声が枯れるまで』の作文集

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声が枯れるまで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/22/2023, 2:40:45 AM

夏の太陽よりも熱いライト。
 暗く小さなライブハウスにひしめくかわいいファンたちの熱気。
 ミニスカートを翻して煽る。

「みんなー! まだまだ行けるよねー! 声枯らすまで叫べー!」

 うおおおお、と地響きのような歓声が肌をビリビリと揺らすこの瞬間があたしは何よりも好きだ。
 アイドルになりたくて上京してきたあたしは、夢を叶えてこの舞台に立っている。デビューしたてで知名度は低く、まだ大舞台には手が届かない。それでも今目の前にいる人々があたしを、あたしたちを見てくれることがとてつもない幸運であることを知っている。
 かわいいというより美人な方で、背も高く、冷たい印象を持たれやすいあたしは、アイドルに向いている方ではないことを知っている。
 それでもアイドルになりたかった。クールなだけじゃないあたしを演出してみたかった。
 そんなあたしの挑戦を認めてくれた、プロデューサーと仲間と、そしてファンのみんなに心から感謝している。
 だからあたしは歌うのだ。声を枯らすまで。

「さぁ次はファーストシングルからあの曲! いくよ!」

 次の曲を伝えれば、会場の熱気は更に増す。
 活動を続けてから、曲は何曲か増えている。それでも最初の一曲目は特別だ。左右の仲間たちと目を合わせて、開始前のポーズを取る。
 初めてあたしがセンターを飾った曲。
 あたしがアイドルとして認めてもらえたときの曲。
 イントロが流れるこの瞬間は、いつもドキドキした。まるで恋をしているみたいに。大好きな人に、かわいいと言われることを想像するときみたいに。
 愛を込めて歌うから、めいっぱいの歓声をあたしにちょうだい。
 息を吸う。
 愛してるを歌に込めて、全力を出すつもりで歌い出す。それでも溢れる愛は枯れそうになかった。

10/22/2023, 2:30:20 AM

「声が枯れるまで」


彼が私を置いていってしまう

どうしてみんな私を置いていってしまうの?

誰か…誰か彼を助けてっ…!

その時、ジープが土煙をあげ救護所の前で止まった

土煙の中から現れたのは白衣を着た五人の男たち

私は彼らにすがって懇願した

「お願い!彼が死んでしまう!助けて!」

すると無精髭のリーダーらしき男が答えた

「すいません…私達は国境なき肛門科医師団なので…」

私は声が枯れるまで叫んだ

「死ねぇー!…死んでくれぇー!」

10/22/2023, 2:23:14 AM

好きなものを好きだと叫びたい。
好きだと言うのは思った以上に勇気がいるけど。
否定を恐れるな。好きなものこそ一途であれ。


━━━━━━━━━━━━━━━声が枯れるまで

10/22/2023, 2:16:49 AM

「つまんないね」
握りしめた原稿用紙
ペンだこをやけに引っ掻いて

「マンネリじゃない?」
握りしめた原稿用紙
タイトルをやけに見つめて

「なんか微妙」
書きかけの原稿用紙
消しゴムをやけに握って

「目標今週」
真っさらな原稿用紙
文字1つ浮かばなくて

「我儘を言わせて」
喉が渇くまで
鉄の味がするまで
語りつくしていいなら



喉が枯れるまで

10/22/2023, 2:09:42 AM

夢の中で声が枯れるまで叫ぶ

小さかった私たちには吐き出すことが叶わなかった
あの日の言葉たち


夢の中で叫んだはずの言葉たちも
ポタポタと落ちてしまって
誰のもとにも届くことはない

そしてそれは足元から
私たちの頭をめがけて
下から上へとあっという間に侵食してきた

そしてそれはあの日から
私たちの呪縛となり
外から内へとあっという間に支配してきた


大きくなった私たちには吐き出すことが叶う
あの日の言葉たち
 

それでも吐き出すことが出来ないのは
きっと

吐き出すことが出来るのに気付いていないのか
それとも

誰かのもとに届いてしまうのが堪らなく怖いのか
どっちなんだろう

10/22/2023, 1:51:42 AM

声が枯れるまで

声が枯れるまで私は歌い続ける。
声が枯れるまで私は思いを叫び続ける。
あなたにこの思いが届くまで。
あなたに私の声が届くまで。
この声を失うことになっても…。

10/22/2023, 1:47:24 AM

「声が枯れるまで」


昨日、親友が死んだ。

自分で屋上から飛び降りたらしい。

真夜中に、1人で。

親友の母親から電話があり、今朝、この事実を知った。

いや、違う。そんなわけがない。

昨日まであんな楽しそうに話していたのに。

また、明日ねって約束したのに。

信じることが出来なくて。

彼女が生きていると、まだ、生きていると。

死んでしまった、なんて。

そんなこと、信じることが出来るわけがなかった。

頭のどこかでは理解していても。

実感は、湧かなかった。


次の日、葬式が行われた。

白い服に身を包み、静かに眠る彼女がいる。

そっと、彼女の肌に触れた。

冷えきった肌は、到底人とは思えないもので。

「あぁ、死んでしまったんだな」って

理解してもなお、泣くことは無かった。

こんな、薄情な人間だったっけ。

骨になってしまった彼女を見ても、心が動くことは無かった。


また学校が、始まった。

いつも通り起きて、身支度をする。

こんなにも変わらないんだなって

彼女がいなきゃ、生活できないって思っていたのに。

いつも通り授業を受けて、部活をして。

変わったことといえば、少し周りの人が優しくなったこと。

目に見えた偽善に吐き気がした。

あと、少しだけ、日常が物足りなくなったこと。

話しかけてくれる他の人で埋めようとしても、どうしてもよぎってしまって。

でもいつかそれもなくなるのかな、なんて思ったらなんだか寂しくなって。

1人ある場所へ向かった。

それは、私が彼女とあっていた場所。

クラスに馴染めなかった私の、居場所だった。

今は使われていない、物置のようになっている教室。

旧校舎の2階、1番奥の教室。

ここなら誰にも見つからないねって、悪巧みをしたこともあったっけ。

私と彼女の思い出が詰まった、大切な場所。

ガラガラガラ

建付けの悪い扉を開けると、風が顔を撫でた。

風の吹く方では、白いカーテンが靡いていた。

ギシギシとなる床を歩いて、いつも使っていた机に触れた。

卒業まで、ここにいてくれると思っていたのに。

何となく、少し体重をかけた時。

カサ、と紙の音がした。

首を傾げ、机の中を覗くと。

私宛の、手紙が入っていた。

封を切り、手紙を読む。

『いつも、ありがとう。

直接別れを伝えなくてごめんなさい。

先に、行きます。

何も、いえなくて、ごめんなさい。

この世界に、私はいらないなって思ったから。

必要ないと思ったから。

君も、他の人といた方がいいよきっと。

私なんかよりずっと。

いつも、優しくしてくれてありがとう。

優しい君なら、先にいくのもゆるしてくれる?

もし、来世でまた会えたら。

次は、最期まで一緒にいようね。』

「...ぅ」

「...ゔぁ゙ぁぁぁぁああぁあっ!!」

「なんで、いってくれなかったの

苦しいって、つらいって...

そんなに信用ならなかったかなぁっ...

私は君が思ってるよりずっと、

君のことが、大切、だったよ。」


誰にも聞こえない叫びが、教室に響く。

手紙をクシャクシャになるまで握りしめながら、声が枯れるまで泣き叫んだ。


手紙に入っていたローダンセの花の香りが、彼女の周りを包み込んでいた。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あとがき

受験いやです。どうしましょう。
息抜きに書いてみました。
お久しぶりです。
久々だったのでちょっと長め...かな?
どうですか?文章下手になってないですか?
なってないといいなぁ...
ではまた。
このあとも読書をお楽しみください。

10/22/2023, 1:39:31 AM

声が枯れるまで。



突然だが、私はシャワールームで体を洗っている退屈な間はずっと歌を歌っている。

そう、昨日なんて特に声が枯れるまで歌ったなぁ。
自分の成長が目に見えるほどになって、嬉しくてずっと歌ってたんよ。

あ、今ビブラートめっちゃ綺麗についた!!
今の音程ミスってなかった!!
前の嫌な癖無くなってる!!

って歌ってたわ。

はあ〜ストレス発散にもなっていいなって思ってたんだけど、シャワー終わって下降りたら、

「お前の歌めっちゃ聞こえてるよー」って、
「いとこの母さんも聞こえてたよー」って。

いとこの母さんは隣人で、もう真隣の家にいる。
そのいとこの母さん曰く、すげえ聞こえてたって。

確か声が枯れるまでめっちゃ歌ってたからな。





全部聞こえてたってこと???
えッッッ恥ずかしッッッ

10/22/2023, 1:24:41 AM

声が枯れるまで。そういえばカラオケって子どもの頃に行ったくらいでほとんど行ったことないな。

 昔一人〇〇みたいなの流行ったな。それで一人カラオケってのをよく聞いた。

 でも俺は一人でカラオケに行ったことがない。大声で歌いたいという気持ちはあるけどそれに金を使うのはな、と思ってしまう。

 一人で外食とかもしないな。とかく金がない。一人で店に入るのもハードル高いけどそれよりも金がない。金がありゃ一人で外食するしカラオケだって行くさ。

 しかしとにかく金がない。まぁそれはいいとして一人でなにかするってのは流行を越えて常識になった感じがある。

 少なくとも一人でなにかしていることが変という時代ではないだろう。いい年して独身は今でも変人扱いな気はするけど。

 そして俺は一生独身の弱者男性。変人であり社会不適合者だ。悲しいね。

10/22/2023, 1:16:29 AM

声が枯れるまで
人生の中で風邪以外で声が枯れたなんてことはないだろう。この先もそんなことあるんだろうか。何かを一生を賭けて伝える事があるんだろうか。心で思うことはあったとしても声に出すかどうかは別問題。

10/22/2023, 1:03:10 AM

#声が枯れるまで

君に「もう要らない」と言われた僕は哀しくて、辛くて、捨てられたくなくて君に縋った。

だけど、君は鬱陶しそうに僕を睨むだけで、その言葉を撤回してくれはしなかったね。

だから決めたよ。

僕は君を恨んだまま死んでやるって。

君はきっとすぐにでも僕のことを忘れるだろうけど、僕は恨んで恨んで死んでやる。

だって、保健所に連れていかれれば僕は誰かに貰われるか、殺処分になるんだから、ね?

10/22/2023, 12:19:15 AM

𖤣𖥧𖥣。声が枯れるまで𖤣𖥧𖥣。

声が枯れるまで応援したり、声が枯れるまで歌ったり、
声が枯れるまで声を出すことが出来なかったあの3年。
私は高校時代をそんなコロナ禍で生きた。

運動会や競技大会は大きな声での応援は禁止。
「大きな声で応援しないでください。」のアナウンスがずっと流れていた。

卒業式に校歌を歌うことすらできない。退場前にお世話になった大好きな先生に、クラス全員で「ありがとうございました!」すら言うこともできない。

あぁなんてつまらない高校生活を送ったんだろう。

私はいまでも、

運動会でみんなの声援に隠れながら
大好きな人の名前を大声で呼んだり

文化祭で自分の模擬店への呼びこみを大きな声でしたり

卒業式で大好きだった担任に向けて「ありがとうございました!!」と大泣きしながら叫んだり

そんな光景を夢に見るんだ。

10/22/2023, 12:18:07 AM

皆さんは声が枯れるほど愛を叫べる人は居ますか?
僕は居たとしても照れ臭くて出来ないかもしれません。
ですが気持ちを伝えることは大切なことなんだと最近思うようになってきました。
僕も最近気持ちを伝えたいけど伝えられない
そんな人が出来ました。

10/22/2023, 12:11:14 AM

我慢できないことがある

コロナ禍だろうが 思春期だろうが

応援席では黙っていられない

血管がウズウズとして 勝手に喉が開く

”声が枯れるまで” 精一杯応援する

子供たちよ 好きにさせてくれてありがとう

10/21/2023, 11:54:40 PM

声が枯れるまで
歌い続けた。

日々のストレスから
解放される
ひととき。

それが
1人カラオケ。

10/21/2023, 11:47:22 PM

私の声が好きと言った彼は

思わせぶりが酷かった。

わたしが彼を気になった時

彼は彼女が居たらしい。

悲しい、悔しいに似た

モヤモヤとした感情がぐるぐると私の心を支配する

そんな気持ちを発散するために

カラオケしに行った。

馬鹿みたいに声が枯れるまで歌うことにした。

彼が言った私の声を枯らすために

たくさんの曲を歌い続けた。

この気持ちが晴れるまで

私はまだまだ歌い続ける





─────『声が枯れるまで』

10/21/2023, 10:59:02 PM

別れが多い生涯だったので、慣れていると思う。

子供の時分から引っ越しも何度もしたし、よく泣いた。
そのうち泣かずに淡々と別れられるようになった。


思春期に入ると一周回って、今生の別れをなんとなく察知できるようになった。
会いたくても、会えないひとの方が増えた。


独り立ちして社会に出てから、名前すら知らないひととばかり関わるようになった。
同じ町に住んでいるだろうけど、一言も交わすことはない通りすがりのひと。
電車のアナウンスをするいつもの駅員さん。
よく行く飯屋の大将。
行きつけのバーにいつもいる常連さん。

名前を知らないと、別れも早い。
別れには、慣れたつもりだった。


先日、身内が死んだ。
老衰の大往生だ。あまり話が通じなかったし、
そろそろだろうと覚悟はできていた、

つもりだった。


お題「声が枯れるまで」

10/21/2023, 10:58:54 PM

声が枯れるまで

ローレン「スラムに居たころは幸せなんて望む事すら出来なかった。ただ時折流れる人を眺めるばかり。腹が空けばゴミをあさりネズミと腹を満たす。時には盗みを働いたしかし弱かった俺はすぐに捕まり体中を痛めつけられる。ある日知らない男と女が俺を拾い大都市に連れていった。あのクソな田舎と比べて天国のようなところだった。知らない男と女は俺を蝶よ花よと育ててくれた。初めは強く拒んだがこいつらが居ないと生きていけないと知り、素直になるようになった。俺は学生時代というものは送って来なかった、なぜなら男が教えてくれたから必要がなかった。俺は男が教えてくれた中で一番心に残った言葉があるそれは、「夢は声が枯れるまで叫べば叶う」だ。

制作中

10/21/2023, 10:44:17 PM

幸か不幸か
正直に白状すれば
私にはまだない

それなりに
歳を重ね、人並みのことは
してきているのだから
一度くらいあっても
いいとは思うことだが
そこまでの経験をしたことはない

境界線までは
何度か体験してると思う
だけど
一線は越えたことがないのだ

お題『声が枯れるまで』

ふと、
ニュースを見てたら、他国では
子供が大泣きしていた
大人が泣き崩れていた

もしかしたら
この一線は、
自身が引くもの以上に
他者が引くことの方が
多いのではないかと
感じた

どうなの?
         まー

10/21/2023, 10:36:37 PM

ねぇ…

声が枯れたら

ねぇ…

愛が言えない…

ねぇ…

愛を囁けない

ねぇ…

愛を歌えない…


ねぇ…

どうやって…

ねぇ…

愛を伝えるの?


ねぇ…

その眼で愛を語るの?…


ねぇ…

読心術で愛を話すの??


ねぇ…

書きかけたままの手紙✉️?


ねぇ…

バイト先のホワイトボード?


ねぇ…

実習生に頼んで学年通信の備考欄???


ねぇ…

おばあちゃんにお願いして糸電話??


ねぇ…

黙ったままキスするとかは…


ねぇ…

黙ったままでキスを…




声が枯れるまで

愛を叫ぶから

そのあとで

キスしていいですか?


ねぇ…

キスしたいよ…♪

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