太陽のような明るい笑顔。
そんな君の笑顔に僕は救われた。
中学生の時。あの、寒い冬の夜空。星が綺麗だったよね。海にも星や月が写った。
あと一歩で僕は星になっていた。
目を閉じて、一歩踏み出した。怖さはなかった。楽になる。そう感じた。死ねる。
ぐいっと手を後ろに引っ張られた。そのまま尻もちをついてしまった。訳がわからずまだ、繋いでいる手の方を見た。
「やめろよ!!俺とはもう会いたくないのか?!俺は遊びたい!!もっと一緒にいたい!!」
鼻の頭がツンと痛くなった。目頭が熱くなる。
いつもは太陽な笑顔を僕に見せてくれる。
今は泣いてぐちゃぐちゃの顔で僕を叱ってくれる。
2人で一緒の高校を受験して受かった。嬉しかった。大学も一緒だった。僕の唯一の親友。大親友。
ごめんね。ごめんなさい。僕は。楽しかった。君と一緒にいられて。
もう一度会おう。一緒に遊ぼう。
この世界よ、さようなら。
君は一足先に行ってしまった。僕は止められなかった。気づけなかった。ごめん。あの時君は僕を止めて、助けてくれたのに。
会いにいくからね。また、遊ぼう。いっぱい話そう。
2/23/2024, 6:46:58 AM