『子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛くるしい顔してるのにどこか狂暴
子猫って苦手だ
_子猫_
キキーッッ
車のブレーキ音とぶつかった鈍い音
雨の日、夜道を彷徨いながら
美しい毛並みの白い子猫
車に轢かれそうで咄嗟に走り出したけど
とっても小さい子猫だったから
すり抜けられたかもしれない
けど後悔はしてない
私に心配そうに擦り寄ってくれる子猫が
愛おしくて、悲しくかったから
悪口書いて良いよ
悪口を書いて良いよと良いよと言われたら悪口を書きますか?それとも書きませんか?それは人それぞれだと思います書く人に言うよ 本当に書いていい?書く前に考えて本当に読んだ人は悲しまないか誰も傷ずけないか そして何かあった?イライラしている人どうした疲れた?確かに疲れるでも悪口は書くなよイライラしてないでもどんなゆうなことがあっても悪口は書くなよお願いです悪口は簡単に人を傷ずけてしまう悪い嫌がらせの1部だよ
子猫
私は私の有り余る富で愛を買う。
寂しい人生だと思う?
手に入らないとわかっていながら真実の愛を求めていた時の方が孤独だった。
「時間制の偽物の愛」や「空っぽの愛」「温度のない愛」なんて散々な言われようだけど以前の私よりよほど心が満たされている。
愛を買う相手は決まっておらず、その日その時の気分で来てもらう。
すでに上客である私、「ご要望は何なりと」とのことなので、言いたいことを言わせてもらっている。
細身のイケメンは好きじゃない。気を遣い過ぎる人はダメ。多少髪がボサボサでも服がしわくちゃでもいいけどお風呂は入ってて欲しい、口の悪いけど心根はいい人とか思いつくままこちらの要望は伝えてある。
つい先日、「知らないことを教えてくれる人」も加えた。次はどんな人が来るか心待ちにしている。
普通ならたいそう迷惑な客と思われるのだろうが、無理難題を言う代わりに出すものは気持ちよく出しているのだから、むしろあちらの方が乗り気である。
ほら、なんてわかりやすい世界。
嘘か真か真か嘘か、真っ直ぐなようで歪んでいて、透き通ってるようで濁ってて、笑ったようで凍てつくような愛を信じるなんて狂ってる。
最後の日に今まで買った人達に手を取られ旅立てたらどんなにいいだろう。
歪んだようで真っ直ぐな笑顔と嘘のようで誠の温かい眼差しをくれたあなた方にはお礼を弾んであげましょう。
だから私は今日も愛を、明日も愛を、死ぬまで愛を買い続ける。
あなたの持て余した愛、買いましょうか?
end
救われたいから救おうと思ったのだ。
許されたいから。
自分の過去を恥じても終わりには出来そうにないから、せめて弱い生き物を罪滅ぼしに癒してみたかった。
そのための道具でしかない。
大してお金もかけられないくせに大きな生き物に所有されてしまう。その声は笑ってるだろうか。本当に笑顔だろうか。
所有物は人を映し出す。
彼らは酷くなってから連れられてくる。
彼らを亡くした辛さも痛いほどわかる。
でもいくら謝っても彼らは戻ってはこない。
彼らの心が手に取るようにわかるようになるだろうか。
わたしは頑張れているだろうか。
許してほしいから今もこうしているのだろうか。
救われたから救いたいのだ。
その小さな鼻が、縋るように私の掌に触れたから。
わたしの罪滅ぼしの為に生かされてほしい。
かわいい子猫。名前のない子猫。一度きりの子猫。
笑顔になれるのならば傷だって勲章。
子猫
子猫みたいに無邪気な君。
鈴を転がすみたいによく笑い、甘え上手。それでいてとても気まぐれ。
だけど、君は時々不器用で、失敗をしてしまう。そこがまた可愛らしい。
でも、君は誰にでも甘えるから、私のこと本当に仲良くしたいと思ってるのか分からなくなる。
だけど、君が見せる屈託のない笑顔は、私を虜にする。
これが本当でないとしても、これに虜にされるなら、私はなんでも良くなってしまう。これが、守りたい、みたいな感情なのかな。
子猫
俺の彼女は気高い成猫のように綺麗でカッコよく見えるが、実は子猫のように俺について来て甘えてくるし、俺が居なくなったら不安がる可愛い子だ。
小さな籠にクッションを入れたゆりかごはキトンのお気に入り。
あなたが望んだのだから、あなたがきちんと守りなさい。
言われなくてもそのつもりだ。
かわいいかわいいキトン。
ずっと僕が守るよ。
まるまってなにもしらない顔をしてふゆのこねこは夢をみている
夜の9時ぐらい、玄関から子猫の声がする。
「にゃ~にゃ、にゃ~」
あまり猫の声は、好きではない。
「苦手だな~」
と、言うと、スゥーと頭の中に入るような感覚がする。
前を見ると、林道が続いている。
『えっ、どこ?、ここ』
京子は、そうだ子猫の声が聞こえて、
『く・く・・・る・・な・』と言う声が頭にくる。
もしかして、
『賀川さん!、え、賀川さんでしょう』
少し、時間がたつ。
『お・・お・俺は・・・か・賀川た・だ・・ちあう・・さうま・・・は』
・・・・・・なんなの、これ、なんなの。
そこに、「にゃ~にゃ、にゃ~」
と言う子猫の声が聞こえて、
フッ、と目が開いた。
ぼーっとしていた。
「なんだったの」
私が小学校低学年の頃猫を飼った。1年後には子猫を保護し今我が家には2匹の猫がいる。
冬に生まれた野良の子猫は大抵は生きられないという。子猫は自分で体温調節が出来ないし母猫がいなければ食事が取れないからだ。
床でお腹をさらけ出しているうちの猫。でもこの子達はたくさんある命のほんのちょっとの助かった命なのだ。
助かるべきの命。それが毎日犠牲になっているのだ。
でも、大人たちは現実を見ない。
多頭飼育崩壊の現場とかを見て辛くなるから見ないって。子供には現実を見ろというのに自分たちは見ないのかと思ってしまう。だからこれを読んでくれた人たちが、日に日に消えてゆく命の灯火があること。その命は私たちと同じ重さの命なとだということ。そして、決して消えてはならない命なのということを知ってもらいたい。願わくば猫に限らず動物たちを助けてあげてください。
————————————————————————
前回もお書きしましたが、スマホを変えることになったので結猫としてお別れを申し上げます。
しかし、自分の好きなことで、仕事にしたかったけど自信が持てなくこのアプリをインストールしました。
皆さまに『もっと読みたい』と思っていただけてこれ以上の幸福はございません。なので、次のスマホでは「五月雨」というアカウント名で引き続きやっていきたいと思っております。そちらの方でも応援していただけると幸いです。あっ、今日で最後です〜
子猫
生まれ変わったら何になりたい?
と、いうのは誰もが考えることだろう。
ボクも幼い頃から現在まで沢山考えた。
また人になって恋するのもいいな、
犬になって広い場所を沢山走りたいな、
クラゲになってぷかぷか浮きたいな、
金魚になってお祭りの時に売られて掬われたいな、
機械になっていろんなものを生産してみたいな、とか。
って、人からよくわかんないって言われるようなことも考えてた。
それが楽しくて、つまらない時間を過ごす時はそんなことばかり考えて、空を眺めながら、ボーッと時間を潰してた。
何かを考える時間が好きなボクは、ふと思ったことがある。
生まれ変わったら、子猫になるのはどうなんだろう?
子猫になったらまず、ボクは何処にいるんだろう?
誰かの家で産まれて、のんびりゴロゴロしてるのかな?
それか捨てられて、ダンボールの上で寂しく震えてるのかな?
あるいはガラス越しに沢山の人に見られて、売られてるのかな?
または野良猫として野生で生きていくのかな?
という所からの想像から始まるんだけど、今回は誰かのお家で産まれたらにしよう。
産まれたらまずは母のミルクを飲んでるのかな?その前に人間が哺乳瓶で飲ませたりもしそうだし、歯が生えたら固形物のご飯も食べさせてくれそうだな、だなんて思ってるけど、味の想像はあんまり出来ないな。美味しいのか?不味いのか?こんなことを考え始めてたらキリがないからやめとこう。
その後に、沢山ご飯を食べたら何匹かの兄弟と遊んだり、走り回ったり、登ったり、一緒に寝たりするんだろうな。
家の隙間はきっと、知らないところを冒険みたいな感覚だから潜ったり入ったり遊んだり、隙間に入りすぎて埃まみれになっても楽しそうだなって思える。
それを親猫に怒られても楽しそうだし、自分の好奇心旺盛が部屋の中を冒険として楽しめたら、それはきっと楽しいだろうし、満足したらそこで寝たらいいし、お腹が空いたら親や人間の元へ走って、ご飯を強請ればいいし、何より、移動するのが面倒だったら親に咥えてもらいながら移動すればいい。
人間はきっと、可愛いものが好きだから子猫のボクに甘々だし、沢山愛でてくれそう。
何より、冒険として暴れてても、
「もう、しょうがないなぁ。」
って言ってくれそう、なんて現世で人にほとんど甘えないボクが言う。これは、子猫だから甘えれるんだよ、なんて思ってみる。
話は戻るが、やっぱり子猫はなってみると楽しそうだな、と感じる。人や親に沢山甘えれる子猫はきっと傍から見ても可愛いし、何より相手も自分も幸せだなぁ。
そういう人生を歩んでみたかった、なんて思ったりもする。
きっと、こういう妄想は毎回生まれ変わっても、つまらないと思った日には毎回考えてしまうんだろう。
可愛い子猫になったら、次はイケメンなライオンになりたい!なんて思う日も来るかもしれない。
さて、次はどんな生まれ変わった時の人生を考えてみようかな。
真っ黒なおめめでじーっとこっちを見ている。
籠からのぞくふわふわした黒い毛が
ちろちろ見え隠れして、かわいらしい。
この子は先週生まれたばかりの小さな子猫。
“子猫”
みゃあ。
弱々しい声が聞こえた。
ダンボールに、捨てられた子猫。
この大雨。
まるでアニメみたいなシチュエーションだ。
そんなこと考えてる場合じゃないと、
慌てて子猫を拾い上げた。
親に泣きながら説得して、
ようやく飼えた子猫。
白い色で、ふさふさな毛。
わたしは、子猫にシロと言う名前をつけた。
私は、シロが大好きだった。
シロのことを弟みたいに思っていた。
ほんとうにーーーー
シロの事が、大好きだった。
「うわぁぁん!」
「猫は、人より寿命が短いんだよ。」
「シロも、きっと空から見てる。」
シロは、寿命で亡くなった。
わたしは、1ヶ月位悲しみを引きずった。
でも、
シロが空から見てる。
そう思うと、少しすっきりした。
シロ。
私の事、空で見てるよね。
自分でも馬鹿馬鹿しいと思う。
でも、信じたいんだ。
近所に子猫が産まれていたんだけど、その子達も大きくなった。時間の経過が早いね、
「子猫」
「子猫」
可愛くて愛らしい
癒やしをもたらす、小さな天使
子猫
赤ちゃんと猫は
似ているらしい
どちらも
愛される為の造形をしているとか
幼児図式と言って
育児、保護の行動を促すらしい
猫って不思議
猫はニャーと
鳴いているが
実は、
「ニャー」と鳴くのは
赤ちゃんの泣き声を
真似したかららしい
つまりは
「ニャー」は「オギャー」と似た意味
成猫になっても
子猫の様に鳴けるのか
猫って凄い
人間は
大人になると
良し悪しが出るのに
猫は永遠に
子供の侭なんだな
だから
ママに好かれるのか
「ふわぁあ」
隣のデスクで殿山くんが欠伸をした。
うーんとひと伸びして、顔を擦り、いかんいかんという具合にまたパソコンに向かう。
昼下がり。
ランチの後のこの時間帯って、眠くなるのよねえ。今日、小春日和だしねえ。
と思っていたら、
「なんです?」
と、殿山くんが私の視線に気づいた。
「ん、何でもないよ」
「でも俺のこと見て笑ってたでしょ」
追及された。あら……見てたのね。
「んー、何だかね、欠伸して伸びる殿山くん、うちの猫に似てるなあって思って」
「ねこ」
目を見開いて殿山くんが言った。
「うん、子猫。最近うちで飼い始めて。可愛いの。毛並みも色素薄い茶色で、地色は白っぽくて。八重歯があるとこも殿山くんっぽいなあって」
「……こねこ」
ストンと声のトーンを落として呟く。しまった、流石に気分悪くしたかしら。
調子に乗って喋りすぎた。私は反省して「ごめん」と彼に手を合わせた。その弾みにスーツの胸に挿していたペンを床に落としてしまう。
「あ、」
慌てて屈んで拾おうとした。同じタイミングで殿山くんもデスクの下を覗き込んだ。
あ、ーー
頭と頭がぶつかりそう。ーーううん、顔が、くっつきそうなくらい近づいた。
うわ、ドアップ。い、息かかる……。っていうか、殿山くん、まつ毛長!少女漫画の王子様みたい。大きな目。
思わずフリーズする。と、殿山くんがゆっくり私のペンを拾い上げた。身を起こす。
「あ、ありがとう」
お礼を言って手を差し出した私を殿山くんはじっと見つめた。
そして、目を細めて声を絞り、
「佐久さん、あんまし男のこと子猫みたいだとか、可愛いとか言って笑わない方がいいですよ。油断して、急に引っかかれても知りませんよ」
と言った。
え?
私は咄嗟に反応できない。殿山くんは拾ったペンを手渡さずに指でくるりと弄び、おもむろに私の左の胸ポケットにスッとそれを挿した。
「〜〜〜え、?え?」
オタつく私を尻目に、殿山くんはそのまま何事もなかったかのようにパソコンに向き直る。
かち、かちと、マウスをいじる音だけが私たちの間を埋めていく。
私は彼の耳たぶが真っ赤に染まり、首まで赤くなっているのを間近で見た。
彼が挿したペンのポケットの辺りが熱を持ったみたいに熱くてどきどきした。
#子猫
「紅茶の香り4」
チャレンジ117(子猫)
夏目漱石の「吾輩は猫である」の語り手の猫は、生まれた時から大変な受難である。親きょうだいから離された受難。人間を皮肉な目で見ながら、猫である誇りを忘れてはいない。複雑な幼少期を過ごし、勉学で身を立てた漱石の姿が重なる。子猫でありながらクールな語り口が、ほろ苦い。ユーモアのある小説だという人がいるが、私は、笑うに笑えない苦しさを感じる。
白くてふわふわな毛並み
ビー玉みたいな青い目
フクスケ、ふく、おいで
名前はフクスケ。
彼がくれた最初で最後の誕生日プレゼント
この子がみっちゃんに幸せを運んで
来てくれるよ
と、カゴを抱えて微笑む彼
ふたりで一緒に育てようって言ったのに
彼はこの子をフクスケを置いて私の前から
姿を消した
にゃーにゃーとカゴの中で鳴く子猫を
そっと抱き上げた
フクスケには私しか居ない
あれから、色々あったけどあんなに小さかった
フクスケは今は立派な成猫になった。
今日も明日もこれからも、ずっと一緒だよ
子猫/夜凪