安心と不安』の作文集

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安心と不安』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/27/2024, 1:17:50 PM

#106 安心と不安


恵まれた環境でも
咲ききれないかもしれないよ

1/26/2024, 5:55:44 PM

「安心と不安」
< 今日をちゃんと生きれたかな?>
< 明日もちゃんと生きれるかな?>
< 安心して眼を瞑れる夜は訪れるのかな、? >

1/26/2024, 2:06:29 PM

小指の付け根の横のところが擦り切れて痛くって、うまく歩けなくなるまでは幼さが代わりになった。
「なくなってはじめて気付いてばかりでは何も意味はないんだよ。」
 そうかな。
 夜明けの空に消えていく星々より美しいものばかりなんだけど不安なばかりなんだ?あの星を落としてみせたら考えなくていいことばかりだ。この重力で。笑顔になってくれるなら靴底が擦り切れるまで走るからさ。半年は掛かると思うけどさ。
 優しい魔法で地獄を見せてよ。月の石を掴んで。肩にかかる詩吟の温度だけが秘密の合図だった。きみをこの世界でたった一人にするための冒険譚のための犠牲になる準備を、バックパックいっぱいに詰め込んだ。
覚悟だった。

1/26/2024, 10:32:17 AM

安心と不安

『安心と不安』

俺は橘傑、3ヶ月ほど前に高校3年生になったばかりだ。
簡単に言うと俺は無感情な人間だ。
昔は感情を全っく表に出さないせいでみんなからよく怖がられたり、避けられたりするようになり小学生の頃は友達がいなかった。
親に嘘でもいいから周りに合わせて感情を出せと言われた。
だから中学からはみんなが笑えば自分も笑う、みんなが怒れば自分も怒る、みんなが泣けば自分も泣く、みんなが楽しそうであれば自分も楽しむふりをした。
嘘笑い、嘘怒り、嘘泣き、嘘楽しみ、俺が出す感情には全てに嘘がつく。
そんな生き方をしているうちに周りに合わせるのが、嘘が得意になっていた。
俺が出す感情はすべてが嘘、嘘で作り上げられた人間だ。
そんな自分が嫌いだった。
そして怖かった。
何が怖いかというと、いつか誰かを傷つけてしまうんじゃないかということだ。
『不安』だ。

拓史「俺、明日の試合でダンク、決めるわ」
徳馬「は?!、無理だろ、チビには笑」
拓史「チビじゃねーよ!笑」
バスケ部のみんなが笑った
傑「あははははっ」
だから俺も笑った
ちゃんと笑えてるか?俺
彩子「あの、す、すみません!、たったたたた橘先輩、先生が呼んでます」
男の声しか聞こえないバスケ部が練習している体育館の入口の方から見知らぬ女子生徒の声が聞こえてきた。
徳馬「おいっ傑!彼女か?笑」
傑「ちげぇーよ笑」
ちゃんと笑えてるか?俺

この女子生徒は一ノ瀬彩子という名前で、3ヶ月前に入学したばかりの1年生らしい。
一ノ瀬さんも職員室に用事があったらしく、2人で職員室まで行くことになった。
傑「ごめんね、うちの顧問面識のない生徒にもすぐ雑用とか押し付けるタイプの先生だからさ」
彩子「いや、全然大丈夫です!」
傑「まぁ、本人がそう言うならいいか、でも嫌だったらちゃんと言いなよ、あの先生も別に悪い人じゃないからさ、先生は誰とでもすぐ仲良くなれるような人だから、すごい人だよ」
彩子「そうなんですね」
彩子「えっ!?、橘先輩腕にめちゃ包帯みたいの巻いてるじゃないですか!、大丈夫ですか?、あっ!もしかして厨二病ですか!?、厨二病の人ってこういうのふれられるとすごく流暢に喋り始めちゃうんですよね、もしかしてそういうタイプだったんですか!?」
傑「急にめちゃ早口だし、すごい妄想だな笑、これはそういうのじゃないよ、テーピングってやつだよ」
彩子「そうだったんですね、良かった」
傑「なんの安心?笑」
彩子「これがテーピングってやつか、初めて見ました、すごいですね」
傑「ふふっ好きなだけ見ていいよ、ほらっ」
ちゃんと合わせられてるか?俺
彩子「おー、ふむふむ、頑張ってる証ってことですよね」
彩子「先輩って友達が多くてすごいですよね、私友達1人しかいないです。」
傑「そんなことないよ、それに友達1人もいたら充分だよ」
彩子「橘先輩って頑張り屋さんですよね!」
傑「頑張り屋さん?」
彩子「はい!だって今の世の中共感が全てだから友達を作るにはみんなに合わせないといけない。そんな事ができる橘先輩は頑張り屋さんです!」
傑「、、、、」
俺は今心から嬉しいと思えてる。
報われた気がした。
初めての感覚に驚いて固まってしまった。
これも初めてだ。
彩子「あっ、すみません偉そうなこと言って」
傑「いや、全然大丈夫、むしろ、、、ありがと」
気付けばもう職員室の前についていて、本当ならここで話は終わりのはずだったが
傑「でも、、でももしボロが出てしまってみんなに合わせられなかったらどうすれば、みんなの期待を裏切ってしまうようなことになったら、、、」
彩子「、、、、」
傑「ごめん、今のは忘れてくれ」
彩子「ボロが出たぐらいじゃみんな失望したりしないですよ、だって橘先輩が頑張り屋さんってみんな知ってますから。」

それから俺が卒業するまでの間たまに一ノ瀬さんに話しかけるようになった。
でも嫌われるのが怖くて片手で数えるほどしか話しかけられなかったが一ノ瀬さんは俺が話しかけてくれるおかげで友達も増えたと喜んでいて良かった。
俺はまだ『不安』だったんだ。

7年後
「みなさんはじめまして、今日から入社させてもらいました一ノ瀬彩子です!どうぞこれからよろしくお願いします!」
俺の目から涙が出ていた。
心の底から泣くのは初めてだ。
俺の初めては全て彼女だ。

3年後
徳馬「おー、やっと来たか、久しぶり、でもないか1週間前に式場で会ったばかりだもんな」
俺は友達の徳馬の家に来ていた。
そこにはバスケ部のみんなもいた。
(ちなみに妻は自宅で友達と会っているらしい)
自然と学生時代の話をしているうちに時間が過ぎていた。
徳馬「そういえばさ、傑はなんで一ノ瀬ちゃんを好きになったんだ?」
傑「彩子は俺の『不安』をも掻き消してくれるくらい『安心』を与えてくれる存在だったから」

1/26/2024, 10:01:09 AM

安心と不安を行ったり来たり

全部、自分次第だよね

1/26/2024, 10:00:27 AM

不安の種はそこら辺に沢山あって
私はそれにいちいちつまずく

私の目から警戒心が覗き
私の口はひくひく動く
視界はなんだか狭まって
足どり重く内股になる

安心の種は目に見えなくて
花粉のように漂っている

私はそれを空気のように
すうすうすって
時々大きなくしゃみをする

私の鼻が良くなれば
少しは匂いもするのでしょうか

   ほのかに甘い香りが

1/26/2024, 9:59:52 AM

大けな声を出いてしもうた。けんど、主は命に代えても守るべき存在や。

「吉行を選んで良かったよ」

顔に熱が集まって、どこからとものう桜の花弁が落ちてきた。

「少しの間、目を瞑ってくれる?うん、ありがとう。ちょっと待ってて」

怖いけんど、主の言うことなら従うほかない。みぞうも長い闇の中で、微かな吐息と布が擦れる音がした。

「お待たせ。もう開けてもいいよ」

目を開けたわしの前に立っちょったのは、素顔の主やった。背に月明かりを受けて、髪と目の白さが際立っちょって、声を出すことを忘れてしもうた。

「顔に出るタイプなのはわかっていたけど、そこまでとはね……」
「いや、あんまりにも綺麗やったき……もっとよう見してくれ」

頬に手を添え、左目を隠す前髪を梳く。
一見すると白金に見えるが、間近で見れば薄く榛色が滲んでいる。

「面白い目やねや」
「そう言ってくれて嬉しいよ。誰かに素顔を見せるなんていつぶりかな……」
「おんしは政府の役人の前でもそれを外さざったもんな」
「あはは……いや、ちょっと怖くて」
「そうか。その、わし以外に顔を見しちゃあせんのか?」
「うん。でも、ずっと前は外していたけど……知ってる人はもういないさ」

その言葉を聞いた瞬間、やちもない感情が湧いて出る──この素顔を、他の誰ぞに見してほしゅうない。

「大丈夫だよ。目元は出すことになるけど、こうやって見せるのは吉行だけだよ」
「げに?」
「うん。分霊とはいえ、君も神様の一柱でしょ?」

主は薄う笑みを浮かべた。
この気持ちを見透かすように。

「戻ろうか。ココアを淹れてあげるから、暖かくして寝よう」
「あぁ……」

風吹けば飛ばされそうな彼女なのに、わしの手を引く姿が頼もしゅう思えた。

2024/01/25・安心と不安

1/26/2024, 9:52:20 AM

安心と不安ってお題。難しくて無理でしたね。
こう言うのをパッて思い浮かべられる人たちってすごいですよね。
いつもみなさんの文章を楽しく拝見させていただいております。

1/26/2024, 9:49:01 AM

彼女と手を繋いで大通りを歩く。
 一緒にいるととても安心できる彼女。
 でも今の僕の心の中は不安でいっぱいだった

 こんな事彼女と一緒にいる時に考えるべきではないと分かっている。
 でも考えないようにすればするほど、深みにはまっていく。
 
 思い出されるのは朝の事。
 僕は大事なデートの日、がっつり寝坊して慌てて支度して家を出た。
 問題はその後だ。
 その時僕は玄関のカギをかけただろうか?
 どうしても思い出せない。

 いつもは家を出る時、ちゃんとかけてあるか確認する。
 でも今日は普通じゃなかった。
 いつも無意識でカギをかけているけれど、慌てて出てきたのでカギがかかっていないのかもしれない

「どうしたの?」
 彼女が僕の顔を覗いていた。
「何でもないよ」
 僕は嘘をつく。
 こんな自分を知られるわけにはいかない。

「嘘。だって私の手、痛くなるくらい握ってるもの」
「ごめん!」
 僕は思わず握った手を離す。
 だけど彼女はにこりと笑って、再び僕の手を握る。

「大丈夫」
 僕の目をじっと見る。
「困っていることがあるなら一緒に悩みましょう。私たちは恋人なんだからね」

 彼女の優しい言葉に思わず、目から涙がこぼれる。
 なぜ僕はこの人に隠し事なんてしようと思ったのだろう。
 こんなにも頼りになる人なのに。

「実はね。もしかしたら玄関のカギをかけてないかもしれないんだ」
「そっか。それは不安ね」
 そういうと彼女は少し考えた。

「じゃあ、今から君の家に行きましょう」
「えっ。
 駄目だよ。今から家に行くとなるとデートできなくなってしまう」
「でも不安、そうでしょ」
「そうだけど……」
 彼女の言葉は正鵠を射ていて、何も反論ができない。

「それにさ。おうちデートができるって考え方もあるでしょ。
 おうちデートのついでにカギの確認、それで行こう」
 彼女はあっさりと予定を決めてしまった。

「さあ、君の家にレッツゴー。
 私は君の家を知らないからエスコートしてね」
 そう言って彼女は無邪気に笑った。
 本当に敵わないなあ。

「分かったよ。こっち」
 僕は繋いだ手を引いて、自分の家に案内する。
 彼女の温かさが、不安だった僕を安心させてくれる。

 しばらく歩いていると、彼女が質問をしてきた。
「一つ、聞きたいことがあるんだけど……」
「何?」
「君って玄関のカギがかけてあるかどうか、気になるタイプ?」
「うん、毎日出る時確認してる。
 今日は忘れちゃったけど……」
「なるほど。提案なんだけど、次から私が確認してあげようか?」
「えっ」

彼女の言葉に思わず振り向く。
「つまりそれって」
「うん、一緒に住もうよ」
 彼女の言葉は魅力的だ。
 もしそうなれば、僕は安心して外出することが出来る。

「私はきっちりカギをかけられるタイプだから、頼りにしていいよ」
「うーん、突然すぎて……」
「もー。じゃあデートが終わるまでに決めておいてね」
 これ駄目って言えないやつだな。
 言うつもりもないけど。

「そうだ、同棲が無理でも私がカギを確認するから安心してね」
「どういう意味?」
 わざわざ家に来て確認してくれるのだろうか?

「君の家の近くに部屋を借りて、玄関を監視してあげる。
 さながらストーカーのように」
「……冗談だよね?」
 僕が聞くと、彼女はふふふ笑う。
「それどういう意味なの?」
 僕の質問に、彼女は笑うだけで答えてくれない。

 今まで見たことのない彼女の様子に動揺してしまう。
 初めて僕の家に来るから、緊張しているのだろうか?

 彼女の知らない一面を見てしまい、僕は不安になるのだった。

1/26/2024, 9:43:45 AM

Theme:安心と不安

不安なことがひとつ片付いて安心に変わると、また新たな不安が生まれてしまう。
私の人生には常に不安が纏わりついていた。

どうやら私の不安は「予期不安」というらしい。
予期不安とは、何も起こっていないときでも「悪いことが起こるのではないか」「失敗するのではないか」と過剰に心配してしまうことらしい。

なるほど、それならいつまで経っても不安が消えないわけだ。
納得する一方で、また新たな予期不安が訪れた。
「じゃあ、私は一生安心することはできないのか?」
私だけではないと思うが、不安を抱えているとそれだけでも疲弊してしまう。
この無駄な疲弊と付き合っていかなければならないとするなら、私にとっては凶報だ。

一方、友人の考えは少し違うらしい。
「それってリスクを認識できてるってことじゃない?生物としてはその方が生存に有利に働くんじゃないかな。私は行き当たりばったりだからトラブルの予想なんて出来ないし、予想が出来ないからそれに対する備えもできないよ」

予期や準備はできるが、常に不安に付きまとわれること。
安心した状態ではあるが、常に予想外に振り回されること。

どちらがより幸せなのだろうか。正解は恐らくないのだろう。
ただ、持っている性質を変えることは、難しいことだが出来ないことではない。
私と友人が互いの姿勢を学び合えば、きっとちょうどいい塩梅になるのではないだろうか。

1/26/2024, 9:38:23 AM

あなたと
一緒にいると






安心して






よく眠れるし

ごはんだって
美味しく感じられるし

出かけるのも
楽しみになるし

気持ちが
穏やかになる。






でも

たまに





ほんとに
わたしで
いいのかなぁ

とか

今のわたし
可愛くなかったなぁ

とか

怒らせたり
嫌がられたり
してないかなぁ

って




不安にもなる。







あなたと
一緒だからこそ

味わえる






この気持ち。


#安心と不安

1/26/2024, 9:34:05 AM

ずっと、ずっと、ずっと…

そんな風に思ってるから

真反対の気持ちが

心を支配する。

なんでわざわざ自分を苦しめるのか、

自分から辛い気持ちになるのか

よくわからないけど。


安寧を望んでいるならなぜ

こんなに心が怯えるのか


–安心と不安–

1/26/2024, 9:34:04 AM

安心と不安

 「安心と不安」は、天界独自の諺(ことわざ)です。

 昔々、ある神様は地上の生物から不安を取り除いてあげようとしました。結果、生物たちは死や危険に対する不安感を失くし、積極的に滅亡に向かおうとしました。
 見かねた神様は生物に不安を戻して、代わりに安心を取り除きました。すると生物たちは常に落ち着かなくなって、食事を取らず子も成さず、やはり滅びに向かいました。
 そこで神様は、生物から安心と不安の両方を取り除きました。すると不思議なことに、彼らは再び安心も不安も抱くようになりました。そして生物は安定して繁栄を続けました。
 安心が崩れれば不安になり、不安が無くなると安心する。両者は対を成すものでありながら、共存してこそ安定することができたのです。

 このことから、「たとえ善意であっても安定状態に手を加えると良いことにならない」という例えに用いられます。最近は「対立しているように見えるものも共存させておくのが最善である」という意味でも使われるようになりました。
 いずれにしても、優秀な神様になるために最も大事な考え方の一つです。頭の片隅に入れて、何か決断をする際はこの言葉を思い出してください。

1/26/2024, 9:33:46 AM

何が間違っていたんだろう

これ以上失いたくないし、思い出にするにはまだ早い
やると決めたら最後までやる、頑張ったって誰も見てくれないし 平気で目の前で嫌だとか、行きたくないとか、、、なんでこんなに頑張ってるのに、笑
勘違いだったんだね、。いつまで我慢できるかな。
この世に絶対なんてことあるのかな、ないならあって欲しい。嘘がない世界に。

1/26/2024, 9:30:39 AM

安心と不安
自分がそこにいていいと思わせてくれる居場所があると安心する。
自分がなにか役割を演じなければいけないと思って自分が空白になると不安になる。

1/26/2024, 9:06:41 AM

『不安と緊張』
人生で初めて好きになった人とのデート。こんなに緊張するとは思っていなかった。
いつもは気にしない服にメイク。鏡の中の人と何度もにらめっこしてやっと決まったと思ったのに、今度は髪型が気に食わないらしい。
応援している私がこんなに緊張しているのだから当事者の娘はどれだけ緊張していることだろう。
お母さんはずっと、あなたの事を応援しているからね。

ほら、笑顔笑顔!
行ってらっしゃい!

1/26/2024, 8:57:28 AM

安心なこと。
食べていける仕事があること。
帰る家があること。
愛する人がそばにいてくれること。

でも、もしも、
突然職場が倒産したらどうしよう。
家が火事に巻き込まれたらどうしよう。
あの人に別の好きな人ができたらどうしよう。

安心材料だったものは、ふとした時に不安なものへと化ける。
何だってそう。
些細なものでも、安心と不安が隣り合わせにある。

だからこそ。
“安心”なものを、当たり前に思わないように。
“不安”の虚像を、勝手に創り出して塞ぎ込まないように。
一歩一歩踏みしめて、安心を与えてくれるものに感謝して、不安にさせるものに打ち負かされないように生きてゆきたいよね。

1/26/2024, 8:56:32 AM

私は、自分のメンタルが少し病んでいると自覚している。人に嫌われるのが怖い。
昔は、特に子供頃は悩んだり後先考えず好きなように行動ができた。
だけど、大人になった今、予測しえる障害にいつも怯え、常に先を考えなれば不安になる毎日。

そんな私は不安に耐えきれなくなると時々、暗くて狭い場所…今は電源を切った炬燵の下に引きこもっている。

「大丈夫か。」

炬燵の布団を持ち上げながら声をかけてきたのは、最近付き合う事になった恋人だ。
(そっか、私のこの悪癖を彼は知らないだったな。)

(正直に言えば……、今は閉じこもっていたい。でもどうしよう……、心配してくれる彼に迷惑をかけたくない。)

「大丈夫。正直に言ってくれ。告白の時もそうだが、俺はあなたの都合の良い人になりたいんだ。」

彼の言葉に、さっきまで炬燵の下であれこれ考えていた私は、無言で彼が捲った炬燵の布団を再び下ろして引きこもった。

彼は変わり者だ。半年前から何度も告白してきて、私は根負けして付き合い始めた。

(私の都合の良いようにしてくれるなら………。)

私は利き腕だけ炬燵から出して彼の手を握った。炬燵の布団ごしで彼の表情が見えない。けど彼は私の手を握り返してくれた。
不安は無くならないが少し安心する。

《安心と不安》

1/26/2024, 8:41:57 AM

お題「安心と不安」

待ち合わせって楽しみでもあり不安でもあります
相手が来るとやっと安心できます

相手を信頼しているはずなのに
そんな人としか会う約束なんてしないのに
来ないかもしれないと思ってしまうんです

来なかったら…
とりあえずお腹を満たしてそのあとどうしよう…
なんて仮の予定を立ててしまいます

何年か前にひどいすっぽかしにあったからかもしれません
その人とはもうあってませんし
そんな人とはもう待ち合わせはしませんけど

この機会に不安な気持ちで待ち合わせなんて考えるのはよそう
せっかくの待ち合わせだもの
思う存分楽しまないとね

1/26/2024, 8:39:44 AM

「うわぁ!!!」

バネでもついたように、とっさに持っていた写真を手放した。口から心臓が飛び出しそうな程跳ねている。

守山はスーツが皺になるのも厭わずに左胸の辺りを掴んだ。

「こういった怪異現象ははじめてかい?」

宥めるように背中を摩るが、にやけ顔を隠せていない目黒が、守山の背中に回していない方の右手で写真を取り上げつつ言った。

連続不審水死事件。不可解な事件が怪異の仕業ではないかと鑑識官の守山と検視官の鳶田が頼ったのがこの目黒探偵事務所だった。

事件に関わりがあるとして出された写真には、背筋も凍るような異形の姿が写し出されていたのである。

「まあ、安心してくれ!海神様は噂を聞いたり、この手の怪異に触れても呪われるわけじゃないから!」

相変わらず喜劇を演じるように大袈裟に手を振り上げて、目黒は守山を覗き込む。

「…これだけSNSで騒がれているんだ。それくらい知ってますよ。」

ネクタイを軽く弛めながら、吐き出すように言う。

「まあ、わかる。最初はそうなる。」

うんうんと頷く鳶田に、守山は頭がクリアになるのを感じた。つい口調が乱れたが、上司と一緒だったのだ。

「すみません、鳶田さん。動転してしまって…」
「いや、お前はそれくらい崩した方が良い。それよりも、この写真見てどう思った?」

鳶田が真っ黒な暗闇が不敵な笑顔を浮かべる写真を指先で持ち上げて、ひらひらとさせる。

「なにって……気持ち悪いなとしか…」
「おい。突然アホになったのかお前は。」

この写真が撮られた前に“海神様の呪い”とやらをしたんじゃないのか

鳶田の言葉に守山は現実に引き戻された気がした。この写真が撮られたのは、封筒にも記載されてるが、今年の5月。水死体が上がったのが、9月はじめ。

「呪いがかけられてから、4ヶ月も経ってる…」
「少なくともな。」
「呪ってからタイムラグがあるものって、まあ、少なくはないんだけど、これは特殊だよね。」

肩を竦めた目黒が続ける。

「海神様の噂が出てから、もう半年は経ってる。けど、死体が揚がりだしたのが9月に入ってから。」
「9月がミソってことか。」
「…これから水死体がさらに出てくる?」
「おそらくね。ただ、海神様にお願いした全てがそうなるとは思えない。問題は、どのお願いを海神様が叶えているかだ。」

にやにやとしていた目黒が、すっと表情を正す。真面目な顔をすると、随分整った顔立ちなのだと、現実から少し離れたがっている脳ミソは思った。

「お願いを調べるつったって。噂はかなり広まってんぞ。」
「うん。まあ、全部拾えるとは思ってないよ。少しでも拾えたら良いかなって。」
「拾う…?」

まさか…と肩を強ばらせた鳶田と守山を、目黒はにっこりと奈落に突き落とす。

「噂の海神様が出る海。行ってみようか。」

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