みゃあ。
弱々しい声が聞こえた。
ダンボールに、捨てられた子猫。
この大雨。
まるでアニメみたいなシチュエーションだ。
そんなこと考えてる場合じゃないと、
慌てて子猫を拾い上げた。
親に泣きながら説得して、
ようやく飼えた子猫。
白い色で、ふさふさな毛。
わたしは、子猫にシロと言う名前をつけた。
私は、シロが大好きだった。
シロのことを弟みたいに思っていた。
ほんとうにーーーー
シロの事が、大好きだった。
「うわぁぁん!」
「猫は、人より寿命が短いんだよ。」
「シロも、きっと空から見てる。」
シロは、寿命で亡くなった。
わたしは、1ヶ月位悲しみを引きずった。
でも、
シロが空から見てる。
そう思うと、少しすっきりした。
シロ。
私の事、空で見てるよね。
自分でも馬鹿馬鹿しいと思う。
でも、信じたいんだ。
11/15/2024, 10:39:57 AM