子猫』の作文集

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子猫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/15/2023, 5:01:13 PM

冷たい風に揺れる猫じゃらし

暇つぶましにジャレついた

あの日の恋煩い

結べなかったしっぽは

冬の風に今も揺れる

11/15/2023, 4:59:30 PM

満月が昇る闇夜で人間の顔が見える
昼間に欠伸を放った屋根上からじゃ見えない
人間は“その顔”を星に見えぬようにと影の中で映す

大人の邪魔をせぬように公園に駆け出す幼子は大人の汚さを嘆いていた
逃げれずにアパートの階段で殴られる少年
昔はそこで母に手を引かれる少女が居た

カーテンの隙間から零れる動きと声は性を交ぜた
その行為が愛を産むと言うのに感覚を優先にしているのが人間だ
昔は埃に包まれた少年が働いていた部屋で

路地裏を覗けば生きる場を終われた生命が膝を抱えている
相応の生命は対等の存在とテリトリーを産む
昔は足を奪われた少年が啜り泣いていた場所で

息をするのが難しいと生物が鳴く刻に
生きる事の難解さに人間は泣いていただろう

時には性に悩む日もあるだろう
人間は考え過ぎてしまうから
時には生の重さに壊れてしまうだろう
人間は死に慣れなさ過ぎるから

正義も悪も其処には無いのだ
お互いが都合良く生きる為に創られた法に悪を見定める力は無いから
友情も友愛も其処には無いのだ
お互いが都合良く生きる為に作られる群れに綺麗事を掲げる価値が無いから

持つべきは己の強さと叫ぶか
持つべきは自由に動ける身体と走るか
持つべきは正しさと勘違うには愚かだ
持つべきは信頼と勘違うには浅はかだ

穢い街に夜空のような光があると教える高台
そこで白い息を揺らすのは2匹の猫の影
奪う息を数える事もせずに光を眺めていた

道に戻れば匂いが強く入り交じる
匂いを縫うように蜂は夜を舞って1つの目配せを
柔らかな匂いも少し目を反らせば消えていた

己を撫でる甘い香りは雨に濡れた金木犀のよう
掌の温もりは緩やかな曲線を生む白髪に向かうのだ
己の為に光を生まずにシャッター音を鳴らされる
気持ちの良い言葉の並びも己には無価値と鼻を鳴らした

各々の大切の為に足を動かす彼らだって人間だ
哀しみも怒りも喜びも楽しみも食んで息を吸う生物だ

己を指さしはしゃいで微笑んでその姿に呆れて
叶える事を誓い、護る事を誓い、走る事を選んだ3つの生命に一鳴きのエールを

1匹の猫の影は溜息と微笑みを生んで己に言葉を吐いた
懺悔も感情も愛も全て貴女のモノでは無いかと一鳴きで返した

どんな繋がりも彼らが見なければ見えないのだ
人間は見ようとしないものに気付けないから

自由に動けぬ生命の声を知る者は限られているだろう
見て見ぬふりも正義足りうるのだから
獣とは違うと謳いながら時には弱肉強食と獣の論を謳うのだ

生きる場所が違うと知るには無知過ぎるから
人間は己の思考を振り回すのだろう
自由を選択出来る力があるが自分で捨て去るのだから

人間と言うのは莫迦だ
吐き捨てるように一鳴きを

影で零した涙も生きる為に隠すのだろう
抱いた不信感も必要無いと生きる為に捨てるのだろう
伸ばされた手も感情も己として生きる為に突き放すのだろう

人間なんてそんなもの
人間なんてそんなもの

感情の生物と、生物から外れた王と謳われど
その総てに囚われて苦しんでいる

人間なんてそんなもの
人間なんてそんなもの

よく食うなぁと頭を撫でる草の匂いの貴女も
所詮は食を得る為に利用されてるだけの人間なのだ
藁の隙間から赤紫の光を見つめて一鳴きを


『みゃお』


お題:子猫
作者:M氏
出演:一匹の黒猫


【あとがき】
子猫じゃなくなっちまったですね
M氏は黒猫を作品に出演させるの結構好きなんですよね
人間に対してそれ程近くもなければ遠くもない
感情を動かしてる訳でもないような
そんな距離感が凄く好きです

11/15/2023, 4:56:33 PM

【子猫】

   トテテテテ……トトト…
   シュバッ…コロン…

   獣人キャラが好きな私にとっては、いろんな
   想像が止まりませんっ!
   うん、かわいい…

11/15/2023, 4:55:00 PM

片手で持ち上げられるほどの
小さな猫だったうちの子
生後2週間だけ野良生活だった元保護猫

現在4歳
6kgを超える筋肉質ボディの
たくましい子に育ちました

それでもまだまだ心は子猫のまま
子猫のような子犬のような声でおしゃべりします

11/15/2023, 4:44:01 PM

子猫

子猫をお迎えして1ヶ月が経った。
毎日が憂鬱で退屈だったのに初めて家に来てくれた日から私の心はとても晴れやかになった。
毎朝起きたときにおはようの挨拶をして、仕事から帰ってきたらおかえりをしてくれる。
休みの日には一緒にごろごろしたり、姿が見えなくて探せばクローゼットに隠れていたり、いつも私を楽しませてくれる。
これからもずっとよろしくね。

11/15/2023, 4:42:06 PM

〇月✕日 くもり
こうえんのすみっこで子ねこをみつけた。ダンボールに入っていた。まっくろなねこだったから、わたしとおそろい。
家にかえってそのことを言うと、うちではかえないよって言われた。
子ねこがかぜをひくとわるいから、こうえんに行って、ダンボールの中にタオルを二まいしいてあげた。

〇月△日 はれ
子ねこはきょうもダンボールにいた。
ちいさなこえですこしだけニャーってないた。おなかがすいてるのかもしれない。
こうえんのすいどうから、りょう手で水をもって子ねこにあげた。水はすぐにこぼれちゃうから、なんかいも行ったりきたりした。
つかれたけど、子ねこがうれしそうだったからよかった。

〇月〇日 あめ
きょうのあさ、子ねこのところにいった。
子ねこはいなかった。
ダンボールもなかったから、たぶん、だれかがひろったんだとおもう。ちょっとかなしかったけど、こうえんはさむかったから、ひろわれてよかったねっておもうことにした。
またあいたいな。

△月✕日 はれ
となりのクラスの██ちゃんが、ねこをかっているらしい。
すてねこだったんだってみんなに言ってた。こうえんでひろったんだって。まっくろなねこだから、クロってなまえにしたみたい。
ねこをみたいみんなは、がっこうがおわってから██ちゃんの家にあそびに行くんだって。
わたしはなぜだか、██ちゃんのかおをみたくなくて、走って家にかえった。
そしてすこしだけ、██ちゃんのことがにがてになった。

11/15/2023, 4:39:06 PM

ふっと私の目の中に小さな黒猫が写りこんだ。その黒猫は子猫のようだ。この子猫のお母さんはどこにいるのだろうか、元の飼い主に捨てられたのだろうか。気になることはたくさんあったが、まずは子猫の飼い主を探すことにした。首輪がないから探すのは大変だろうけど、子猫も飼い主の所に帰りたいだろう。そう思うとますます子猫を放っておけなかった。
 子猫を抱き上げようと手を伸ばすと、その手をさっと避けて塀の上に登った。子猫でもあんなに高い所に登れるんだと感心しつつ、危ないよ、と声をかけた。
 すると、子猫は私の前を歩いて行き、少し歩いた所で止まった。もしかして、ついて来い、とでも言っているのだろうか。違うとしても、私はついていくことにした。

 しばらく歩いていると、知っている場所についた。暁月神社だ。確か、お祓いをしていた神社だったと思う。私は一度、お参りをしただけだったが、男子達はよくここでかくれんぼをしていた。隠れる場所が多いからかくれんぼには最適らしい。だから、遊んでいる最中に誘拐しようとする人もいたけど、未遂で終わっていた気がする。その効果が神社のかは知らないけど。
「どうしましたか。」
突然後ろから声をかけられた。振り向くと、この神社の巫女さんらしき人が立っていた。
「えっと……。黒い子猫を追いかけて来たんですけど……あれ?」
いつの間にか子猫はいなくなっていた。そして、巫女さんがこう言った。
「もしかしたら、あなたを助けたかったのでしょうね。」
わけが分からず混乱していると、また巫女さんがいった。
「ここに祀られている神は猫なんです。なので、世で黒猫は不吉だと言われているのに不気味がらずに自分のことを心配してくれたあなたのことを助けたかったのだと思います。」
私の方を見て巫女さんににこりと笑った。純粋で表裏のない笑顔だった。
「さっきからどういうことですか。私を助けたいって。」
「それはね、あなたが呪われているからでしょう。」
「…………ぇ。」
声にならない声が出た。私が呪われている?そんな話すぐに信じられなかったけど、思い当たることはあった。
 最近、体調が優れなかったり、体が重い。信じたくないけど、彼氏が浮気して、その上ひどい振られ方をしたのもそのせいなんだろうか。
「でも、安心してください。今すぐ呪いを解きますから。あっ、でも無料ですからお金のことは心配しないでくださいね。」
 そう言って私の呪いを解いてくれた。

 帰るとき、最後に気になったことを聞いてみた。
「どうして子猫が私のことを助けたかったって分かったのでしょうか?」
「あぁ、それはね」
巫女さんが私の後ろの方を見て、
「その猫がこの神社の神様で、私に教えてくれたからよ。」
と、教えてくれた。後ろを振り返ったが、誰もいなかった。

 あれから数年後、私は婚約者ができた。私のことを大切にしてくれる優しくてかっこいい同い年の人が。私のことを振った元カレは、浮気した分の制裁が下され、私とよりを戻そうとしたけど、振られた時と同じようにして断った。

 今、幸せなのは、あの黒い子猫のおかげだ。そのお礼の気持ちをこめて、暁月神社に週に一回お参りしている。黒猫だとか、白猫だろうが、みんな同じ生き物だ。黒猫だから不幸になるとは限らない。私はそれを胸を張って言える。

 なぜなら、私が黒猫に幸せにしてもらったからだ。

11/15/2023, 4:37:50 PM

子猫

傷を晒すほど
あなたは誉めてくれました
絶やせない炎を
燃やすように生きてきました

子猫のように
傷を舐めて
もっと
骨の髄まで
生きていることを忘れさせるくらいに
跪いて
ずっと
私がいなくなっても
すぐ思い出せるように
思い出せるように

11/15/2023, 4:22:46 PM

子猫

道端で見かけた子猫、お母さんと一緒なんだね。暖かくしてるかな、ご飯は食べられてるのかな。幸せになってほしいんだ。ほんとうに。しっぽが、草むらへとふわりと去った。

11/15/2023, 4:21:03 PM

にゃあにゃあ、と。
か弱く儚く、にゃあにゃあ、と。
雨が降れば声は消えるだろうか、太陽が燦々であれば、元気に嬉しく話すだろうか。
にゃあにゃあ、にゃあにゃあ。
きっと、この声は子猫であろう。
気がつきゃにゃあにゃあ言っている、彼か彼女を私はまだ見たことはない。
にゃあ、にゃあ、にゃあ。

11/15/2023, 4:01:50 PM

子猫のように不自然に泰然と
大切なプレゼントがどうせ腐るなら
心の隅の見えないところに
怯えて膝を抱えたままの自分も入れたら
角が二つ埋まってる現状
窓を覗くと秋空にこころ押されて
抜けた空気で少し浮き出す
「また、あの龍が見たいな」
首の歯形が明滅する
思い出した さっき
絵本の夕方を、拾ったじゃないか
走り出したら大丈夫
運命に轢かれないように
首の鈴を鳴らして翔ぼう

11/15/2023, 3:59:32 PM

正直者が僕を見る。
哲学者が僕を見る。
ミステリアスが僕を見る。
美的感性が僕を見る。
精霊が僕を見る。
慰めが僕を見る。
最高傑作が僕を見る。



「子猫」より

11/15/2023, 3:58:29 PM

小さな前足で 私の顔を踏みつける

フニフニ フニフニ

あぁ なんて気持ちがいいのだ

おやすみなさい

私は気持ちよさから
また眠りにつく

11/15/2023, 3:50:00 PM

どこへ行ったのだろう

黄色く光る大きな目玉をぱちくりさせてこっちを見ていたのに

まだら模様の小さな身体はガラスの向こう側から姿を消していた

あまりにも大きな音だったから驚かせてしまったのかもしれない
まだ子猫だったからこちら側の出来事を理解出来ていなかったとは思うけど

「出てきてネコちゃん。あなたには何もしないわ」

もし咽せ返る血の臭いに辟易しているのなら
シャワーを浴びてから探さないとね







136/10

11/15/2023, 3:48:04 PM

小さくて、あったかい。そして、小さくて細い声で「ニャーッ」となく。
子猫は人間の赤ちゃんと似ているお腹空くと泣いてそばにいてほしいときも泣く。本当に可愛くて…尊い。

子猫は私にとって癒しだ。

11/15/2023, 3:47:14 PM

私の可愛い猫
公園にダンボールに
入れられて 捨てられてた子
まだ やっと 目が開いたばかり
の 小さな子 にゃーにゃーと
必死で 助けを求めて泣いて
可哀想で仕方がなく 家に
連れて帰った 家には 中型犬が
一匹 いた 子猫は この犬のベットに 入り 我がもの顔で 寝てしまった 困ったのは 犬 自分のベットに
得体の知れないものが 勝手に寝てるのだから しかし 相手が赤ちゃんだとは 認識しているのだろう
犬の方が 我がベットなのに 端の
方に 遠慮して 寝てる 次の日も
また 次の日も そうして 彼らは
一緒に 寝るのが習慣となった
子猫は 犬を 自分の 親と 思って
いるのだろう 何処に行くのも一緒
居ないと 探し まわる 可愛い 子猫

11/15/2023, 3:32:27 PM

付き合い始めの頃

わたしはあなたよりお姉さんだから

あなたを甘やかすことが多かったね

まあ、あなたも猫かぶってたっぽいし

わたしも気の利くお姉さんのフリしてたし?

今ではあんな甘い時間 あんまりないよね

てれちゃうよね

膝枕して あなたの髪を ゆびで梳かしてる

なーんてねぇ


◇子猫◇

11/15/2023, 3:29:04 PM

タイムリーなんだけども
昨夜ガレージから
仔猫の鳴き声と
其れに共鳴するかの如く
うちの猫さん達の
大合唱が
兎に角気になるわ
眠れないわで
今日の仕事は散々だった
今日はもう居なかったが
親猫と無事に合流出来たか
居着いたら
うちの猫仲間に
加わってもらおうと思ってたのに
残念

11/15/2023, 3:17:40 PM

僕には兄弟がいた、みんなで雨の日も風の日も小さい段ボールの中でぎゅうぎゅう詰めだ
ある日兄妹の一匹が小さい女の子に抱かれてうちで飼っていい?と聞いて何処かに行ってしまった、一匹分隙間が空いたけどまだ僕たちはぎゅうぎゅう詰めだ
ある日兄妹の一匹がネズミを捕まえたら、それを見た魚屋さんがその兄妹を連れて何処かに行ってしまった、段ボールの中は僕たち四匹でぴったりの広さになった
ある日兄妹の二匹が腰の曲がったお爺ちゃんとお婆ちゃんのそれぞれに抱かれて何処かに行ってしまった、二人は孫が見たら喜ぶねと言っていた、段ボールの中は急に伽藍として、兄妹二匹でくっついて寝始めた
ある日最後の兄弟が、お兄さんとお姉さんの二人に抱かれて何処かに行ってしまった、ペットを飼えるアパートに引っ越して良かったねと言っていた、段ボールの中は僕だけになった、段ボールの中ってこんなに広かったんだ
次の日も、その次の日も、僕は段ボールの中で丸くなっていた、くっつく兄妹がいないとこんなに広くて、こんなに寒くて、こんなに寂しいんだと思った
ある日雪が降ってきて、僕はいつも以上に寒くて震えて動けなかった、身体に雪が積もってきて、案外これも温かいかもしれないと思った、そしたら雪が唐突に止んだ、うっすら目を開けると傘を差した女の人がしゃがんでいた
「私ね、雪っていう名前なの、あなたも真っ白い毛で私みたいね」
そういうと雪は僕を抱いて歩き出し独り言を呟く
「雪が二人じゃややこしいよね、あなたはスノー、これからよろしくね」
僕は雪に抱かれ、その暖かさに兄妹のことを思い出した、みんなこんな気持ちだったのかな、みんな幸せにしてるかな、そんな事を思ってると雪は僕のことをぎゅっと抱きしめた、あぁ、ぎゅってするのは幸せだな、僕は雪に頭を押し付けてもっとぎゅってして貰おうと丸くなった

11/15/2023, 3:15:12 PM

【子猫】

声すら出せないまま、毛布の中でふるえている時。

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