『太陽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「無理しなくて良いんですよ。」
私はこの現実の絶望を現実逃避するために煙草に手を出してしまった。
其処であの隣人さんに吸っている所を見られて、何があったのか話してみると、そう言われた。
「私、結構不幸体質なところもあって、昔から彼氏とか作りたく、…無いんだよね。その人も不幸になってしまうのが怖くてさ。」
私がそう言うと、話を聞いていた隣人さんは煙草を吸っている手を止めた。
「だから、今回の遠距離中の彼氏も…亡くなってしまったんです…」
私はあの脱線事故の事を思い出して、思わず涙目になる。
普通に声が出ない、どうしても震えてしまう。
私は火を消していない煙草を手で握りつぶすように持った。
ジュッ、と手が火傷していることにも気付かなかった。
「…家、来ます?此処で話してたら、誰かと会うかもしれないし。」
「え、良いんですか…」
珍しく隣人さんが私にそう言ってくれた。
一人暮らしの男の人の家は危ないという言葉は私の中に今は無かった。
あいつが太陽だったとしたら、おれは誰にも知られないような小さい星なんだろうな。
地面に這いつくばって拾い上げたわずかな希望
倒れ込んだ僕を高く跳び上がったあなたの大きな影が覆った
その奥に一瞬だけ見えた吊るされた照明よりも
あなたの背中がずっとまぶしかった
撃ち落とされる寸前のわずかな希望を
瞬く間に未来へと貫いたあなたの強さ
振り返り、僕に手を差し伸べるあなた
その時の眼差しがまぶしかった
あなたは僕にとって最初からずっとまぶしい存在だ
だから目を細めて笑ってしまう
俺はあなたの前でなら汗だくになって
どれだけでも熱くなれる
これだけはわかっていてほしい
俺はもうあなたに焦がれている
太陽みたく輝く君の笑顔
君の周りはいつも明るくて僕には眩しすぎる
尊くて、それでいて周りをも救う まるで神様
僕には到底釣り合わない
子どもの頃、お絵かきをすると
たいてい 左上に太陽を描いた
太陽はいつもにっこり笑っていて
幼い私は
そのように感じていたのだろう
今、太陽を描くとして
太陽をどのように表現するだろう
笑っているとは感じられない
怒っている?
或いは嘆いている?
太陽は何を感じているかより
私が自分自身に
怒りや嘆きを抱いているから
そう思うのだろう
クレパスも色鉛筆も
持つ力を失い
絵を描こうという気持ちになれない
この現状が苦しい
#太陽
太陽と炎の違いはいかほどだろうか。
あの空の遥か向こうに白くまばゆむ太陽も、近くで見たら業火吹き荒ぶ火球なのだと伝え聞く。
ならば炎だって太陽の仲間じゃないかと思うけれど、生憎そのふたつにはまだまだ断然たる隔たりがある。炎は太陽の仲間かもしれないが、太陽は必ずしも炎の仲間ではない──
そこまで考えて頭を振る。考えることは得意ではない。座学よりは外に出て剣を振る方が性に合っている。
そういうところだろうかと──「炎のようだ」と称されることはあれど「太陽のようだ」と言われたことのない私は、息を吐いた。
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「太陽は遠すぎるんですよ。だからいま目の前に立つ貴女を見ると存在すら忘れてしまう」
むかし考えたことのあるその話題を出すと、彼はそのペラペラとよく回る口をすぐに開いた。
「太陽の表面は炎なんでしょう? それと同じですよ。太陽だって近くで見たらそれを太陽だと認識することはできず、きっと一面の炎だと思うでしょう。貴女もそうだ。顔を合わせたとき、ほとんどの人には表面の炎しか見えていない。──けど、きっと。貴女と別れたあと、遠く離れてから、あるいはずっと何年も経ってから、暗闇に立たされたときに気づくんですよ。貴女はまぎれもない太陽だ。近づきすぎて火傷した人もいるかもしれない、けどそんな馬鹿共は気にしなくていい。真っ暗で道がわからなくなったとき、それを照らすのは太陽だ。深い雪に埋もれたとき、それを溶かすのは太陽だ。ベガさん、貴女は俺の太陽です」
彼の黒い瞳はいつものように気怠げに半分閉じていて、けれどその視線はいつものように真っ直ぐだった。
「そして貴女が太陽なら俺は影だ。いつなんどきでも貴女の隣に立ち、海の果てでも空の果てでも、どこまでも着いていきましょう」
なんて続ける彼に──「私の太陽はお前だよ」なんて言葉は、胸の内で焦がしておこう。
出演:「ライラプス王国記」より ベガ、ルイテン
20240806.NO.14「太陽」
#25「太陽」
朝、目覚ましで起きて
温度計を見たらすでに27℃で
外に洗濯物を干せば、顔はヒリヒリ肌はピリピリ
そんな太陽を避けて、私は日陰を移動するけど
娘が小学校から持って帰ってきた鉢植えのトマトは
そんな太陽を歓迎してて
もう何度、我が家の食卓を華やかにしたか
本当に植物って凄いなって
そして、そんなトマトの鉢植えに
よきせぬお客様がとまって「ミーンミンミン!」って。
もう、あのよきせぬお客様のせいで
うちのトマトの鉢植えに、何度水をあげられなかったか
さすがに無水じゃトマトも育たないし
もう、この暑さもよきせぬ来客も嫌だけど
あの真っ赤に育ったトマトの鉢植えを見ると幸せだなと
〘 太 陽 〙
「 君 は 太 陽 み た い だ 」
『 そ う か な 』
「 そ う だ よ 笑 」
「 だ っ て 、 君 は 優 し く て 人 気 者 だ か ら 太 陽 み た い に 思 う よ 」
『 あ り が と う 笑 』
曇り続きの空の下
ひょろりと伸びた首の上に
真黒なかんばせをのせて
ぼうと立ちつくす
ヒマワリの群れたちが
ゆうら ゆうら と揺れている
どうか そろそろ 照っておあげよ
『太陽』
太陽
太いね。
太陽がめっちゃ重いから太陽系が存在出来てる。
太くてありがとう、太陽。
34日目
カーテンを開け、眩しさに目を細める
太陽は無情にも始まりの合図を告げていた
昨日となんら変わりのない日々の幕開け...
とはいかず僕は時計を見る
時刻は10時半...遅刻だ...
と思ったのも束の間、今日は日曜日だと気づいた
朝の肌寒さに目を覚まし
昼の喧騒に目を回し
夜の静寂に目を瞑る
そんな日々の繰り返し
休みの日すら強迫観念のように迫ってくる
一体全体、完全な休みは存在するのだろうか
都会の明かりは
一部に集中する
太陽は別だ
今にも死にそうな人
裕福な人
貧困な人
みんなを平等に照らす
白夜が終わらぬ。太陽が落ちぬ。
不吉なりと占い師が祈祷を捧げる。贄を供物とする。
されど太陽は動かず。落ちぬ、落ちぬ。
陽の光で眠れぬ夜が続き、やがて精神を蝕んでゆく。
誰かが囁いた。これは滅亡の始まりであると。
誰かが呟いた。今年だけの事なのか?と。
誰かが叫んだ。もううんざりだ!太陽は消えてしまえ!と。
けれど白夜に終わりなし。
当然だ──そうシステム管理されたドーム内に彼らはいたのだから。
「今回の研究結果、どうなりそうです?」
「白夜を数ヶ月続けても人間は狂う。今しがた結論を出したところだよ。あとは、そうだな……被検体がどこまで持つか賭けるかい?」
太陽
太陽は季節によって現れる朝の時間が変わりますが、その時の体調によって清々しくもあり、鬱陶しい時もあります。
今日の朝はどうだったの?
覚えていますか?
心配しなで、
忘れるからいいのです。
あなたは今でも大丈夫です。
何故なら明日も太陽が現れます。
そう、あなたは成長して行きます。
でも、あなたは成長に気付きません?
でも、いいのです。
それが成長ですからね。
太陽。
古来より太陽と言うのは信仰の対象だ
宗教から神話まで、沢山の神が創られた。
アマテラス。
アポロ。
ラー。
日本でも国旗のデザインに使われる程
馴染みの深い存在で、
明るさ、光、希望の象徴でもある。
私は、そんな太陽が大嫌いだった。
そりゃ、無けりゃ困る。
でもそれは、太陽に限ったことではないし
水も空気も必要不可欠なものに変わり無い。
嫌いなのにも理由がある、
まず、眩し過ぎる。
部屋から出た時の、
瞼の奥がグッと締め付けられるような
感覚は不快だし、
不用意に見てしまえば目が眩む。
そして、暑すぎる。
冬はともかく、今の時期は本当に
遠慮してほしい、主張が激しすぎるのだ。
無かったらどうなるか、
聞きかじった知識でしか知らないが
本当に無くなったこともないのに
そんなに有難がるのも変な話だ。
空気が無くなったら
直ぐに人類は滅亡するだろう。
水が無くなったら
半年持つかな?植物が無くなったら
最早望みはない。
太陽が無くなったら?
氷河期になるとして
そうなるまでの猶予で
なんとか出来そうな気がする。
わからないけど。
まぁとにかく、私は太陽が嫌いだ。
こう言うと、変わってるねとか
なぜか、暗いねと馬鹿にされたり
日陰者扱いされる。
太陽のせいで
毎年人が死んでるのに
特別扱いされてるのが特に気に入らない。
それを言ったら他の自然もそうなんだけど
皆、目が眩んだかのように
ただ有難がってるのに違和感しかない。
太陽め。
いつか化けの皮剥いでやるからな。
ちなみに私の名前は
太陽(ムーン)と言う
絶対に許さない。
昔むかし、ある街に1匹の子猫がいました。
この子猫は助けてくれた女の子に恩返しがしたかったのです。 彼は毎日女の子に会いに行きました。何回もアピールをしましたが、気づくはずもありません。
言葉が通じないのですから。涙がこぼれました。
ですが、神にも思いが伝わったのでしょうか? 天から太陽の神が舞い降りてきたのです。
“秘密だよ 君なりの恩返しを見せてみなさい”
“期限は3日だ”
太陽は猫に、言葉と人の姿を与えました。高校生ぐらいの男の子に変身したのです。
人の姿を手に入れたのにヘマばかり。チャンスを逃してばかりです。それでも彼はめげずに笑い、叶わぬ恋を諦めずにいました。
“やっと見つけた。 今だっ!!”
“驚かないで話を聞いて。僕は、、”
その瞬間、空から声が聞こえました。
“約束だ。君はもう人にはなれない”
太陽は言葉と人の姿を奪いました。
すれ違った女の子は、少しだけ悲しそうな顔をしていました。
彼は猫の姿に戻りました。
「あの日から大好きでした」いえなかったその言葉。
そう言える日は来るのでしょうか?
数年後
“この猫 前に私が助けた、、”
彼は猫の姿に戻っても、思いを伝えようとしていたのです。
“なんだか、ありがとうって言ってるみたい。嬉しい。”
彼は彼女の手にそっと、キスをしました。
ひとりと1匹の絆が、固く固く繋がりました。
これからはどんな未来が待っているのでしょう?
眩しく。
華々しく。
この世ただ一つの輝き。
そんな人間が生まれた時から隣にいたなら、
きっと人生はどんな誰より暗いだろう。
己がどれだけ劣っているのか。
己がどれだけ出来損ないか。
一生かかっても届かない場所にそいつがいる。
自分の不得意なものはあいつが10倍上手い。
自分の得意だろうものを見つけてもそいつの方が100倍上手い。
何をやっても上手くいかないわけじゃない。
上手くいってもあいつの方が上手くやる。
いつも出来損ないが隣にあるから、完璧に輪をかけてあいつが輝く。惨めだなあ。いつも失敗作だ。
どんなに頑張っても「成功した例」が隣にある。
「〇〇の劣化品」てラベルが俺の背中にあるみたいだ。
そんなことないけど。たぶん。
後日加筆します
その強さも温かさも、生来のものなのだろう。
太陽に愛され、太陽を背負う彼は、けれど陽の光の無い場所でも強く、あたたかだった。
あの強さと温かさに、私は強く惹かれ、そして憧れた。彼のようになりたいと、彼のようにありたいと強く願った私はイカロスのごとく太陽に近付いた。
彼の強さと温かさは、私の心と体の支えとなり、やがて憧れは共に肩を並べて歩きたいという友愛へと変わっていった。
彼は私に強くなりましたねと言う。
彼は私に優しいですねと言う。
それが真実だとしたら、それは全部彼から貰ったものだ。夏に咲くひまわりのように、彼を追いかけ続けた私は、彼の強さと優しさの欠片を貰ったのだ。
私の胸には、彼という太陽が今も輝きつづけている。
END
「太陽」
『太陽』
そのアトリエを見つけたのは、高校二年になった四月初めのことだった。予備校から帰宅する途中、偶然目にした立て看板が気に入って、何となく中に入った。
アトリエでは、精神障害を持つ新人画家の展覧会が行われており、どこか寂しげな抽象画が並んでいた。一枚の絵の前で、僕は不意に立ち止まる。画面一杯に描かれた緑色の雲間から、太陽が覗いている絵だった。題名は、夜明け。僕たちにも夜明けは訪れるのだろうか、こんなふうに太陽が照らしてくれる日はくるのだろうか、とどこか複雑な気分になった。
妹の咲乃が精神病院に入院してから、もうすぐ一ヶ月になる。失恋の痛手から固く心を閉ざしてしまった咲乃は、既に家族の手に負えない存在となっていた。日に日に表情がなくなり、食事も、以前ならば決して欠かさなかった入浴すらも、拒むようになった。さすがにこのままでは命にかかわると、両親は咲乃を病院に連れて行った。それが三月に入った頃のことだ。
咲乃の回復を祈って、賭けのつもりで十二月終わり頃から育て始めたサボテンは、僕の部屋で日を送っている。一度だけ花が咲いたのだけれど、僕の願いが届くことはなかった。
やっぱり、花が咲いたくらいではガラスの壁なんて崩れないのかもしれないな。
ぼんやりと、夜明けの絵を見つめる。この作者は、どんな気持ちでこの絵を描いたのだろう。それがわかれば、もしかしたら咲乃を救えるのではないだろうか。僕は都合のいい空想の中へと沈みかけた。
その時、右側から誰かがぶつかってきた。僕の空想は、中途半端な形で断ち切られた。
「あらあら。ごめんなさいね」
ぶつかってきた女性は、言葉とは裏腹に、少しも悪びれない口調で言った。明らかに三十歳を超えていると思われる女性の胸元には、小田、と書かれた名札がつけられていた。
「この雲と太陽の絵、不思議な雰囲気だよね。常識に囚われていない感じがして、底知れない才能を感じる」
抱えていた重そうな段ボール箱を床に置いて、小田さんは馴れ馴れしく僕に話しかける。ぎこちなく頷いた僕に、小田さんは突然、人差し指を突きつけた。
「君、さては何か悩みがあるのね? そうでなくとも、かなり疲れてることは否定できない。でしょ?」
「どうしてわかるんですか」
「女の勘かな」
悩みならば、捨てるくらいたくさんあったし、何よりも僕は疲れていた。驚く気力もないくらいに疲れ果てている僕は、他人の目にもやはりそのように映るのだろうか。
小田さんは僕から夜明けの絵へと視線を移し、話し始めた。
「この画家さんね、大学に入ってすぐ心の病気になって、それから病院のデイケアで絵を描き始めたんだって。でも、この画風でしょう? 最初は誰も、彼女の絵を理解していなかったらしいの。でもある時、駄目元で応募した障害者アートのコンクールで、才能を認められた。それからは順調に画家として成長して、今は個展を開ける所まで人気が出たの」
僕は夜明けの絵を見つめた。閉ざされたままの、咲乃の心を覗くように、そっと見つめ続けた。
「アール・ブリュットっていうのよね。正式に絵画の教育を受けたわけではない人たちのアート。でも、こんなにも心に訴える力のある絵を描ける。才能って、意外な所に眠ってるものなんだよね。だから、障害という外面に気を取られて惑わされちゃいけない。目に見えるものだけを見ていたら、その人の価値を見落としちゃう……どうしたの?」
小田さんが不思議そうに僕を見ているのを感じた。でも、僕は溢れてくる涙を止められなかった。
僕は咲乃のことを心の底から理解してやれていただろうか。心を病んだ可哀想な妹、という同情と庇護の対象としてしか見ていなかったのではないだろうか。
次から次へと涙が溢れ、しまいには嗚咽へと変わっていった。小田さんが見ていることなど関係ないとさえ思えた。子供のように、僕は絵の前で泣きじゃくっていた。
今日のお題。太陽。
中庭に咲く、大きな太陽があった。小学校の頃は、夏休みに来た人達のアイドルだった。毎年、一輪だけ咲いて、
夏を頑張ろうと思える。そんな太陽の花。…今年も元気に咲いてるのかな?