『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もう、ほとんど夏ですね。
貴女を守るようになってからは、幾度もの夏を共に過ごしましたが、俺が生きていた時は、貴女と夏の時間を共有することはできませんでした。
貴女をこうしてお守りできること。
俺はそれだけで満足すべきであるし、実際満足もしています。
それでも時折、蒸すような暑さの日が暮れてきた夕日の中、貴女の隣に座って、少し汗ばんだ貴女の手を握って、俺の名を呼んでくれる貴女の声と、遠くに鳴くひぐらしに耳を傾けてみたかった、と思ってしまうのです。
夏はどこから来て
どこへ去っていくのだろう
当たり前だと思っているものが
いかに私の理解の範囲を超えているか
理解しているものの根底には
神秘が潜んでいる
あっちーなぁー
ったく、、、、、
でも、アリガトな
夏は俺が強制的に元気になれる
うつ病なんかも良くなるんだ
だって、あっちーんだもん
カチカチに固まったこころだって
強制的に溶かしていく
しまいにゃ
どかんどかん!
って花火で、さらに俺のこころを壊してくれる
ありがとう
夏
「夏」
子供の頃庭で水遊び。
扇風機のまえでビールをのむ父。
干してる布団に蝉がとまって困っていた母。
何も知らず幸せなあの頃。
夏
“大仏ちゃま”を拝みに行った。
父親が亡くなった翌年、供養の気持ちもあっての奈良詣だった。
母方のおばあちゃんは親しみを込め「大仏ちゃま」とか
「大仏ちゃん」とか言っていた。
母方の曾祖父(ひいじい)さんが東大寺の官長の次の要職を勤めていたからか?
奈良の古い人だからか?
おばあちゃんは萩の寺(東大寺の別称)と記憶していた。
近鉄奈良駅から歩いた。
猛暑の中、鹿の糞がスニーカーの底の溝に食い込んだ。
帰ってからも、なかなか取れてくれなかった。
昨年程では無かったが酷暑の夏だった。
道すがら、鹿せんべい売りの直ぐ前で歩道の上からのミスト(霧)のサービスが気持ちだけでも有り難く感じた。
山門に着いたとき
「バスに乗れば良かった」
と後悔した。
“後の夏祭”と言う気分だった。
自転車には良く乗っているが
「たまには歩かねば」
とバス代をケチったのが祟った。
そこから大仏殿までが“酷暑”と言うより“地獄の暑さ”だった。
駅から山門までより遠く感じた。
もう歩くのが限界近くになって、やっと大仏殿にたどり着いた。
大仏殿の中に入って驚いた。
「涼しい!」
大型のクーラーが何処かに隠れて設置されているかのように涼しい。
「地獄に仏」
まさに、このことだと父親の供養より先に、涼しさに感謝して大仏ちゃまに
「帰ってきました」
と、ご挨拶した。
最近の猛暑酷暑は天災ではなく
人災だ!
日本の風土に合った建築、都市開発を… 徳博🥵
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通算112作目
入学式に向かう時も
通学の時も僕らは
少し離れたところで
その曲を聴いていた
夏祭りの帰り道たまたま一緒になって
色々話すうちに
お互いにこの人変わってるなぁ…と
思いながら最寄り駅へと歩いた
途中の神社で
面白いもの見せてあげると
キミは小さく笑うと
周りの人達の前をくるくると回って
気づかなかったでしょ?
キミにしか見えてないんだよ私の姿は
と悲しげに呟いて
夏の夜風に溶けていった
「右手に希望を掲げ
幸福を指に絡め取る」
ボクも帰ろう
僕達の好きな歌を歌いながら
『夏』
夏の終わりに君と出逢って
夏が始まる前に君がいなくなった。
君のいない夏を乗り越えたら
夏が終わった頃
また会えるかな。
夏
夏といえば夕立
突然の雷雨
車に乗っていれば安全
でも玄関までの数メートルが遠い
雨が弱くなるまで待つのです
なーんて
最近はゲリラ豪雨とかいって
あちこちで降ったりしてますね
そのぶん
地元の雷が減ったような気がします
夏の夕立が無いと
庭木に水をやらねばならぬ
水道代つらい
「夏」
陽炎が揺らめく日は異界が似合う。影が短くなる正午、人通りが少ない道をひとり歩くとまるで人ならざる者の世界に足を踏み入れたように感じてわくわくする。
蚊取り線香の煙の匂いが漂うと夏にまつわる怪談が読みたくなる。扇風機の風に当たりながらほんの少し不思議な話を読むと臨場感があって面白い。
猛暑は苦手だ。空調の効いた部屋を一歩外へ出るとねばつくような不快な暑さが全身をつつむ。立っているだけで体力と気力が削れる気温は本当に厄介だと思う。
麦茶と塩飴が私の夏のおともだ。梅味の塩飴を口に含みつつ、夏バテと熱中症を予防する夕飯の献立を考えるのも結構楽しい。ただ、火を使う料理は億劫になるので、冷やしうどんやそうめん、冷やし中華は考えものだ。
(終)
「夏」
こんにちは、お元気ですか。
この手紙を読んでいる頃には、もうすっかり夏の天気になっていることでしょう。
ある日突然届いた、母さんの手紙。
そういえば、長らく会っていなかったな。
手紙は、夏の雨にさらされて、ひどく濡れている。
最初の文以外は、ほとんど読めない。
母さん、寂しいのかな。こんなに出来の悪い息子だけど、何年も離れたら、やっぱり寂しいと感じてくれるのかな。
窓にはざあざあ雨。
夏
____________________
夏に良い思い出はあまりない。私にとって夏が1番大事な季節だから。
夏には我々吹奏楽部にとって1番のイベントである全日本吹奏楽コンクールが行われる。
中学で3年間出続けた中で、結果はそれほど振るわなかった。
1年目。銀賞。先輩は少し泣いていた。楽器は元々やっていたとはいえ部活を始めたばかりの私にとってはこういうものなのだと思っていた。
2年目。銀賞。去年と違って、審査員の中には金賞の点数を付けてくださった方もいた。少し手が届きそうな気がした。
3年目。金賞。皆で泣いた。3年間の努力が報われたような気がした。
4年目。中高一貫校生の私は今年も今までと同じメンバーでコンクールに挑む。
さて、2ヶ月後の我々は何色の賞を掴んでいるだろうか。
「夏」
夏と言ったら!
あれ?私それ出来ないや。
あ、それ?そ、それも、なんだ…。
あれ、私、いつから…?
【#73】
『 夏 』
夏は暑くて嫌いだ 。
虫も多いし 、 汗もかくし … 最悪すぎる 。
夏休みの課題も多くて 、 遊ぶ予定もなけりゃ 出かける予定すらない 。
そんな時 、 ふと 1件の メールが 、
大好きな 、 あの人からの メールが
『 今度の夏祭り、2人で出かけない? 』
直ぐに 答える
「 いーよ、めっちゃ楽しみ笑 」
… こんな1つの 約束で 、
大嫌いな 夏も 、 ちょっと 好きとか 思ってみたり 。
葉桜は
「夏がくるよ」と
知らせてる
桜散るのは
その代償
一夏が
始まる予感
感じつつ
葉桜共に
青く先行く
夏はまだまだ始まってませんよね!()
私は今日、期末テストが終わりました!偉い!
結果は気にしません!(現実逃避)
スイカ、冷やし中華、かき氷
プール、海水浴、家族旅行
ラジオ体操、自由研究、宿題
子供の頃の自分が過ごした夏は
楽しくて忙しかった
日焼けや熱中症も気にしなかった
夏を全身全霊で満喫した
今は夏を乗り切るのは大変だ
暑さで毎日夏バテ気味だし
日中は外出も躊躇う
ただ、秋が来るのを待つしかない
日照り 梅雨 🦟 虫達
台風
学生の頃は夏休みだとウキウキ
大人になると夏と冬は辛い
でも夏も冬も関係なく
辛い人は世の中沢山いるんだ!
弱音吐いてもやらなきゃ行けない!
ポジティブに突き進め⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!
“夏”
「もうすぐ夏なのかな?既にめっちゃ暑いっすよね
これから梅雨だと思うと、うーん、気分が沈むなぁ」
湿気が元気な最近の気候が、くるくる髪の彼にはどうやらキツイらしい。続けてこう言う
「その点、君らはいいよね こんな涼しい教室で勉強できる環境が整えられててね〜、職員室なんてね…」
最近わかったが、彼はよく独り言を言う。どこかの何かで見たが、文章を作るのが上手い人は沢山の独り言を口に出すことで、自分の気持ち、考えを整理するらしい。きっと、彼の頭の中の引き出しは綺麗に整えられていて、背表紙の高さも、並ぶ題名の五十音順も、それぞれの系統さえも綺麗に整頓されているのだろう。そのくらい、彼は素敵な言葉を巧みに操る。そんな彼の素敵な言葉達を、あとどのくらい聴けるのだろう。けれど、ハッとした。まだ、夏にも移り変わっていないじゃないか。春夏秋冬ある内の、今はまだ春の終わり。まだ3つの季節を共に過ごせるじゃないか。珍しくポジティブになれたわたしを褒めてあげてほしい。そして、髪がちりちりなるほど撫でてほしい。それも、彼の手で。いや…待てよ…ちりちりは嫌か…と思ったけれど、彼と同じくるくる髪なら何の問題もない。ほぼ初めてと言っていいほどの、お揃いが生まれるのだから。そんなにわたしをわくわくさせてくれる夏は生まれて初めてだ。わたしに、どんな夏が待ち受けているのだろう。まだまだ先の夢を思い描いて、誰にも伝えられない期待を馳せてみる
二人でテーブルに向かい合いながら、本日の夕食を口に運ぶ。
今日の夕飯は彼女がハンバーグを作ってくれた。彼の好物で、不器用な彼女は練習して、これだけは上手に作れるようになっていた。
「今日のハンバーグも美味しくできました!」
「うん、美味しい!!」
頬が蕩けそうな美味しさに、青年は満面の笑みでもくもくと口を動かした。恋人の手作りだ。美味しいに決まっている。
「そう言えば、来月にまとめて休みを取らない?」
「わ、いいですね! どこか行きましょうか!」
即座に恋人が同意してくれた。
「海、行きたいね、海!!」
「いいですね、海!」
「じゃあ、海決定で!」
「やったぁ!! 新しい水着買わなきゃ!」
「新しい水着……?」
楽しそうに言う恋人を見て、はたと気がついた。
新しい水着……。
その言葉に思考をめぐらせた。
恋人は行動と外見的に幼さがあるのに、身体のラインは人より良い。有り体に言えば抜群のプロポーションを持っているのだ。
最近は減っているけれど、彼女に対してセクハラをする顧客もいる。
「えっと……新しい水着?」
「はい!」
嬉しそうに言う彼女だが、青年の背中には冷や汗が落ちる。容易に想像できるのだ。豊かな胸元に視線を集めるだろう姿が。
「えっと、上着……着てくれる?」
「え、やですよ。暑いじゃないですか」
きょとんとした表情で、間髪入れずに返す恋人。
「じゃ、海やめよう」
「えー!? どうしてですか!?」
「上着着てくれないなら、海は嫌!」
「先に海って言ったのそっちなのにー!!?」
「もう少し、自分が人の目を惹くって分かってよー!!」
青年の意見としては。
彼女の新しい水着姿は見たい。
でも他人に見せるのは嫌だ。
心が狭いと言ってくれてもいい。
それでも彼女のナイスバディを他人に見せるのは嫌なのだと。
おわり
お題:夏
太陽の化身の君は走りだし私を置いて小波を蹴散らす
題-夏
梅雨の季節が過ぎ七夕様の時期に入った。
私はこの季節になると思い出す事がある。
その年の七夕の朝は曇っていた。
天気予報によると夜には天の川が見える天気になる様だった。
それだけでもなんか嬉しかった。
毎年この日になるとよく土砂降りや曇天で見えない事が多いからだ。
「今日はちゃんと見えるといいね。」
彼にそっと言った。
「そうだね。毎年こうなればいいんだけどなぁ。」
昼
急に土砂降りが降り出した。
「天気予報じゃ曇りのままのはずなのに」
「まぁ、夜にはちゃんと晴れて天の川が多分見れるよ」
「多分て何よ。多分て。」
「いや、天気予報もたまには外れるじゃないか。
今はたまたま外れているだけなんじゃないかな。
雨雲レーザー見る限りこの後ちゃんと晴れるみたいだし。」
「もう。」
彼はいつもこんな調子だ。
言い方はある悪いが行き当たりばったりと言うか、何というか。かなり大雑把な性格だ。
対する私はというと
「ま、晴れる事を願うか。」
もはや半分諦めている。
いや、今土砂降るという事は夕方から晴れるという事かもしれない。
という様に合理的かつ、さっぱりとした考え方をする人間だ。
今年こそは、今年こそはなんとしてでも。
いや、天の川がちゃんと見られたら。
と、何かに対して心の中で意気込んでいた。
「今年こそ、最後なんだから告白してみせる。」
私は思わず小さな声で出てしまった。
「えっ?今なんか言った?」
「あっ、いや、何でもない何でもない。何も言ってないから。」
「そっか。」
危ない危ない。ばれるところだった。
夕方
あの土砂降りは何処へやら、晴天になり夕日もキラキラ輝いて落ちていく。
「もう夕方か。早いなぁ。」
「でも無事晴れてきたし虹も見れたし。今日は満天の星空で天の川が見れるかもね。」
夕陽はキラキラと輝きながら地平線の下へ潜り込もうとしていた。
夜
想像を絶する満天の星空だった。
天の川もしっかりと見えるし、織姫星と彦星もきらきらと輝いている。
これほど綺麗な星空を公園で見上げたのは久々の事だろう。
「綺麗。」
「なんか、思ってた以上に凄いな、天の川って。」
私は今の発言で言おうとしていた事を思い出した。
「ねぇ、私達友達になってどれくらいだっけ。」
「んー。多分三年くらいかな?」
「そろそろさ、いい加減付き合わない?」
「えっ?それ今言う事?」
「いいじゃない、こうして一緒に天の川見てるんだし。」
「うーん。まぁ、いいよ。かれこれ数年は付き合っているわけだし。腐れ縁かもしれないけどさ。」
一言多いぞ。
「そっか、ありがとう。」
私はそれから彼と付き合って数年後別れた。
彼は仕事の都合上遠い街に転勤になったからだ。
別れてしまったけれど今でも友達として付き合っている。
遠い街の綺麗な星空を写真に収めて時々送ってくれる。
私はそんな彼の事が本当は今でも大好きだ。
「七夕の恋」