『大事にしたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『大事にしたい』
何の予定もない日
今日は午後から母と留守番
母は和室で横になりテレビに夢中になっている。
テレビを見るのもめんどくさい
スマホを見ることですら飽きてきている。
そんな私は受験生だけれど、昨日は試験が終わったばかりなので勉強はしたくない。
何をすればいいのやら
でも、こんな日そうそうにないのでいろんなことに手をつけてみようと思った。
こーゆー日は意外と大事なのかもしれない。
「そういえば『お金より大事なもの』と、『大切なもの』ってお題が、3月4月頃あったわ」
「お金」は、「お金をいくら積んでも現代の技術では完全修復が不可能な物」みたいなことを、
「大切なもの」の方は「職場の掃除や整理の大切さ」を書いた気がする。
某所在住物書きは、さかのぼるのも億劫な過去記事を気合でスワイプしながら、なんとか探し当てた。
「ぶっちゃけ、地の文の言い回しとか言葉の選び方とか、そっちは大事にしたいわな」
やべ。ホントにそろそろネタのストックがキツい。
物書きは物語を組んで消して組み直し、結局消す。
お題は漢字変換で「大事にした胃」とも「大事にし鯛」とも、あるいは「死体」ともできるが、
胃を大事にするとは。大事な鯛とは?
「……ひとまず一回投稿して、後でまともなハナシを書き直せたら差し替えるか」
何度も何度も、数時間途中まで書いて白紙に戻し続けた投稿分の物語は遅々として進まない。
妥協も大事にしたい。物書きは挫折した。
まず、なにか、ひとつ投稿するしかない。さもなければ確実に夜まで執筆続行コースである。
――――――
大事にしたい、二度寝の時間、
大事にした、い草のたたみを張り替える、
大事に、したいり、下煎りしたコーヒー豆。
ただのケンカを大事、おおごとにしたい迷惑客。
色々考えられそうですが、今回物書きがご用意したのは「大事にしたい思い出」のおはなし。
最近最近のおはなしです。都内某所のおはなしです。某稲荷神社敷地内、メインの参道から外れた場所に、小さな石碑を伴った小さな祠がありまして、
それは名前を「たたり白百合の碑」、あるいは「附子の祠」といいました。
昔々そこに鎮まっていた花の亡霊が、人間に自分の花畑を散らされ壊され、街にされて、怒りと悲しみに狂って花の怨霊になってしまったのを、
3本尻尾の金雄狐と2本尻尾の銀雌狐が懲らしめて、トリカブトに変えて鎮め直したのが由緒。
だから附子なのです。だから祟り白百合なのです。
稲荷神社には花の怨霊を懲らしめるおはなしが絵本として残っており、
稲荷神社に住まう子狐は、皆、みんな、「自分のお家がどうしてそこに建っていて、自分のお家になんで知らない花の幽霊が同居しているか」を、
誇張表現ちょい増しで、覚えるのでした。
なんで「誇張表現ちょい増し」かって?
そりゃこの神社在住のおじいちゃん狐とおばあちゃん狐の武勇伝であり、初の共同作業だからです。
詳細は過去作、6月16日投稿分参照なのですが、
ぶっちゃけ、そんな昔々の投稿作、スワイプが面倒なのです。気にしてはなりません。
さて。
「私にとっては、大事にしたい花畑だったのさ」
やっつけられ、懲らしめられて、すっかり怨霊の毒気が抜けてしまった花の亡霊です。
稲荷の御狐にやっつけられ、三食昼寝とおやつ付きでタダ働きさせられてる亡霊です。
「何故大事にしたかったのかは、遠い昔にすっかり忘れてしまった。でも、守りたい花畑だったんだ」
覚えておきたかったのに、「狐のイタズラ」で大事な記憶を何個か盗られて隠されてしまって。
酷いハナシだろ。花の亡霊はポツリ呟いて、
さっさか、サッサカ。
参道に散らばるゴミなり枯れ葉なりを、
ボッチもとい頭の上に稲荷の子狐を乗せられ、髪などカジカジされつつ、掃除させられておりました。
花の亡霊は「人間」ではなく、「亡霊」なので、労働基準法を守る必要がありません。
花の亡霊は「人間」ではなく、「亡霊」なので、給料を現金支給する必要もありません。
福利厚生?税金控除?ナンダソレハ。
引く金取る税ありません。手取りが支給額です。
『大事にしたい労働力ですね』とは、神社の近所で茶っ葉屋さんをしているお母さん狐の言です。
「まぁ、そのわりに休みは貰えるし、ヒト並みの扱いはしてもらえるから。構わないけれど」
構わないけれど、別に、構わないけれどね。
稲荷神社に鎮められた花の亡霊は、稲荷の狐に頭が上がらないので、真面目に黙々参道のお掃除。
「……いてっ。………あだだだだ」
頭に乗っかる子狐にガジガジ髪を引っ張られつつ、
さっさか、サッサカ。花の亡霊は竹箒を1時間ほど、振り続けましたとさ。
相手の事を思うあまり、自分よりも相手を優先してしまう。
自分の気持ちよりも、その方が相手にとっていいんじゃないかと思ってしまう。
結果、自分が我慢することになっている。
勝手にやせ我慢してるだけやのに、疲れてしまう。
自分を優先してしまう方が、しんどくなってしまうのも事実。
“変な性格”
本当に嫌になる。
もっと自分自身を大事にしたい。
20240921「大事にしたい」
大切な誰かの心を壊さないように
薄い薄いガラスを壊さないように
そう思う気持ちが
芽生える
きらきらと
見るごとに違う色を見せる
その誰かは
繊細な人の一言では
納めきれない輝きがある
壊さないように
守らないと…
私の大事にしたいもの
来るもの拒まず去るもの追わず
小さい頃から虐められ、なにしても笑われ、何も認められなかった
恋愛でも浮気や暴力沢山
学校でもいじめ
何回も私は必要ないって思った。
けど自分を認めてくれる人は少なからずいる。
私の文章を見てくれてる人で辛い思いしたことある人、今が辛い人、誰にも何も言えない人へ
私はあなたの味方。
たとえ離れてたって話せなくなったってあなたは1人なんかじゃない。
私がいる限りあなたはひとりじゃないんだよ。
家族や友達にバカにされたって、私はあなたのことバカになんてしない。
ずっと味方でいる。
一緒に笑おう。
一緒に楽しもう。
辛い時は思いっきりなく
楽しい時はおもいっきり楽しむ
一緒に人生楽しもう。
私の大事にしたいものは読んでくれてる人も家族も友達も
ペットも私のそばにいてくれる人は大切
『大事にしたい』
謙遜は日本人の美徳のように普段から耳にします。
謙遜ならいいですが度を超えた謙遜は、わたし的には、卑下です。
言葉は言霊になります。自分を卑下してばかりいると、一言一言、少しずつ少しずつ、それが本当になってしまうと思うので、わたしは自尊心を傷付けるような謙遜はしないようにしています。
自分自身を抱きしめてあげることは難しいので、出来ることをしてあげてください。自分を大切に出来ないと、他者も大切に出来ません。大事にしたい人がいるなら、大事なものを大事に扱える心であるために、自分のことも大事にして欲しいです。
(「自分なんて」のような言葉を目にしたもので…こっそり応援したく、メッセージ風にしました。)
私が大事にしたいと思っているのは何なのだろうか。
私には大事にしたいというのがない、いやわからないというべきか、私は私というものがないのだ。
このままではいけない。そう思っていると、あることができるようになった、それはもう1人の「自分」を創り出すということだ。創り立すというと仰々しいが、もう1人の「自分」が今何を思っているのかということに思いを馳せるのだ。すると思いもよらない姿が心の中に映る。自分は笑顔なのに「自分」はしょぼくれている。自分はリラックスした体勢なのに、「自分」は
体育座りでうつむいた顔で泣いている。少し眠った後は自分は無表情なのに、「自分」は立ち上がって喜んでいる。私はもう1人の「自分」を大切にしてやらなければいけないなと思った。そこから自分が変わりはじめた、今まで聞いていた流行りの音楽は「自分」には落ち着きを与えるものではなく、合わないとわかり、試しにピアノ曲を聞くようになった。すると「自分」がとても落ち着いた。自分もとても楽になった。どうやら「自分」と自分は連動しているようだ。
自分がわからなくなったり、制御が難しくなった時は「自分」に思いを馳せ、「自分」を思いやる行動を取る。これが今、私が大事にしたいことだ。
初めて、人を愛した。
その存在を、大事にしたいと思った。
だから、離れた。
自分のそばにいたら、きっと悪いことに巻き込まれたり、傷つけられる。そしたらきっと、あの人は離れていってしまう。
そうならないように、自分から離れた。
これなら、あの人は傷つかないし、自分はあの人をずっと見ていられる。お互いに悲しい思いをしなくて済む。
お前ならこの気持ち、分かってくれるだろ?
────
って、泣きそうな顔して言われてもな…
それだったらそばでとことん守ってあげたら?
そう言いかけて、やめた。
僕も人のこと言えないから。
【大事にしたい】
大事にしたい
過ぎてゆくもの。ありありと記憶しているうちは「在る」もの。皆が忘れていっても、私が憶えていれば何処かに在り続けるならば。
今顕れるもの。昨日の自分の、選択の結果。学び、より希望に近付く明日を目指すために。
これから顕れるもの。そこまでの道程。命を手引きするもの。精いっぱい生きる意味が集約する、その場所への望み。
『嫌っていうか…
悲しい気持ちになるのよ、
あなたと話していると』
彼女はそう言って
顔ごと伏せて
不必要な洗い物をはじめた
カチャカチャンと
小気味よくぶつかる食器たちは
間違いなく僕らより陽気だった
ぼくは彼女の心を摩耗させてきたらしい
守ってあげたかったのに
包みこんであげたかったのに
彼女は限界だった
にこにこしていないと
涙をコントロールが出来ないくらいに
そうしてないとニンゲンを辞めてしまいたいくらいに
辛い時、彼女は歌を歌う
いつまでもいつまでも
くりかえし同じ歌を
歌詞が聞き取れないくらい小さな声で
本能的に思考を逃がしているのだと思う
彼女は優しいので
悲しさと虚しさを他人にぶつけることができない
話しかけないで、と伝えられない
彼女は防護壁を築くように歌うので
僕は何も言えなくなる
『とある日のぼくら』
大事にしたい
大事にしたい、あなたを
これから、いつまで一緒にいられるかわからないけど
。
大切にしたいと思っていた。
心の底から思っていたよ。
でも、君とは話ができない。
一緒に支え合って生きていこうと思った。
でも、もう、夢物語になってしまった。
言葉を交わすことも、愛し合うことも
もうできない。
ねえ、も少しくらいここにいて欲しかった。
そんな、焦ってあっちに行って
僕のこと長く待つことないじゃん
一緒にいてよ。寂しいよ。
ねえ、帰ってきてくれよ………頼むから………
お題『大事にしたい』
「やりたくないってどういうこと!? もうこっちは頼んじゃったんだけど!」
彼女がテーブルを両手で大きくたたく。周囲がこっちを見ているのがとても恥ずかしい。でも、今日こそははっきり言わないとって思ったから言った。
俺が『月ごとに記念日を祝うのは、やめない? いちいち覚えられないよ』と言ったらさっきの顛末である。
「ごめん、正直もう限界なんだ。誕生日ならまだいい。ただ、毎回『付き合って三ヶ月記念』とか『四ヶ月記念』とか『はじめてデートした記念日』とかやられると、さすがにやりすぎっていうか。それをインスタに載せられるのも正直恥ずかしいし」
「あんたはあたしと付き合った記念日なんて大事じゃないんだ」
彼女が瞳をうるませたのを見て思わずぎょっとする。でもそこにひるんではいけない。
「大事じゃないとは言ってない。ただ、すこしやりすぎかなって」
「じゃあ、あんたにとってあたしとの記念日なんてどうだっていいんだ」
「どうだっていいだなんて言ってない。やりすぎだって言ってるんだ」
「ほら、どうだっていいって言ってるんじゃん! もういい! 記念日を祝えない人とはもうやってられない! 別れる!」
感情的になった彼女…いや、元彼女は荷物をまとめて席を立ち、店を出ていった。一人ぽつんと残される俺。
彼女と別れたことに未練はもうない。どっと疲れが押し寄せてきつつ、俺はボタンを押して店員を呼ぶ。
「すみません、お会計で」
「あの記念日の……」
「いらないです、お会計で」
「はぁ」
そう言って、店員は席を後にする。内心「俺が全部払うんかーい」と思いながら、今度は顔だけで恋人を選ばないようにしようと誓った。
「やっぱり価値観かぁ。可愛くないと好きになれないけど、がんばるか……」
そう、ひとりごちて俺はマッチングアプリを再インストールし始めた。
君はいつも大袈裟だ。
やれ寝坊しただ、遅刻しそうだとベッドから起き上がり、洗面所へ駆け込む。俺に対してなんで起こさなかったんだなんて喚いて。いやいや、俺は声も掛けたし肩を叩いて揺らしたと答えれば、起きるまでやらないと意味ないじゃん! とダイニングテーブルをバンッと思い切り叩いた。やめなさい、壊れるから。
「だって、だって今日」
「うん、俺の実家へ挨拶だったね」
「間に合う!?」
「うん、間に合う」
だからゆっくり準備しておいで、ご飯はコンビニでもドライブスルーでもサービスエリアでもどこでも君の好きなものを。
ニッコリと答えると、君はホッとしたのか肩を撫で下ろした。着替えてくる、と君が部屋へ戻ったタイミングで俺のスマホが鳴った。母からだ。
「おはよう、ちゃんと起きたよ」
「おはよう。ねえアンタたち何時ごろ着きそう?」
「ごめん、少々トラブってまだ家の周辺なんだ。今日はこっちの道も混んでるし、まだいつ着くか分からないかな」
「って言いながらアンタ寝坊したでしょ」
「ははは」
感の鋭い母に思わず笑ってしまった。まあ、寝坊したのは彼女なんだけど。
母のため息が耳に届いて、そういえばと言葉がつながった。
「お父さんが夕飯寿司にしようって言ってるけど、彼女ちゃん生魚大丈夫かしら?」
「うん、彼女はなんでも食べるよ」
「アレルギーを聞いてるんだけど」
「特に大トロが好きだ」
「それアンタの好物でしょ!」
本当に彼女も好きなのだ、大トロが。むしろ俺たちは大トロでできた縁で結ばれているくらいなんだけど。
「じゃあ大トロね、たくさん入れてもらうから」
「了解した」
「じゃあ運転気をつけてね」
「うん」
電話を切ると、バッチリ化粧をして着替えた彼女が目の前にいた。今日も可愛いな、と思いながらコーヒーを一口飲む。
「道が混んでるなんて、嘘ついていいの?」
「大丈夫、俺が寝坊したと思っているようだし。大事にしたくないんだ」
実家で寿司を頼むのはかなり大事になっているのだが、君には内緒だ。父がやたらと大事にしたいタイプだからほとほと困る。
彼女は困った表情を浮かべて、ダイニングテーブルを挟んで向かい側に座った。
「それで」
「うん?」
「その寝癖のまま行くの? 結婚の挨拶だよ?」
「あ、」
そういえば、起きてからずっとコーヒーを飲んでいて、自分の支度を一切していなかった。俺は席を立って流しにマグカップを置くと、洗面所へと駆け込んだ。背中越しに君の笑い声が聞こえる。
今度は俺が慌てて準備する羽目になった。
『大事にしたい』
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
(おおごと)
生きられること
自由な時間があること
動けること
学校に行けること
友達がいること
君と過ごしていられること
#大事にしたい
大事にしたい
人生で一番大事なのはやはり健康だろう。次に時間、そして最後に金。
一番欲しいのがなにかと聞かれたらそりゃ金なんだけど大事なのは健康と時間だわな。
年を取るとあとどれくらい生きられるかというよりあとどれくらいで死ぬかと生ではなく死を見つめるようになる。
だからせめて病気などで死なないように健康を、そして限りある時間を大事にしないといけない。
このお題ならもう少し書けそうだけど昨日はFGOのメインストーリー更新でプレイし続けてちょっと疲れたからこれで終わりにしよう。
張り詰めた
余裕の持てぬ
日々なれど
かけがえのない
あの人だけは
【大事にしたい】
どんなに心を揺るがすことが起きたとしても、自分の信念だけは大事にしておきたい
それが揺らぐほどのことがもし起きたとしたら、きっと私は私でなくなってしまうから
己の価値と、生き方
それだけは変わらずに大事に持っていたいんだ
テーマ 大事にしたい
「セカイのモノには種類があるんだ。」
夜に帰り道を歩いていたときにどこからか聞こえた。
「え、なになに?」
一人、少女のような声がかすかに聞こえた。
「盗み聞きは許されないよ」
また一人、少年の声が聞こえた。
じゃあ駆け足で帰ろ。と思って家まで駆け足で帰った。
けど、
「じゃあ話し始めるね。」
駆け足でもそのような声がはっきりと聞こえた。だから走った。
でも、
「物の種類は二つに別れるよ」
聞こえる。聞こえる。もういいや、と諦めて歩いて帰ったとき、
「イキテイルモノㇳイキテナイモノニネ」
化け物のような、聞いたことのない声が聞こえた。
「でも、ニンゲンは特別なんでしょ?」
「そーそー」
「そーいやニンゲンってこのセカイに案外存在してないらしいね」
「だから居たら、ましてやこのことを聞いていたら」
「「殺してあげなきゃ」」
「..っは」
「「あれ?聞いちゃったようだね」」
夜で暗くて人物が見えない。ましてや人型ではないかもしれないモノが僕を見てる。
「「じゃあ来世で〜」」
グシャっと人が潰れた。
「ニンゲンハタイセツニシテイカナイト」
「「あっそうだったね〜」」
忘れてた。
だって僕達の大切な、
食材だもん。
おわり
今日終わったときに楽しかったなって思えたらその日はありのままでいられたんだと思う。