『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
喪失感
なにか大事なものをを失った時
人は喪失感覚を覚える
大好きな物を壊した時、失くした時
大切な人が離れた時、亡くなった時
ああまた一つ、なくなってしまった、と
それが「もの」である以上、いつかは終わりが来る
それが今だったのだ、と
人はそれらを経て成長するものなのだ…きっと
そう、信じている
ある日突然消えてしまった
思い出が次々と浮かんでは消えていく
写真の中の笑顔を眺めながら
失った現実が心に重くのししかかって
もう二度と会えないのだろうと実感した途端
悲しみが込み上げてくる
「会いたい…」
言葉にした途端に
言いようのない喪失感が押し寄せて
押し潰されそうな思いは
消えてくれるのだろうか…
喪失感
何かを失うことで
わたしたちは少し大人になるのだと
どこかで聞いた
失った悲しみは
同時に
幸せな悲しみかもしれない
幸せな時をすごせた思い出は
わたしが生きるかぎり共にあるから
おそろしいほどの喪失感に
打ちのめされながらも
忘れたりするものか
あなたとの思い出は
わたしの人生の宝物だから
偶然ではあれど、それは必然だったのだろう。君に出会い、多くの知識を得た。君が笑うと、私はつられて笑った。君が泣いても、私は泣けなかった。君が私を守れば、私は君を支えた。君が死ぬ時、私は生きる事を選んだ。
私は、体の左側の感覚が失われるのを君の死によって自覚した。少し違う私達、けれど、どこか同じだった私達。
生きるのならば、喪失感は共にあれ。
お終い
嗚呼、痒い。
痛痒くて堪らない。
利き手でなければままならなず、如何ともし難い。
開かれぬ暗闇の中で、彼方此方へと彷徨わせてみる。
傍から見たら滑稽、なのだろうか。
誰か、私の×をさすってはくれまいか。
『喪失感』
一人で物思いに耽る時間は、
今の私には必要なくなった。
貴方のことを考える時間は、
最早昔の私のものになった。
日々の習慣は一つ消えたが、
不思議と喪失感は抱かない。
その理由は今隣にいる君が、
その身を以て示してくれる。
ちょうど今
僕のことを
わかってもらえてると
思っていた人に
僕の話しをしたところ
通じなかったんだ
この時感じたこと
ショックだよね
これは
相手に期待していたんだな
結果を期待する
執着
これをまだ持っていたんだ
自分が映し出しているだけの映像に
まだ首を突っ込んで
体験しかけていた
深呼吸ふぅ〜
そして
心地良くない感情を受け入れて
軽やかに手放したところなんだ
相手は変わらない
既に
選んでいる先が違っている
僕は僕の心地よさだけに
意識を向けて生きていく
さてさて
関係性がはっきりしたのだから
軽やかに離れていこう
今までありがとう
〜喪失感〜
卒業式が終わり、迎えた朝。
気がつくと涙を流していた。
あぁ振られたんだった、、、
もう会うことなんてないのかな?
あぁ君がしてくれたこと、君がかけてくれた言葉
全部全部忘れられない、、
永遠の片想い
失った
喪った
大切な男(ひと)を
大切な仲間と
大切な私達の国も
喪失感に打ちひしがれ
我が身を掻き毟っても
失ったものは戻らない
あぁ、恨めしい
私達の国を壊す人間が
あぁ、憎い
私の大切な男を仲間の命を奪った裏切り者が
あぁ、苦しい
身を焼け焦がすほどの虚しさと我が身に宿る殺意が
あぁ、哀しい
築き上げた私達の理想の国、未来を奪われた事が
渦巻く感情と衝動に抗う術はなかった
私の心、全てを捧げた夫、
シュウ様がいなくなってしまったのだから
この身が悪に堕ちることを
止めることなど出来なかった
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浅草鬼嫁日記より
茨姫
有り余るほどの
幸せなんて求めてないけど
あなたがいない…
ただそれだけで
隙間からこぼれ落ちる
埋められないなにかが
あなたの名前を繰り返す
#喪失感
喪失感
祖母の横たわる棺が燃えたあと、小さな骨と灰だけが視界に映った。
葬儀スタッフが「こちらは喉仏様でございます」「こちらはお膝の骨でございます」と淡々と説明して拾っていく中、こんな事態でさえなければ鑑定士としての彼の手腕を褒め称えたいとすら思った。
生前、祖母は「般若心経はね、死んだらみーんな空っぽになってしまうって言ってるんだよ」と話していた。
色即是空だとか、御念仏を唱えさえすれば阿弥陀様に救って頂けるのだとか、祖母の言っていたそんなことを骨の移動を見ながら考えていた。
祖母は、空っぽになってしまったのだ。
ここに骨はあるけれど、極楽浄土だかどこかに渡ってしまって、もうどこにもいないのだ。
「それでは喪主様、最後に頭の骨を入れて頂けますか」
灰の中から拾い集めた、綺麗な薄い骨の蓋が納められるのを見ようとしたその瞬間、無粋にも「では御箸を回収させて頂きまーす」とスタッフが横切った。
がっかりしたような、でも空っぽなのだから瞬間を見逃したところで意味はないのだと自分を慰めながら、小さくなった祖母の入る白い箱をそっと撫でた。
喪失感は、桜吹雪。
君は、そんな悲しい気持ちや負の感情を、良く花の一生に例えていたね。
けれど、僕は……君のように、そんな負の感情を花の一生には例えられない。
君が居ないから、そうする意味を失ってしまった。せっかく覚えた言葉も、その意味も、全部、全部……………。
ポタッ、ポタッ、
「………何で、君は居ないの?」
僕の問いかけに、君が答える事はもうない。
君が優しく笑う顔も、君が困る顔も、何もかも、もうない。
「君は、僕に沢山の事を残してくれた筈なのに、今の僕には、何も見えない。思い出せない………、嫌だな、君がしてくれた事が、全部無駄になってしまったみたいだ………」
サアアアアッ、
晴れた空を風が吹いて、今年も綺麗に咲いた桜の花びらをハラハラと漂わせる。
そんな桜の花びらが一枚。
僕の頬に落ちて、貼り付いた。
まるで、君のようだと思った。
「君が残したもの、今は無理でも、ちゃんと覚えているから、思い出すから、だから、待っててね…………」
僕は桜の花びらをそっと掴み、手のひらに乗せてふうっーと優しく息を吹き込む。
そうしたら、桜の花びらはフワッと舞い上がり、また違う場所へと運ばれていく。
桜の花びらが、今日、初めて散った日だった。
その年の桜の花びらが初めて散った日、君は桜の様に優しく散った。優しく、旅立っていった。
僕の、初恋の君。
さようなら。
さようなら。
大きな塔を見上げた。
「上に行くと、いつもは見えない景色があるのよ」
おばあちゃんは私にそう言って大きな塔の地下に繋がる階段へと消えていった。
「おばあちゃん待って。」
私の呼び止めた声だけが大きな塔の中でこだました。何処かも分からない場所に、とりのこされる。私はどこへ迎えばいいの?
地下へと繋がる階段は真っ暗で塔のてっぺんにある、たったひとつだけの窓から漏れ出ている光は届かない。
おばあちゃんについて行く前に、私が見えない景色を見てみたい。
私は階段を登り始めた。ああ疲れた。私はここまで歩けた。やっとてっぺんだ!私は窓から暮らしている街を見下ろしていた。なんだ、こんな景色いつも見てるよ。私の期待していた景色じゃない。
私はおばあちゃんについて行くことにした。後ろを振り向くと、そこに階段はなかった。
お母さんが私の肩を揺さぶる。
「紀子!紀子!起きて!起きなさい!」
「……どうしたの?お母さん今日は学校はお休みだよ。ゆっくり寝たいよ」
「おばあちゃんが病院で亡くなったのよ。準備があるから手伝って。」
「うん」
多分おばあちゃんは、塔のてっぺんには登れなかったんだ。
「喪失感」
剣を取り落とした。足の力が抜けて崩れ落ちるように膝をつくと、鎧の音がガシャリと鳴る。前にも後ろにも倒れることのできぬまま、俺は呆然とその首輪を視界に入れていた。
信じられなかった。―――あいつが、死んでいたなんて。
本来、決して外すことのできない首輪だ。魔法文明時代の名残だという。文明をまたぐ長きを生きたあいつが、まさかこんな所で。
「さて、どうするかね?」
大魔導士は俺の反応を愉しんでいる。俺はあまりのショックに怒りすら湧かなかった。戦う気力も忘れ果てた。
―――檄を飛ばす仲間の声が届くまで。
(所要時間:10分)
喪失感
おさげ髪した小学生の私
下校途中
街の中で無くした物がある
髪ゴムだ
お小遣いで買ったばかりで
真新しく
透き通るあめ玉のような飾りが付いていた
初めて付けた日だった
ルンルン気分で歩いている時
側溝の蓋に空いている小さな穴に
吸い込まれるように髪ゴムは落ちて行き
コツンと言う音が聞こえた
あり得ない一瞬の出来事に
電流が走るようなショックを受けて固まった
私の不注意だが
何故故ピンポイントに其処へ落ちるのだ
私は
残った傷1つ無い
綺麗な髪ゴムの片割れを見つめながら
青ざめた喪失感と共に
ションボリ家路に向かった
" もう私たち終わりにしよう "
私から君にお別れを告げた
私から告げたはずなのに
どうして涙が止まらないんだろう
この喪失感は何だろう
" ずっと私のなかの1番は君だけでした "
あなたのいない喪失感は、急にやってきて、なんでだろうと思い出して仕方ないと自分に言い聞かせる。この繰り返し
もう戻ってくることのない現実
喪失感を抱きながらの生活
こんなものかと思いつつ
楽しかった日々を振り返る
あぁやっぱりいない
舞
今日私は失恋をした。
相手は同級生のKくん
最初は友達の友達という曖昧であまり関わりのない
立ち位置に居たのに
いつの間にか2人で休み時間を過ごす時が出来たり
頭を撫でて貰ったりと親しくなったのに
このまま丁度いい関係を続けられたら良かった
私はただの友達で 同級生
それだけで良かったのに、もっと独占したい。
幸せになりたい。 もっと彼を知りたいと思ってしまった。
結果はそう最初に書いた通りダメだった
ココロにポッカリ空いた穴
もう得られない幸福感
ただ今感じるのは友達と好きな人を失った喪失感だけ
あの日から何度、朝陽が昇っただろうか。
君が今、何処で何をしているかは僕なんかには到底わかりやしない。
ずっと、ずっと。
好きだった。どうしようもなく大好きだった。
昨夜、君の夢を見たんだ。
あの大好きな声で僕の名前を呼んでくれたんだ。
目が覚めると、そこはいつもと変わらない真っ白な天井で。
それはまるで、色が消え去った僕の心のようだった。
ずっと、ずっと。
好きなんだ。どうしようもなく大好きなんだ。
〝喪失感〟
「喪失感」
大切な人、思い出きえたことはありますか?
でも、その喪失感を無くす事は一生むりだろ
うし、消さなくていいよ。
苦しい時辛い時は吐き出そう?
少し言葉にするだけで少しはスッキリするよ!
喪失感になったら、無理に立ち直ろうとせず、
自分のペースで人生歩んでいこっ!