好きじゃないのに』の作文集

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好きじゃないのに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/26/2024, 6:08:04 AM

胸が高鳴るの続き

好きじゃないのに

これはハイネがまだ自分の気持ちに蓋をして認めていなかった頃の話

その頃のハイネはシズクの事を苛めては
何とか遠ざけ様としていた。

シズクの髪の毛を引っ張ったり
怖い話をして暗い路地裏に引っ張って
行ったり

シズクが怖がるグロテスクな虫の死骸を
見せたり下らない事ばかりしてシズクを
泣かせていた。

いや正確に言うならそれは今もだが....
当時は事あるごとに泣かせていた。

その度に....
「っ....うっわああーん....ハイネ....き...らいっ....」泣かれるたびに嫌いと言われる事も増えてそれでもちょっかいを掛ける事を
止めないハイネ

終いには何をしても怖がるシズクに
面白さすら感じてしまい笑いが
こみ上げて来て仕方なかった

シズクを苛めてる時は あのミーナやナイトに指摘された苦しい胸の高鳴りも
忘れる事が出来てむしろハイネにとっては
痛快だった。

やはり二人が指摘した恋心云々など
間違いだった

俺がそんな寒気がして じんましんが出来そうな物 抱くはずがなかった。

むしろ今の方が心地良いし胸の中が
スカッとする。

こんなびくびくおどおどして色気も何も
無い女なんか好きになるわけない
むしろ俺が最も嫌いなタイプだ。

あの高鳴りだってきっとこいつの事が
嫌いだからイライラしていただけだ....

そう結論づけハイネは泣いている
シズクを見て爆笑していた。

それを見ていたミーナに後頭部を
殴られ 怖い笑顔でナイトに注意されるまでハイネの爆笑は収まらなかった。


そうハイネが自分の気持ちを決定づけた
ある日....

ハイネが単独行動をして魂狩りをしていた
帰り道

人混みの中にシズクを見つけた
小柄なシズクは人混みの中の集団にぶつかり尻餅を付いていた。
しかもぶつかった集団は明らかにガラの
悪い集団で....

(何やってんだあいつ相変わらずトロイ)
ハイネは最初呆れた様に見ていたが....

何だかぶつかった集団に体良く絡まれて居た。
これでぶつかったのがミーナやナイトだったらあんな事をされたら強気に言い返して
追い返すか 上手く流していただろう

別に少し位 怪我したってあいつには
治癒術があるんだし....

集団とは言えこの道は治安は悪くないし
誰かが助けに入るだろうとそのまま
気付かなかった事にして道を変えようかと 
思っていた時.... ふとシズクの泣き顔が
視界に入った。
それを見たハイネは....





「ご.....ごめん....なさい....」シズクは
精一杯謝っていた。

チームの皆に喜んでもらおうと馴染みの
お店でお茶の茶葉と コーヒー豆を
買って帰ろうとしていた時
運悪く大きな体の人達にぶつかってしまった。
必死に謝っても何だかニヤニヤと笑うだけで中々離してくれなかった。
シズクにはそれが怖かった

涙目で謝って訴えても笑いが増長するばかりでシズクはどうすれば良いか
分からなかった。

おどおどしていると集団の一人の男の人が
シズクの顎に指を掛けて持ち上げて来た
顔が近づいて来てシズクの耳元で何か
言っているがシズクは怖くて聞き取れない

シズクは涙を目に溜めながら目を瞑った
その時 ガキンと金属がぶつかる様な音が
した。

シズクが目を開けると鎌がコンクリートの
地面に突き刺さっていた。

シズクに近づいていた男は尻餅を突きながら後退し仲間と共に蜘蛛の子を散らす様に
逃げて行った。

シズクが目を丸くして現れた人影に
視線を向けると....「ハイネ....」とシズクは
呟く

名前を呼ばれ振り返ったハイネが
不機嫌そうな顔をシズクに向ける。

泣き顔を自分に向けるシズクに一瞬視線を
転じるとふいっとまた視線を逸らし

そうして自分でも思っても見ない言葉が
口から無意識にでていた。

「俺以外の奴に泣かされてんじゃねぇよ」
その口から出た呟きに自分で驚き
思わず口を片手で塞ぐ

ハイネの後ろ姿しか見えないシズクは
ハイネの呟きが聞き取れず首を傾げた。
「ハイネ....」とシズクが呼びかけるが
ハイネは「うるせーっ!」と言って
シズクを置いて全力疾走して走って行って
しまう

シズクはそんなハイネの後ろ姿を目を瞬かせて見つめる事しかできなかった。


ハイネは全力疾走で自宅に戻り
決定づけた自分の気持ちがふたたび再燃している事に気付く

あんな女好きじゃないのにそう決定づけた
はずなのに....

そうしてハイネが自問自答してふたたび
自分の気持ちを決定づけるのはこの
数時間後である。....。

3/26/2024, 6:04:43 AM

なんやこのお題、ネタがおもいつかん。
最初というのにー...
あっ、主です。
ネタが思いつかないんでこれでおわりにします
あっ、

a:このアプリ好きでもないのになぜかやりたくなるんよねーー

まじでネタが思いつかないだけだから、普通はまともに軍事小説書くんだけどね。
お題が恋愛系は無理なんやよ。(恋愛だと思ってるお前キッショ)
ま、てなわけで上のaが本日のご食事でございます。
《好きじゃないのに】ダッケ( ゜o゜)
お題がよければ軍事書きます。
何時もはこういう感じじゃないんで

3/26/2024, 5:46:41 AM

お腹が空いてぱっちりと目が開いてしまった午前1時。
夕食はしっかりと食べたのに、今日はちょっと動いた量が多かったからだろうか。
もう一度眠ろうと目を閉じてみたけれど、自覚してしまった空腹感が身を責める。
ああ、お腹鳴りそう。
仕方なしに布団を跳ね上げ、真っ暗な部屋をそっと抜け出した。

パジャマにカーディガンを羽織っただけでもそれほど寒くない季節になった。
常夜灯が薄く照らす廊下はしんと静まりかえっている。
いつもは賑わうロビーを抜け、玄関から外へ出るとふわりと風が髪を揺らした。

そのままゆっくりと歩いて自動販売機の並ぶ通りへ向かう。
そこだけピカピカと明るくて、なんだか宙に浮いてるみたい。
周りを見回しても誰もいない。
聞こえるのは風が梢を揺らす音と微かに自販機の唸る音だけ。

不意に襲われる寂寥感。

空いているのは、お腹だけ?

小銭を入れて、自販機のボタンを押す。
がこんと落ちて来たのはいつもは選ばないコーヒー。
あたたかい缶を両手で包み込んで、それからプルタブを引き上げた。
ふわりと香る、懐かしさ。
口に含んで、顔を顰める。


「にが、い、な」


ひとりごちて、手の中のコーヒーを見つめた。

君から香るコーヒーの匂いは、好き、だったよ。






お題
好きじゃないのに

3/26/2024, 5:23:19 AM

〖好きじゃないのに〗


お母さんのことは好き。だけど。
相手の方は好きじゃない。全く。

母が父と離婚してから、相手の方がいるのは初めての事じゃない。3人目だ。

今回の人は、私たち子供と会話をしない。
母としか話さない。
家に入る時に挨拶をしない。

母はちゃんと紹介してくれない。
いつもそうだ。
言わなくても分かるでしょ?というような態度でいる。

妹や弟も嫌がっているのを知っている。
だから、母に私の口から伝えなければならない。
けど、母は私たちといる時よりも相手の方といる時の方が最近は笑顔が多いと感じる。

私は、母と相手の方の関係を崩したい訳ではない。
ただちゃんと紹介して欲しいし、家には連れてこないで欲しい。それを伝えたい。
でももし、それで2人の関係が崩れて母から笑顔がなくなったら、、
そんなことはないと分かっている。けど怖い。

今のお母さんは好き。じゃない。
好きじゃないのにな、

3/26/2024, 5:18:01 AM

いつかいつかと追い求めているのが、実は安価な夢と知って

3/26/2024, 5:14:04 AM

なんでかな
こんなにも見慣れてしまったのにまだ、好きになれないなんて…。

ここに来てから何年経ったかな、

狭いようで広いこの部屋から見えるのは、毎日変わらない同じ景色。

周りからは、悲痛にも似た叫びと早くここから出たいという悲願の声。

周りの人間は、そんなことも知らずにただニコニコ笑っている。

でも、僕らはそんな人間達に必死に呼びかける。

声なんて届かないのに。

あぁ、やだな。
早く僕をここから出してくれないかな
好きじゃないよ。こんなとこ。

ずっとここにいるから分かるんだ。
この先に待ってる僕の運命。

たすけて。そんな言葉もきっと届かないよね。


ショーケース越しに見えたのは、不貞腐れたように下を向く年配の犬だった。
ペットショップに犬を見に来ただけだったんだ。
でも、どうしてもこの子が目から離れなかった。

ありがとう。とても楽しかったよ。
○○。ゆっくり休んでね。

好きじゃなかった人間が好きになれたような気がする。

          タイトル:好きじゃないのに

3/26/2024, 5:04:51 AM

好きじゃないのに

目の前に綺麗な赤色の苺ソースに
きらきらと輝いているシルバーの飾り
そしてふわっと香る甘酸っぱさ。
ミントの葉が乗っているこの苺ムースは
幼い頃からの僕の大好物だ。
君は好きじゃないと言ったけれど
1口…もう1口と味わっている。

3/26/2024, 4:57:39 AM

ピンクは似合わないからと与えられた黄色い服。
欲しかったぬいぐるみの代わりに来た変なおもちゃ。
目にかかると危ないからと短く切られた髪。
他の子よりも太いと笑われた足。
全部全部好きじゃない。
写真の私が仏頂面で言っている。
ねえ、聞いて。
この人はそんな私達を全部全部かわいいと言うんだ。
私の好きじゃないもの。
この人が触れると好きじゃないけど嫌いじゃないものに変わる。
ねえ、いつか。
この人が私の心にもっと触れてくれたら
私は私のことが
好きじゃないけど
嫌いじゃなくなるだろうか。
そんなことを思ってしまう。
変だな。
こんな風に他人にもたれかかるのは


好きじゃないのに

3/26/2024, 4:48:07 AM

3/25 【ところにより雨】

ぽつり、ぽつり。
晴れ渡っている澄んだ青空から
いくつもの雫が落ちてくる。

その雫が少ししょっぱいような気がして
私はじっとしてられなくなって走り出した。

また、あの子がないている。

泣けないあの子の代わりに
空が雫をこぼしているのだ。

どうしてあんなにいじっぱりなのか。
いじっぱりで頑固でもう本当にどうしようもない。

そんなどうしようもない子のために
駆け出してしまう私も私でどうしようもない。

冷たくて頑固なあの子の柔らかいところ
ふぅわり、と柔らかく、優しく、包み込めば
いつもは素直じゃないあの子も少しはほぐれてくる。

「…まったく。今日はどうしたの?」

私の顔を見てあの子の目から
雨の雫が零れ落ちた。


晴れ、時々曇り。
あの子の涙でところにより雨。

3/26/2024, 4:48:06 AM

私はあなたが好きじゃなかった。
嫌いでもなかった。
あなたとの間にはすっかり亀裂ができてしまったけど、今もずっと憎たらしいと思っているけど
あなたには幸せになって欲しいのです。
そうじゃないと許さない。

たった一度の喧嘩から、あなたへの信頼の糸はプッツリと切れてしまった。
それからは、あなたと居ることが苦痛で苦痛で仕方なかった。それなのに、あなたは何も気づいていない。
自分だけすっかり忘れて、勝手にも程があると強く思った。

あなたからは何にも教えてくれないのに、分かれ だなんて無理に決まってるじゃん!
どうしてこちらへ歩んでくれなかったの?
私からの言葉なんて聞いてもくれないし。
たくさんの積み重ねでとうとう糸は重さに耐えられなくなって、大きな音を立てて切れたのに。
あなたは自分が何を言ったかも忘れて、ヘラヘラと話しかけてくる。

こんなにあなたが憎らしいのに、許せないのに、
それでも幸せを願うのは、あなたが家族だからでしょうか。今まで一緒に居たからでしょうか。
私はもう、わからないのです。

振り回されっぱなしの私は、ずっと目が回って仕方がないよ。お姉ちゃん。

3/26/2024, 4:46:04 AM

ふわふわ、ピンク、甘いもの
女の子の好きなもの

シャネルにティファニー、ルイヴィトン
良い女なら、これくらいはね?

舌足らずでバカな話し方なの
でも身体はセクシーで
そういう私が好きでしょう?

貴方達のイメージする私達が、本当の姿だと思ってるの?
残念だけど、違うのよ

愛される為に必要だと感じたから
演じているの

本当はこんな自分

好きじゃないのに

3/26/2024, 4:44:53 AM

お題《好きじゃないのに》



「あなたには――が似合うわ」


「――と――、どっちにする?」




私は曖昧に笑って、興味なさげに適当にえらぶ。



心を殺して閉ざして生きる人生は――無価値以外の何者でもない。



だから。


月灯りのように、静かで穏やかな笑みを浮かべて。




「大丈夫。ゆっくり選ぼう、いくらでも待つよ。君の言葉、なんでもいい。聞かせて?」





それは、静かに涙雨が降る時間でした。

3/26/2024, 4:44:01 AM

好きじゃないのに

気になる不可解で奇妙…
無意識の領域に潜んでる
ものと繋がっているの
かもしれない

それは
 
過去世で縁があった
のかと過去を覗いて
見たくなる

不思議なもの…
好きじゃないのに

気づかない
目に見えないところ
では好きなの…

そう…
疑いたくなる

3/26/2024, 4:41:43 AM

好きじゃないのに…

いつも私は休み時間に教室で友達とダンスの練習をする、
いつものようにダンスの練習をしているはずだが、
なぜか、胸が苦しかった、
私は気を失い、床に倒れそうになった、
床に倒れたはずだが、一人の男の子が、私をギリギリで見つけ、
抱いてくれていた、
すぐさま、保健室につれていってくれたが、私は気を失っているまま、
男の子は、私の事をいつもじろじろみていた男の子だ、
喋り掛けたことも、喋りかけられた事もないのにいつもこっちをじろじろ見ている、
その子の名前は、虹愛と書いて、その、名のように、にじあ君と読む、 
私は、保健室の先生に救急車を呼ばれ、運ばれていった、
検査をして、入院していると、目を覚ました、
私はすごく戸惑った、
私の隣に、誰かが座っている、
虹愛君だ、
私はビックリして、水を一口飲んだ、
すると、虹愛君が、
「やっと目を覚ました!!良かったぁ、僕、虹愛」
と、言ってきた、私は、
「虹愛?ぁ、虹愛君だ、」
と、戸惑いながらも、ビックリして言った、
それから私と虹愛君は、病院で、仲良くお喋りしていた、
入院して4週間、やっと病院の外に出た、
お母さんに、久しぶりに会って、虹愛君の話をした、
2日後、
久しぶりに学校に行った、
私が教室に入ると、教室が飾り付けしてあって、皆がお出迎えしてくれた、
皆が一声に
「雫星ちゃん大好き、皆で元気になろう」
と言って、私の為に、
「雫星ちゃん大好き会」を、開いてくれた、
会が終わった頃、私は虹愛君のところへ行き、一緒に喋った、
虹愛君を、好きじゃないのに…何か、好き

3/26/2024, 4:33:18 AM

世の中には(少なくとも私のまわりには)
好きじゃないのにが溢れている





「好きじゃないのに」

3/26/2024, 4:23:31 AM

『好きじゃないのに』

バレンタインデーに余ったチョコをいつもいつもちょっかい出してくる男子に渡した。
「これあげるから、ウザいことしてくるのやめてよね」
相手の反応を特に気にせずそのまま帰り、次の日には他の子の恋バナで盛り上がったのでいつものちょっかいが無くなっていたことにも気づかなかった。
そしてホワイトデーの朝。友チョコ入りの紙袋を手に下げて学校へと向かう途中にいつもちょっかいを出していた男子が立っているのに気付いた。
「おはよう。早いね」
住んでる地域はこの辺じゃなかったはずだけどな、と思っているとずい、と薄いブルーの紙袋を突き出される。
「これ、お返し」
受け取ると彼は何も言わずに学校の方向へと猛然と走り出していった。道の向こうに後ろ姿が見えなくなってから、家族以外から初めてお返しというものをもらったことに気がつく。
「しかも手作り……?」
かわいい紙袋から覗いているのはどうやら市販のものではない。今までなんとも思っていなかった彼のことが急に気になり始めた。

3/26/2024, 4:18:59 AM

「『大人には、好きだけど控える食い物と、好きじゃないのにやってる仕事がある』。
……去年書いたネタはコレだったわ」
塩分高いラーメン好きだけどさ。糖分いっぱいのケーキも好きだけどさ。「数値」よな。
某所在住物書きは低糖質チョコの栄養成分表示をじっと見て、ため息を吐いた。
1袋35g入り、糖質7gである。これは低い。

「……やっぱ美味は糖分と塩分よ」
コレの吸収を阻害するのが、糖分は■■■阻害薬、塩分なら市販品のサプリとかな。
物書きの視線はチョコから離れ、キューブタイプの鍋つゆの素、その成分表示へ。
1人前、食塩相当量約3gである。少し高い。

――――――

実は先日、6日くらい前、具体的には3月20日頃、枕とスプリングマットレスがあんまりにも合わなくて頭痛と頭の圧迫感とが酷い域だった。
眠気が酷いのに寝れなくて、ほぼ気絶したように短時間寝て、目が覚めてやっぱり眠い。
解決してくれたのが24時間営業の雑貨屋さんのオーダーメイド枕と、深夜対応可能の某病院の漢方医さんと、その漢方医さんの奥様が私のアパートに届けてくれたリラックスできるハーブティー。

昨日の帰宅時間の数十分は、お礼まわりに使った。
雑貨屋さんにはバチクソ深く感謝してきた。
漢方医さんの奥様がやってる、稲荷神社近くのお茶っ葉屋さんにも顔を出して、お礼と、旦那さんにもヨロシクお伝え下さいって言ってきた。
……そしたら稲荷神社のお茶っ葉屋さんからバチクソおっきいフキをおすそ分けされた(ナンデ?)

『お得意様のご実家から、どっさり頂きまして』
漢方医さんの奥さん、つまりお茶っ葉屋さんの店主さんが、紙で巻き包装したフキを持って私に言った。
『季節の初物には、福が宿ると申します。稲荷神社で招福のご祈祷も済ませてありますので、どうぞ、召し上がってください』
肉詰めが美味でしたよ。とのことだった。

それが、昨晩。
私はフキは、嫌いも好きも、どっちでもなかった。
厳密には、限りなく好き寄りの普通だった。

「――で、嫌いじゃない、好きじゃないのに、
『ザ・ビッグラブ!!』みたいなデカさのフキを、数本貰って来ちゃったワケ」
「それで今日の後輩ちゃんのお弁当、フキ三昧になったワケだ。おけ把握」

で、今日。昼休憩。
3月からお世話になってるバチクソにチルい支店。妙なお客さんも、怖いお客さんも来ないし、1日に10人も来れば「今日は忙しかったね」のそこ。
私と同じく3月にここに来た「自称旧姓附子山」の「謎の男」、付烏月さん、ツウキさんが、
私のフキの肉詰めと油炒めとおひたしと、ともかくフキ三昧なお弁当を見て、すんごく目をキラキラさせて自家製焼き豚とのトレードを申し出てきた。
「本物の旧姓附子山」、藤森先輩の故郷で肉詰めを食べて以来、大好きらしい。

嫌いじゃない、かつ好きじゃないのに食べるより、
付烏月さんがメッチャ幸せに食べる方が、きっとフキも山菜冥利だと思った。
で、「実はね」って経緯を説明したのだ。

「付け焼き刃附子山の〜、付け焼き〜Tipsぅー」
「フキの調理法ですか付烏月さん」
「附子山だよ後輩ちゃん。俺、ブシヤマ」
「で、なに、ツウキさん」

「『好きじゃないのに→好きになってた』ってパターンは、例外を除いて、回数をこなすことが重要だよ。
恋愛に関して言えば、その例外は『吊り橋効果』とか、『犯人相手に恋しちゃったんだ』とかだよ」
「それとフキと、どう関係が?」

「意外と後輩ちゃんも、別にフキが嫌いってワケじゃないなら、好きな人とお気に入りの場所で、回数こなしてフキ料理食べたら、『好きじゃないのに→好きになってた』するかも」
「はぁ」
「たとえば藤森と一緒に土曜のホテルビュッフェ」
「先輩とは恋仲じゃないし。ただの先輩後輩だし」
「なお、嗅覚はすごく記憶と直結しやすいよ。多分後輩ちゃんは、藤森の部屋の茶香炉の香りを覚」
「だから。ただの先輩後輩だし」

あーだこーだ、云々。
付烏月さんのイジリを聞きながら、付烏月さんのお弁当にフキの肉詰めを渡して、付烏月さんのお弁当から自家製焼き豚を貰って。
大好きなフキを、付烏月さんは幸せそうに食べた。

好きじゃないのに、好きになってた。
付烏月さんのトリビアなTipsが、別にフキとも何とも関係無いけど、心の片隅に引っかかる。
藤森先輩の「元恋人」、加元さんっていうんだけど、
先輩の心をズッタズタにしておきながら今更その先輩追っかけてウチに就職してきた加元さんも、
つまり、要するに、「好きじゃないのに→」のタイプだったんだろうか。

3/26/2024, 4:15:56 AM

好きじゃないのに
目で追う私は何だろう
気にならないが
気になる私はなんだろう

なんだか好きのような
なんだか憎いような
なんだか気になるような
なんだか嫌いなような

好きじゃないのに
緊張する私は何なんだろう
気にならないが
胸が高鳴る私は何だろう

3/26/2024, 4:15:48 AM

私は野菜全般が好きじゃない。
中でもネギはかなり上位にランクインする。
ただネギに関しては嫌いだから食わないってやってると
日本食がかなり食べれなくなるので仕方なく食べる。
好きじゃないのに。

たまにカップラーメンでかやくがネギのみというのがある。
もしくはチャーシューとネギがカサカサっと入ってるかやくは
チャーシューだけ投入する。こういうのは助かるな。
でも大抵のカップラーメンは粉スープとネギがまざってるので
なるべく避けて食べようにも口に入ってくる。
はあ。

嫌いだから食べたくないのに仕方なく食べる代表格「ネギ」。
本当好きじゃないのに。

(好きじゃないのに)

3/26/2024, 3:55:31 AM

好きじゃないのに
あなたと一緒にいることが楽しくなくなって、
何もかもめんどくさくなって、
嫌なところばっかり見ちゃって、
色々なんくせつけて、
別れを告げたのは私からのはずなのに、
1年経ってもどうしても忘れられない
好きじゃないのに、好きじゃないはずなのに
でもっ、、
もういっかい私のわがままで付き合ってくれても
どうせ私は同じことを繰り返す
ごめん

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