いをする事は無いのだ

「それをくれ」
 俺は火を点けるため、順子からアロマキャンドルを受け取る。
 だが手に持った瞬間、あることに気づく。

「火をつける道具がねえや」
 二人で大笑いした。

11/20/2024, 1:45:29 PM

[宝物]

友達により作られた勇気
母が与えてくれた私の命

そして、貴方からの手紙

11/20/2024, 1:44:30 PM

【宝物】〜Mrs. GREEN APPLE様『はじまり』〜

今日までの足跡を数えてみたくなる

君と笑い合った日々が宝物なんだ

まるで奇跡のような眩ゆい毎日で

寂しさを知りながら喜びと出会えたんだ

11/20/2024, 1:44:11 PM

宝物

この世界で一番輝いて見えるものはなんだろう?
思い付くのはきっと人によって全く違うだろう。
家族?ペット?友達?恋人?推し?恋?才能?自分?
食べ物?ぬいぐるみ?仕事?思い出?睡眠?趣味?

これ以外にもきっと無限にある宝物。
人は沢山の宝物と共に日々を過ごすのだろう。
その宝物はいったい、その人にとって、どんな影響があるのか?

それが良い事も悪い事もあるだろうし、
そもそも良い事も悪い事もないだろう。

人にとって、宝物には無限の意味や理由、輝きが存在する。
それがあるから幸せで、あるいは不幸で、あるいはそれが人生だと思っている。

宝物というのは、人の心を左右するものだと感じる。

海賊が宝物を奪ったり探したり喜んだりするのと、
お金持ちが宝物を持ってお金を得たり保管したり飾ったりする。
あるいは家宝として代々引き継がれてきた大切な物でもあり、
オタクが推しを宝物として一生拝み続け推し続けるように、
人の心を左右するものでもあるように感じた。

そういえば、ボクにとって宝物はなんなんだろう?
と、言われればボクは「人生」と答えるだろう。

理由は正直な話、一つに選べないのが本音なんだ。
本当にボクは優柔不断だな、と思う。
ボクにとって、選択をするのは宇宙の数と同じだと思っていて、宇宙にある星の数ほど、ボクの頭の中にある選択肢は星と同じ数だった。

だから、全部が大切だし、全部がキラキラして見える。
全部が素敵だし、全部が楽しいし、面白い。
何より、その中で生きている人生が一番宝物だと思えた。

美味しい食べ物を食べてる時も、
大切な人と一緒にいる時も、
推しを応援してる時も、
絵を描いて自分の想像を限りないように描く時も、
勉強をして様々な学びを得ている時も、
仕事をして自分自身の社会経験を積んでいる時も、
息を吸って吐いて、周りの景色を見ている時も、
無限大な想像、または妄想をしている時も、
無限大な色を見ている時も、
この書いている文章も、
全部、全部、全部ボクにとって大切な宝物だ。

そして何より、その人生を生きる自分自身も宝物だと感じる。
ボクをこの地球に産んだのは親だけど、
自分から息を吸って、考えて、日々、地球で生きているのはボク自身だ。

正直、親よりも自分自身が大切に感じる。

だから、ボクはこれからも自分自身の考えを語りたい。
こんな変で妄想癖がある普通じゃない、
自分を人間かどうかも分かってない、
普通に生きれない臆病なボクを、
これからも懲りなく書いていたい。

ボクにとって、人生は大変だし疲れるし辛い時もあるけど、それが楽しく感じる。何があるか分からない恐怖、感情、不安、楽しさが、人生の最大のサプライズになる。
それが楽しくて、全てがキラキラして見える。
その輝いている美しさはボクにとって、
どんな見た目でも味でも匂いでも、美味しく感じる、最高のご馳走だ。

ボクは、また息を吸って、吐いて、地球の上に立って生きている。

11/20/2024, 1:42:00 PM

毒と書いてぶすと読んだあの人は、狂言に首っ丈だったか、漢方に精通した立場だったのかもしれない。
庭のトリカブトが、鮮やかに咲いていた。

額縁の外は、今日も騒がしくて眩しかった。
「人は嫌いだ」
かつて、あの人は、今日のような朝、そんな言葉を誰に訊かせるでもなく口にしながら、絵の具に占領されたパレットを片付けていた。

「作品にメッセージなんてあるものか。私の作品は全て、私だけのものだ!絵も、庭も、粘土細工も。…他人に分かってたまるか」
あの人は決まって、憮然とそう呟きながら、絵筆を振り回した。
あの人の手に握られた、けばだった絵筆に、たっぷり染み込んだ絵の具は、何よりも鮮やかだった。

その鮮やかな色から、私は生まれたのだ。
殴るように塗りつけ、塗り重ねられた、多量の色彩の塊として。

「完成だ。これがここでの処女作。私の宝物だ」
最後の鮮やかな水色を塗りたくられ、生まれ落ちた私が初めて聞いた言葉は、あの人のそんな言葉だった。
「ここなら、これを誰も解釈しない。私だけの、私のための絵画。私だけが知る私。それでいい。それが大切なんだ」

あの人はそう言って、玄関から一番遠い、中庭を望むこの部屋の壁に、私を額縁に入れて飾った。

薄紫に柔らかな花弁を戴く附子を背景に、あの人は満足気に私を眺めて、仕切りに「宝物」と呼称した。

私は、あの人の感情から生まれたが、あの人の思想や感情などテンで分からずに、ただぼんやりと、額縁の中で、あの人によるあの人にとっての最高傑作の色彩の重なりとして取りすました。

私は、形を成していない。
あの人が心のままに塗りたくった色彩でしかないのだから、当たり前だ。
私は輪郭を持たず、思想を持たず、意見を持たず。
ただ“ある”だけの絵だ。
それだけだが、それだけが大切だった。
私が、生まれた時からずっと宝物であるために、何も持ち合わせない、なんとなくの、只の、色彩の重なりである必要があった。

だから私は宝物であり続けた。あの人にとっての宝物で。

しかし、そんな日々も終わりを告げた。
いや、今から終わるのだ。

一刻前、暗い地平線から朝日がさす丁度その直前に、あの人は出し抜けに宣言した。
「もう終わりにする」と。

そうして、あの人は、私の額縁の歪みを正した後、中庭でトリカブトを一輪ちぎり、内側の部屋に消えていった。
あとは朝日が登り始め、小鳥が騒ぎ始め、俄かに賑やかな時の進みと長い沈黙とが、この家を満たした。

きっと、私とあの人が顔(私に顔があるかは不明だが)を合わすことは二度とないのだろう。
あの人がいなくなったこの家は、すっかり変わってしまうに違いない。
私の環境も、きっと。

しかし、それ以外のことは何も分からない。
それ以上に具体的なことは。

私はあるだけの色彩だから。
知能は高くないし、そもそも働かせる脳があるかも分からない。

しかし、誰になんと言われようと、なんと解釈されようと、それこそ、ブスだの不出来だの失敗作だのと罵られようと、私は変わらない。
不変であり、理解されないことが、私の在る意味なのだから。

私は、私の向かいのあのトリカブトたちは、この家全土は、今も尚、あの人のための、あの人だけの宝物なのだ。
それが変わることは、永遠にない。

私たちは、あの人の唯一の宝物として、遺るのだ。

額縁の外は騒がしい。
いろいろな音、いろいろな色、いろいろな動きが満ち満ちている。
トリカブトが、紫の花を揺らした。

11/20/2024, 1:40:55 PM

宝物


辿りつけない場所もある

小さくて
当たり前の中に潜むもの

輝きが
価値を決める訳ではない

11/20/2024, 1:40:36 PM

幼稚園の時に、祖母に買って貰ったブロック
これが私の宝物、今でも思い出す
ブロックの感触

祖母がいなくなっても、
そのブロックは、祖母との思い出という
宝物に変わる。

宝物というものは、どんな時でも、
いろんな意味の宝物になる

11/20/2024, 1:37:06 PM

宝物

誰にでもあるのだろうか、宝物。

子供でさえ『宝物入れ』なんて言って、ガラクタを集めてどれにも思い出や自分だけが分かる意味ありのものを大切に持ってたり。

子供の頃、金のイヤリングをプレゼントされて、つけることはなかったけど、見ているだけでドキドキしたっけ。時々出して眺めて、つけてみて揺らしてみては夢見る乙女になってた。

カーペンターズやビージーズ、ビートルズ、大好きなアイドルのレコードや天井や壁中ポスターを貼ってその宝物に囲まれてた幸せ。

全て失ってしまったけど今、ここにあったらどんな気持ちになっただろう。

たまに宝島の洞窟の中に隠された世界中の金銀財宝を見つけその中で金杯に真珠を満たし、お酒を飲んでみたい…なんてこと考えたり。

子供達が小さかった頃、夕食を食べながら学校であったことを我先にと同時におしゃべりが始まると、私のお腹はねじれるくらい笑いあった。あの瞬間が私の人生の一番の宝物。

どれも今、目の前にない。
思い出すだけ…手が届かない宝物ばかり。でもその思い出があるだけで、私の哀しみは癒される。今日まで生きてこれたのもその御蔭かなって思える。
誰かの心の中でほんの少しでも、私の一部が宝物になっていたら嬉しい。

宝物 今この時を満たし明日を生きる力をくれる 大丈夫だよ 恐れないで 夢を見よう きらめきは貴方の中に ひっそりと 生きているのだから。

11/20/2024, 1:35:39 PM

その昔、ドラゴンは有り余る力を使って国をいくつも滅ぼし、村を焼き、数多の命を奪った。
長年続いた復讐と報復にいつしか疲れ果てたドラゴンは、人がいない火山を居住地と決め眠りについた。
それから数百年経ち、人々がドラゴンのことを伝説だと感じていた頃。一人の少女が火山へとやってきた。
少女は七つの頃からひとりぼっちだった。
自分に近づいた命は全て死んでしまう呪いにかけられてしまったからだ。
人も草木も動物も関係なく死んでいく様を見て、少女は生きていることが嫌になり、誰もいない火山へとやってきた。
そしてドラゴンと少女は邂逅し、互いに大きく驚いた。
ドラゴンはこんなところに人間の子供がいることに。
少女は自分に近づいても死なないドラゴンに。
やがて彼らは意気投合し、共に暮らすようになった。
しかし人間とドラゴン。一緒に過ごした時間は儚いものだった。
ドラゴンは毎年、己が朽ち果てるまで墓に少女が好きだった花を供えていた。
生きる時間の長さが違っても、種族が違っても、確かに彼らが過ごした時間は間違いなく宝物だった。

11/20/2024, 1:29:55 PM

頑張って取った資格
好きなアーティストのグッズ
楽しく過ごした時間
美味しかった食べ物
大切な人たち

挙げればきりがないたくさんの宝物

宝物が増えると人生に刺激と潤いを与える
まぁ、形のある宝物が増えるのは考えものだが

たくさんの宝物に囲まれると
何だか心が満たされる

11/20/2024, 1:29:20 PM

※宝物

ありきたりだが、家族が宝物だよ。
一人暮らしを体験し、体調を崩して
1ヶ月も実家療養していたのに体調は悪化し
そして緊急入院した。

あの時、家族が病院に行けと言ってくれなかったら
緊急入院する前に死んでた可能性があったと
主治医が最初に言っていた。
突発性の指定難病にはありがち、らしい。

病気に関しては運の良い状況が続いているし
私も食事改善などで努力している。
そして、かけがえのない家族も助けてくれている。

実家で「ありがとう」と言う日が来るなんて
20年前の私が聞いたら「嘘つきが」と言う展開だ。
家族と意思疎通不可で家出状態だったからね。
就職先すら住宅支援有りを選ぶくらいだったし。
私が若くて短気だったのもあるだろうし、
使う言葉が優しくなってきた家族の変化もあるだろうね。

おお、珍しく長文じゃないの(*^^*)
しかしその実態は反省文であります。

11/20/2024, 1:29:16 PM

きっといつか、宝物は奪われる。
誰かが私の宝物を欲しがり、必要とし、私の手から奪ってゆく日が来るだろう。
そんな日が来ないのも困るが、もう少し、いや、まだしばらくは、手元に置いておきたいと願う。

思えば、私だって他人の宝物を奪って、自分の宝物を作り出した訳だ。
強奪だよ。海賊かって話。
そして因果は応報で、今度はきっと自分より若い海賊が、私の宝物を奪っていくのだろうか。
どうせなら、ルフィみたいに芯の通った青年がイイ。
ゴムゴムはいらんが。

ともに船出を迎え、社会の荒波へと漕ぎ出してゆく二人に、きっといつの日か、二人だけの宝物が生まれることだろう。
でもそれは、私にとっても宝物。
そうやって、人生には宝物が増えてゆく。
宝の地図はなくても、海賊王にはなれなくても、生きること自体が、トレジャーハンティングなのかもしれない。

11/20/2024, 1:28:56 PM

出会えた事そのものが宝物。

毒親だったり、失恋だったり、家を出たこともある

身体の病気の人にも、心の病気の人にも関係した事がある

そして、親の様に感じてた祖父母が亡くなった

叶えられかった事も沢山ある

それでも、自分は前に進む事に決めた

過去の写真や思い出の様な物は必要無いと思ってたけど

君と出会い、そして君の思い出は、自分の墓場まで宝物として持って居ても良いと思った。

11/20/2024, 1:27:22 PM

宝物

それは多分、弱点であり、活力でもある
自分だけのもののときもあるが
そうでないこともあり
不滅のものでもあるが
永遠でもない。
自分の中だけに留まるときもあれば
外に飛び出てしまうことだってある
いつまでもそばにあるもの
いつの間にか忘れてしまうもの

そして自分の軸にあるもの

11/20/2024, 1:27:16 PM

子どもたちが3人で笑ってる。
それはもう屈託がなく、朗らかに。
口角の上がった大きな口で笑い声も大きくて。細まった瞳で、時には涙まで流しながら。

私は子どもたちの笑っている姿を見ると、楽しくなる。
時々私も話に加わって冗談を言うけれど、殆どは愉快な子どもたちをキッチンやソファから眺める。
楽しげな子どもたちの時間が続くように。

宝物が、『そこにあれば幸せで、無くすと後悔するかけがえのないもの』と定義できるのなら、私は幾つかの宝物の中でいちばん大切な宝物は、子どもたちの笑っている姿だと答えるだろう。

子どもたちに面と向かって口にするのは気恥ずかしくて、到底言えないけれど。

もしも言ったら、何と答えてくれるのかな?
ああ、でも、やっぱり恥ずかしくて言えないや。

今夜も子どもたちは3人で笑い合っている。
「めっちゃ楽しそうだね」と言ってみた。
その後に続く「お母さんも見てて楽しいよ」は言えなかった。

かけがえのない宝物に、宝物だよって伝えるのは難しい。

(だから人は手紙にしたためるのかもしれない)




宝物

11/20/2024, 1:26:38 PM

今日も今日とて海賊。
宝物を探しに、大海原を駆けている。

もう仲間たちは発見して、残すは一人。
自分だけだ。


皆、箱を開けると、子を見つめる親のようになる。
そして笑い出す。泣きながらの奴もいれば、ちょっと残念そうな奴もいる。


昨日降り立ったこの島。ノッポの木々に抱かれ、生い茂る草花と歌い、見知らぬ動物たちと踊る。


陽光が差し込む方へ進むと、突然白い靄に包まれた。


そして、いつの間にか遺跡が現れた。
そっと、空気のように忍び込む。


真っ暗ではない。トンネルの構造に近いのか。

手が何本も生えた人の像が、いくつもある。

目を伏せているのに、自分に視線が集まってる気がする。


抜けると、目の前に滝があった。崖で段差が作られている。
その中腹に木箱が置いてあった。


取りに向かおうと踏み出すと、あちらからやって来た。


頭に血が昇る。手先足先が震えだす。制御できない。


興奮して開けると、中には、、、












思わず失笑した。
宝物ってずっと前から、側にあったんだなって。


早く船に戻ろう。


そして宴だ。


俺の宝物と。

11/20/2024, 1:26:25 PM

私にとっての「宝物」は、煌煌としたものではない。
山のような小判や宝石などではなく⋯
思い出、だ。
小さな頃に遊んでいた玩具や通っていた学校など明るいものから、元彼と別れる時の喧嘩や今はこの世に居ない母親の泣き顔⋯。 そんな暗い記憶さえも思い出の1部だ。
これを私は、防衛反応だと思っている。
いい思い出も悪い思い出も、全てひっくるめて宝物にしてしまうことで心に傷をつけない防衛反応。
この宝物を捨てて初めて、成長だって言えるのかもしれない。
それでも、私には必要だから。
「宝物」。
それは、私を守ってくれる優しいものだった。

11/20/2024, 1:25:03 PM

『たからもの』と拙い私の字で書かれている古いクッキー缶を開ける。当時買った雑誌の付録やちゃちな作りの指輪にネックレス、友達からの手紙なんかが入っている。懐かしいものばかりだ。

今『たからもの』とかかれた、からっぽのクッキー缶が目の前にあったとして、私は何を入れるだろう。考えても、何一つ思い浮かばなかった。
羨ましくて眩しくてたまらなくなって、クッキー缶を閉めた。

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