『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
(夏。)🦜
あのね。
夏は、
僕にとっても
やはり・・暑い。🦜
・羽根も、有るし。
・僕は
汗を掻け
無いから
・犬と同じで
口觜を開けて
熱を逃がす。🦜
(それでも、暑い時は
羽根を少し、浮かす、
太い血管が、有るから。)
・気嚢からも
熱を逃がせるんだけど。
「やっぱり、日陰に
入るか、水浴びが
一番だね。」🦜
【みんなは、知らないと
思うけど、僕の様な
若い鳥は、
近親交配を避ける為に、
移動するんだよ。】
✣ちなみに、娘雀しゃんと
僕は、今・・熱々なんだよ。🦜
題【夏】
(長くなってしまいました!時間がある方はぜひ読んでください!)
今日は学校1のイケメン、村上くんと地味~な感じの私ー天宮の海での話。(付き合っています。)
ーー待って、待って、こ、ここれってさ、あれじゃない?カップルでデートしてるみたい!あっ!でも一応デートか。と考えていたら急に村上くんがしたから覗きこんできて、パニック!頭にカーと血が上ってきて。
「あれ?天宮さん大丈夫?」
「な、何が!?」
「何がって、だって天宮さん顔赤いよ。」
「えっ!うそ!」ガーン。ば、ばれていないかな?
「もしかして熱中症?休もう。気づかなくてごめん。」
「そ、そんなことないよ!」
変にりきんじゃったよ。しかも気遣いができるの、なんかかっこよすぎてずるいよ~!
「なんか、夏って色々暑いね。」ごまかすように言った私、もー、なにいってるの?
「俺は夏が大好きかな。」
「えっ!私も、夏が大好きだよ!」そして目があって、二人であはは!と笑いあった。
あぁ。やっぱり夏って良いな。
ー夏に溶けた想いー
「夏は嫌い」
そう言った僕に、
君が少し困ったような笑顔を見せた。
自転車を漕ぐ二人の頬をサラサラと風が撫でていく。
「一緒に登校しよう」
はじめての君からの誘いに、僕の胸は高鳴っていた。
好きだ。と
いつまで経っても言ってくれない君に、
密かに期待をよせつづけている。
そんな君に恋人ができる度、毎度僕は落胆する。
期待ばかりをさせるのが得意な君は、おそらく悪い奴なのだろう。
きっと肝心な事は言えないタイプなんだ。
好きでもないやつと付き合うのは、僕の気を引きたいからなんだ。
そんな都合のいい解釈が次々と浮かぶのも、
君に惚れ込んでいるからに違いない。
醜い焦燥心を悟られまいと、今日も涼しい顔で君に会う。
君はとても頭がいい。
僕が離れようとするタイミングで、ちょうどよく飴を持ってくる。なかなか僕の心を手離してくれないのだ。
「どうして誘ってくれたの?」
頭の中で何度も質問をするのに、口からは一向に出ていってくれない。
いつの時代も口下手な男は嫌われる、わかっているのには器用にはなれない。
二人、自転車を漕ぐ。
スイスイ、と音を立てながら。
生い茂る木々の葉が青々としている。
夏の日差しをうけてきらきら揺らめいて
頭がくらくらするほどに、眩しい。
このまま夏が終わるのかな。
好きだと言ったら、壊れるのだろうか。
君は僕を、どう思ってる?
その一言が怖くて、一年半も経ってしまった。
夏が好きな君。
僕が好きな君。
僕が君に言った、
「夏は嫌い」
瞬間、
照りつける日差しの下
君の瞳に影が生まれた、気がした。
爽やかな風に押し出され、二つの自転車は坂を上がっていく。
僕らはきっと、これからもすれ違うのだろう。
一緒にいても互いを傷つける運命なのだ。
好きだという感情だけでしか繋がることのできなかった僕らの結末が見えた、気がした。
夏の暑さで、僕の想いは溶けていく。
ー夏に溶けた想い 終ー
夏
いちばん好きな季節。
何もしてなくても、わくわくするの。
(現パロ)
夏だった。
正確には暦の上とやらでは夏ではなく、ギリギリ春とかなのかもしれないが、ともかく夏みたいな暑さだった。
快適な温度であるユートピアと違い、現代社会というものはことごとく快適な温度というものが存在しない、いつもいつも暑すぎるか寒すぎるかの二択だった。
「アイス食べたい…………」
「僕もだよ」
クーラーの壊れた教室でボクの前に座っている少女がそう声を上げた。
彼女の現代社会での名前はさておき、彼女はユートピアでは『権力者』を名乗っていた少女だった。かく言う僕も、ユートピアでは『演奏者』を名乗っていたが。
つまり僕と彼女は前世からの友人である。
が、しかし。彼女は前世の記憶を失っていた。一方の僕は完璧に覚えてるどころか、ユートピアで彼女を手に入れられなかった悔しさを今世の彼女にぶつけることに決めていた。
だから、覚えていようとなかろうと、一旦自分のものにしようとしてる最中である。
今の所、その計画は良好で、こうして彼女の隣で親しげに話すことができている。区分でいう所の親友に値するのだろうか。それを恋人まで上げられるのもせいぜい時間の問題だろう。
「学校にアイスの自販機を置くべきでは?」
「僕もそう思うが、現実的に考えるのは無理だろう」
「え〜」
不満をもらす彼女の顔はあの頃と変わらず可愛くて、あの頃よりも好意的な表情を向けてくれる彼女にもっと気持ちが溢れそうになった。
「…………顔赤いよ? 熱中症?」
「……熱中症ではないが、暑いからね」
「水分とかとってね〜」
……溢れそうでなく、溢れてたみたいだが、まぁなんと都合のいい言い訳が存在するのか。全くもっていいところはないが、たまには役に立つ季節だな、なんて僕は思った。
二度と戻らない君
消えてくれない思い出
あれから3度目の夏
夏が来ると今年も半分終わったなーと毎度思う。
毎日寝て起きて、時間は皆平等に過ぎていくのに、毎年これ思うなーと思いながらきっと今年も思う。
暑い暑いと呟き、彼岸が過ぎれば少しは涼しくなるぞと信じ、10月になっても半袖を着ていて、あれ?夏長くね?がここ数年更新され続け、もう2ヶ月で今年終わるぞ?と思い…
時の流れを早く感じるのが私の夏かな。
夏は嫌い。
半袖にならなければいけない夏が、みんなと一緒に水着に着替えなければならないプールの授業のある夏が、大嫌いだった。
半袖になることに抵抗が無くなったのは、自分で子供の残酷さに対処する術を得てからだ。
それでも子供の頃の夏の記憶のせいで、極度に「人からどう見られるか」が気になる大人になった。
うっかり服にジュースでも零そうものなら、その日一日憂鬱になった。そこばかり気にして、通りすがりの人がそれを目にして笑うのでは、とか、そんなことばかり気になった。
夏は嫌い。
でもそんな昔のことをいつまでも引きずってる自分 は、もっと嫌い。
END
「夏」
夏
枝豆をつまみながらガヤガヤしている夜空の下でキンキンに冷えたビールを片手に喉を潤す。
忙しかった今日の1日が嘘のように吹っ飛び、夏の夜を満喫する。
こんな日には仕事の愚痴でも溢そうかと思う気持ちすら晴れ渡り、豪快にビールを飲み干す。
仕事で汗水垂らして頑張ってきた今日この一日ぐらいは少しぐらい酔っ払っても良いじゃないか。
これからも人生が続いていくんだ、少しくらい立ち止まっても良いさ
今日というこの日に乾杯
夏にしたいこと。
海に行きたい。スイカが食べたい。
浴衣を着たい。花火がしたい。
バーベキュー。小旅行。夜の散歩。
隣に君がいてくれるといいな。
夏
夏といえば…花火、水泳、スイカ🍉、とうもろこし🌽、メロン🍈、もも🍑…などを連想する。バーベキューも、いいなぁ
今年の夏は、友達のお家にお泊りする予定だ。
夏祭りなんかも、楽しそうだ。
なつきちゃん、君は夏に生まれたのかい?
ーもうそれ聞かれるの、532回目だよ。
数えてたんだ、そっか。
“夏”
私は夏が嫌いだ
最近の夏は暑くて仕方がない
なんてね!
実は夏になると思い出す事があるから
あれは私がまだ20代
蝉の鳴き声がうるさいぐらいだった
私は社会人2年目
土曜日の夜
ほとんど家にいない時間に
たまたま家にいた
部屋でくつろいでいると
家の電話が鳴った
相手は幼馴染の一人
すると彼女は唐突に言った
『◯◯が自殺した』と。
私はその言葉を理解するまでに
暫く時間がかかった
そう、夏の暑い日に
私のもう一人の幼馴染が
自ら命を終わらせてしまった
助けられなかった悔しさ
大事な人を失った悲しさ
もう会えない寂しさ
そして、気付いてあげられなかった
自分に対する怒り
20年以上経っても
毎年命日になると思い出す
だから、私は毎年命日に
花と一緒に楽しかった頃の
写真を持って会いにいっている
なぜか私達の写真のほとんどが
楽しそうな笑顔で
夏の日差しに包まれていた
じりじりと肌を焼く暑さにバテる夏。
水泳の授業を数回でリタイアして、傍観者に成り変わる夏。
制汗剤と日焼け止めのにおいが教室内に充満する夏。
外と中の寒暖差で毎年誰かが風邪を引く夏。
毎日のようにコンビニで買ったアイスをかじりながら帰る夏。
イベントでカップルが成立して周りが無駄に盛り上がる夏。
早々に課題を放棄してスイカを食べて涼む夏。
どこを探しても、もう君はいなかった。
【夏】
かき氷を食べた。冷たくて甘い。じゃりっともシャクっともとれる手回し特有の荒い氷の食感と、昔から変わらないどういう意味かも分からない作り物の青い南国の味。さっきまでじっとりと体を濡らしていた汗はひき、お腹から足先に向けて冷えていく。少し寒いくらいだ。
控えめなシロップの色を含んだ氷は粒が大きいからか光を乱反射させ水晶のようにキラキラと輝く。なぜか、今まで見たかき氷の中で1番綺麗だと思った。ノスタルジックな要素は何ひとつとしてこの場にはないのに。愛するひとも、汗水を垂らした青春も、線香の匂いがする縁側でもない。仕事終わりの夕方。生ぬるい空気がまわる台所のダイニングテーブルの上だ。そんなはずはないだろう。もっと楽しくて素敵な思い出付きのかき氷があったはずだ。家族と行った花火大会、夏休みに遊びに行ったおばあちゃん家、喫茶店の期間限定メニュー……
じわりと暑さの残る思い出の中にあるかき氷はどれもシロップがかかりすぎて濁って氷が沈んでいる。だいぶ溶けて諦めて付属のストロー型のスプーンですすったり、全部の色が混ざってほうじ茶のような色になっていたり……そう思うと私はかき氷の"氷"側を楽しめていなかったのかもしれない。氷は体を冷やすためのオマケで甘いシロップやトッピングにのみ心を踊らせる幼稚で可愛い感性の持ち主だったのだろう。
小さい頃の方が空は青く感じた。ショッピングモールは賑やかでワクワクした。歳をとる度視界に入るそういうもの達が色褪せて感じるとなんだか切なく苦しい。今のうちに焼き付けておくべきかと学生の頃は覚えられるはずもない広大な空を無意味に眺めていた。
そんな不安とは裏腹に社会人になって初めてかき氷の輝きに気づけた。不思議で仕方なかったが、長い時間生きたから、色んなものを見て感じて見方や意味を知ることができたから、感じ方がやっと大人になったんだ。そう思えてちょっと、まだ生きてて良かったなと。溶けきらないうちに食べ終えられた最後の透明なひと口をすくった。
『夏』
夏といえば何だろう。
海、向日葵、西瓜、蝉、かき氷。
たくさんある。
でも、私が思い浮かべるのは”肝試し”。
そう、これはある夏の夜に”肝試し”をした話。
肝試しをしたのは、薄暗い森の中だった。
周りには明かりも少なく、静かだ。
蝉などの虫の鳴く声と風、風に揺れて木の葉が擦れる音だけが辺りに静かに響いている。
この肝試しは”森の中の大岩にタッチしたら入口まで戻ってきて終了”というものだった。
私は楽しんでいたが、同時に怖かった。
この森にはある噂があるからだ。
”妖が出る”という噂や”妖は白蛇で、たまに白い着物を見に纏った銀髪の美しい男に化けて出てくる”という噂、”妖に見つかれば神隠しに合う”という噂があった。
そう、怖いと思いながら色々と考え事をしていると、道が分からなくなってしまった。
私は途方に暮れた。
だが、そんな時のことだ。
足に違和感があると思い、ふと下を向いてみると深紅の瞳をした白くて美しい蛇が一匹、私の足に巻きついて、チロチロと薄紅色の細い舌を口から覗かせていた。
私は噂を思い出して一瞬怖くなったが、白蛇を見ているうちに何故か落ち着いた。
白蛇を腕に巻き付けると、頬擦りをしてきた。
”可愛い”
白蛇と見つめ合って数分。
白蛇がスルスルと私の腕を離れていく。
そして、白蛇が白く光り出す。
”えっ?”
白蛇の光が収まったかと思い、白蛇の方を見る。
”・・・誰?”
そこには、白い着物を身に纏った、銀髪で色白の美しい男が佇んでいた。
”私は先程の白蛇だよ”
”・・・えっと”
”この森で迷ってしまったんだろう”
”えっ、あっ、はい”
”着いてきなさい”
白蛇の化身は私の頭をそっと撫でる。
とても安心する。
私は白蛇の化身に手を取られ、手を繋いで歩く。
そして、着いたのは霧のかかった集落。
そこで、私の頭の中に何かの映像が流れる。
”思い出したかい?”
”少しだけ”
”君はここの姫だったんだ”
”思い出しました”
”この集落は人が居なくなってから数百年経つ”
”そうですね。元から人では無いものが集まってできた集落で、迫害から逃れてきたものも多く居た”
”今や、ここへの未練があって死んでも霊としてこの世に留まり、妖となったものたちの集う場所だ”
”嬉しいです。帰って来れて”
”私も寂しかったんだ。君に会えなくて”
”そういえば、婚約者でしたね。私たち”
”そうだよ。今からでも結婚するかい?”
”いいのなら、喜んで”
”今のこの村には昔の住人たちのほとんどが妖や霊となって集っている。昔みたいに静かに暮らそう”
”はい”
”人の世はあまりに生きずらすぎるだろう”
”えぇ、そうですね。私はずっと違和感を感じていた。人の中で生活することに。人の輪に入れずにいたから”
”君を人の中から救い出せてよかった”
そして、私は村へと足を踏み入れた。
”姫様だ!”
”姫様が帰ってきてくださったぞ!”
”ただいま”
”姫様もお亡くなりに?”
”えぇ、生まれ変わったわ”
”そうですか”
”人として生まれ変わったけれど、やはり人の輪には入れないし、馴染めない。私はたまたまこの近くまで来ていて、この村を見て、昔を思い出したの”
”思い出してくださっただけで良かったです”
そうして、私はかつて一緒にいた人たちとの数百年越しの再会を喜んだ。
それからは、昔のような、とても穏やかで、ささやかな幸せを感じることの出来る生活を送った。
今度こそ、離れ離れにならないために。
今度こそ、忘れない為に。
END
わたしの『夏』は
終わったさ
もう初秋かな
でも、またほんのり暑さが
残ってる…
まー
『また会いに来な。』
彼女は笑顔で言った。私の目には涙が浮かんだ。
「来週、花火大会があるんだって。」
今は夏休み期間。私は昔住んでいたこの町を訪れていた。
『昔はよく二人で行ったよね。』
私の横で話す彼女は、幼馴染で親友。私の引っ越しをきっかけに疎遠になってしまい、ついさっき再会したのだ。
『また一緒に行く?』
「行こ!浴衣あるかな?」
他愛のない会話。そんな会話でも懐かしさを感じるのは、夏のせいかな?
「楽しかったね。花火綺麗だった!」
彼女からの返事はない。私達の間には沈黙が流れた。それでも気まずさはなく、心地よかった。
『暫くは君とは会えなくなるのか。寂しいね。』
「今度は君が私に会いに来てよ。」
彼女は首を横に振った。私が聞く前に、彼女は言った。
『目を覚ませ。君の居場所はここじゃないだろ。』
この言葉を聞いた途端、頭に鋭い頭痛が走る。そして、私の意識が遠のいてくるのが分かった。
『また会いに来な。私はここで待っているよ。』
笑顔の彼女は、なんだか泣いているように見えた。
目を開けると、白い天井があった。段々と記憶が戻る。
「そっか私、事故に遭ったんだ。」
夏休み初日、私は駅に行こうとしていた。横断歩道を歩いた時、車が横から来て。
「何しに、駅に行こうとしたんだっけ?」
そうだ。私は町に帰ろうとしたんだ。彼女の墓参りのために。じゃあ今までのは、全部夢だったのか?夢だとしても、彼女と過ごした記憶は本物だ。
「君は夏の精になってまで、会いに来てくれたんだね。」
目から一筋の涙が流れる。また会いに行く。そう誓いながら、私は夏の音に耳を澄ました。
夏の夜空で
私とあなたが
詩を歌う。
住む世界が違う
妖精と龍
確かなことは
いつまでも一緒。
風羅羽
夏といえば、帰省や夏休みのイメージがある。
私の帰省先は、田舎というには栄えていて、都会というには何か足りないような場所だ。虫は程々に多く、虫嫌いの私は辛いけれど、電車内で涼しい空気を浴びながら、流れていく景色を見るのは好きだった。
あるリズムゲームの書き下ろし曲である『街』という曲を聴いていると、友達と話しながら歩いた片道40分近くの通学路や、学校近くの梨園、家の近くや電車に乗っているとよく見える田んぼも、数年後にはなくなっているかもしれないと思って寂しくなる時がある。
懐かしい道を歩くと、数年前の自分たちの笑い声が聞こえてくるような気がする。随分変わってしまった自分に複雑な感情を抱き、けれど、つい微笑んでしまう。
開発が進んで便利になる、それは嬉しい。
けれど、失われていく昔ながらの風景に悲しくなる。
ほとんど夏にしか来られない帰省先の景色は、来年はどうなっているだろうか。変わって欲しくないわけではないけれど、懐かしい景色がほとんど消えるのは見たくない。
夏の風に吹かれながら見上げた空は、きっとあの頃と同じ色をしている。全てが変わっても、空だけは変わらずにそこにあってくれるのかもしれない。
そう思うと、寂しさが少しだけ薄れた気がした。