『君の目を見つめると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題
君の目を見つめると
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君の目を見つめると
辛いことも嬉しいこともすぐ忘れる
君の目を見つめると
悲しくはならない
君の目を見つめると
嬉しくなる
君の目の色は
青と緑
その綺麗な青と緑で
僕を見つめてほしい
でも、君は見つめない
だから代わりに僕が見つめる
君が僕を見る日まで、
動物が他の動物の目を見つめるとそれは警戒していることになるらしい。君の目を見つめたら君は目を逸らすだろう。でもそこには緊張という身体的反応だけでなく、嬉しさや後ろめたさなどの感情が混じっているだろう。試しにうちでゴロゴロしている某猫を見つめてみたが、猫パンチの餌食となるだけだった。そんな猫パンチに込められた意味を想像するのが最近の私の趣味である。
まんまるのガラス玉のような君の目に
うつるわたしの顔が幸せの顔をしている
君もわたしも同じ幸せを感じていて嬉しい
嬉しいけど
イヤイヤは早く終わってほしいな
お題 【君の目を見つめると】
【君の目を見つめると】
君の目を見つめると、いつも私と目が合うんだ。
だって、そうよね。君の目を覗き込むために、わざわざ私が君の正面に移動しているから。
必然的に、君は私のことを見つめることになる。
でも、君は迷惑だって言ったことなんか一つもない。
君の黒い瞳孔は、私が目をそらさない限り、私のことを映し続ける。
それでいい。それでいいのよね?
私は君を見つめていたいし、君も私を見つめていたい。
相思相愛とは、この事だ。そのはずだよね?
なぜ私を見ても、君は何も喋ってくれないのだろう。
もしかして……いや、やっぱり最初から。
私のことなんか、眼中にないんだよね?
テーマ《君の目を見つめると》
『夕焼け赤いねー』
『、、、勉強付き合わせてごめん、』
『?、僕は楽しいよ?』
『、。そ』
ジー
『、、』
ジーー
『、、、』
ジーーーー
『、、、なに?』
『目がすごく綺麗だなぁって』
『、、そ。』
ジーー
『アンタも、、綺麗な目してる、。』
『んー?なんかありがとぉ!』
『、、、。』
『んー、顔赤いよー?熱?』
『、、、ごめん。ちょっと黙ってくれる?』
いじりたくなっちゃうなぁ!
君を見つめると
恥ずかしくなっちゃう、
#71 敗者
大好きな君の
目を見つめると
じっと見つめ返されて
思わず下を向いてしまった
僕の負け
お題「君の目を見つめると」
君の目を見ると、いつも頭を撫でたくなる。
私に甘えているようなその瞳は、私の母性をくすぐる。
君の声を聞くと、いつも心が癒される。
私に愛を伝えてくれているようなその声は、私の心を浄化する。
君の姿を見ると、私の愛は強くなる。
良いように使われても、私は幸せを感じる。
そんな君は、「ニャー」と鳴いて、今日も私を癒してくれる。
何故だろう
君の瞳に映る私が鏡で見る私よりも綺麗なのは
どんなに酷くなぶられたとして否定されたとしてわたしはあなたを好きでいるだろう、という、恋の芽が若いときにできたその不確かに存在する自信はなんとも宗教的だった、春の嵐が花びらをぱしと叩くようにどこか魅力的で衝動的だった
「ですので、この後に衣装替えをして雑誌の撮影となります。」
朝から長ったらしい説明を懇切丁寧にする君。
だが息を切らすこともなく慣れた口調で進めるものだから、思わず気を抜いてしまう。
「一応空き時間にデモテープを聴いておいてください。今回は奏多くんも気に入ると思いますよ、ポップ調でノリがいい感じでした。」
毎回、仕事前に必ずスケジュール確認をしてくれるのだが、有難いことに一日の大半は埋まっていて、それを順に説明するのだって容易なことでは無い。もちろん、君の言うことは否が応でも耳に入るので聞き漏らしはありえない。
「それと夕方の移動中に仮眠を取っておいてください。今日は深夜ラジオのゲストで呼ばれていますから。間違ってもゲームとかマンガとかで暇を潰さないように。」
気を抜いていても返事だけは忘れない。練習生時代に叩き込まれた習慣だから無意識でもタイミングはバッチシだ。だからこそ目が離せないし離す気もない。
「ところで、ちゃんと聴いていますか?ずっと虚ろな目をしてますよ。」
そう、どんな説明でも返事もすれば内容も聴き漏らさないのだからバレようがない。だからついつい見つめちゃうんだよな。
バシッッッ!!!!
「いった!!!」
ふと気づくと目の前には鬼の形相をしたマネージャーが手刀を振り下ろした後だった。
「えっなになに!どうしたの急に!?ちゃんと聴いてたよ!!??」
急いで弁明を始めてはみたものの、焼け石に水とはこのこと。
「こっちは朝早いから眠いのかな?とか憂鬱になる仕事でもあったかな?とか心配してたのに、奏多くん!また適当に聴いてたでしょ!気を抜いてたのバレてんだからね!」
そこまで言われるともう平謝りするしかない。
すいませんすいませんと頭を下ろして謝罪の意を示す。
「はいはい。いつも通りだからいいけどね。それじゃ今日も頼むよ!」
その言葉と同時に喝を入れる君。力加減など知らない右手は俺の肩を思いっきり叩いてくる。
「痛いよ、岩ちゃん!もうちょっと優しくしてくれてもいいんじゃない?!」
少しだけ要望を伝えては見るが「聞いてない奏多くんが悪い。」と正論で返してくる。
それでも、仕事上の関係かもしれないけど、君といれる時間は大好きだ。
いつもありがとう。岩ちゃん。
そんな奏多くんですが、
(そんなに見つめられるとこっちも恥ずかしくなるじゃない。)
と小声でつぶやく岩ちゃんを聴き逃してしまうのもいつも通りでありました。
『君の目を見つめると』
#君の目を見つめると
猫のミキ、君の目を見つめるとキラキラしていて愛くるしい、もっと近くて見たく顔を近づける
超至近距離から猫パンチが飛んできた、割と痛い
それでも大好き
※人間の目を間近で見るようなホラーというか少し不思議なよくわからない風味の話です。
虹彩認証のアルバイトを始めた。
急遽作ったんだろうなと見て取れるパーテーションで区切られた部屋の中。折りたためる机とパイプ椅子、それから小さいモニターと専用の機械が仕事場を無機質に飾っている。
僕はその中でパイプ椅子にじっと座って、モニターが映し出した廊下に人が現れて虹彩認証の開始ボタンを押すのを待つ。
大抵は始業後の朝、昼、夕方がピークだ。たまに忘れ物をしたように慌てた人がやってきて、僕は「おやまあ、落ち着いてくださいね」なんて思いながら目を合わせている。
そう、目を合わせている。
といっても専用の機械が向こうとこちらの映像を繋ぐらしいから遠隔──リモート見つめ合いだ。
開始ボタンが押されたら、モニターの向こうの人は虹彩認証を行う。システムは僕の専門ではないし詳しいことはわからないが、認証自体は問題なく行われるらしい。
じゃあなぜこのような見つめるアルバイトがあるのかというと、社内で変革やらなんやらで従業員の意見を取り入れた結果、らしい。ふんわりと直属の上司から聞いた。興味がないのであまり覚えていないが、機械的なものより暖かみのあるシステムが良いとかなんとか……。
試験的に導入して、目を合わせる役はとりあえずアルバイトで募集したという。社員の意見を取り入れる、なかなか面白い会社じゃないか。就職先に考えようかな。
そういえば虹彩認証と聞いて映画で見る緑のレーザーのようなラインが瞳を一往復で認証、というのを思い描いた人も多いだろうが、あれは演出で実際はそういうのじゃあない。いつも見ているからわかる。
それから、このアルバイトの特徴といえばもう一つ。
僕はパーテーションの向こうで書類仕事をしている上司の気配を探り、こちらを気にしていないように、と願って専用の機械を覗き込んだ。
必要外の使用をする悪い従業員である。みんなは目を合わせるアルバイトをするときはちゃんと人が来たときだけ覗き込むように。
モニターに人影はない。向こうにある認証機械周辺をしっかり映しているので、画面外で認証する人はいない。
だけれども、瞳が見えるんだよなァ。
初日に声もなく驚いた不思議な瞳が、じっと僕の瞳を見つめている。
当時慣れない中うっかり人もいないのに覗き込んで気づいて慌てて上司に報告したら、
「えっ?ちょっと失礼、代わって。……うーん、確かに見える。おかしいね。システム部に連絡しておくから、体調に気をつけて続けといて」
と命じられたので、
「ハァ、そんなものですか」
と頷いて業務を再開したのだ。
それが今も変わらないのでシステム部とやらもお手上げなのかもしれない。上司があれから経過を聞くこともないし、うっかり忘れられているような気もするけど。
しかしこの瞳、まばたきもしない。ずっとまんまるい黒目を見せつけている。
僕はすっと姿勢を正して目を離した。あれに付き合っていれば僕の方が乾いて仕方ない。
しかしあと数週間あの瞳と一緒にアルバイトをするのだと思うと、ちょっと楽しみになってきた。彼女と目を合わせたらなんだか胸が踊ってしまうような心地なのだ。
君の目を見つめていると
胸がきゅんとなる
可愛いなあ😍
いつも 見るたび
君の目 君の瞳
惹きつけられる
電光石火の如く痺れる
青天の霹靂のような衝撃を受ける
身の危険を感じて逃げたくなるなんて言えないな
君の目を見つめると/2023.04.07
君の目を見つめると
どうしても自分が小さい人間に思えてしまう。劣等感というわけでもないのだが
「『久しぶりだね。いくらか、やつれたんじゃあないか?』」
「『はは、隈も濃くなってる。ちゃんと寝ているのかい?』」
「『全く、なんて酷い顔をしているんだ』」
「『君、は、』……」
鏡に映った君は、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
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君の目をみつめると
ヤバいかも…
tsutsuの👀
かなりのパワーがあるからなぁ
ジーッとみちゃう気がする👀
👀に惹かれたし
ずっとみてたい気がするよ。
#君の目を見つめると
どんよりしている。
降り始めてもおかしくないのに、まだ窓は濡れていない。もしかしたら雨粒が見えていないだけで、手を差し出せば不愉快に湿る可能性もある。わざわざ移動して確かめるつもりもなく、中途半端に開いたカーテンの隙間から空を眺める。
これで今日の外出はキャンセルだ。頭が痛いとか、服が汚れるだとか、本当は気分が乗らないだけのことを、今にもぐずぐずと言い出すだろう。淹れて数分経ったコーヒーが冷めていくのは、すぐれない天気のせいか。
ベッドのすぐそばにある窓、いや、窓のすぐそばにあるベッド、だ。家具の配置は家主が決めるもので、狭い寝具が外気を感じやすい場所にあるのには意図がある。どうせ空気や風景や季節を憂うための、自慰行為に似た理由でしかないだろうが、とにかくそこに座って煙草を吸っている男。その言葉をただ待つ。
キッチンの換気扇を回すのはいつも人任せ。自分の部屋ではないので気にする必要もない。けれど火が点くと立ち上がってしまう。換気扇を回して、キッチンに留まる理由を探す。自分だって煙草を吸うのに、一緒に並んで吸いたいとは一度だって思わなかった。だからコーヒーを淹れて、黒とは感じられない黒を喉に這わせる。
「今日やっぱやめよ」
ほら、言った。持ち上がりそうな口角を抑えて、そうか、と返す。できるだけ不満気に、感傷めいて。
男は灰皿に二本目の煙草を押しつけてこちらを見た。
どんよりしている。
「勘違いされることはあるが、邪眼というのは目が合わなければよいというものではないんだ。
メドゥーサなんかと混同されているんだろうけど、邪眼は邪眼の持ち主がじっと見つめるだけでいい。視線には力が宿っていて、見るだけで呪う。
魔女狩りの時は、この邪眼というのがけっこう曲者だった。
共同体の鼻つまみ者である子供のいない寡婦なんかが、ご近所付き合いに失敗してかっとなり、思わず罵るとするだろう。お前の家が呪われればいい、とかって。
すると、不幸が起こった時に、その女が呪ったからだということになる。
ただまあ……凝視されると、むずむずして嫌な気分になったりするだろう。目が合ったあとすぐに逸らしても、気のせいでもなぜかずっとその視線を感じている……」
先輩は言いながらコーヒーを飲み、こちらをじっと見つめる。
俺はその目を見返した。先輩は顔に対して少し目が大きくて、その一方で黒目は小さく、なんというか目力がすごい。
「だから、その視線に悪い力が込められていると考えるのは自然なことだったのかもしれない。
差別と排除の始まりは、自然で素朴な嫌悪感、それから無知だ」
こういう話をする時の先輩は、実に楽しそうに笑うけれど、実際は遠い昔に遡及してまで、ふつふつと怒りに燃えていることを俺は知っている。
視線には力がこもり、俺は居心地が悪くなる。自分が責められているような気がするのだ。その正しさに。
もしかしたら俺は、先輩に火をかけていたかもしれない。そんなふうにさえ思う。
だから俺は言う。
「現代に生まれてよかったです」
「仮にも歴史を学ぶものが、そんな単純な言葉を吐くなよ」
先輩はそう言って、呆れたように視線を緩める。
俺はいささかほっとして笑った。
#君の目を見つめると
いつもとは違う車内のふたり
打ちつける雨とワイパーの音だけが
響いている駅の駐車場
行くなと引きとめたくて
君の目をみつめるけれど
目の奥に佇む決意がそれを言わせない
君が小さな声を震わせながら
もう、この街では生きてゆけないよ
あなたは本気で愛することを恐れてる
かたちのない愛に疲れたの
しばらく故郷で暮らすと
行くなと引きとめたくて
君の目をみつめるけれど
目の奥に佇む悲しさや不安が
僕に何も言わせてくれないまま
君の背中が駅のホームへ消えてゆく
失ったものが大きくて泣くことも
できないまま、君の背中が消えてゆく
追いかける事もしないまま
雨が打ちつける車内でひとり
君の目の奥に佇む欠片を探してる