『天国と地獄』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#天国と地獄
#3話
天国と地獄は、三角形△らしい。
天国に行く人が少なくて
地獄に行く人が多い。
これを聞いてああいやだなと思った。
でも、おじいちゃんは違う解釈をしてた。
「それ、逆三角形▽なんじゃない?」
そんな風に考えた方が
これから楽しいんじゃない?
と続いて言った。
地獄に行く人が少なくて、
天国に行く人は多い。
そう考えると、息をするのが
楽になった気がした。
みんなも楽しく生きてね!
天国と地獄 天国は地獄 天国も地獄
天国の地獄 天国が地獄 天国で地獄
天国に地獄 天国な地獄 天国や地獄
天国へ地獄 天国を地獄 ・・・・
どれがいい?
「私はきっと、天国には行けないね」
徐々に薄れていく意識の中、彼女が消え入りそうな声で呟いた。
たしかに、俺たちは大きな罪を犯してしまった。
けれどそれは、自分たちを守るために仕方がなかったことだ。
本当は、彼女はこんな最期を迎えていいような人間じゃないのに。
本当は、誰よりも優しくて、いつも人のために自分を殺して。
そんな優しさに漬け込んだ、アイツが悪かったんだ。
罪の重さに耐えきれなくなった彼女に着いてきたのは、世間が彼女を否定しようと、俺だけは彼女を信じていることを伝えたかったから。
……あぁ、そういえば、他にもまだ言えてないことがあったな。
「天国でも地獄でも、一緒に行ってやるから安心しろよ」
そう言うと、彼女は泣きそうな顔で笑った。
それが、最後の記憶だった。
お題『天国と地獄』
【天国と地獄】
突然ですが、人って死んだらどこに行くか知ってますか?よく耳にするのは"天国と地獄"ですよね。天国は、生前に良い行いをした人が行けるところ。地獄は、生前に悪い行いをした人が行くところ。皆さんはどちらに行きたいですか?私は地獄に行きたいです。1度でいいので経験してみたいですよね。皆さんは1度でもアリを踏み潰したことがあるはずです。罪のない生き物を殺している時点であなたは地獄行きと決まっているのです。それでは、地獄へ行ってらっしゃい。
『君と僕の終末論』
「なぁ、明日世界が終わるとしたらどうする?あ、終わるのはどう足掻いても変わらないものとして、な」
虚空に言葉を放つ。さぁ、どう返ってくるか。普段からのほほんとしている此奴の事だ、どうせいつも通り過ごすとか、せっかくだから寝るとか、慌てふためく人間を観察するとか言うんだろうな。
「抱き潰す、かも」
しばらくカップの縁をなぞりながら出した結論が、これだった。時々予想の斜め上を行くこの男は、隣にいて飽きがこない。
「最期になるなら、全部を君で埋めつくしたい」
よくもまあそんな事を真顔で言えたものだ、少しくらいいつもの腑抜けた顔をしても良いのに。だけど、最期まで此奴の射貫くような双眸に見つめられ、溺れるくらい愛されるのなら。
「最高じゃん」
これ以外の答えは見つからなかった。
中学生の頃までは
天国だったかもしれない
自我を外に出せたから
高校に入って
親が離婚して
母親の毒によって
心の病にかかってしまった
そこから地獄
今は
血縁から離れて
やっと
社会に復帰出来てきている
人生は天国と地獄
自分の心に刻む
繰り返さない
天国と地獄。
そんなものは本当にあるのだろうか?
もしかするとそれは誰かが作った幻想かもしれない。
天国と地獄
地獄しか知らないなら、それは地獄なのか。
天国を知ってるから地獄になり得る。
天国しか知らないのならそこは退屈な地獄ではないだろうか。
天国と地獄が入ったカップを神様がシェイクする。
その小さな世界の米粒にも満たない私。
あんま考え過ぎるな。
【天国と地獄】
何をもって
誰にとって
天国と地獄と言えるのか?
誰が決めるのだ?
人それぞれ価値観は違う
ある人には天国でも
ある人には地獄だったりするのだ
今、正にこの世はそれらが入り混じっている
戦争を放棄した国もあれば
戦争真っ只中の国
どちらかが欠けても
恐らく成立はしないのだろう
世の中って…結局、そんなもんさ
天国も地獄とそう変わらないよ
この世界で生きていても天国に行っても地獄
なら、
××島。ギャングの街。あちこちにギャング達の“シマ”があり、日々抗争と戦略が繰り広げられている。
この島1番の若頭である彼は、目の前で命乞いするこのガキに嫌気がさしていた。
「おねがいだから!お兄ちゃんはびょーきなの!!」
「…で?だから?…俺らのシマに勝手に入り込んだのに?」
「あっちから逃げてきたんだよ!僕が出来損ないのせいで、どこのシマにも入れて貰えなくて…」
「そんだけの理由でタダ飯寄越せってか。ここはそんな甘くねぇよガキ」
「…な、なんでもする!なんでもするから!!」
「じゃあここで兄ちゃん見捨てて俺らんとこ来いや」
「そ、れは…っ……」
「もう大丈夫、…𓏸𓏸だけでも、生きて…」
「やだよ!お兄ちゃん!!」
「……はぁ…」
ずっとこんな調子なのだ。若頭はガキ共を無視して拠点に戻ろうと背中を向けた。すると後ろから背中にゴツンっ!と鈍い痛みが襲う。どうやら弟の方が若頭に頭突きをしたようだった。
「…なんだテメェ」
「そんなんでここの頭かよ!僕らを助けられる自信がないんだろ!!」
「……はぁ?」
「………ここの島の人達に頼ろうとした僕が馬鹿だったんだ。お兄ちゃん、僕が守るからね。ちゃんと背中に乗っててね」
「ありがとう…」
そう言って弟は兄をおんぶすると、ゆっくりした足取りで、確かに前へ進み始めた。若頭はふっ、と笑うと弟の前に立ちはだかる。
「……なんだよ、どけよ」
「気に入った。お前ら2人の面倒見てやるよ」
「…いまさら何だよ」
「俺のガキの頃にそっくりだ。そうだよ、この世界では周りに頼っちゃいけねぇ」
「だからたよらないよ、どいてよ」
「この世界では、生きてんのも、死ぬのも、地獄なんだよ」
「……だから何」
「…ただ、同じシマの同胞には、時に優しく、時に厳しく、成長し合っていく。そんでもって俺らだけの最高の世界を創っていくんだ」
「…うん」
「その同胞に入れてやる」
「………上からめせんだね」
「ンはは、生意気なガキだ。とんでもねぇ逸材だなぁ?」
「こっちからもじょうけん」
「なんだ?」
「………気に入らなかったらでていく」
「おぉ上等だガキ。地獄しか知らねぇお前らに天国ってモンを教えてやるよ」
「…教えれるもんなら教えてみてよ」
若頭は自分の子供の頃にコイツらを重ね合わせる。同情はしてはいけないが、実の兄を見捨てた自分と違って、こいつの目があまりにも真っ直ぐだったから。
「ちゃんとついてこいよ、ガキ共」
「すぐに追い抜かしてやる」
「おーおー、いい心構えなこった」
「とりあえずごはん」
「人には頼み方ってもんがあんだろ」
「めし!」
「お前…っ、このガキがぁ!」
「あはは!おこったぁ!」
「…ちっ……はぁ…とんでもねぇ拾いもんしちまった…」
殺伐としたシマの空気に、久々の笑顔。地獄でも、思えばそこは天国になるのだ。
『天国と地獄』
今日の天国はカップヌードルチリトマト味の蓋の下に広がってました。
今日の地獄は落ちた壁掛け時計のかかっていた穴の先に栄えていました。
まるで火をつけたばかりの線香花火のようだったんだ。
ぱちり、ぱちり、と小さな小さな光が跳ね回る。
俺の心はだんだんと弾けて弾けて。
紡がれる君への言葉はこの胸からぱあっと広がって。
激しく激しく燃え上がったら急に終わりの始まり。
ああ、もう少し、俺の心よ、光り続けてくれ。
#天国と地獄
自分の気の合う人達とのみで
生きていけるのなら天国よね?
でも、
生き抜くということは
気が合わない人や苦手な人とも関わり、
いつの日も相手から言われた事が
心の塵となり視野が霞む。
時に怒鳴られたり、
愚痴があちらこちらで
今日も聞こえてくる。
地獄を味わう位の事がないと
人々の自我は揺らがないようだ。
ショコラ
天国と地獄
天国なんて行きたくない、なんて歌を歌っていたのはどのアーティストだっただろう。
私は天国に行きたいよ。この世界が地獄のようなものなのだから、せめて、死んだ後は幸せになりたい。
小さい頃、両親と一緒に近くのショッピングモールに行った。私は一人本屋さんで絵本を読んでいた。
色んな絵本を物色していると、とある絵本を見つけた。地獄がどんな所か描いてある絵本。針地獄とか、鍋地獄とか、沢山の地獄が描かれてあった。私はわがままで自己中な子だった。それで、死んだら絶対地獄行きじゃん!!と思って、すんごく怖くなって、泣きそうになりながら離れた所にいた両親の元へ帰った。私は二人にその絵本の恐ろしさを見せてあげた。両親は、怖かったねぇ〜と慰めてくれた。
思い出すと、すごく泣けてくる。かつてこんなに暖かい日常があったことを、しばらく忘れていた。もう二度とあの頃には戻れないことが悲しい。死んだらどうなるのかな。天国とか地獄とか、いらないな。人間なんてさっさとやめて、猫か犬か鳥になって、自由気ままに生きてまた死にたい。
天国と地獄
天国と地獄かー……イメージ的には天国が白一色!!地獄は…そうだなー…赤と黒ー…かな…?天国は白だけで誰も居ない寂しい感じ、あ、空はめっちゃ薄い水色で地面が水みたいになってて空が反射してるイメージだなー…、で、地獄は地面が黒で地割れしてる、かな!赤は火山の赤!…んー、やっぱり地獄には鬼とか、閻魔大王様と言う生命体が居るイメージだなー…、地獄に連れてこられた人も、うじゃうじゃ居るイメージ!もう一回言うけど、天国には天使も誰も居なくて自分一人。何も無くて暇。って感じがするけど、地獄は山の様に拷問器具とか…ありそう!!
私の考えから行くとー…やっぱ天国かな!暇とか拷問とかは、どうでも良くないけど、まぁ、一旦はどうでも良くてー…、ちょっと私の精神的に白が良くてー、白が落ち着くし、白が好きではあるしね!その白が良いって言うこだわりが「暇だから嫌だ」って言う考えを覆せなくて…
そういえば今日2回目ですね、いつもだけど、部活あって、時間無くなるかもだしー…、ちょうど良いや!
「あなたって、天国と地獄があると思う?」
大した意味はないが、ふと気になって彼に聞いてみた。すると彼はキョトンとしながらも、すぐに答えてくれた。
「俺は信じていますよ。どちらかと言えば天国があることを信じていますけど」
普段理知的な彼からは思いつかないほど、意外な答えだった。てっきり信じていないかと思っていたから、私はすぐにその後の言葉が出てこなかった。
「俺は貴方と共に過ごして、天寿を全うして共に天国に行きたいと思っています」
何も言えずにいると、彼は続けてこう話した。私は申し訳ない気持ちになりながらも、自分の考えを打ち明けた。
「私は…死後の世界は何も無いと思ってる。だから…生きているうちにあなたとたくさん思い出を作りたい」
少し悲しい気持ちになりながら私がそう言うと、彼はそれを否定することは無かった。それどころか、私を安心させるようにギュッと抱きしめてくれた。
「そうですね。先のことを考えるより、今を楽しみましょう。信じるものは人それぞれですから、自分の考えを信じればいいと思いますよ」
「ありがとう」
こんなに優しい彼が傍に居てくれるのだから、私も少しだけ、天国というものを信じてみようと思った。
テーマ「天国と地獄」
天国と地獄
走り出す。だってこの曲が流れたら走るしかない。運動場は明るくトラックは小豆色と抹茶色、ぼくは走る。なんで走ってるんだろう。走らなきゃならないことはわかる。ぼくは前の選手を追い抜きトップに躍り出る。歓声が心地よい。こんなに楽しく気持ちいいことはあんまりないだろう、と思う間もなく背後の選手がぼくを抜く。追いつこうとがんばる、しかし離されてゆく。離されてゆく。苦しい。死にそうに苦しい、と感じた刹那、ぼくは自分がすでに死人であることを思い出す、でもやっぱり、ここが天国なのか地獄なのかわからない。
足が速い人と遅い人
テストでいい点取れる人と取れない人
足が速い方がいい気がするし
テストでいい点取れた方が褒められる
だけど足が遅くたってマイペースでいい
テストでいい点取れなくても
常識があって人並みに生きていけたらいい
結局は考え方次第
テレビを見て危ない世界だと思うか
日々の生活で毎日楽しくて幸せだな
いい世界だって思うかは人それぞれ
この世界が天国か地獄かなんて人によるよね
ぼくは天国だと思うよ
天国と地獄