夜の海』の作文集

Open App

夜の海』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/15/2023, 2:18:13 PM

夜の海
真っ暗な向こうから、白い波と音だけが繰り返している…月明かりで黒い海が照らされているけど…一人、波の音に聞き入って居ると、遠い記憶が頭をよぎる…微かで曖昧な時の彼方…

8/15/2023, 2:13:11 PM

夜の海 雑談
「夜の海、綺麗だよね」
「うおマジでビビった」
「やったー」
「なんか用?」
「俺このあたり住んでるんだよ。知らなかった?」
「知らなかった」
「だからパトロールも兼ねてここに来たりもしてるんだ。そっちは?」
「食い過ぎで寝れなくなった」
「珍しいじゃん。いつもは満腹になることすら叶わないのに」
「消費期限?が切れたやつを死ぬほど食わせられた」
「じゃあ煙霧かな?アイツ食品ロスに厳しいもんねー」
「そうそう」
「海好き?」
「普通。貝は美味いと思う」
「普通か〜せっかく海漓って名前なんだから好きになってもいいんじゃない?」
「そう?」
「そそ。……眠れないときとかさ、たまにでいいからここに来てくれない?俺そっちに行けないことが多いし、結構寂しいんだよね」
「いいよ。暇なとき行く」
「ありがと。たまに雨降ってるときあると思うけど、その時は俺の家で話そうぜ」
「おーけー……あ、お迎え来た」
「おっ、帰る?」
「今日は帰る。またな」
「おう、またなー」


「よう」
「あ、昨日の今日で来たんだ。なんか面白いことでもあった?」
「いや?今日も普通だった」
「あれ?じゃあなんでだ?」
「昨日の話の続き。しにきた」
「マジー?嬉しいんだが」
「遠出の許可も取ってきた」
「マジ!?準備万端じゃーん。じゃあ俺ん家行ってサシで話しますか」
「おーけー。家遠い?」
「全然。3分くらい」
「じゃあ歩いていく」

「見てこれ。さっき見つけた夜の海の浜辺にいた奴。海漓にあげる」
「痛。このカニ指挟んできたんだけど」
「じゃあそいつはカニ鍋にでもするか。小さいからじゃんけんだな」
「俺が食う」
「じゃんけんだって。勝った方が食おうぜ」
「ヤバい指取れそうマジで。早く行こう」
「ウケる。取れなきゃいいね」
「いててて……」

8/15/2023, 2:10:19 PM

「海になりたいんだ。」

夜の海を見に行こうと、過去の君が笑った。桜が散って、木に緑が灯り初めた。私だけが夏を受け入れてしまった。君を春に残したまま。



「桜はさ、綺麗でしょう。だけど綺麗なものっていうのはね、残酷さがあるから綺麗なの。」
「残酷さ?」
「そう。花は散るでしょう。人間も朽ちるでしょう。景色は永遠ではないでしょう。いつかは消える、いつかは見れなくなる。だからこそ、綺麗なの。」
そう言って笑った君は、とても悲しげだった。私が、桜を怖いと言ったから。

桜は散る。それと同時に人間だった君も桜の木の下で朽ちていった。確かに残酷だった。それでいて、私だけ置いていった、春のような君はとても美しかった。
桜のように来年か、またいつか、会えるかもしれないという淡い期待を持って「さよなら」の一言さえ言えず、ただ春に取り憑かれて。それでも生きているから、夏を受け入れてしまう。
君は夏を受け入れられたのだろうか。未だに春を楽しんでいるのだろうか。




「夜のね、海になりたいんだ。」
いつかの記憶の君が、言った。

「海はね、繋がっているでしょう。大地と。陸で朽ちても、溶けて流れて海の1部になる。きっと、そうだと思う。」
「ふぅん。そういうもんなのかな。」
「さぁ。それにね、海はね。ずっと消えないの。すべて繋がっているでしょう?海は広いから、過去の海は遠くに行くけれど今の海は近くにいる。だけど、海はひとつ。別れなどしない。私は貴方と海になりたいよ。」
「私には、難しいな、その話は。」
「いつか分かる日が来るよ。」


分かる日は来るのだろうか。
君のなりたいといった、海に来てみた。けれど、何一つ分からずただ広いなぁと思っただけだった。
朝の海ではなく、夜の海と言ったのは何故なのだろうか。

暗い海を眺めていた。
海の中で何かが動いた気がした。
あれは、人か。人だ、月明かりに照らされた人だ。君のようにも見える。でも違うかもしれない。
だけど、どうでもよかった。
どんどんと進む人影をただじっと見つめていた。その瞬間、激しく水飛沫をあげながら倒れ込んだ。

その時にやっとわかった。何故夜の海なのか。
人を囲むように跳ねた水の影は、花のように見えた。暗い海の中に浮かぶ、大きな花。

花は忽ち、萎んで消えた。何事も無かったかのように、消えてなくなった。あったのは、穏やかな海だけだった。




あぁ、そうかい。君は、桜の下で。海になったんだね。
沢山の桜に包まれて、そして消えたんだね。




「じゃあ、私も夜の海になりたいなぁ。君と一緒にさ。」











─────────────

私の好きな人は、桜と共に消えてしまったので、それを思い出しながらかきました。夜の海も似合うような人だったんです。
桜は毎年咲くし、海も変わりはしないから、さよならを受け入れずに待っていればまた会えるんじゃないかって思ってます。

8/15/2023, 2:07:28 PM

夜の海
愛する人が空に旅だったのか…
ふーん…
これから海に行くねぇ…
行くのは自由だ止めはしない…
これだけは忠告する
君の愛する人が美しい歌を優しい歌を歌っていて
まるで君を呼んでいたとしてもそれに、
答えてはいけないよ?
君の愛する人が迎えに来るのは
君の人生という世界の冒険が終わりを
迎えた時だけだそれにね
君を愛する人が君の事を傷つける人なのかい?
だからよく考えてね歌声が聞こえても
それが本当に愛する人かどうかをね…

8/15/2023, 2:04:34 PM

夜の海

夜の海に海の怖さを知らない人は近づいてはいけない。
あの単調な波の音に吸い寄せられ、真っ黒な海に近づくと、何本もの手が海から出て足を掴まれ、海に引き摺り込まれる。
生きては帰れない。
その手は誰の手かというと、海で死んだ寂しい死者の手だ。
溺れて死んだ人、自ら海に身を投げた人、殺された人、、、。

いつだったか若い男女が身投げして、男だけが助かった。助かった男は暗い夜の海に彼女が好きだった百合の花を手向けた。
すると真っ黒な海から二本の手が出て、一本の手は百合の花を、一本の手は男の足を掴み海に引き摺り込んだ。
その時、男は何も抵抗せず真っ黒な海に飲み込まれていったという。
子供を海で亡くした母親は、夜の海から出た小さな手を、嬉しそうに握り、親子で手を繋いでいるように海に消えていった。

まだ死にたくないあなた。決して夜の海に近づいてはいけない。
それは覚えておいた方がいい。

8/15/2023, 2:01:16 PM

波の音
潮の匂い



少しの灯り以外
何にも見えない。






静かで
穏やかで




日頃のバタバタが
嘘のようだ。






普段は
やることで
頭が一杯だけれど




自然は
やっぱり
雄大で

きっと
その中で
わたしは

生かされてるんだなぁ。


#夜の海

8/15/2023, 1:59:41 PM

〇自転車に乗って

貴方はもう忘れたかしら。
学生の頃だから、50年くらい前のこと。
あぜ道を自転車で走りましたね。
あんな細い道を、しかも2人乗りで。

私は覚えています。
あぜ道だから舗装などされていなくて、ガタガタと自転車は大きく揺れるものだから、私は強く貴方を抱き締めた。
貴方は何も言わなかったけれど、
私の腕から貴方の熱が伝わってきて。
また貴方の背中と夕日が重なるものだから、

眩しい、そう思ったの。


あれから私達はずっとそばにいて、
私は何度も貴方に恋をした。

先に貴方はいってしまったけれど、
もうすぐ私も会いに行きますので。

また自転車に乗せて貰えたら嬉しいです。




〇夜の海
海は好きじゃない。特に夜の海とか。
好きじゃないというか怖い。

波の音で私を暗い水底まで誘っているようで。
潮の香りが人の汗の匂いのように感じてしまって。


それでも私は海を求めてしまうから。
人間って不思議。

8/15/2023, 1:50:20 PM

【夜の海】


大吾は埠頭に来ていた。護衛は出入り口に待たせている。
夜の海は深く、不気味だ。だが今はその闇が心を落ち着かせる。

峯が死んだ。

目覚めた頃には遅かった。
声をかけた時の、悲痛な表情が瞼に焼きついて離れない。
どこで間違えたのだろう。どうして気づいてやれなかったのだろう。峯の、深い闇に。

遺体はどうしたのかと真島に問いただしても、裏切り者の墓なんぞないと一蹴されてしまった。極道としてはよくあることだ。それを理解していても、問わずにはいられなかった。そもそもあの高さから落下したのであれば、遺体なんて綺麗な状態で残っているはずもない。
それでも。

「なんや、ずいぶんとおセンチやないか」

振り返ると、そこには真島がこちらへ向かってくるのが見えた。
足音にも気がつかないくらい、自分はぼうっとしていたらしい。
隣に並んで立った真島は大きなため息をついた。

「辛気臭いのぉ。それで弔っとるつもりかいな」
「いえ、そんなわけでは・・・」
「しっかりせえ」

鋭い声だった。

「六代目がそんな顔しとったら、他の奴らに示しがつかん。たとえ兄弟分だろうと裏切りもんは裏切りもんや。お前がそんなんじゃ、納得せん奴らも出てくる」
「・・・わかってます」
「ほならええ」

そう言い残して真島はひらりと片手を一振りして去っていった。

真島の言うとおりだ。東城会は今、不安定な状況だ。己がしっかりせねば。

胸元の内ポケットから煙草を一本取り出して咥える。そうすると、峯がいつも火をつけてくれたことを思い出す。
もっといろんな話がしたかった。もっといろんな表情を知りたかった。もっと、一緒にいられると思っていた。

愛していた。
確かに俺は、峯を、愛していたのだ。

「大吾さん」と呼ぶ低い声。あまり表情を変えない峯が、時折見せる穏やかな笑みが好きだった。ああ、好きだったんだ。

大吾は煙草を深く吸うと、まだ残っているそれを深い海に投げ捨てた。峯への想いと共に。

8/15/2023, 1:48:53 PM

夜の海は静かで好き✨
波の音をぼ〜と聞くのが好き😊
騒ぐ人とは行きたく無いかなぁー波音聞きながら好きな人といれる幸せな時間が良い🥰

8/15/2023, 1:47:50 PM

月明かりが照らす
波がつま先をくすぐる
風が少し寒くて
一人であることを
心地よくさせる

8/15/2023, 1:46:57 PM

夜の海


 夜の生ぬるい風が僕の髪を撫でる。
 手に持った懐中電灯は、砂混じりのアスファルトをぼうっと照らす。
 彼女と二人暮らしのアパートから歩いて十分。波の音だけが響く防波堤の上に、懐中電灯で照らされて細い影が伸びている。

「やっぱり、ここにいた」
 僕がそう声に出すと、影はくるりとこちらを向いた。彼女だ。
「あはは。迎えに来てくれたの?」
 彼女は妙にあっけらかんとした、下手くそな笑みを浮かべる。自分を取り繕う嘘が上手な彼女の、最後の砦。
「そりゃあ、今、十時だよ?さすがに心配だって」
「…別に、私だって社会人なんだから。気にしなくてもいいのに…」
 彼女の下手な笑顔すら消えかかる。

 防波堤に立つ彼女に、空いている左手を差し出した。
「僕は彼氏なんだから。気にしたっていいでしょう?」
 帰ろう、とも、話して、とも言わずに、彼女を見上げ続ける。
「…もぅ」
 やがて、彼女の右手が僕の左手に重なった。
 ぴょんと、防波堤から飛び降りる。
「別に、死んじゃおうとしたわけじゃないんだよ…?」

 距離が縮まると、彼女の目に涙が溜まっているのが見えた。今にも溢れそうだけど、必死にせき止めて流れない。
「大丈夫、知ってるよ」
 傷つけないよう、そっと彼女を抱きしめる。
 彼女の嗚咽が、波の音に溶けていった。

8/15/2023, 1:46:42 PM

我慢した先には幸せが待ってるって

ダイエットしてやっと分かった

8/15/2023, 1:46:15 PM

満月の日には、お月さまの路ができるよ

 岸からさらに果まで、白く長くたゆめく

 たぷたぷ たぱたぱ

 魚がひょいとはねて

 船はため息のように汽笛を鳴らす



【夜の海】

8/15/2023, 1:45:03 PM

砂浜を恐る恐る踏みしめて歩いて行く。サンダルの隙間から入り込んでくる砂が、モゾモゾして気持ち悪い。
でかでかと"ココ!"と記された地図をぎゅっと握りしめ、眉間を寄せた。
姉が亡くなって遺品の整理をしていたら、折られた地図が出てきた。表紙には、『良いものがビーチの岩場のところにあるよ!夕方探検してみよう!』と赤色のクレヨンで説明が書かれていた。そのため、観光客のいない夜に、家の目の前に広がる海へと来たのだ。
母子家庭の家だった。5歳上の姉がいつも面倒を見てくれていた。私はしょっちゅう姉に引っ付いて駄々をこねていた。多分この地図も、我儘な私を退屈させないためにつくってくれていたのだろう。
ふと足を止めた。一応目的地に着いたが、一体何があるのだろう。…待て、岩場の中心が青く光っている!
足を動かして中へ入ろうとした時、慌てて急ブレーキをかけた。
これは、…ウミホタルだ!
そうだ。幼かった私は、テレビで綺麗なホタルの光を見て、姉に「ホタルが欲しい!」とねだったのだ。優しく宥められても諦められなくて、姉をひどく困らせてしまった。寧ろ姉にとって、本当に面倒くさい妹だったと思う。
でも姉さんは、ずっとずっと、私にたくさんのものを与えてくれていたのだ。それも返しきれないものばかり。
姉さん。ねえさん。
おねえちゃん。

8/15/2023, 1:39:08 PM

夜の海
よるの海
依るの海
因るの海

月が昇って
月の光が波に反射して
その光も互いに反射し合って
キラキラ輝いている

海の中にいる時は
暗くて温かくて気持ちよかった
けど月の輝きに魅せられて
周りが止めるのも振り切って
全速力で泳いで海面に顔を出した
海の上はあまりにも広く、空気は軽く美しく澄んでいた
長い間うっとりした後
私は水中に揺れている自分の身体を見て
ガッカリ…
そこにあるのは、重くて柔らかくてみっちりと中身がつまった体
鱗に覆われた体
これではあの月が浮かんでいる所まで行けるはずがない
みんなが止めるのも無理はない
見なければこんなにガッカリすることはなかったのに

でもやっぱり行ってみたい
月のところに行ってみたい
もしこの尾を脱いで、代わりに羽根を背負ったなら
あの月の、いやその先までも行けるかな

すると急に風が吹いてきて、漣が立ち始めた
私は波に転がされ、岩につかまりやっと目を開けた
見渡す限りの海面に、雨が降り注いでいる
いや雨じゃない。
海面から何かが一斉に飛び出してるんだ

…魚たち!
小さな魚から大きな魚、サメ、イルカまでも
目を凝らすと貝やエビや小さな小さな生き物たちも、空に向かってどんどん飛び立ってゆく
一切の躊躇なく

ああやっぱりみんなそうなんだ
同じなんだ
何だか分からないけど行きたいよね
もう行けるんだ
考えたりガッカリしたり
そんなことするから行けなかったんだ

ただこの思いに身を委ねて
ただこの流れに乗って行けば
月が、空全体が
両手を広げて迎えてくれる

8/15/2023, 1:35:38 PM

仕事終わり、彼と見た

横浜の海と夜景

街の灯りの華やかさと、静かに漂う波が

ロマンチックで幸せだった。

今日は

夜の海を1人眺める。

変わらず穏やかに漂う波を見つめ

街のきらびやかな美しさに寂しさを感じ

一筋の涙がこぼれた。

8/15/2023, 1:34:06 PM

商業用プラネタリウムで

泣こうとして泣いていた私

本物の下では

押し寄せる夜の海に

星のひとつひとつがさざめき

綺麗 なんかじゃない

そこにあるのは 圧倒 である



喜怒哀楽も

赦す許さないも

愛さえもどうでも良いこと

私という個体の無意味を知る



すべてはこれに内包された

些細なことだと思うと

大笑いして私は

まだ灼熱のコンクリートに仰向けに寝転んだ



服の汚れは心底どうでもいいし

皮膚くらい虫にくれてやっていい

なるべくなるべく静かにして

出来ることなら鼓動も息もやめてしまって

私も夜の海に取り込んでほしい

仲間外れは寂しいと、酷く思う



[会津の夜空にペルセウス座流星群]

8/15/2023, 1:27:40 PM

真っ黒でなにも見えないけど
私の青い感情をまるごと攫って
心の隙間に寄り添ってくれるような
そんな暖かさを感じる。

その波に、その潮風に
頭を撫でられてぎゅーっとされているような
子守唄を歌われて寝かしつけられているような
そんな安心感と抱擁感を覚える。

#夜の海

8/15/2023, 1:26:02 PM

夜の海


真っ暗なんだ。それこそ、月明かりだけが照らしてくれていて。夜の黒と深い藍色を混ぜたようなとても美しい色が打ち寄せて、離れていくんだ。
月明かりに反射した水面がきらきらと星屑のようで、隣にいる君をそっと盗み見る。
伏せられたまぶたと、長いまつげを濡らす涙がきらきらと美しくて。
聞こえた独り言にはあえて答えずに、聞こえない振りをして、ただ夜の海を眺めていた。

8/15/2023, 1:25:27 PM

昼の喧騒の後に訪れる静けさ
得も言われぬ不気味さ

底が見えず 暗闇が広がっている
飲み込まれると
きっと戻ってこられない
でも目が離せなくなる

寄せては戻る絶え間ない波
嫌な出来事がすっと消えていく感覚

しんどくなると足が向かっている
星空の下の揺れる水面

Next