夜の海』の作文集

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夜の海』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/15/2023, 3:38:40 PM

何も無いけどなにかある。
魂が戻っていく
おぼんだからね
。また来年

8/15/2023, 3:12:36 PM

夜の海に落ちていくみたいに、
あなたに溺れていく。
 
もし僕を必要としてくれたらどれだけ嬉しいかな

そんな事、きっとないんだけど

8/15/2023, 3:12:00 PM

月が揺蕩う。
水面はこぼれたよるのかけらを、空から拾って
煮詰めた孤独のような黒でゆらゆらと
飲み込んでは、また降るかけらを拾っていた。

静寂に寄せる波が足もとの、砂をさらってはもどす
揺蕩う月が、ほんの少しの光をあつめて
海月のように揺れる。

ああ、この潮の香りに
溶けてしまいたい

そしてこのまま。
このまま。



「夜の海」

8/15/2023, 3:10:33 PM

「わたし、あなたがきらいよ」
 焚き火から逃げるみたいに歩いていった三角帽子の魔女が、振り返りもしないで言った。
 わかってる。これは本心じゃない。本気でこっちを突き放したいんじゃない。それでも付いてくるのか試していて、とにかく甘え下手ってことなのだ。
「はい、あたしも嫌いですよ。ノシアさんのそういう素直じゃなくて意地悪なところ」
 ノシアが振り返る。三角帽子の陰から、あおい眼がびりりと輝いている。
 無謀な旅をする年端もいかない少女と少年と、なにかと理屈をつけて格安で雇われてくれる頑強な傭兵、たまたま危ないところを助けてもらえた狩人のあたし。そんな一行に参謀として参加してくれた孤高の魔女は辛い過去を持っていて、だからとても気難しい。
「あなたは……いつもそうやって……」
 いつもなら無視するのに、今回は違った。ノシアは決意めいた眼を揺らがせて、なにか言葉を探している。
 なにか伝えたいこと? 相談?
 話があるふうだなとは思った。目が合ってから立ち上がったし、あとの三人にも気取られないようにしていた。
 しつこくつきまとうなとか、そういう感じを想像していた。だから、ちょっと冗談めかして、それから謝るつもりでいた。
 のだけど、ちょっと違う。ノシアはぎこちなく、つっけんどんだけど、思いやりめいたものを感じる。
「あなたにも、あるでしょう、いろいろと。それなのにそうやって、人のことばかり」
「え、あの?」
 別にノシアの過去に踏み込んだことはない。あたしだって踏み込んでほしくないから。そうやって気をつけてきたはずだ。完璧に。
「あなた、海のことにとても詳しいのね。こうやってわたしを追いかけてきても、砂に足を取られることもない」
「あの?」
 確かに、少年たちにはペラペラと海について話しすぎたかもしれない。でも常識ぐらいのことだ。
「あなたは、海を見ない。日が落ちてから一度も」
「そんなことはないです」
 暴くような物言いに、あたしも語気が強くなった。
「ごめんなさい。暴き立てたいわけではないの。ただ、それほどのことがあるなら、ここは嫌だと言って」
 もっと柔らかく言うことはできないのだろうか。かたい眼と口と、睨めあげる様はなんだか喧嘩を売られているみたいだ。
「ノシアさんは、かわいいですね」
 ノシアはかちこちに固まった。あたしもなんてことを言ったんだろう。だってかわいいと思ったんだ。怖くてたまらなかった夜の海で、向き合うこともできない怯えの中で、この人はあたしより小さいのに年上で、それなのに人と関わることには幼稚で、それでいて、心配してくれる。あたしを。
「あたし、夜の海が怖いんです。だって、のっぺりして、深くて、どこまで行くんだかわからないじゃないですか」
 それに、すごく嫌な目にあって。でもそんなことは、今は話さないままでいい。今のところは。


「夜の海」

8/15/2023, 3:08:39 PM

#夜の海

昏い、夜の海辺で1人歩く。

昏くて怖いのに、1人で歩いていると周りに人が居ないことに安心出来て、心が軽くなる。

明日もまた仮面を被らなきゃ。
良い子の仮面、変な子の仮面、可愛い後輩の仮面。

疲れた、今日も疲れた。

このまま海に沈んでしまおうか。

なんて、それすらできない臆病者の俺は、明日もきっと1人でここを歩くだろう。

8/15/2023, 3:04:27 PM

夜の海
海を眺めるのは好きだ
波の音⋯好きだ

誰もいない静かな海をひとり眺めていると
波の音が心地よい
現実にあった嫌な事⋯
やりたくなくてさけちゃった事⋯

何もかも忘れさせてくれる
そんな夜の海⋯

心が癒される

8/15/2023, 3:02:54 PM

「夜の海」

 

暗い暗い夜の海には
白くて、まぁるい琥珀月が
美しく映る。

決して波は高くなく、
静かに、静かに波の鼓動を
地球に響かす。

8/15/2023, 3:02:28 PM

『夜の海』

覗いてみても底が分からないほど真っ暗で

だからこそ月の光がとても映える


まるで別世界に降り立った気持ちになれる



僕の住んでいる場所から海は離れている

だからこそ

海を訪れた時は特別感で心が満たされる

昼と夜とでは海の雰囲気が全く違うが

そこも 海が好きな理由の一つだ



…海に行きたくなってきたな

8/15/2023, 2:58:38 PM

暗い。

昼間と全然違う顔。

人間も海も

同じだな。

8/15/2023, 2:55:47 PM

独りを感じさせる冷たい風に夜の海

ここに来たはいいものの、ちょっと怖い。

彼女に電話でもしようか、と思い私は彼女のLINEを開いた。

あ、そうだ…

きっと疲れて眠っているんだろう。私が送ったメッセージ、
2時間近く未読のままなことを思い出した。

電話で起こすのは申し訳ないな、

そう思い私は彼女とのツーショットを見て怖さを紛らわした。

#夜の海

8/15/2023, 2:53:44 PM

昼とは違って
何も見えない
真っ暗な海。

楽しむのは
波の音。

一工夫加えて
花火をしたり
人それぞれ。

でも、

静かな音を立てる
何も見えない時間を
独り占めするのも

特別感

–夜の海–

8/15/2023, 2:50:59 PM

夜の海___


ホストに通い始めて、
ホストで担当に使うお金を稼ぐ為に
風俗を始めた。
明るく純粋だった学生時代の頃の私は、
夜の海に飲み込まれて行った。

8/15/2023, 2:46:19 PM

ナニカに誘われるように夜に海へと来ていた。

気がつけば、操られたように砂浜の上に立っていた。

真っ暗で何も見えない中、波の音だけが『ざばぁ、ざばぁ』と響いている。

何を思ったのか、まるで取り憑かれたように身体はゆらゆらと海のほうへと向かっていく。
足にバシャッと波があたっても止まらない。
気がつけば膝上まで浸かっていた。

『夜の海』2023,08,15

8/15/2023, 2:43:12 PM

思い出す
あの暗い海を
夫は働かない
子供はどんどん学費が掛かる
ワンオペ家事育児
頑張って働いても
月に10万以下
義実家にそれとなく言うと
わたしだけ責められ
夫は黙り
そりゃおかしくもなるわな
夜の港で暗い海を見つめて
人生を悲観する
そこを乗り越えて
今がある
忘れないあの暗い海を

8/15/2023, 2:42:13 PM

不意に目が覚めた。
早く寝すぎたからかな。
眠くないし、布団に入っても1人だから私は彼の部屋に行く
部屋と言っても、2人で使ってる作業部屋なんだけど。
やっぱり居た。時間と確認してみると今は深夜12時。
こんな時間までずっと作業してる彼には休んで欲しいのだけど
彼のペースで休んで欲しいから、私はなんとも言わない。
でも、何を描いているのか気になったから私はそっと彼の描いている絵を見る
最近新しく買ったペンタブとPCを彼はとても愛用している。
私は彼の絵が好きだ。
覗いてみたら、彼の作っているキャラクター、オリキャラとも言うやつを描いていた
何年も前から見ているから設定もほぼ言えるようになったけど
その子達の姿には惹かれるものがある。
そう思っていると彼がこっちを向いて心配してくれた
「どうしたの海暗?寝なくていいの?」
私はもうこの時間帯起きないようになったし、少なくともこの時間には寝るようになったからだろうか。
「大丈夫、早く寝すぎて起きただけ。」
寝起きだからなのか、私はいつもより高い声で返す。
「そっか、ん〜、俺もそろそろ休憩しようかなぁ、海暗と話したかったし」
「そうだったの?」
「うん」
「へぇ〜、あ、休憩するんだったら外出る?」
私はこんな提案をする。彼と一緒にどこかに行くのが好きだから。
「あ〜、そういえば海暗って海好きだよね?」
「そうだね、波の音とか、私聞いてると落ち着くからさ。」
「んじゃあ行こっか、休憩がてら。」
スッと椅子から立ち私と彼は家を出る
海はそんな遠くない。歩いてすぐなんだ
だから彼の用事で一人の時は海に来て波の音を聴きながら絵を描いている
そういえば、聞いてなかったけれど彼は海好きなのだろうか
あまり好きじゃない気がする。でもこれを今言うべきでは無い
なんて考えているといつの間にか着いていた
いつ見ても壮大な海を見て私は少し笑みを浮かべて近寄る。
月明かりに照らされ鮮やかな青色の光を波に揺らぎながら発している
昼の海も勿論好きだが、夜の海はそれ以上に好きだ
海の他にも星々が見えるから。
この美しい景色に見惚れていると
突然後ろから抱きつかれた
一瞬ビクッとなったが「海暗」と私を呼ぶ声で彼だということを察した
「海よりも海暗の方がもっと綺麗だよ?」
急にくる人を殺せるこのセリフ。一体どこで覚えたことか。
「そう?海って魚とかいっぱいいるじゃん。でも私はたった1人。地味じゃない?」
「んな事ない…かいなは…1人だけでいいの…だってかいなは…」
と言いかけて彼は寝てしまった
ズルズルッと脱力して落ちてゆく体を私は掴んでおぶる
はぁ、というため息をついて私は夜の海を後にする
その時の海はとても静かだった。
まるで私が彼の言葉を聞き逃さない様にする為にしているような
そんな気がして少し笑えてきて、眠くなってきた。
2人、眠そうにしながら(片方は寝ているが)2人の家に戻るのだった。
綺麗な海をバックにして。
夜の海

8/15/2023, 2:41:33 PM

夜の海

ただただ飲み込まれていく。吸い寄せられて、惹かれて、焦がれてく。危険なのに近づきたいと思ってしまう。

夜の海。私の好きな人を形容するのに最もふさわしい言葉。

8/15/2023, 2:40:31 PM

四十四歳

 私は一度も結婚をした事がなく、子供もいない。
仕事や趣味に打ち込んできたから婚期を逃した訳ではない。ただ恋人が一度も出来たことがないからだ。だから必死で仕事をしてお金を稼ぎ、心の隙間を埋めるために習い事に精を出してきただけなのだ。

女性からは人気があるほうだと思う。職場でも習い事でも決まって皆が良くしてくれて、食事や遊びに誘ってもらえる。それはそれでありがたいのだが、私が本当に望んでいるのはそれではない。

たった一人の恋人が欲しい。

もう世間的には子供は諦める年齢だろうか。パートナーがいて妊活がうまくいかず辛いと嘆く人がいるが、パートナーのいない私はスタートラインにさえ立てない。

子供がいないから
独身だから
実家住まいだから

そんな理由で子持ち、主婦の人たちの仕事の尻拭いを幾度もしてきた。
表向きはニコニコ笑って仕事をこなしたが、恨みは募るばかりだ。

「奥さん」そう呼ばれると不快でたまらない。
子供も夫もいない私の前で家庭の話ばかりする人がいる。
それを共感したようなふりをして真剣に聞いてる自分も嫌い。
配慮のない人たちは無自覚に人を傷つける。配慮も出来ないくせに人並みの生活をしている。

中には自分達の辛さを声高に訴える人達がいる。
でも私はそれはしない。
格好悪いと思うから。

今まで信じてきた事が全て間違っていたような感覚だ。

自分らしく
信念を持って
人に優しく

こんなものは婚活や恋愛には何にも役に立たなかった。
気づいたらもう四十四歳。

これも真面目に将来を考えて来なかった私が悪いというのだろうか。

8/15/2023, 2:38:26 PM

確か8月の最後の木曜日だったかな。

何日か残業が続いててね、
その日も結局終電1本前に駆け込んだな。
確か...23時40分発。

車内は結構ガラガラだった。

疲れてたから、本もスマホも見ずに窓の外をぼーっと眺めてたんだよね。
ずっと海沿いを走ってる路線だから、真っ暗な夜の海と空が延々続くだけなんだけど。
でも月明かりで波が動いてるのは見えた。

やけに明るい月だったんだよね、その日は。

ちょっと大きくて赤みがかかった色だった。
でも普段月なんか注意して見ないから、そんなもんかと特に気にして無かったんだけど...

最寄り駅直前で、反対方向の列車が間を通ったから、5秒くらい窓から海が見えなくなった。


で、すれ違った後、月が無くなってたんだ。


急に海が真っ暗になった。
さっきまでと明らかに景色が違うから驚いちゃって。

後から調べたらその日、新月だったんだよね。

でも確かに、赤くて明るい月が海を照らしてるのを15分くらいずっと見てたんだよ。

なんだったんだろ、あれ。

【40代男性の証言】

8/15/2023, 2:37:26 PM

夜の海、行けるなら行ってみたいと思う

どうせなら新婚旅行先で、ロマンチックな雰囲気で

それが叶うのはいつになるだろうか。

8/15/2023, 2:37:14 PM

ざわめきが聞こえる。

名前を呼ぶ声がする。

――こっち。

招く声。

――こっち。

どこだ。

――こっちへ来て。

誰だ。私を呼ぶのは。

――こっちへ来て。

どこにいる。

――こっち。

見えない。姿が見えない。

何も見えない。

あるのはただ一面の闇と白い波だけだ。

――こっちへ来て。

だめだ。どうやって行けばいい?

――こっち。

呼ばれているのは分かっている。だがそっちまでの行き方が分からない。

――こっちだよ。

教えてくれ。どうすればいい。

君はどこにいる。

――こっち。

どっちへ進めばいい?

――こっち。

声のする方へ懸命に歩を進める。

声を逃さぬよう、しっかりと聞き耳を立てる。

――こっち。

足先から冷え始める。

波の感触が足首を包み、やがて脛から膝へ上がってくる。

――こっち。

呼ぶ声は心なしか大きくなる。見えないながらも近づいているようだ。

――こっち。

足が下から浮きかけ始める。腰から下は既に水の下に沈んだ。

――こっち。

尚も声は聞こえる。どっちへ進んでいるかも分からない漆黒の中を、急き立てるような波と飛沫の音と共に進む。

――こっち。

私はどこへ向かうのだろう。声の主はどこにいるのだろう。

自力で見つけ出すのは不可能なようだ。

ひたすら声に従って進む。

――こっち。

足がつかなくなってきたので平泳ぎで進む。

全身ずぶ濡れで声を追いかける。

――こっち。

声が目の前まで近くなった気がする。

私は懸命に手足を動かす。

――こっち。

絶えず私は泳ぐ。

――こっち。

声が聞こえる。

――ここ。


不意にハタと気がついて動きを止めた。景色は相変わらず暗闇のままだが、微かに何かの気配がする。

鼻先を掠めるような見えない空気の流れを感じ、私は必死に目を凝らした。

意識を集中させて気配を追う。

――…こっち。

あの声がした。私はゆっくりと視線を降ろす。


私の足首を掴む青白い手が、波の動きに合わせて揺らいでいた。

――こっちだよ。

白く浮かび上がる2つの目が、底から私を見上げていた。

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