『太陽のような』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
太陽みたいな貴方が苦手だった。
普段誰にも話しかけられないよう
陰でひっそりと生きる私には眩しすぎたのだ。
そんな私にお構いなく
隣の席から話しかけて来るところも苦手だった。
私がどんなに素っ気ない返事をしても
貴方は毎日話しかけて来た。
あの頃から随分と時が経った今。
私の隣にいる貴方は変わらず眩しいまま。
太陽のような貴方が私は愛おしいのだ。
ー太陽のようなー
眩しすぎて目が痛いから近寄らないで
ド正論もポジティブも私には重すぎるからやめて
そりゃ、やってればいつかはできるようになるかもしれないよ
でもそれがいつなのか私にもあなたにも分からないでしょ
はいはい、ポジティブ発言ありがとうございます
どれだけ笑顔で言われてもきついのは変わらないの
願うだけで、言葉にするだけで、解決するなら誰も悩まないでしょ
行動できないことを指摘されてもさ、ちゃんと理由があるのにそんな顔して謝らないでよ
悪いことしたかな
何もしてないことが悪いことか
ごめんね、あなたみたいになれなくてごめんね
【題:太陽のような】
〝太陽のような〟
太陽のような、全てを照らす人になれたら、
あちら側の世界に行けるのだろうか。
周りの目を気にせず、笑える世界に。
銃の発砲音が近くで何度も響く。
もう何人この手で殺したか分からない。
もうこんなことやめたい、と思っていても出来ない。縛りは私を強く呪い、蝕む。
昨日まで夢や、ずっと心に秘めて来た願いを語り合った友も、胸と頭を撃たれた。即死だろう。
何故、このような事を続ける。何故、このようなことを繰り返す。
分かっている。いくら終焉を願っても、届かない事なんて。
『死ねぇぇぇ!』
その時、後ろから殺気を感じ、地を蹴り、攻撃を避ける。
『なっ』
すぐに体勢を立て直し、襲撃者の足を撃ち、機動力を奪う。そして、銃口を頭に付け、引き金に指をかける。
『待ってくれ! 死にたく無いんだ! 助けてくれ!』
『お前らが始めたんだ。この地獄を』
次の瞬間、バンッ! と言う銃声が鳴り響き、辺りに血が流れていく。
もう、何も感じない。最初に人を撃った時の感触も、悲しみも、そして、込み上げてくる吐き気も無い。
人を殺すのに慣れた。いや、慣れてしまった。
いつ終わるんだろう、この無意味な戦争は。
人を殺す為に銃を撃つのを、誰も求めていないのに。
『早く、終わってくれ……』
そう呟いた時、軍から渡された無線から声が聞こえた。
『次だ。願うより行動をしろ。足を動かせ。』
『……はい』
また、歩き出す。人を撃つ為に。
また、銃を構える。いつか、太陽が燦々と照り、その下で人々が笑っている未来を掴む為に。
風のない早朝。
予報ではこの先一週間ほど晴れ続きだ。
農薬散布には絶好のタイミング。
紫がかったアンズの枝にチラホラと紅色の玉。
野球の硬式ボール位の大きさの実が、今年も成ってくれると嬉しいな。
帽子にゴーグル、マスク代わりの手拭いを鼻から口までグルグルと巻いて。
完全武装で散布機に手を伸ばす。
テーマ「太陽のような」
僕は母親をずっと探していた。
5年前、僕が中学2年生の頃行方不明になった。
母の特徴は長い髪と少し低めの身長に控えめな猫背、そしてあの太陽のような笑顔だ。
母の笑顔は優しくて明るくて、本当に太陽のようだった。
僕が落ち込んでいた時も、あの笑顔を見ると自然と笑顔になることが出来た。
僕は今まであの人以上に素敵な笑顔を見たことがない。
今でも母が大好きだ。
だからもう一度会いたくて、あの顔で笑いかけて欲しくて探し続けた。
そして見つけた。
でも、やっとの思いで探し出した頃には太陽は既に沈んでしまっていた。
随分小さくなってしまったその体を僕は泣きながら抱きしめた。
今までの感謝と寂しさ、僕を置いていってしまったことに対する少しの恨みを込めて。
僕はもう二度と、あの太陽のような笑顔を見ることは出来ない。
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『太陽のような』
太陽のような
太陽のようなあなたは、私の光。
生きる意味が見つかった。
毎朝電車で同じ車両に乗っている。
声をかけたいと思うがなかなか難しい。
変な人に思われそうだからだ笑
なにかものを落としてくれたら、話しかけやすいのに。
テーマ 「太陽のような」
太陽と聞けば、何を思い浮かべる?
大切な人の笑顔?
憧れの人の存在?
私はどれも違う
太陽は私にとって、うざったい存在。
要らないとどれだけ叫んで、もがいても
必要に私に関わっては照らしてくる
害悪以外のなんでもない
誰もがみんな、太陽が好きだと思わないで
私は好きだなんて思ったこと1度もない
だから、だからお願い…
もうこれ以上、「足りない」私に
太陽みたいに眩しい笑顔を、
あたたかい感情を私に向けないで…!
月光
太陽と言うには暗すぎる
貴女の言葉
他人と言うには近すぎて
月光
太陽と言うには冷たすぎる
貴女の態度
恋人と言うには遠すぎて
月光
太陽と言うには近すぎた
貴女のこと
月光と言うには眩しすぎたと
失って気づいた
太陽のような
『太陽のような』
温かい手のひらが
凝り固まった体をほぐしてくれる。
一番最初は硬すぎてどこを触っても痛かった
少しずつほぐしてもらってひと月
リハビリの揉みほぐしがとてもありがたい
温かい太陽のようなこの人の手
ありがとう
私もガンバるから
「太陽のような」
人間はみんな何かあって暗い時や闇、苛立ちがある。
社会にその態度に出してはならない。
でもみんな何故か出してしまう。
私にはそれがわからない。
そして失敗をする。
それに苛立ち、怒りを他人にぶつけ、理不尽を与える。
社会の人間は皆そうだ。私はそれを絶対に許さない。
だから私は大人が心底嫌いだ。
子供のころからずっとこの気持ちは変わらない。
大人になった今でもそうだ。
話はするが、人を信用しない。これが私の定義だ。
家庭環境が悪かったり、周りの人間が理不尽だったりする人はこういった人が多い。
私はそんな人間にはなりたくないと子供の頃から自分に言い聞かせてきた。 その人間の真逆を生きようと。
太陽と月。まさにそれは人間性を意味するようなことなのかもしれない。
私は陰ながら太陽のように優しく、一人一人が他人に思いやれるような世界になればいいと願うばかりだ。
それが強い人間だと思考する。
(執筆中…)
彼女はさながら太陽のような人だった。いつも明るくエネルギーに溢れ、彼女が現れると誰もが視線を惹きつけられた。
僕がはじめて彼女の存在に気がついたのは中学生になった時。どうやら同じ小学校で5年生の途中の頃に隣のクラスに転入してきたらしいけど、その時の印象はないに等しい。なぜ気がつかず過ごせていたのだろうか。
僕の所属する吹奏楽部は部員が多く、楽器ごとに校内散らばって練習するのが常だった。楽器の軽さとフットワークの軽い面々が多かった僕を含むトランペット隊は第2校舎の屋上の利用が特別許されていた。そこに移動する時、彼女を見つけた。といっても、同じ吹奏楽部の部員ではない。
『手のひら太陽』
満員電車で『斜陽』を読んでる ひしめき合う肩
雑多な匂い 人間の雑居ビル 私の手のひらの太陽は
思わずひしゃげる 次の駅で降りるよ ブーツの汚れが胸をスッと胸を撫でおろす 適度な安堵と緊張
私にはこの生活が必要だと 改めて思う帰り道
太陽のような明るい笑顔。
そんな君の笑顔に僕は救われた。
中学生の時。あの、寒い冬の夜空。星が綺麗だったよね。海にも星や月が写った。
あと一歩で僕は星になっていた。
目を閉じて、一歩踏み出した。怖さはなかった。楽になる。そう感じた。死ねる。
ぐいっと手を後ろに引っ張られた。そのまま尻もちをついてしまった。訳がわからずまだ、繋いでいる手の方を見た。
「やめろよ!!俺とはもう会いたくないのか?!俺は遊びたい!!もっと一緒にいたい!!」
鼻の頭がツンと痛くなった。目頭が熱くなる。
いつもは太陽な笑顔を僕に見せてくれる。
今は泣いてぐちゃぐちゃの顔で僕を叱ってくれる。
2人で一緒の高校を受験して受かった。嬉しかった。大学も一緒だった。僕の唯一の親友。大親友。
ごめんね。ごめんなさい。僕は。楽しかった。君と一緒にいられて。
もう一度会おう。一緒に遊ぼう。
この世界よ、さようなら。
君は一足先に行ってしまった。僕は止められなかった。気づけなかった。ごめん。あの時君は僕を止めて、助けてくれたのに。
会いにいくからね。また、遊ぼう。いっぱい話そう。
太陽な人に私がなれた時があったかな
子供の頃 なれていた時あったのかも
歳重ねるごとに変化?成長?
なくなってきて…
太陽のような
手を握ってくれた
あたたかい言葉をくれた
明日を照らしてくれた
希望を持たせてくれた
冷え切っている自分の隣にいてくれる
太陽のような人
その熱さに何度助けられただろう
今度は自分が助けられるように
眩しい太陽のような君に自分もなりたいから
一緒に行こう
太陽のような貴方に恋をした。
貴方のことをもっと知りたくて、近づきたくて。
貴方ばかりを見つめている私はきっと。
陽の光を追わずにはいられない、
向日葵みたいになってしまったのかも。
柘榴の実が結ぶころ
あの日の選択を悔いてはいない。
それによって吾子は素晴らしい息子に育った。
一度として母親の振る舞いが許されなくても
見守る事が出来たのはヨウの計らいだ。
「名を呼べぬあれがユエと名付けられたのは何の因果か」
兄弟として陽と月の名を持つ二人がその実、親子である事を知っている者は両手の指程も居ない。
太陽のようにこの国を照らす帝とその影のような皇弟
その関係を明らかにする機会は永遠に失われてしまった。
皇后の男児が存在する今、そんなことを行えばこの国は内乱で滅ぶ。
一つ光明があるとすれば、吾子の隣に一番の理解者がいることだ。
『後悔しないように譲歩してもらうつもりです』
薬屋の娘はそう言いきった。
自分には出来なかった理想に向ける強い眼差し。
きっと同じ轍は踏まないだろう。
その事が嬉しくもあり寂しくもあるが、明るい未来を目指して前を向く若い二人に幸有れと切に願う。
お題『太陽のような』
子ども3人抱えてのシングルマザーとなってしまった
なってしまった…、と表現したのは
図らずも…というせめてもの現実から反抗したい気持ち
母親と父親の役割が両肩にのしかかり
潰れそう…
子ども達にとって 太陽のような存在でありたい
と、願っていたが
そんな事は言っておられず
北風と太陽の北風が多いかも…
それでも 我が子はいつまでたってもかけがえのないもの
温かく 温かくつつみ込む 陽だまりのような
そんな太陽でありたい
#太陽のような
君は輝いている。
人を踏みつけても
踏みつけられても
君は僕の
すべてでした。