あの日から何度、朝陽が昇っただろうか。君が今、何処で何をしているかは僕なんかには到底わかりやしない。ずっと、ずっと。好きだった。どうしようもなく大好きだった。昨夜、君の夢を見たんだ。あの大好きな声で僕の名前を呼んでくれたんだ。目が覚めると、そこはいつもと変わらない真っ白な天井で。それはまるで、色が消え去った僕の心のようだった。ずっと、ずっと。好きなんだ。どうしようもなく大好きなんだ。〝喪失感〟
9/10/2023, 10:13:49 AM