夢が醒める前に』の作文集

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夢が醒める前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/20/2024, 11:43:10 PM

夢が醒める前に
高校時代 ダンスの練習
あなたとの 時 夢
夢が醒める前に あなたの
手の温もり 覚えておこう

3/20/2024, 11:35:30 PM

寒戻り花の蕾も待ち侘びる眠気眼が花咲く時を


春暁が僕を起こすまで、もう一度、温もるこの手を握っててほしい


もう1杯アプリコットフィズ奢ってよ。この一瞬が醒めちゃう前に。


題目「夢が醒める前に」

3/20/2024, 11:35:03 PM

お題『夢が醒める前に』

「おはよう」

 爽やかな声に私は目をさます。そして耳を疑った。
私がガチ恋している若手舞台俳優の声そのものだからだ。
 向こうから料理しているであろう音が聞こえてきて、そういえば彼が料理が得意だったことを思い出す。

 私はベッドからのろのろと体を出すと、整理整頓された部屋に驚いた。普段私が住んでいる場所は、お世辞にもきれいとはいえない。床に洗濯物の山なんて存在しないし、ホコリがたまっていることもない。
 自分の住処からは考えられないほどきれいな部屋を進むと、美味しそうな匂いがする。テーブルの上には、自分じゃ絶対買わないようなお洒落な感じがする藍色のお皿があって、そこに溶けかけのバターが乗ったほんのりきつね色したトースターと、黄身がつやつや光っているベーコンエッグが乗っている。お皿と同じ色のマグカップには、紅茶。
 そして目の前には、推しが座っている。彼が今は私のためだけに微笑みかけている。

 そんな時、急に見えないなにかによって私の意識が引き上げられていきそうな感覚を覚えた。
 今いるこの空間が『夢』であることを自覚してしまう。

 いやだ、まだ起きていたくない。せっかく彼が目の前にはいるのに。
 夢が醒める前にすこしでもいいから、彼と一緒にいたいのに!

 暗い部屋の中で私は手を伸ばしながら目をさます。
 狭いマンションの一室に、片付けを面倒臭がった結果の洗濯物の山がうっすらと見える。そういえば、ハウスダスト持ちのくせに怠慢で掃除機なんてここ数ヶ月かけていないことを思い出した。そして、当然推しはここにいない。
 現実に引き戻された私は、布団をふたたび被って目をつむった。

3/20/2024, 11:33:40 PM

私は、現実を忘れさせてくれるテーマパークが好きだ。そのなかでも、ディズニーランドやジブリは物語に出てくるキャラクターの世界が再現されていて現実を忘れさせてくれるからお気に入りだ。作中に出てくる建物に実際にはいれ、そこで登場人物の食べていたご飯を食べることができる。まるで、自分が物語の世界に入り込んだような気分になってくる。ただ、これは仮の世界でいつかは現実に帰らなくてはならない。いつも、ゲートを出るたびにあの夢が醒める前に戻りたいと思う。そして、またこの世界に迷い込めるように仕事を頑張ろうかと思えるのである。

3/20/2024, 11:31:10 PM

「欲望」

僕には物欲があまりない…、それは人に対しても。
身近ではいつも同級生が『彼女ほしい〜』と騒いでいるが、僕は全くそういうのに興味がなかった。

「恋愛話とかいつもみんなでしてるけど、よく飽きないね」
「圭も思ったことあるだろ?」
「ないよ。そういうの興味ないし…」
「恋愛は興味なくても、なんか他に欲とかないの?……例えば、したい事とかなりたい物とかさ」
「んー……あんまり考えたことない…」

移動し机に突っ伏しては一つ考えている事があった。
僕はよく周りからも〝無欲〟と言われるが、自分でもそう思う。

十人十色とは云うが、欲なんてあってもなくても変わらない。欲なんて無くてもさして問題はない。パッと見で欲があるかないかなんて、人は判別できないから。



                 立花馨

3/20/2024, 11:23:14 PM

私はずっと前から、時々山奥のお店?みたいなところに、
車で行ったり、バスツアーで行ったり、なぜか同じところに行く夢を見るんです。

今日はバスツアーで行きました。
夢の中で私は、「あれ?ここ来たことあるような…」と言ったんですよ。
そしたらお母さんは、当たり前かのように「うん」と言いました。
ってことはこのお母さんは私の知ってる普通のお母さんじゃなくてこの世界のお母さん?って思ったんですよ。
次見た時にそれが本当なのか確かめたいです。

3/20/2024, 11:13:13 PM

【夢が醒める前に】#13

彼が死んだ。

事故だった。

高齢者が運転している車に、

彼は引かれてしまった。

彼はその日、私の婚約指輪を

買いに行ってくれていたらしい。

私もその日、

今までの想いを精一杯伝えて、

彼と婚約するつもりだった。

私は絶望のあまり、

食べることも、

寝ることも、

何をするにもままらなかった。

そんなある日 、久しぶりに眠ることができた。

そして、目を開けると、彼がいた。

「久しぶり。笑」

「なんで今まで居なくなってたの、」

「ちょっと色々あってね、笑 デートしよっか。」

彼は優しく微笑んだ。

私はそんな彼を抱きしめた。

精一杯、もう離さないと。

でも、抱き締めてる感触はそんなになかった。

夢なんだな。

そう思った。

「私、伝えたいことが沢山あるんだ。」

ちゃんと、

「ちゃんと聞いてくれる??」

ちゃんと、

「もちろん。俺も伝えたいこと、あるから。」

夢が醒める前に全て伝え切る。

だから、

もう少しだけ、

もう少しだけ、

彼を感じさせて。

3/20/2024, 11:03:06 PM

『夢が醒める前に』


この世界は出来の良い悪夢だと思うようにしている

何をしたって周りのように上手くはいかないし、
どれだけ頑張ってもこの虚無感は満たされる事はない
永劫に続くこの苦しみから逃れた先、
果て無く纏わりつく辛さから解放された時、
私は初めて本当の私になれるはずなんだ

自分を奮い立たせるように、そう言い聞かせて、
今日もただ静かにこの世界が終わるその時をひたすらに待つ

3/20/2024, 10:56:51 PM

#夢が覚める前に

時間にならないで
目を覚まさせないで
ここにいさせて
その方がきっと
よっぽど楽になる

結局12時の鐘は鳴って
おはよう
今日の夢はどんな夢?

3/20/2024, 10:53:54 PM

小さい頃から兄と比べられてきた。
 天才肌で何でも卒無くこなす兄に比べ、努力してようやく一人前だ。コミュニケーション能力だって持ち合わせている兄、僕も頑張っているが上手く出来ている自信はない。
 僕の一番好きな時間は夜だった。夜というより、夢の中にいる時間が好きだ。
 いつからだったか、夢の中を自由に動けるようになっていた。明晰夢と言うやつだ。元々夢を見るのが好きだったが、それからより楽しくなった。
 夢の中でなら、好き勝手できる。僕も優秀でいられる。兄と同じくらい、いや、超えるくらいに上手くいっている。
 今日も寝る前に薬を飲んだ。早く眠りに就きたいし、なるべく長く眠っていたいから。
 夢の中に好きな人が出てきた。現実の彼女は、兄の恋人だった。
 夢の中では、兄と彼女は付き合っていなかった。むしろ僕と仲が良い。
 気付けば彼女と良い雰囲気になっていて、僕は今だと告白しようとした。
 なのに、そこで目が醒めた。いや、起こされた。よりにもよって、兄が起こしに来た。邪魔をされた。
 あれが夢だと理解っている。だからこそ、せめて夢の中だけでも良い思いをさせてくれたっていいじゃないか。
 僕を起こすと、兄は部屋を出て行った。
 その背中を見送り、再び眠りに就こうとしたが、今度はなかなか眠れない。すっかり目が冴えてしまった。
 なぜ夢の邪魔をするんだ。許せない。現実が、何もかもを邪魔をしてくる。
 薬をたくさん飲んだ。深く眠れるように。
 今度こそは夢が醒める前に伝えたい。夢が醒める前に兄を殺してやりたい。夢が醒める前に、いや、夢の中で、優秀な僕と僕のことが好きな君とずっと一緒にいたい。
 どうか、このまま夢から醒めませんように。


『夢が醒める前に』

3/20/2024, 10:52:14 PM

目を開けるとそこは遊園地だった。

みんなに自分の名前呼ばれて私はみんなの輪に入った。

私はもうここが夢だと自覚した。

なぜならここに居るみんなは

もう居ないもしくは元気じゃないから

遊園地に行ける状態でもないのに

私はその景色を見ている。

それは夢でしかない。

夢とわかって居ても私は楽しんだ。

なんなら私はずっとここに居たかった。

でも必ず夢は醒める。

彼らが大好きで大切だった。

夢が醒める前に

みんなにサヨナラを言おう。

「みんなバイバイ」

目を覚ますとここは暗い部屋だった。

外では銃撃戦が繰り広げられて

夢と現実の差に落胆した。

でも私はこの戦いを停めるほどの権力も力もない

自分はどうしようもできないことだった。

今日を生きるのも精一杯の私は

またあの夢を見るために今日をスタートした。





─────『夢が醒める前に』

3/20/2024, 10:48:49 PM

夢を見る。いい夢である。そして夢が醒めるなんて、よく経験していることである。
起きる。真っ白な天井が目につく。視界が寝起きでぼやけていた。
ピッピッピッと電子音が一定のリズムを刻んでいる。
夢がさめる前に。私は何をしたいか。そんな事を聞かれたら私死んじゃうんじゃないだろうが。
だって私、何も出来ないもの。夢を追いかけ続け、現実が見えていなかったの。今から懺悔したってしかたない。
横を見るとたくさんのチューブが、
私を繋いでいる。

3/20/2024, 10:27:17 PM

夢が醒める前に…

素晴らしい夢から醒める少し前
身の程しらずの夢だと気づく


恐ろしい夢から醒めた後までも
世のしがらみに絡まったまま

3/20/2024, 10:09:29 PM

【泡沫の夢に】

「あら、今日の香水はいつもと違うのですね」
「ええ、内緒ですよ」

香水の名前は濁して答えた。この香水は、ホワイトリリーだったから。何処で移ったかしら、なんて考えるまでもない。ここまで上手くいくなんて考えもしなかった。

「では、急いでいるので」

社交辞令の笑みを浮かべて、其の場を足早に去った。欲を言えば、なんていくらでもあるけど、其れが叶わないことは私が一番分かっていた。解っていたから。

家に戻って荷物の準備をして、持って行けるだけ詰めたキャリーケースを窓から放り投げた。ゴトンと大きな音がして、傷ついたかもと一瞬焦るが、これからは気にしなくていいことを思い出して自嘲した。

「涼花、お勉強の時間ですよ」

部屋の外から母の声が聞こえる。怒りが滲んでいる気がして、ああ、いつものか、なんて思った。もう其れにも怯えなくて良いのだ。

「今行きます」
「頼みますよ」

呆れたような母の声に、行くわけないと心の中で悪態をついた。口にできるほど強くは無いから。

窓から近くの木に乗り移って、急いで地面まで降りた。ここからは、私が見つかるのが早いか、逃げ切るのが先かのスピード勝負だった。

幼い頃は何度も木に登って怒られたが、とても役に立ったので過去の私にイイネをした。家という歪な世界しか知らなかった過去の私に伝えたかった。

キャリーケースを持って、靴を履いて着の身着のまま逃げ出す。着替えは近くのトイレでする。たぶん私に出来ることなんて其れくらいで、後は運次第だ。

街中を早歩きで移動する。偶に我が家の使用人が街に買い物に来ていることがあり、見つかると全てがパーになるからだ。

海か、崖か、川か。自然の中がいいとは思うが、見つけて貰えないのも其れは其れで嫌なのだ。

街中でホワイトリリーの香りがふわりと香って、すれ違った男の影に彼を感じた。懲りない女だと自分でも思う。仕方がないかと嗤って、

そのまま急いだ。彼の匂いも熱も覚えたまま、この泡沫の夢から醒める前に、この世界から消えてしまいたかった。


テーマ:夢から醒める前に

3/20/2024, 10:03:21 PM

良い夢であれ、悪い夢であれ、夢は私たちを楽しませてくれる。良い夢だった場合、名残惜しさは残るものの、不思議な満腹感のようなものに満たされる。悪い夢だった場合、現実ではなかったということに安堵し、大して自分の置かれている現状が変わった訳でもないのに、明るく見える。
夢は私たちの想像でできている。私たちの想像力は思っている以上に無限大らしく、夢はその思いもよらない内容で私たちを驚かせてくる。まるで絵本の中に飛び込んだかのように。時には、あまりの変化球に夢だと気付いてしまうことだってある。
しかし、夢だと気付いて、第三者の目線で夢を半強制的に続行させるとき程面白おかしいことはない。夢と現実の狭間にいるということはまだ夢が醒めた訳ではないのだろう。夢を続けるだけの想像力や気力がなくなったとき、夢は醒めるのだと思う。
そんな不可思議な一時を、夢が醒める前に、存分に味わっておきたい。

3/20/2024, 10:00:24 PM

夢が醒める前に

夢が醒める前に、この先どうなるかわからない。。
起きてしまうとなかなか続きはみれないし。
気になって仕方がない。早く結末しりたい

3/20/2024, 9:59:33 PM

あなたを先に殺しておけば、この夢は永遠に醒めることはないと気づいてしまった。

3/20/2024, 9:53:37 PM

夢が醒める前に

 寝顔。愛おしい。

 起こさないように静かにベッドを出る。

 ヤカンを火にかける。その間、朝食の支度をはじめる。

 食事を終えて部屋に戻る。彼女はまだ眠ったまま。愛しさに我慢できず、指で頬をなでたり、耳をつまんでみたり。それでも起きないときは、名前を呼んでみる。すると、何言かを漏らして反応する。

 頬にキスしようと顔を近づける。

 ゴロゴロ、ゴロゴロ、喉を鳴らす彼女。モフモフのほっぺにキスしてもまだ起きない。今がチャンスだ。

 廊下に出て急いでトイレ掃除をはじめる。彼女がまだ夢の中にいる間に終わらせなければ。

 ここ数年の朝のルーティンだ。今年で13歳。まだまだ元気。いっぱいウンチして長生きしてね。

3/20/2024, 9:45:43 PM

瞬きと共に、世界を巡る。
何度も、何度も、
追い越し、追い越されるの。
そのうちだんだんとリズムが重なってきて、
呑まれる。
大丈夫、一緒に。


夢が醒める前に

3/20/2024, 9:44:58 PM

初めて訪問したその日、鏡に映る自分に向かって、
「ちーちゃん?そこで何してるの?遊ぼ?」
彼女は話しかけていた。

幼児退行も見られ、自分の名前も言う事が出来ず、介助者の指示も入らない重度の認知症だった。

じっと座って食事を摂る事が出来ず、常に居室を徘徊し動き回るため、既にかなり痩せていた。

ワンピース姿に、常にぬいぐるみを抱いている。

放尿の症状も始まっており、廊下に座り込み排尿する彼女を、夫は強く掴み怒鳴った。

彼女は酷く怯え、金切り声に近い泣き声を上げ、別室へ逃げて行った。

認知症がここまで進んでいるのに、夫は病院に連れて行こうとはしていなかった。

異様な光景に立ちすくむ。

夫はそこから、自分のこだわりを語り出した。
まるで、妻は自分の「物」かのように、これまで全てにおいて「制限」していたようだった。

彼女の腕や足に、痣が出来ている事は、訪問してすぐに気付いていた。

然るべき手段を取らなければ…

そう頭の中で考えている一方、

きっと彼女は、長年の夫からの支配により、
夢の世界に入る事を選んだのだろうと、想像する。

今の彼女は、彼女にとっては幸せな世界。

夢が醒めない方が幸せな人もいる。



※題「夢が醒める前に」

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