『太陽の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
太陽の下の君は笑ってる。僕を大きな声で手を振って、ノースリーブから見える日焼け痕に翻弄される馬鹿な僕
【太陽の下で】
あなたの好きな音楽を流す。
あなたの好きな服を着る。
あなたの好きな人達を招く。
あなたに喜んでもらえるかしら。
今日はあなたを弔う日。
しかしあなたは
悲愴感は好きではないと仰るから。
だから私は笑顔で送る。
あなたの笑顔が浮かばれる、
この暖かい太陽の下で。
窓のない、暗い部屋。その中心にある巨大な水槽の中で彼女は生きている。
人でありながら水底でしか生きられなくなってしまった彼女は、自分の罪だった。
幼い頃。共に過ごした無垢な時は、今も鮮やかに輝いている。どんな時でも一緒だった、そして自分よりも少しだけ優れていた彼女に憧れて、そして妬ましく思ってしまった。
妬み嫉み。あの頃には気づけなかった、大好きな彼女に対してのどろどろとした澱みのような気持ちを思い返しては、唇を噛みしめる。皮膚を食い破り血が滲んでも、それ以上の後悔に気にはならない。
水槽に手を触れ、そのまま寄り添う。水の中の彼女が気づいて、触れた手に重ねるようにして厚い硝子越しに手を触れた。視線を合わせて柔らかく微笑み、美しい唇が何かの言葉を形作る。聞こえないそれを自分にとって都合の良い言葉に解釈しそうになり、きつく目を閉じた。
彼女をこの暗い水底に閉じ込めてしまったのは自分だ。それを忘れてはいけない。
何度も繰り返す。許されていると勘違いしそうになる度に、刻み付ける。
あの日。あの夕日に赤く染まった帰り道で、彼女を呪った。
自分よりも速く長く泳げる彼女を周りは皆褒めて、彼女も嬉しそうで。自分の両親ですら彼女を天才だと褒め、お前も彼女に並べるくらいに努力しなければと実の娘を叱咤し、そして最後には彼女が娘だったらよかったのに、と嘆いた。
周囲はいつも彼女ばかりを見て、彼女よりも劣る自分は精々が彼女の引き立て役だった。それでも彼女が自分を優先にして、笑って手を差し伸べてくれるから。だから周りなど気にしないようにしていたのに。
けれどあの日。彼女は自分との約束よりも、別の誰かを優先した。
たった一回。今ではその内容すら思い出せぬほどのちっぽけな約束を破られただけで、自分を保ってきた均衡は呆気なく崩れてしまった。
申し訳なさそうに謝る彼女を一方的に罵り、泣き喚き。
そして、言ってしまったのだ。呪いの言葉を。
――そんなに泳ぐのが好きなら、ずっと水の中にいればいいんだ!
本心ではなかった。それでも一度言葉にしてしまったものを、取り消すなど出来るはずもなかった。
何も言わず、悲しげに笑う彼女を今でも覚えている。それすらもあの時は怒りを覚えて。
何かを言いかけた彼女を無視して、一人家へと帰ってしまった。
その次の日から彼女は外に出なくなり。勇気を出して訪ねた彼女の家で、彼女は陽の光の下では生きられなくなってしまったのだと聞かされた。
自分の言った通りに。
だからきっとあれは呪いの言葉で、自分は彼女を呪ってしまったのだ。
「ごめん。ごめんなさい」
繰り返し謝罪する。それが例え自分が許されたいためのものだとしても、止める事が出来ない。
目を開ける。水槽から体を離し、手を離した。
彼女は変わらず笑顔のまま。
「また、来るから」
その笑顔に背を向けて、歩き出す。
部屋を出る瞬間。枯れ果てたと思っていた涙が、一筋流れた。
少女の背が扉の向こうへ消えていくのを見届けて、彼女は浮かべていた笑みを消す。
今日もあの子は、此方側へは来なかった。
水槽から手を離し、水を蹴って水面に顔を出す。
歌うのは、人を惑わせる旋律。愛しいあの子を再び此処へ呼び寄せるための誘いの言葉。
恍惚を目に浮かばせる彼女のその姿は、化生のモノであった。
そも、少女と出会った時にはすでに、彼女は化生であった。
己がいつ化生に堕ちたのか、彼女自身すら知り得ない。
気づけば暗い水底を漂い。月のない夜にだけ地上を彷徨う。
陽を厭い、闇を好む。彼女とはそういうモノであった。
だがいつだったか。戯れに夕暮れを彷徨っていた時、幼子であった少女と出会った。
燦めく瞳。僅かに朱を帯びたまろい頬。薄紅に色づいた小さな唇から紡がれる、心地の良い響きの声音。
少女は彼女が厭うていた太陽の愛し子だった。
初めてほしいと思った。だから近づいた。
少女を、少女の周りを惑わせ。少女の友人として、幼なじみとして共に在った。
少女よりも優れた振る舞いを見せたのは、執着を育てるため。
少女を愛し愛された者を惑わし孤立させ、その上で少女を何よりも優先していたのは、依存を育てるため。
少女の太陽の如く輝く目が、憧れや嫉妬の感情を乗せて彼女だけを見るのを、彼女の言葉や態度一つでそれが恍惚に蕩けていく様を眺めるのは、たまらないものであった。
そうして少しずつ彼女だけを求めるように冷たく切り離させ、甘く優しく包み込んで。
最後の仕上げに、一度だけ少女を裏切った。
全てが順調でだった。予想通り泣きながら責め立てるその目が、それでも縋り求める色を濃くしているのを見た時、彼女は声を上げて嗤いそうになるのを、そのまま連れ去ってしまいそうになるのを必死で耐えていた。
連れ去るのはいけない。少女から求めさせねば意味がない。
それほどまでに彼女は少女を愛していた。眩い太陽が暗闇に染まり堕ちていくのを、ずっと待ち続けていた。
それなのに。
少女を堕とすための言葉を紡ぐより先に、夕陽が少女の手を引き家路につかせてしまった。
それならばと。少女の言葉の通りに水底を漂ってみせれば、少女は罪悪感に泣きながら彼女の元へ通い続けるようになった。
だが、それだけだ。それ以上には、境界を越えるまでには足りなかった。
いつも太陽が邪魔をする。
さきほどもそうだ。彼女から目を逸らし、声を聞かず。結局は部屋を出て、太陽の下へと帰っていってしまった。
焦ることはない。そう己自身に言い聞かせる。
太陽の下で笑う少女がこの暗闇に、彼女に会いに来ているのだから、と。
それに人間の精神はとても脆い事を化生である彼女は知っている。
そう遠くない未来に、少女は罪悪感に耐えきれなくなることだろう。そうすればきっと、少女は此方側へ、この水の中へ堕ちて来てくれるはずだ。
その時を夢想して、くすり、と彼女は嗤う。
そして今日もまた、太陽に焦がれた憐れな化生は、水底に己の太陽が堕ちてきてくれるのを待っている。
20241126 『太陽の下で』
朝起きてカーテンをあける。目の前の水平線に太陽が顔を出す。雲ひとつない晴天だ。これからどうしよう。今日はなんでもできる。
まずは愛犬のカイトを連れて朝のビーチを散歩する。カイトは黒のラブラドールレトリーバー。砂浜に腰を下ろす老夫婦。沖に出てサーフィンをする若者。砂浜を駆け回る子どもたち。手を挙げて挨拶を交わす。
少し空腹を感じてきた。気づけば太陽はずいぶんと高い位置に移動している。朝食と昼食を兼ねた食事を摂る。今日はガレットが食べたい気分だ。馴染みのカフェによる。ここはとても静かで居心地がいい。風が心地よいテラス席でガレットとフレッシュジュースを頼む。カイトの食事も用意してもらった。
食事を済ませて家に戻る。庭の木陰にハンモックをセットする。ドリンクと本を用意して、私の特等席の出来上がり。ゆらゆらゆられながら、本に没頭する。
本を読み終わると、身体が汗でじっとりとしていることにきがつく。水着に着替え目の前のプールに飛び込んだ。太陽の光がキラキラと水面に反射する。全身の力を抜いて水面にぷかぷか浮かぶ。太陽が眩しい。プールに飛び込んだ私を見てカイトもダイブしてくる。ふたりでひとしきり遊んでプールサイドでひと休み。何度か繰り返しているとだんだん影が伸びてくる。
シャワーを浴びてワンピースに着替える。ベランダの椅子に座りゆっくりと沈む太陽を眺める。
太陽と過ごす一日。
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お題:太陽の下で
テーマ 太陽の下で
「これなに?」
純粋な子供が話しかける。
「...なんでこんなところに子供が」
一人がそう言葉を発する。なぜならここは黄泉の国。簡単に子供なんか来ることはない。あと僕が黄泉の国に滞在して図書館に入り浸ったりしてたくさんの言葉を覚えた日からカウントして8年もの間、子供は来たことがない。
「ん?お前..人間か?」
そう子供に聞くと、綺麗な目がギラギラと光り、尻尾が段々と生えてきた。そして身長も子供の姿より高くなっていた。
「あーあバレちゃったー」
演技をしなくなった竜の末裔はだるそうにそう言った。
「竜の末裔か...」
青い鱗が綺麗に着けられた尻尾が揺れる。
「そーそー」
ふとこの竜に違和感を感じた。
「...ここの住人ではないな」
「御名答ー現世で退屈に生きてるよー」
気だるげに返す竜。どこか苛立ちを感じた。僕はあまり生きられなかったからだろうか。現世を退屈と言われたことが癪だったのか。僕にも本心は分からない。
「ねぇねぇ」
「なんだ」
「一緒に現世に行こうよ」
「は?」
何を言ってるこの竜の末裔は。僕を現世に?は?
「お前それがどういうことか分かっているのか?」
「うんよく分かっている」
分かっているなら、
「なんで?どうして?」
「君が後悔してそうだから
ね?3歳で死んじゃった可哀想な子」
そう竜の末裔はしゃがんで手を伸ばした。
あぁ、なんて君は馬鹿で、それでもって綺麗なんだ。
ここでこの竜の末裔の手を取れば黄泉の国で酷い処罰を受けるかもしれない。
けれど、けれど、
「また綺麗な青い空を見たくなった。」
そう言い、竜の末裔と黄泉の国を出た。
「...眩しい」
空の上にある光が眩しい。
「さぁ、また人生再スタートだね」
竜の末裔が元気に声を出した。
おわり
「太陽の下で」
貴方と太陽の下で手を繋いで歩きたかったから今まで頑張ってきたの。
お天道様に顔向けできるほど
素晴らしい人間ではないし
徳も積んでいないけれど
眩しさに目を細めながら
見上げることは許してほしい
「太陽の下で」
この世界には、晴れをもたらす神と雨をもたらす神が天界に住んでいた。2人の神は、正反対の存在ということもあり、一切話したりはしなかった。
ある日、地上では雨が降っていた。その日1日は雨を降らせる予定だった。雨の神は地上に雨を降らせるだけ、晴れの神はその様子を見たりするだけと、両方とも暇を持て余していた。
2人の神は他にすることもないので、近くをうろついていた。
2人がすれ違ったとき、誤って晴れをもたらす力と雨をもたらす力がぶつかってしまった。それは眩しく光り、2人の神は思わず目をつぶった。
気がつくと、空は澄んで晴れていて、そこには綺麗な虹がかかっていた。2人の神はお互いの顔を見て笑顔を見せた。
これをきっかけに、いままで一切話しかけたりもしなかった正反対の2人の神は毎日笑顔を見せながら話し合うようになった。
2人晴れた空から綺麗にかがやく虹を見ながら。
【太陽の下で】
きらきら光る太陽の下で、君と一緒に歩き続けたい。
君が僕の手を離すまで。
fin.
「太陽の下で」
外は寒いが陽の光はあたたかい。
こんな時には洗濯物が比較的よく乾く。
今日は悪い日じゃないか───「おしゅわり。」「……?」
「なに?」「おひじゃ、かちて?」「ニャー」
なんか小さいのがやってきた。どうやら膝に座りたいらしい。
「ひなたぼっこ!いいでちょ〜?」
嬉しそうに膝の上に座ってくる。ついでに子猫もじゃれついてきた。「ねね、ニンゲンしゃん!」「おひしゃま、あったかいね!」「そうだな。よく晴れてていいな。」「んー!」
部屋の中とはいえ、太陽の下で、ふわふわで小さな子どもと子猫と一緒に日向ぼっこ……。知らないうちに眠くなってきた。
ふかふかのカーペットに、もちもちふわふわで温かい子ども、そして知らないうちに丸まっていた子猫。柔らかいもの達に囲まれているせいか、もう眠ってしまいそうだ。
小さなこの子の頭を危うく枕がわりにしそうになってハッと目が覚める。顔を覗き込む。眠っているようだ。
こういう他愛もない時間が、しあわせと呼ばれるものなのかもしれない。そんなことを思っているうちに、足が痺れてきてしまった。でも動けない。どうしたものか……。
「随分とおくつろぎのようだねえ。」
小声で眠る子どもの弟が話しかけてきた。
まあ、そうなんだけど、足が痺れてるのに動けないというか。
ちょっと場所変わってくれよ。
「いいけど、キミはもう日向ぼっこをしなくていいのかい?」
まあ、もう満足したからいいよ。
「そんなこと言わずに!ボクの隣に座ればいいじゃないか!」
「ほら、ここ!冬が近づいて日が低くなってきたから広く長く日向ぼっこが楽しめるのさ!」なるほど。
「今日はいつもより、ちょっとのんびり過ごそうよ!」
その言葉を聞いてから少し経った頃には、もう全員眠ってしまっていた。
こんな日も悪くないな、なんて。
太陽の下で
チュンチュンチュンと、小鳥が鳴いているように少女も笑う
サッ………
庭園に寝転ぶ少女
『いい天気…』
少女は気持ちよさそうに瞳を閉じる。
『姫様、美味しい焼き菓子ができましたよ』
少女は笑顔で若い男性執事に問う
『クグロフ?』
『ええ、そうですとも!』
『わぁ!食べたい』
そう言っていた昔の私
純粋だったかもしれないから
14歳で結婚。
結婚7年目でマリーテレーズシャルロットを出産
出産当日でも、人たちによって囲まれながらの出産
最後の食事はブイヨンだけ
〜ごめんあそばせ〜
私は無罪だ。しかし、私は敵を許そう。
願わくば、私の血がフランス人の幸福の礎石となり神の怒りを、なだめるように
マリーアントワネットの好物はクグロフ
『パンが無ければ、お菓子を食べればいいのに』
と、言うマリーアントワネット有名な台詞は、実は、ルイ15世の娘
アデレイド王女の発言だったと言われており、彼女が発言したとされる言葉の悪評も、ほとんどが中傷、デマだったことだと言われている。
バラはバラは気高く咲いて
バラはバラは美しく散る
〜誰もが自分の人生を生きる権利がある〜
〜私はあなたを愛しています。それが私の幸せです。〜
〜信じる力があれば、どんな困難でも乗り越えられる〜
王妃の村里
アントワネットが生前に一人静かに田園生活の風情を楽しんだ場所で、最も愛した場所だと言われている
小トリアノン宮殿に寝転ぶマリーアントワネット
『あぁ…いい天気…』
もしも、彼女が生まれ変わっていたら
ファッションに詳しいファッション雑誌の編集長だったり、ファッションデザイナーの仕事をしてるかもしれない。
(外国の歴史人物で1番最初に好きになった人がマリーアントワネット)
太陽の下で
僕らは今を生きている
太陽の下で
僕らは尽きてしまう
みんな誰もが
太陽の下
偉かろうがなんだろうが
同じ人間なんだよ
自分よりも他人を愛そう
僕らが見上げている太陽のように
息をして
今日も
生きている。
それだけで
本当は
すごいことなのに
日々
狭い世界で
生きてると
あの人は
こうでいいなぁ
とか
こうなりたかったなぁ
とか
こういうとこ
イライラ
モヤモヤするなぁ
とか。
他の人と
自分を比べて
溜息が出る。
太陽みたいに
広い世界を
ずーっと見てたら
こんな
ちっちゃいことに
悩まないのかな。
#太陽の下で
青い空眩しい太陽
その光景だけは何処までも
何処でも同じはずなのに
その下にある光景は同一とは言えない
文化や様式という問題ではなく
平和という観点で全く違っている
本来平等であるはずの平和は
いろいろな形で壊されている
何故他者を尊重出来ないのか
不思議でならない事だらけだ
どうか
眩しい太陽を感じて
誰もが笑顔でいられる世界でありますように
「太陽の下で」
太陽の下で
太陽の下でまた君と再会できたら、
君はなんて言うかな。
「久しぶり。」っていってくれる?
君は、私の行方をたどっていたのかな?
君との出会いはほんの一瞬だったよね。
逆に私のことを覚えていないかもしれない。
それでも、君は笑顔で「久しぶり!」って
言ってくれると私は思う。
また、太陽の下で再会しよう。
「吸血鬼っていうくらいだからさ、太陽の光とか苦手だったりする?これまで気にしてなかったけど」
ふとそんなことを思った。
この人は自分の弱みは言わないところがあるから、隠しているのかもしれない。今私達二人に降り注ぐ陽の光に何か思うところが、実はあるのかも。
「いや、特に苦手ではないな」
「なーんだつまんない」
心配して損をした。
「陽が苦手というのは元々迷信で、我らが夜行性だったことからそう言われていただけだ。今はすっかり夜に寝て昼に活動しているし、生活スタイルはほぼ人間だな」
「やっぱつまんないな」
「そんなことを言われてもな…」
苦笑する、すっかり退化した吸血鬼の彼。
「でも、日中を心置き無く楽しめるのはとてもいいことだ」
「それもそうだね」
陽の下の私達はそう話した。
日没が早まって、夕方が焦げ色の季節です。
斜めの影も、マット感触。
湿度の低い空気は、枯れ草の味だね。
【太陽の下で】
小学校3年生くらいまで、私は昼休みには外に出て遊ぶタイプだった。
マイブームみたいなものがあって、ずーっと同じ遊びをしていたわけではなかった。
みんなとサッカーをしてボールを追いかけたり、竹馬でどこまで高いのに乗れるか挑戦したり、友達の1人と雲梯で遊んで手に豆を作ったり、鉄棒にぶら下がってひとりでボーっとしたり。どれも楽しかった。
いつからだろう。昼休みに外に出ずに、部屋の中で本を読むようになったのは。
元々、雨の日はよく本を読んでいた。それが晴れの日も読むようになって、どんどん読書の頻度が増えた。6年生になった今は、ほぼ毎日読書している。最初は昼休みだけだったのが、今は本を借りて家でも読むようになっていた。
太陽の下、身体を動かすのは気持ちいい。その楽しさも忘れたわけじゃない。ただ、本の中の世界に入り込んで、違う太陽の下冒険するのも、私にとって同じくらい楽しかった。
本の中では、空の色が違ったり、太陽が2つあったり、いろんな空と出会えた。
放課後、本の重みを鞄に感じながら、帰路を歩く。
この本の世界は、どんな世界だろう。
赤い太陽の下で、私は期待に胸を弾ませた。
太陽の下で「いでよ、月……」と唱えてみた。
もちろん、月は出現しない。
「あれ? おかしいな。いつもならひょっこり現れるんだが……」
頭のおかしい男は、脳内ではいつも完璧だと思っていた。独自の理論を組み立て、それを脳内で試行する。
完璧だと思っているが、現実でそれを実行しようとすると、いつも失敗する。
現実味のない、突飛な思考能力を有した者だった。
そうだ、月が移動したのだ。そうに違いない。
頭のおかしい人は、頭上の蒼天なる空を仰ぎ見て、そう考えた。そしていつものように、論理づけを行った。
宇宙は限りない。ビッグバンの勢いに応じて、外側に向かう大げさなベクトルに従って、放射状に広がっているという。
今頃になって月がそのことに気づき、その力に逆らえずに動いたとしたら……すべての辻褄があう。
その後、いつものように、脳内で空を飛ぶ方法を考える。マンガのような、ファンタジックな方法だった。
鳥になるしかない。
いつまでも地に足をつけた人間である限り、地上から離れることはできない。
幻想庭園たる空を目指すのだ。空もまた宇宙とともに、果てしない。
頭のおかしい人は、そうして時間を潰して考える。
思考にふけるとき、紙やペンを用意することはない。
それは凡人のすることで、ありとあらゆることを紙に書き出すなんて手間、私がするわけがない。
芝生の広場さえあれば、それでいいのだ。
空想と情熱を足し合わせ、入れ物である頭のなかでブレンドすればいい。
舌でベロベロとなめ回すように、脳内で空論を練った。
頭のおかしい人は、今日はいつもより頭がおかしかった。天才でも凡人でもなんでもなかった。奇人でもない。ありていに言えば、頭が悪い。
頭の質は凡人より遥かに劣り、頭の回転は天才以上に速い。
故に頭の中は始終空転が起こり、本来見えることのない結論を論理の不安定な糸で絡め取り、それを根拠とした。
明晰夢を見ているようであるが、頭のおかしい人はそれを認めようとはしないだろう。
頭を下げてまで、脳内に棲む化け物じみた腫瘍を取り去る決断はしない。逆に運命づけるだろう。私はこれとともに生きる。これの正体を考えることこそが、使命なのだと。
やがて夜になって、月が現れた。
今夜はきれいな満月である。
しかし、頭のおかしい人は別のことを考えていた。
ショートカットを連続した結果、自身は神ではないかと疑っては、信者がいないことに「なぜ」と言った。
太陽の下で
子供の頃は、太陽の下で
思いっきり元気良く遊んだものだ直射日光なんて、へっちゃら今、見たいに顔に日焼けクリーム塗って遊ぶなんて、なかったし、そんなクリームがある事すら知らずに…顔に塗るクリームと言えばニベアクリーム寝る前に塗るだけ未だに生き残っているニベアクリームすごいな!昔は、ベタベタして嫌だっけど今は、どんな感じなのかな?売ってるのは見るけど買った事はない年齢上がるたびに化粧品も高いの使うようになって、それで、お肌の状態が良くなっているのか…💦良い化粧品を、使ってるいるけど、シワ、シミ、たるみ、どうにか、ならないかなあー(笑)自分でも言うのは、なんだけど若い頃は、いがいにもモテテ…それが今では、あの頃の面影もないくらい恐ろしい老け顔になってしまった😵子供を産んでから一気に老けた、ただ単に顔のお手入れをサボりがちだったから…気づけば、もう遅い遅すぎる😭老けるのは、当たり前だけど、それにしても、酷い((( ;゚Д゚))) あれ太陽の下で…
そうそう太陽の下で子供を遊ばせる時も幼児期の頃から、しっかり日焼けクリーム塗ってあげてたな女の子だから尚更、気を付けてたけど、やはり何も手をかけずに遊ばせた方が健康的に良かったのかとも思う、何故なら娘は、大学生になった今でも体調悪くする頻度が高くて、だけど色々な、遊びは、させたんだけどな私は海が大好きで、夏は、ワンちゃんともに海行って遊んでた、カニ、小魚、化石取りして、本当に楽しくて、夏は、焼き肉する家族が多くて気付けば、いつもワンちゃんの姿が見当たらなくなり探せば知らない家族の、中に入りお行儀良くおっちゃんこして食べ物を、おねだりして(笑)あなたの家族は、ここだったのかと🤣皆、優しい方々ばかりで良かった~そんな皆に可愛がられたワンちゃんも今は旦那様と一緒に天国で楽しくしてるかと🥰あの頃が恋しいな今は、猫ちゃんと二人の生活だけど、それはそれで幸せ😃💕猫ちゃんも、14歳、どっちが先に…出来れば一緒に👼望む🎵 ワンちゃんは、太陽の下で遊ぶ事が出来るけど猫ちゃんは、太陽の下、お家の窓ごしで、ポカポカお昼寝💤