『君に会いたくて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「君に会いたくて」
冷たい風が吹き荒ぶ夜の街を一人の男が走っている。スーツ姿に黒のビジネスリュック。まさに仕事終わりのサラリーマンの格好で、人目も気にせず走っている。運動不足の身体で、仕事終わり。お世辞にも早いとはいえないが、それでも男は走った。
「今日、会える?」
男がその連絡に気付いたのは、少し遅めの昼休憩のことだ。大切な人からの連絡とあれば、どんな内容でも気づいた瞬間に返事をするものだが、それがこんな内容だと言うまでもない。午後の業務中、残業なんてしてたまるか、と言わんばかりの男の鬼気迫る形相に、近くの席の同僚はドン引きだったし、上司はいつもこのくらい働いてくれたらなぁとため息を吐いた。
そうして何とか定時で職場を出た男は、こうして汗臭く走っているわけだ。駅まで歩いて10分のところを、全力で走って5分。精々一本早い電車に乗れるかどうかの差でしかなくても走るのだ。それは、そう。単に君に会いたくて。
君に会いたくて
会いたくて
会いたくて
君を忘れることにした
君に会いたくて(オリジナル)
久しぶりに大好きな人に会える用ができた。
会えるのはよろしくない事でもあるのだが、ちょっと嬉しい気持ちで電車に乗った。
最寄り駅から徒歩10分。
ドアベルを鳴らして入室する。
1時間ほど待って、名前を呼ばれた。
「今日はどうしました」
白衣を着た禿頭のお爺さんが、丸椅子をくるりと回して私に向き直った。
「指の皮が剥けて指紋がなくなってきちゃって」
私が指紋の消えた手を差し出すと、彼は顔をしかめ、
「こんなになるまで放っておかない!なんでもっと早く来なかったの」
と叱ってくれた。
これこれ!と、私は嬉しくなる。
これしきのことで医者にかかるのは忙しい先生に悪いと思ってしまう私を、いつもこの一言で安心させてくれる、大好きな皮膚科の先生。
皮膚に疾患がないと会えないし、名医なので薬がとても効く。すぐに治って通えなくなってしまうのだ。
今回、会うのは5年ぶりだったが、元気そうで安心した。
次はいつ会えるだろう。
相手は医者なので、会えない=健康怪我なし、に越したことはないのだけれど。
「ちゃんと聞いてる?!」
「はいっ!聞いてます!」
その後もずっと叱り口調で、症状や痛み痒み具合を心配してくれて、とても良かった。
私は満足して家路についた。
「あの、今から君に会いに行ってもいいかな?」
「会いに来てくれますのね!全然私は大丈夫ですが
何かありましたか?心做しか声がお元気が無さそうで」
「何もないよただ会いたくなっただけ」
「...?そうですかお屋敷でお待ちしておりますね!」
「あぁ...急いで行くよ、では」
「はい!」
(九条院様元気が無かったけど大丈夫かしら...)
そんな私の浅はかな考えは一瞬にして壊された。
好きな人がずっと私の目の前にいて、会いたい時に
会えるぐらい傍にいるっていうのは自分の願いで
現実はもっと残酷だ。その事を私は強く思い知った。
「おい!聞いたか!九条院の坊ちゃんが事故で
亡くなっちまったって!!」
「なんだって?!」
「あんなに誰にでも優しかったのに...」
「最近お見合いが上手くいって婚約者が出来たって
言ってて地主様も安心してたのに...」
(九条院様が亡くなった...?どういうこと?
内容が頭に入ってこないというかお見合い?婚約者?
どういうこと?九条院様と私はお付き合いしてるんじゃないの?そりゃ周りには隠されてたけど...)
「葬式は急ぎで明日にはもう行わられるらしい...」
「悲しいな...俺達も行くか...」
「...そうね...」
(お葬式...本当に九条院様は亡くなってしまったのね...
私も行かないと...何が何だかで涙も出てこない...
私に会いに来てくれるって言ってそこで事故に
会ってしまったのよね...私のせい...?)
次の日
「…ご愁傷さまです...」
「みんなありがとう...本当に今回の事は残念だった...
まさか息子が亡くなるなんてね...胸にぽっかり穴が
空いたようだよ...それと春奈さんでしたよね?
葬式が終わった後でいいので私の部屋に
来てくれないか?」
(?!なんだろう...バレた...?)
「春奈さんは息子と付き合っていたのだろう?
息子が亡くなる直前病院で俺の付き合っている人が
いるって聞いてね確かに初めて聞いた時は
驚いたよ...でも私は反対しない。息子が今から
春奈さんに会いに行こうと縁談の話がでて婚約者が
出来てしまったと伝えるために会いに行こうと
していたらしい、でも息子は言っていた...
誰よりも春奈さんが好きだとこれは本当に心から
思っていると言っていた。だからどうか自分を
責めないでくれ息子もそんなつもりは無かっただろう...」
私は抑えていた涙が溢れでた。
九条院様は恥ずかしがり屋な方であまり好きとは
言ってくれなかった。それが本当に私の事が好きなのか
心配になって何回か聞いていたこともあった。
でもそんな私でも好きと言ってくれた。
私も大好きだった。今目の前にいる九条院様のお父様に
何を言えばいいのかどんな顔をすればいいのか
何も分からなかった..。
「そ、そうなんですね...嬉しいです...
好きなんて言ってくれて...ごめんなさい...頭が
真っ白になっていて何を言えばいいのか分からなくて...」
「当然だよ...私も聞いた時は頭が真っ白に
なったからね...でもお願いだから自分を責めないでくれ
それは私からもお願いする。」
「ありがとうごさいます...九条院様はお父様に似て
お優しい方でした...」
「ありがとうね...」
「いえ...では長居するのもあれなのでそろそろ
失礼します...」
「そうだねじゃあ元気でね...」
「はい...お父様も」
九条院様が亡くなったのは本当に残念だしこの先もう
好きな人が出来ることは無いだろう...でも
私も切り替えてシャキッとしないとね...!
自分を攻めてる暇も無いんだから...
九条院様どうか天国でも見守っていてくださいね...!
2025年、夏。
みんなに会えることが分かって
頑張って体重を4kgも落としました。笑
冬、2回目会いに行ったときにはもうズブズブで
ついにぬいにも手を出しました。
次がいつになるか分かりませんが
わたしはまたみんなに会えるのを楽しみに
家事も育児も仕事も頑張ります。
大好きな8人へ。
「君に会いたくて」
「ただいま」と言う自分の声がやけに大きく響く。言ったところで返事はないけれど、いつの間にか習慣づいていたらしい。先日までは私が帰ってきたら君の「おかえり」と温かなハグが迎えてくれたのに、今は玄関で1人立ち尽くす私がいるだけだ。
君がいない。それが痛いほど伝わってきて、胸が苦しくなり視界が潤んで涙が溢れた。一度流れると止まらず、靴も脱がないまま玄関にしゃがみ込んだ。
君のいない日々が、こんなに寂しいと思わなかった。君のいない部屋がこんなに静かで冷たいなんて知らなかった。
君に会いたくて仕方がない。君を抱きしめたい、言葉を交わしたい。笑顔が見たい。
どれもこれも叶わない願いだ。どれだけ会いたくても会えない。
君のいないこれからの私の人生は全てがモノクロで無機質だ。
君に会いたくて
君に会いたくて、10年待った。
10年たって、君に会った。
10年たった君は、一緒にいると違和感だらけ。
おそらく君もそうだろう。
こんなんだったっけ?と思うけど、10年分の時間をお互いに過ごしてきたんだね。
10年越しに一緒にいて、そこから6年経つね。
やっと君に慣れてきた。
難しいことは考えずに、今は6年目。
ということにしておこう。
ここからあと何年一緒に過ごせるかはわからないけど。とりあえず今はよろしくね!
君に会いたくて
涙があふれる
どうしてもう君はいないのだろう
走って転んで膝を怪我した。
どこにもいないのかな?
・君に会いたくて
休みを取った
今年もちゃんと会いに行くから
#君に会いたくて
「君に会いたくて」
手土産も口実も何もいらないから、
「おかえり」と言わせてほしい。
「君に会いたくて」
朝早く起きました。
服は昨夜のうちに決めて、
メイクも気合いを入れました。
電車の中で鏡を確認して30分前に駅に着きました。
目印のオブジェの前でマフラーに顔を埋めて待っています。
あなたはまだ現れません。
「あなたに逢いたいです」
#君に会いたい
ネッ友と会いたいです
名前出しちゃ悪いけど、ねあっていうこなんですけど
ななななんと7歳差!!WOW
ほんとにもう新幹線代払ってくれたらいくっていうくらい仲良しなんですよー!!
かれこれ出会って3年とか、、?もうはやいっすよ!!
出会ったゲームの機能で結婚までしたしぃ、、?
ほんまに会いたいです
日に焼けたページをめくると、懐かしいにおいがした。
夕焼け空の下、手を引かれて歩いた。あの日のにおい。
久しぶりに実家に帰ってきたのは祖父の遺品整理の手伝いのためだった。
95歳。最後まで朗らかで素敵な人だった。
実家を出てからは年末やお盆といった節目に少しだけ顔を合わせる程度で。つい最近も、年始に家族みんなで食卓を囲んだばかり。
だから、突然の報に心が追いついていなかった。
こうしている今だって。そこの襖が開いて。
「おうい」
そう声が飛んでくるのではないか、とさえ思う。
祖父の部屋に入ったのは、いつ以来だろう。
片づけはだいぶ進んでいて、もう部屋には本棚と作業机くらいしか残っていない。
手先が器用で何かを作るのが得意な人だった。よく作っていたのは竹細工だ。日に焼けた、大きな手。それが驚くほど繊細な手つきで、新たな形を織り上げていく。それを見るのが好きだった。ネコやウサギといった動物から、かっこいい飛行機まで。祖父はなんでも作ってくれた。たくさんの作品をもらったけれど、それらはもうどこにも残っていない。
一つくらい取っておけばよかった。
作り方を教わっておけばよかった。
もう、できないんだ。
それを実感した途端。途方もない気持ちにおそわれる。
この先の人生で、わたしはもう二度と、祖父に会うことはできないのだ。
力が抜ける。その場に座り込む。
鋭い西日が窓から差し込む。広い部屋の一カ所だけ、畳の擦れた場所を照らす。作業机の前、祖父がよく座っていた場所だ。
祖父の形跡をたどるように。わたしはいつのまにかその場所に正座していた。作業机の引き出しを開く。中には、ぼろぼろになったノートが一冊。ページをめくる。几帳面な祖父の字で記されたそれは、どうやら日記のようだ。
ふと、あの日の記憶がよみがえった。
竹で編まれた飛行機を右手に、左手は祖父の掌と繋いで。並んで歩いた夕暮れの土手。
欲しいおもちゃを買ってもらえなくて、拗ねたわたしに祖父がプレゼントをくれたのだ。本当はお人形がよかったけれど。世界に一つしかない飛行機が、そのときは何よりも嬉しかった。
祖父はわらっていた。わたしもわらっていた。大きな手の、ごつごつした優しさに包まれて。
なんてことのない、けれど満ち足りた、掛け替えのない思い出。飛行機は壊れてしまったけれど、あの日感じた温もりは、変わらずここに残っている。
ノートのページをそっと閉じる。
日記にはきっと、祖父の色んな思いが。嬉しかったこと、悲しかったこと。ゆるせないもの、大切にしていたもの。きっとすべてが記されている。
祖父のことをもっと知りたいと思う。
けれど、この日記はそのまま、閉まっておくことにする。
あの日、二人で夕焼けの道を歩いた。
それだけで、充分だった。
引き出しを戻し、立ち上がる。
誰のものでもない部屋にオレンジ色が満ちている。
背中に残る夕日の熱。それはどこか、あの日の手のひらの温かさに似ていた。
【閉ざされた日記】
身体が疲れるのは別に構わないんたけどさ、精神的にツラい時のほうが堪えるんだよね。
変なことばかり考えちゃってさ。
表面的に取り繕った笑顔が剥がされそうになる。
好きな飲み物を飲んで癒されるけれど足りない。
それだけじゃ足りないんだ。
瞳を閉じて空を仰ぐ。
冷たい風が頬に当たって熱を帯びた頭が冷えてくる。
深いため息がこぼれ落ちた。
「あの子に会いたいなぁ……」
そんな言葉と一緒に。
おわり
六一三、君に会いたくて
「来ちゃった♡」
突如として、その男は襲来した。真顔で「お帰りください」と即答すれば「こっくりさんじゃないんだから」とよくわからないツッコミが返ってくる。
「なんですか」
「どうしても君に会いたくて」
「…………」
「調子はどうだい後輩くん」
「見てわかりませんか」
片手で前髪をよけて、額に貼った冷えピタを見せつける。
「ご覧の通り、今あんたにかまってる余裕ないので帰ってください」
「えーケイくん冷たぁい」
病人相手に気色の悪い小芝居を続ける男を前に、ただでさえひどかった悪寒と頭痛が、いっそう悪化した気がする。俺は舌打ちして「まじでだるいから帰れ」と言い放った。
我ながら先輩に対する態度ではないと思うが、こいつに至っては例外である。俺より年上のくせをして、常識も品位も、ついでに万年金もない男相手に、いったい何をへりくだることがあろうか。
「なんだよ、心配して来てやったのに」
「あんたのせいで悪化してます」
「そりゃ大変だ。看病してやるから家上げて」
「だから……」
か、え、れ、と言おうとしたところで、くらりと頭が揺れた。あ、やべ、と思った瞬間、がしりと肩を掴まれる。崩れそうになった足をなんとか踏みしめた。
「あぶね。大丈夫?」
今さら心配そうに顔をのぞき込んでくる。だから大丈夫じゃねぇつってんだろさっきから、と怒鳴りたくなるが、そんな気力も残っていない。
先パイは俺の肩に腕を回して「部屋まで歩ける?」と聞いてくる。上がっていいなんて言ってねえぞと言いたいところだが、もはや支えなしでは歩けない。本格的に熱が上がってきたようだ。
結局、先パイの肩を借りながら、部屋まで戻ってきた。ベッドにぐったりと倒れ込む。
「スポドリ飲めそう?」
小さくうなずくと、先パイはペットボトルのキャップを開けて、俺に差し出した。身を起こして、それを受け取る。冷たく甘い液体が、喉を滑りおちていく。内にこもるような、いやな感じの体の火照りが、いくらかマシになったような気がした。
続けざまに「おかゆ食べれる?」と聞かれたので、ふたたびうなずいた。
「たまごと梅、どっちがいい」
「たまご」
「わかった。寝て待ってろ」
先パイはビニール袋をガサガサいわせながら、台所に向かった。覚束ない意識のなかで、シンクに水が流れる音や、たまごを割ってとく音を聞いていたら、どうしてか子どものころの記憶が脳裏をよぎった。
両親は、普段からあまり家にいなかった。だから風邪をひいても、あれこれと世話を焼いてくれる人なんていなかった。ただ、ひとりきりで部屋の片隅にうずくまり、浅い咳をするばかりだった。ひどくさみしかったことを覚えている。
なぜ今になって、そんなことを思い出すのだろう。いつになくおせっかいな先パイのせいで、調子が狂っているに違いない。
ほのかに漂う出汁の匂いを感じながら、ゆっくりと目をまたたいた。ふいに胸の内に浮かんだ、あのときの心細さが、ゆるやかに遠のいていく心地がした。
【テーマ(?):君に会いたくて】
「君に会いたくて」
いつもより早めに家を出た
「君に会いたくて」
少し遠回りをした
「君に会いたくて」
わざと口実を作った
「君に会いたくて」
少し嘘をついた
1つの理由だけで
こんなにも私を動かせるんだね。
君に会いたくて来た
本当の気持ちを伝えたいけど、
もっとお酒がいる
あ 知ってた
い …そっか
あ …
い …そっか
あ だから…もう…
い …
あ ごめん
い ううん…
あ …ありがとう
い いっぱいありがと
『君に会いたくて』
お題:君に会いたくて
後日あげるのでお題とスペース保存しておきます。