『夜明け前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『本気の恋』
※昨日のお題です
私には初恋の人がいる。告白してOKされた時はとっても嬉しかった。それからデートも行ったし、友達にいじられるのでさえ嬉しかった。
でも別れちゃった。別れてから友達に聞いたんだ、あの人本気じゃなかったんだって、
返してよ、私の本気の恋。返してよ、人生で一回しかない私の初恋。
さようなら。今までありがとね。
夜明け前に目が覚めた。先輩の家に行く夢を見た。
夢の中でも先輩の顔を思い出すことは出来ない。あの時は顔を見て喋れなかったから。ただ声だけが鮮明で、起きた時に、夢の中でもう少し話せばよかったなと思った。夢が過去の回想であるように、夢の中の私は当時の口下手に戻っていた。もし、今話せたら。
タオルケットをかけ直して、去年のことを思い出す。
先輩と再会した日。驚くほど一般的な喋り方で、女の子の後輩ならこう喋るだろうといった感じで、当たり障りの無いことを話した日。それでも、その中に一摘みだけ真実を、今まで誰にも言ったことのない「哲学科に進みたい」ということを話した。話さなければ良かったと思う。叶わなかったから。それに、言えなかったことが沢山あった。なぜ今さら私に話しかけたのか、私が貴方にしてしまった仕打ちを忘れたのか、なぜ掘り返すような真似をするのか。
それでも、何かしらの決意が生じての行動だったに違いない。それを分かっていた。分かっていながら、それを表面だけで流していた。私はあとどれだけ冷たい人間になれば気が済むのだろう。
先輩は私を卒業旅行に誘った。ああ、先輩はまだ私が「遠くに行きたい」と言った時のことを覚えているんだと思った。遠く。私の遠くは、誰も来ることの出来ない場所。愛する人でさえも拒絶する場所。
先輩は「またね」と、私は「じゃあね」と言った。
無邪気に未来を信じられる貴方が羨ましいと思った。
わたしは今、夜明け前にいるんだ
大丈夫、これからなんだ
そうやって長いことやってきたけど
あまりに空けないと虚しくなる
本当は空けてるっていうなら
体感をください
まだ街が眠っていて、お月様がそっと優しい眼差しで微笑んでいる
そんな時間の散歩が好きだ
冬にマフラーに顔を埋めながら白い息を吐き 歩くのも
夏に涼しい風を感じながら軽い足音を響かせ 歩くのも
行くあてもなくただ 歩くのも
音楽のリズムに合わせ 歩くのも
そろそろ空が白んできた
「夜明け前」
早起きが
ニガテな
わたし。
仕事は
シフト制で
早番の前日は
憂鬱だった。
ちゃんと
起きられるかな。
遅刻しないかな。
ドキドキして
早く寝たいのに
眠れない。
夏以外
起きたら
まだ
外は暗くて。
それでも
電車は
満員で。
わたしだけじゃ
ない。
皆さん、
お疲れさまです。
#夜明け前
刹那の無垢
ほんの僅かな時間、日常は活動機能を失う
純粋な大地が、残骸のサウンドノイズに紛れて走りゆく
それが、刹那の無垢。
僅かに冷たい風が、僅かに轟く生活の音に触れる
僅かに動く残骸が、僅か一時の間うたた寝をする
僅かながらの時間。純粋無垢なその時間、その瞬間だけ、爽快な欲求を解放する。光に当てられる手前の無垢な深淵に紛れて、残骸は唯一の一時を我が身に充てる。
純粋無垢な刹那の殺伐。
刹那の無垢は、深淵にまみれた残骸の喜びだ。
夜明け前 Ver.2
夜明け前に、荷物をまとめた。
俺の手荷物など大したものはない。家族写真を持っていこうか迷ったが、後ろ髪をひかれるのでやめた。
寝室で眠る長女の2歳半になる、レイナとまだ6ヶ月の長男ルイ、そして俺が愛した妻の寝顔を最後に見た。
身勝手な俺を許してほしい。
到底許せるものではないけれど…。
慣れない畑の、建築関係の仕事に疲れてしまった。君との関係もギクシャクしてきた。やり直せるタイミングは何度かあった。
マイホームを建てようかと計画もしたが、君のお姉さんが何だかんだど口出ししてきた。
恵まれてる環境の妹夫婦への嫉妬だろう。
トラック運転手をしていた俺に、「うちの会社で働くか?」と結婚と同時に言われた義父の言葉に一つ返事で承諾したのは、何を隠そう俺だ。それからは、事あるごとに君の家族との繋がりにがんじがらめになってしまった。
俺は選択ミスをした。
「父の会社に入ったら苦労するよ。」君は忠告してくれたのに…。
もっと早い段階で話すべきだった。もう限界がきてる…と。
俺は君が思っているほど強くもないし、責任感にも欠ける人間だよ。
さよならも言わずに去っていく俺は卑怯ものだ。
玄関を出た。夜明け前の薄暗い夜道を駅まで歩く。
細く長い一本道。どこまでも、孤独と自由が続いてるようだ。視線を落としていた俺の行く先に、朝日が昇ろうとしていた。
夜明け前
(本稿を下書きとして保管)
2024.9.13 藍
乗り継ぎ停留所〜 夜明け前
夜明け前に着いて
ようやく眠りに就く。
明日へ行くのが嫌だと
眠いけど寝たくないと。
そう言って、暗がりの中
ケータイ画面の明かりが
娘の顔を照らす。
娘にとって夜明け前は
しがみついた昨日の終点。
そこで独り降りていく。
第6 夜明け前
# め ぅ .. / 🦭
僕は絶対に見たんだ
絶対に絶対に。。。
僕の母と父は夜遅くまで帰ってこない
父も母も帰りは酒の匂いが
プンプンにする
そんな僕は星を見ることが大好きだ
毎日部屋の窓から見るんだ !
星は僕を助けてくれる。
悲しい時も嬉しい時も寂しい時も、
今日の星はいつもより明るく
光っていた気がするんだ。
すると急に視線が明るくなって思わず
『うわっ』と叫んだ。
すると目の前に小さな妖精が現れた
妖精は僕に魔法をかけてくれたんだ
『寂しくならない魔法〜』
もう夜が明けそう。。
『待ってよ』
妖精は夜が明ける前に帰って行った
次の日
僕は昨日の事を学校の友達に話した
もちろん馬鹿にされたし
信じてくれなかった。
でも僕は絶対に見たんだ ! !
夢なんかじゃない ! !
夜が明ける前に消えたあの妖精
あの夜から僕は寂しく感じなくなった
なんだかあの妖精は僕の心の中で
生きている気がするんだ。
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(この内容はフィクションです ! )
「夜明け前」
星屑を散りばめた黒。
西の空に明かりが灯る。
眠りから醒めた藍。
静かな風が吹く。
光を誘う青。
小鳥の鳴き声と車の音が、どこかから聞こえる。
私は眠れもせず、起きられもせずにこの時を見つめて、もうこんな時間が来てしまったか、とほっとしながら、憂鬱になりながら思う。
真夜中は私だけのためにある時間。
誰にも邪魔されない、私だけの世界。
しかし永遠には続かない。
世界が眠りにつくように、漆黒も眠りにつく。
世界が目覚めるように、漆黒も目覚める。
ただそれを繰り返して、いずれ全てに置いて行かれる。
希望の夜明けに、ため息ひとつ。
世界の目覚めに背を向けて、私は目を瞑りました。
夜陰を千切る薄明が
暗慮をもむしる
這い出す影が覆うまでの
わずかなる静謐
お題『夜明け前』
目が覚めたら、午前四時だった。これで二度寝してしまおうか。そう思ったけど、みょうに頭がすっきりしてどうにも眠れない。
でも、起きるにはまだ早すぎる。外は暗くて、なにかをしようという気にはとてもなれない。
外でランニングするという趣味はないし、スマホゲームは正直最近やる気がでない。本を読むのもなんだかめんどくさい。
とりあえず、横になってめをつむっているか。
そうやって、とくに眠気もこないまま四時間ほどが経過した。もうすこし短いと思っていたのだが、じつは眠っていたらしい。
さすがに起きないと仕事に遅れてしまう。幸い、仕事は在宅だからよかった。
僕はそそくさと起きて、人として終わらなくて良かったと安心して、仕事用のパソコンに向かった。
【お題:夜明け前 20240913】
ふと、目が覚める。
静かに眠るあなたの肩の向こう側、細く開いたカーテンの隙間から覗く白んだ空。
起きるにはまだ早く、眠るには目が冴えてしまった、そんな夜明け前。
寝静まっていた世界が動き始めるよりも、ほんの少しだけ早い時間。
静かに上下するあなたの胸にそっと手を乗せ、あなたの呼吸と共に私の手が上下するのを、ぼぅっと眺める。
人肌の温もりがこんなにもあたたかいものなのだと、教えてくれたのはあなた。
誰かに包まれ守られることが、こんなにも安心できるものなのだと、教えてくれたのはあなた。
誰かを信頼することが、こんなにも強くなれることだと、教えてくれたのはあなた。
幸せな時間は短く感じるのだと、教えてくれたのもあなた。
『ありがとう』
この一言だけでは、感謝の気持ちを伝えきれなくて。
『愛してる』
この言葉だけでは、私の気持ちを伝えきれなくて。
今日が始まる前に、あなたに伝えたい。
私はあなたと一緒にいられる、それだけで幸せ。
今日が終わった後で、あなたに伝えたい。
私はあなたと一緒にいたい、ただそれだけが望み。
そっと、静かに。
あなたが起きないように、あなたの唇に指を這わせて、自分の唇にその指を這わせる。
あなたのその唇で紡がれる、愛を伝える言葉が好き。
あなたのその唇から発せられる、艶めいた吐息が好き。
もう少しして今日が始まれば、慌ただしく時間が動き出す。
それまで私はこの時間を楽しむ。
あなたに触れ、あなたの温もりを感じ、あなたと同じシーツの波間で、この止まったようなゆったりとした、今日でも、昨日でもない、夜明け前の私とあなただけの時間を。
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(´-ι_-`) この後、目覚めた『あなた』にキスの嵐をお見舞いされるのデス
夜明け前
準備はいい? じゃあ行こう
夜明け前の出発だ!
朝一番の汽車に乗る為に僕達は、夜明け前に家をでた。
プランなんて決めてない
唯 早起きは、三文の得と言う言葉がある様にいつもより違う時間に出掛けたら
何かが起こるんじゃないかそんな予感めいた期待を胸に抱いて僕達は、あてのない
ぶらり気ままな寄り道 旅行に出掛けるの
だった。
夜明け前君をみつけた
君は私にかけよってくる
私は君を抱きしめる
今日も君に会えた
嬉しさで力がわき上がる
そんなにゃんライフ
あったらいいね
夜 明 け 前 迄 起 き て い る と
少 し 罪 悪 感 を 覚 え る 。
ソ レ と 同 時 二 朝 を 出 迎 え れ
何 と も 清 々 し い 気 分 だ 。
昨 晩 , 好 き な 音 楽 ヲ 聴 い て た ん だ っ け
ソ レ か ら 先 は 記 憶 に 無 ゐ 。
「 # 夜明け前 」
夜明け前
最近は涼しくなってきたけどそれも深夜だけだな。その深夜もここ数日はやっぱり割りと暑い。
結局まだエアコンをつけてる。去年もそうだったと思うけど残暑が厳しい。
そして残暑が終われば冬がきて暖房の出番だ。エアコンが休む暇がない。もう完全にエアコンは生命維持装置といっていいな。
まぁ夏に比べれば冬は暖房がなくてもなんとかなるけど。でもやっぱり冬は寒すぎるからなにか対策を考えないとな。
気になってるのがパネルヒーター。夏は頭を冷やして冬は足を暖めろっていうからな。このパネルヒーターで足元を暖めたい。
ただパネルヒーターってどれを買えばいいのやら。どうにもパネルヒーターは定番みたいのがないっぽいんだよな。まぁ良さげなのを探すしかないか。
そういえばお題の夜明け前は深夜の話で消化したと思ってるけどちょっと短すぎたか。それにお題にひっかかってるかは微妙なところだ。まぁいいか。
目を覚まし彼女は掌で髪を束ね窓辺に立つ。
時はまだ傾き届かぬまま、窓を開けると紫紺色の空気がかすかな冷えた草の香りを運んでくる。
もうすぐ龍雨は地に戻る頃だ。
遠くの地平線では、光が静かに昇り来るだろう。
深呼吸を一つ。
小さな一日がまた始まる。
「夜明け前」
静かな空気に包まれ窓の外を眺める。
夜明け前。
そろそろ世界が起き始めるころ。