『君に会いたくて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あれから何度、朝陽は昇ったのだろう。
卒業してしまえば、会える場所も会う理由もつくれなくなるの。
君は皆んなよりも早く登校するから、私も早起きして同じ時間に同じ道を歩いた。
君の背中を見つめながら、ゆっくりと歩を進めた。
次の信号よ、止まってくれと。
君の横に並ぶことが密かな幸せだったんだ。
今でもあの日々を感じたくて、わざとこの道を通ることがある。
もしかしたら君が居るんじゃないか、なんて思う私は馬鹿なのかもしれない。
それでも、君を想わせていて欲しい。
もう少しだけでいいから。
〝君に会いたい〟
題 君に会いたくて。
貴方の日記と花束を手に今日も丘に来る。
「…そう言えば貴方はここから見る海が好きだったね」
花束を貴方に渡し、木陰に座るするとふと思い出してしまう…
「…ねぇ貴方なんでいっつも僕から離れて先に行ってしまうの,やめてよ」
(……又君に会いたい,そう思ってずっと10年も待ってたんだよ?…………なんで先に逝っちゃうのさ)
………嗚呼雨が降って来た,塩気の強い雨が
〜終〜
キミに会いたくて。
僕の目の前から"いつの間にか"消えてしまったキミ。
ずっとずっと探してた。
もうキミと会えないのかと思ってた…。けど、
やっとキミに会うことが出来た。
他の人達はキミを見つけ出す事は諦めていた。
ずっとキミがこの世に存在をしているっていうことを信じ続けてたの。
「ずっと寂しかったよね…。でも大丈夫だよ。僕がキミを見つけ出すことが出来た。」
こんな寂しい空間で、キミは何年も1人で居たんだね。
仮想の人間たちはキミのすぐ側に居たんだね。
「ほら、早く。…この世の終電に一緒に乗り込もうか。僕はキミに会いたいから、ずっとこの空間に生きていたんだ。」
今月も
始まってしまった。
女性の
毎月来る
あの不快な
1週間が。
今月も
ダメだった―――
そんな気が
してたけど
でも
やっぱり
トイレで
独り
落ち込んでしまう。
もし
このまま
【出来ない】
ってなったら
どうしよう。
わたしは
母親に
なれないのかな。
あなたを
父親に
してあげられないのかな。
まだ見ぬ
キミに
出会ってみたいのに。
#君に会いたくて
君に会いたくてここまで走ってきたんだよ。
なのに忘れてしまったの?
昨日までこうして愛しあった記憶が消えてしまったの?
もう戻れないなんて言わない。
あなたが思い出すまでずっとそばにいて話をして寄り添い続けるから。
いつも眠りにつく前に
君のことを考えるよ。
もう会えないけど
夢の中なら
会えるんじゃないかって
思い通りにはいかなきけど、
君の顔を思い浮かべるよ。
あの日あのときの
あの場所でもう一度やり直したくて
すごく
君に会いたくて
淋しいよ
同級生の友達
君に会いたくて
いつも心の中で『会いたい』と思ってる
自分のことも一生懸命頑張って懐かしいと思うようにしてる
会いたい 会いたい 会いたい
でも、写真を見れば元気が出る
やっぱり友達がいるっていいよね
友達がいなかったらずっと孤立とかしてると思う
友達には感謝してる
君に会いたくて
会いたくて
そのために今日も息をする
次会うときの君のことを思い描きながら
今日も憂鬱な世界を生きる
君に会いたくて。
君に会いたくて
毎日寂しかったけど。
君に会いたくて
やっと明日。
君に会えるのが
本当に楽しみ。
もうドキドキしてきた。
テーマ:『君に会いたくて』
視界の景色があっという間に過ぎていく。
小石を巻き込み自転車の後輪が跳ね上がる。
ゆったりとした下り坂を、足が追いつかないほど速くペダルを回していた。
噴き出す汗で服が張り付く。息をするたび肺のした辺りが痛む。喉もとで鉄のような味がする。
でも、苦しいとは思わなかった。
君に会うために。君と、そのときを共有したいから。
君の、その瞬間をすぐそばで見ていたいから。
家族からもうすぐかもしれないと連絡があって飛んできたのだが、果たして間に合うかどうか。
家に到着すると自転車を捨てるように降り、ただいまも言わずに自室へと向かった。
そして神棚に飾るかのように置いてある小さな箱を慎重に取り出す。
中にいる彼女の様子を確認した。
「良かった!今からだ!」
箱の中には白く輝く小さな糸の玉。その一部が茶色く変色し、穴が開く。
彼女―――蚕が羽化する瞬間に僕は立ち会っている。
田舎のおばあちゃんから譲り受けた蚕の幼虫。その時おばあちゃんは二つのことを僕に教えてくれた。
蚕の繭から絹を作るには、繭の中に蚕がいるまま熱湯に入れて、蚕が死んだ状態で繭から絹を紡ぐこと。
蚕は成虫になると羽が生えるが飛べず、食べ物を食べる力さえないからすぐに死んでしまうこと。
そう話した上で、おばあちゃんは僕に聞いた。
お前はどうする。
それは、幼虫の段階で殺して絹をとるか、すぐに死ぬとわかっていて成虫まで育てるかのどちらかを選べという意味だ。
僕は即答した。この子は成虫にさせると。
金を紡ぐ繭玉を断ち切って、彼女がその全身を晒した。
あの幼虫からは想像もつかないほどに、美しく愛らしい姿をしていた。その体毛の白さはまさに絹色。クリっとした瞳と小さな手足。それは虫というよりも天使と言った方がしっくりくるほど、素敵な容姿であった。
あぁ、良かった。無事に羽化できた。
ほっと胸を撫で下ろし、やっぱり成虫にさせて正解だったと誰に聞かせるでもなく言った。
しかし、彼女の残りの命はもうわずかなのである。
それを知ってか知らずか、彼女は飛びたとうと懸命に努力している。が、どれほど力強く羽ばたいてもその身体はちっとも浮かばない。
なおも羽ばたく彼女を見て、僕は心を締め付けられた。
この命は愛しく、儚く、尊い。
僕は、君に会うために。
君は、僕に会うために。
てんしに会いたい。
てんしは今少し遠いところにいるんだ。
だから会えない。
てんしに会いたいんだ。
てんしはもういないよ。
てんしはきえてしまったんだ。
てんしに会わせてよ。
あいつはもう、てんしじゃない。
てんしはてんしだよ。
……
おいで
いっしょにおどろうよ
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恋は盲目
待っている。
ずっと、この場所で。
『また、会いに来るね』
そう私に微笑んでいたあの子が来るのを待っている。
「やあ、久しいね。糸桜」
そんな風に私を呼ぶモノは宮内しかいない。私は木の下にいる宮内に目を向ければ野球帽を被った少年は屈託のない笑みを私に向けた。今回は少年らしい。相変わらず、人間の顔を作るのがお上手だ。
私は木から飛び降り、宮内の横に並ぶ。
「今回の依頼は何かな」
「そんなもの言わなくても分かっているでしょう」
私は『私』の根元を指す。桜の木の下、根っこの下に絡み付くように呑み込まれた人間や獣の骨。すべて私の養分になったモノ。
「棄ててきてちょうだい」
ハイハイ、と相槌を打つと、
宮内はリュックサックの中から大判の風呂敷を取り出した。手袋をはめると根元に絡み付いた骨をひとつひとつ風呂敷の上に乗せていく。この後、宮内がこの骨をどうするのか私には関係のない話だ。
君に会いたくて
気付いたらこうなってたってことがたまにある。
君のことを考えていたら、体が動いてしまった。
君のことを見かけてもつい声をかけてしまう。
「あぁ、久しぶり。、、、"甘栗むいちゃいました"。」
草の上を走る風が見せたざらつきを
飲み込んでしまったから
君に会いたくて泣きそうになる
/ 君に会いたくて
君に会いたくて
君に会いたくて
私は夢の中を彷徨う
歩いても 歩いても
貴方はどこにもいない
ねぇ、どこにいますか?
わたし、ずっとさがしてるんだよ
君に会いたくて
私はずっと夢の中
木枯らし
吹いても
気づかぬほどに
思いつめる
時 ありて
****
君に会いたくて
夜空を
見上げ
君 想う
テーマ【君に会いたくて】
制作者:いと。 1.20 2023 18:23
大丈夫、心配しないで。
すぐ会いに行くから。
私は君がいた部屋にそう呟き扉を閉めた。
「がちゃっ」
青々しい空を眺めながら、
私は目的地へ向かう。
××駅から〇〇駅へ、
〇〇駅から高層ビルへ、
ビルの1階から最上階へ、
最上階からドアを開け屋上へ、
そして、屋上から愛しい君が待つ場所へ。
大丈夫、心配しないで。
すぐ会いに逝くから。
ちょっと、待ちなさい。
えっ? 振り向くと、腕を組んで立つ彼女。思えば中学から同じクラスの北岡ユウキだ。
あんたたち、いつも3人でしか話さないじゃない?少しは他のクラスメイトとも交流したらどうなのよ┐(´д`)┌
末山サトル・宇辺ナツキ・井河マスミ。俺たち3人は人見知りな共通点からか、いつも付き合いが狭くなりがちだ。
もっともアニメやホラー映画・時代劇好きでは、周りとも趣味が合わない。
せっかく高校・クラスまで同じなんだから、もう少し距離を縮めても…いいんじゃない?
体育会系で男勝りな彼女。クラスを引っ張るリーダー気質な面もあるが…ちょいお節介f(^_^;
ふう、やれやれといった様子のナツキとマスミ。
サトル!お前に任せた(^^ゞ(^_^)/
おぃ、二人とも!?(´□`; 三 ;´□`)
[二人で下校する]
あんた。あのジャックって米国人に目付けられてるでしょ?彼が声をかける相手って何か"持ってる"みたいなのよね。
ユウキは俺の"能力"に勘づいている。そしてナツキやマスミもジャックさんに声を掛けられていた。この青空三高のこのクラス自体が、そういう生徒を集めているのかも。
中学の時あんたと一緒の班で行動した遠足。足を踏み外して、危うく坂から転げ落ちそうになった。でもあんたと目が合った途端に、ほんの一瞬、身体が浮いた。説明がつかないけど、きっとあんたに助けられたんだと思ったわ。
そう。こういった事が起こるから、周りに距離を置いていた…でも彼女だけがこちらに一歩踏み込んだ。
ありがとう…遅れたけど、一言言いたかったの。
彼女との距離が少し縮んだ出来事だ。ここから様々な事件や試練に巻き込まれていく。
よだれやミルクのかおり
ろくなおしゃれもお出かけも
夢のまた夢だった
早く手がかからなくなればなんて
思うこともあったのに
ひとり立ちしようとしている不器用なキミが眩しくて
ムカつくくらいな綺麗な空 なんてつぶやくキミが
誇らしいような むず痒いような
キミに会いたい しなやか作
なんにもない床を見ると猫に触りたくなる。
一昨年の夏まで、そこには猫がいた。丸くて大きい猫用のクッションに丸まって眠っていた。ときどき起きて、水を飲んだりトイレの砂を掻いたり、突然こっちを見て「なぅ」と鳴いたりしていた。
仕事がいやになるとデスクを離れて猫の寝顔を見た。彼が起きているときはすべすべとした手触りの腿や背中やおでこを撫でた。
だけど彼はもういない。
いまだにすべすべの毛の手触りが恋しくなる。なにもない空間を、猫の輪郭を思い出して撫でたりする。飾ってある彼の写真に「君は本当にかわいいね」と話しかけたりする。
ふと「会いたいなぁ」と言って、虚しいことを言ってしまったなと、すこし後ろめたくなる。
/君に会いたくて