目を開けるとそこは遊園地だった。
みんなに自分の名前呼ばれて私はみんなの輪に入った。
私はもうここが夢だと自覚した。
なぜならここに居るみんなは
もう居ないもしくは元気じゃないから
遊園地に行ける状態でもないのに
私はその景色を見ている。
それは夢でしかない。
夢とわかって居ても私は楽しんだ。
なんなら私はずっとここに居たかった。
でも必ず夢は醒める。
彼らが大好きで大切だった。
夢が醒める前に
みんなにサヨナラを言おう。
「みんなバイバイ」
目を覚ますとここは暗い部屋だった。
外では銃撃戦が繰り広げられて
夢と現実の差に落胆した。
でも私はこの戦いを停めるほどの権力も力もない
自分はどうしようもできないことだった。
今日を生きるのも精一杯の私は
またあの夢を見るために今日をスタートした。
─────『夢が醒める前に』
3/20/2024, 10:52:14 PM