georgetaro

Open App

子猫のように不自然に泰然と
大切なプレゼントがどうせ腐るなら
心の隅の見えないところに
怯えて膝を抱えたままの自分も入れたら
角が二つ埋まってる現状
窓を覗くと秋空にこころ押されて
抜けた空気で少し浮き出す
「また、あの龍が見たいな」
首の歯形が明滅する
思い出した さっき
絵本の夕方を、拾ったじゃないか
走り出したら大丈夫
運命に轢かれないように
首の鈴を鳴らして翔ぼう

11/15/2023, 4:01:50 PM