君に会いたくて』の作文集

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君に会いたくて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/19/2023, 3:34:00 PM

君に会いたくて


君と最後に会ったのはいつだっただろうか

あれは確か寒くなり始める前だった

あの日は別れることなんて想像もできないくらい
幸せな1日だった


私は残酷にもその1ヶ月後にメールで別れを告げた

君は今どうしているだろう
きっと今も一生懸命真っ直ぐに働いているんだろう 
今年も目標に向けて頑張っているんだろう

君は今まで会った人の中で1番尊敬する人だった
君の背中を追って生きていきたいと今でも思っている


最後にそっとポストにいれてくれた
君からの手紙

締めくくりの、ありがとう、という文字を覚えている
君の書く文字は非の打ち所がないほどに、美しかった

君の優しさで溢れているその手紙を、
君と私の間にあった愛が消えてしまわないように
何度も何度も読んだ

君が優しくあればあるほど私は傷だらけになった

忘れたくない気持ちと、忘れなきゃいけないという気持ちの戦いの末、とうとうその手紙も破り捨ててしまった


今日、懐かしい車のナンバーを見かけた
その車に乗る紛れもない君は
少し痩せていて、いつもみたいに髪はくるくるで
綺麗な二重の大きな瞳で真っ直ぐ前を見ていた

その車の助手席で見ていた君の横顔を思い出した

「なんでそんなに見てるの?」

「だって見ていたいんだもん」

「俺は見れないんだからやめてよ、事故っちゃう」

そう言って笑ってできた目尻のしわを
また見たいと思った



君と私
それだけだったら


君は君の世界を生きていて、
私は私の世界を作らなきゃいけない


しばらくはまた対向車の
馴染みのあるナンバーを探してしまいそう

私こそ事故っちゃわないように
気をつけなきゃね  


君が温かい気持ちでいられますように

また来世で待っていて

1/19/2023, 3:32:59 PM

【君に会いたくて】
(日の出の話を読んでいると、ちょっとだけですけれど、面白いかもしれないです。)


小さい頃、幼なじみと日の出を見ることが好きだったの。
僕たちの住んでいる場所が、海に近くて、キラキラ光る海と日の出がとても綺麗で好きだった。

幼なじみとは、よく海で綺麗な貝殻を拾って、ボンドでダンボールに沢山くっつけてお互いの部屋に飾って遊んでいたんだぁ。懐かしいなぁ。


……って、どこかで似たような話を読んだことある?
うそ。あれ…?
うん。そっか、そうなんだね。

あのね。僕は、高校生の時に引っ越したの。
理由はね、家庭の事情があって…その、父親がね夜中に急に部屋に入ってきて『アイツと離婚する事にした。今すぐ家を出るから準備しろ。』って言われて。
何がなんだか分からないまま、家を出ていった。
もちろん、君との思い出もカバンに入れて。
大事な大事なダンボールの宝物。

でも、あの子に最後に一言だけでもいいから…手紙でもいいから、言いたいこと言いたかったな…。




大人になって、父親と離れて暮らすようになった。
僕は、まだまだ弱いけど…なんとか生きています。

ある日、離れて暮らす母親が久しぶりに会いたいって言ったので会いに行くことにしました。
前までは、父親の許可が必要だったけど、今はもうそういうのいらないみたいだから。


電車に乗ってる時。
幼なじみに…似たような雰囲気の人を見つけた。
多分、気のせいだよね。って思ってたけど…降りるところも同じ、行く方向も同じ…っていうことは、やっぱり、あの子!?
バレるかなって思ってたけど、幸い(?)僕のことには、一切気付いてないみたいだけど…どうしよう。
きっと…ううん、絶対絶対絶対怒ってるよ。
そう思って、僕は、こっそりと母親が住んでいる家に帰った。



家に着くと母親と話しをして、一緒にご飯作って食べて、お風呂入って、何をしようかなって思いながらゆっくりしてる頃、母親から
『そういえば、貴方はよく海に遊びに行ってたわね。夜だけど、近くだから、遊びに行ってもいいわよ。あっ、でも、コケないように、気をつけるのよ。』
そう言われてみれば、ちょっと、行ってみたいかも。
軽く身支度をして、海に行くことにした。



海は、当たり前だけど、誰もいない。
そして、すごく静かだった。
「あ、この貝殻綺麗。」
綺麗な貝殻を拾おうとした時
『ねー!海!いるんでしょ!』
僕の名前を呼ぶ女の人の声が聞こえる。
母親かなって思った。
けど…違う。
『出てこないと怒るよ!』

少しだけ怖くなって、慌てて物陰に隠れた。
隠れても何も解決しないのに。心臓バクバクいってる。
どうしようどうしようって頭の中で考えていたら、声がだんだんと遠くになっていった。


「僕は、なんですぐ逃げるんだろう。弱虫。嫌いだ。」
そう言って、物陰で、ボロボロと泣いてしまった。



次の日、仕事の都合で帰ることになって…でも、やっぱり君に会いたくて、勇気を出して家に行った。
けど、すれ違いで、帰っちゃったみたい。
だから、ご両親には迷惑かもしれないけど、手紙を預けることにした。


〝突然の手紙ごめんなさい。僕のこと怒ってるよね。当たり前だよね。僕、臆病者だから、ひなたの前に出て話すことが出来なかったです。ごめんなさい。でも、その、また一緒にいたいです。仲直りしたいです。ここに僕の電話番号書いておきます。いつでも大丈夫です。よかったら、連絡ください。今度は、逃げません。海より〟




やっぱり、怒るかな。びりびりに破って捨てるかもしれない…けど、それでも仕方ないよね。
でも、連絡くれるかもしれない…とか色々なことを思いながら、君からの連絡をゆっくりと待ってます。

1/19/2023, 3:31:37 PM

※ほんのりですがBL表現があります。


 玄関のドアを開けた君はとても驚いた顔をした。
「な、なんだよお前、マジで来たのかよ!?」
「うん、ごめん」
「べ、別に謝んなくてもいいけど」
 つい一時間ほど前に「またな」と別れた人間が、一応許可をもらっているとはいえこうして押しかけてきたら確かに驚く。というか気持ち悪ささえ感じるかもしれない。
「とりあえず上がれよ」
「え、いいの?」
「そのまま帰すのもなんか、気が引けるし」
 困惑とも羞恥ともいえる表情で招き入れてくれた。それをさらに加速させてしまうかも、と申し訳なくなりつつ、ドアを閉めた瞬間背中を包み込む。
「ちょ、お前っ」
「我慢できなくてごめんね。どうしてもまた会いたくて」
 一日たっぷり使って一緒にいたのに、離れた途端気持ちが抑えられなくなって、気づけば踵を返していた。
 恋人同士になってからどんどん欲張りになっていく。呆れられても文句は言えない。
 短いため息が聞こえて、みっともなく身体をこわばらせてしまった。
「お前、ほんとに俺が好きなんだな……」

 好きだよ。
 特別な想いを抱いたのも、告白したのも、デートも全部君が初めてでよかったと感謝したいくらい、好きだよ。

 たぶん重いくらいの気持ちを汲み取ってくれたのか、小さく「ばーか」とつぶやくと、回した腕に頬をすり寄せてくれた。


お題:君に会いたくて

1/19/2023, 3:23:02 PM

さよなら僕のヒーロー

そう言ったのはいつだっけ
また僕ら巡り会えたね
君はもう、覚えてないだろうけど

無垢な肌を汚してしまった
大切な君の人生に傷をつけてしまったことを
未だに僕は隠している
なんて惨めなんだろう
これが人間だ
窓の投影と目を逸らす
虚弱な心に鎖をかけることもできない

さあ、僕らはどう生きていくのだろう

1/19/2023, 3:16:10 PM

「君に会いたくて」

君に会いたくて
素直になれずに
想いを殺してしまう

もう何度
感情を殺してきたのだろう

君に会いたいと
願う事は罪ではない

その感情を殺してきた
それこそ罪

私は大罪人

1/19/2023, 3:13:02 PM

今日も、明日も、また次も。
僕は君に恋焦がれてしまう。
気付けば君を目で追っている。
「好きだ。」
そう言おうとも、言葉は出なくて。
勇気が出なくて。

「俺たちずっと友達だよ!」
君はそう言ってくれた。
嬉しかった。その時から酷く彼を好きになって、
でも。
「友達でしかないんだね。」
それ以上を求められなくて。

辛かった。彼に僕はどう見えているんだろう。
手を伸ばせば届くのに、手を繋ぐことは出来ない。
女が嫌いなわけでも、男が好きな訳でもない。
彼が僕にとっての特別だったんだ。

「え?彼女が出来たの?」
「うん。お前に1番に知らせたくて」

知らない。いらないよ。

「おめでとう、、。」
「ありがとな!ずっと俺の事好きだったらしくてよ」

そんなこと知らなくていい。

「お前も早く幸せになれよ。」

君無しでなれるかよ。バカ。

#君に会いたくて

会い、、、会いたい? テーマガン無視です、、。

追記
少し誤字があったので編集しました。

1/19/2023, 3:12:57 PM

会える見込みは低かった。
事前に約束しているわけでもない。
何なら移動はしないと伝えていた。

けど、会える可能性が少しでもあるなら、会いに行きたいと思った。距離は関係ない。陸続きでさえあれば会いに行けた。

後悔したくなくて行動に移した。
寝袋と必要そうなものだけ適当に詰め込んで、無計画に車に乗った。
君には会いに行っていると伝えなかった。
ただ「家出して旅に出る。探さないでください。笑」と。
限られた期間内にたどり着かないかもしれない。
君が家から抜け出せるとも限らなかった。
余計な期待や葛藤をさせて心を煩わせたくなかった。

会えるかもしれないと思えば、移動は苦ではなかった。
休憩に立ち寄った場所から旅の写真を送った。
食べ物はディスカウントストアで適当に。
比較的安い温泉を探し、湯船にだけは贅沢にも浸かった。
寝場所を探し、「少しお借りします」と車を停め、寒波が襲う中、寝袋と毛布にくるまった。
微塵も苦ではなかった。
むしろ、達成感のようなものを感じていた。

旅の写真を送りつつ、着実に君の元へと近づいた。

ようやく君のいる町へと着いた。
君がよく見知っている建物の写真を送りつつ、「会えるタイミングはない?」と尋ねた。
なかなか既読がつかない。
不安と期待が渦巻いていた。

やることもないから、車内で休んでいた。
思っていた以上に体は疲れていた。
日差しが暖かく、心地いい。

返信が来た。
「ほんとに?
 今どこにいるの?」

「まだここにいるよ
 どこにでもいけるよ
 会えるなら
 会えなくても…、まぁ…、いいけど」

「そこ」

「じゃ、ここにいる」

たったの20分、待つだけだった。
期待に胸が膨らんだ。
見知った車が駐車場に入ってきた。
そこには8ヶ月もの間、会うことの出来なかった君の姿があった。

総移動距離3,064kmにもなった旅の序章である。



君に会いたくて

1/19/2023, 3:08:47 PM

君に会いたくて

そう願い続ける日々

だけどその日はなかなか訪れない

いつのまにか心の距離は離れていく

このまま君に会えずに日々は過ぎ去っていくのか

寂しくてたまらない…


こんなやりとりが
LINEの画面で繰り広げられる現代

人のこころは
機械に空虚に表示される文字によって
刻まれ、探られ、掛けられる

便利さと空白感は
現代の切っても切れない腐れ縁なのか

人のこころが活きた時代に
懐かしさを感じる

#君に会いたくて

1/19/2023, 3:07:59 PM

昔、君に好きな曲は何かと 尋ねたことがあった。
その時に君が何を答えた曲を 私は口ずさむ。

卒業する時、君にもう一度問いかけた。
僕は今電車に乗って 終点へ向かう

君と反対 路線に向かって

1/19/2023, 3:01:09 PM

「君に会いたくて」

会いたいけど、会える理由がない。
これが現実、、

1/19/2023, 2:57:27 PM

あなたに会いたくて逢いたくて

ずっと待ってました。

でも、やめます。





待つのはやめます。
わたしから会いに行くね。

1/19/2023, 2:55:58 PM

私が会いたい人は3人いる。
1人目は過去の自分だ。なぜなら、時の大切さを知ってもらい生きてもらいたいからだ。
この歳になって知ったが人間が生きている時間は想像以上に短い。
その事を過去の自分にも知ってもらいそのときの行動から変えてもらおうと思う。
少し意識するだけでも人生の中で得られる経験や視点は変わってくるだろう。
今を大切にしてもらいたい。
2人目は未来の自分だ。未来の自分に合うことで、未来の世界を知ることが出来る。
戦争はないか、進歩したAIによる社会への影響は…など気になることは沢山ある。
3人目はこの生命というもの、もっと言えば人類を生み出した者だ。
人生の理由、幸せとは何なのか…など聞きたいことは山ほどある。
まぁ、3人とも会えない可能性の方が高いと思うが…

君に会いたい

1/19/2023, 2:55:09 PM

「君に会いたくて」

嘘みたいだけど
流れ星が落ちた


本当にそれでいいの?

そっちじゃないよ

あなたの帰るところは


そう告げられた気がして
もう一度
君の家を目指す

1/19/2023, 2:48:24 PM

《君に会いたくて》

 遠距離恋愛というものはどうやら私には向いていないようだと、常々思う。例えば仕事で嫌なことがあった日。電話越しに彼と話すだけで彼の温もりに触れたいと、彼に逢いたいと思ってしまう。精神的に参ってる日は彼と電話をしない方が良いのではと最近は考えるようになった。もちろん彼はそんなこと許さなかったけれど。

「愚痴でも良い、どんな話だって聞くから電話しないなんて言わないでくれる?俺だって、お前に会いたいんだよ。」 
「うん、ごめんね。もう言わない。」 
「そうしてくれ。本当にごめんな。中々会いに行けなくて。今抱えてる案件が終わったら1回そっちに戻るから。」
「待ってるね。無理はしないで。」

 そんな話をしたのが2週間前。彼と遠距離恋愛をしてから3ヶ月が経った頃だった。3ヶ月とは短いようで長く、彼と過ごす時間が長かった私には耐えがたいものとなってしまっていた。 
 今日も仕事で上手くいかなかった。自分の不甲斐なさと同僚へと劣等感に心が沈んでしまっている。こんな日は彼と電話できたら良いのだが、彼は仕事で忙しいのか留守電になることが多かった。きっと今、家に帰れば彼のいない部屋にメンタルがやられるだろうと思い、近くのコンビニでビールを買って近くの公園で過ごすことにした。
 
 ビールをやっと一本空けたところで着信音がなる。この公園には人がいない。必然的に私のスマホがなっていることになる。こんな時間に電話を掛けてくるのは彼しかいない。スマホのディスプレイを見ると彼の名前が表示されていた。私は浮き立つ心を抑え冷静を装い通話ボタンを押した。

「もしもし?今大丈夫か?」
「大丈夫だよ。どうしたの?」
「最近電話出れなくて悪かったな。ちょっと仕事が立て込んでて。」
「そうだったんだ。ごめんね、何回も電話しちゃって。」
「いや、それは全然大丈夫だ。お前、元気にしてるか?ちょっと声が暗い感じがするけど。」

 そんなこと無いよ。そう言おうと思ったが彼と久しぶりに話せたことと、彼の声に安心して涙が堰を切ったかのように溢れだし言葉になら無かった。

「大丈夫…では無さそうだな。本当にごめんな。」
「会い…たい…よ」
「うん。俺も早く会いたい。」
「1人…は寂し…い」
「うん。寂しいな。でも、流石にこんな時間に1人で公園にはいてほしくは無いかな。」
「え…」
  
 どうして離れた場所にいる彼が私の居場所を知っているのだろうか。彼は遠距離恋愛の末に私の居場所が分かるような目覚めてしまったのだろうか。

「帰ってくるの遅くなってごめんな。」

 電話越しの彼の声と頭上から降ってくる声が重なった。頭を上げると少し困った笑みを浮かべる彼が立っていた。

「ど…して…?」
「驚いたか?」
「幻覚?」
「現実だよ。」
「だって、仕事って…」
「今回の案件が終わったら帰るって、言ってただろ?お前に会いたくてめちゃくちゃ頑張って終わらせてきた。」
「そう…だったんだ。」

 彼から会いたいと言われる度に心の奥が暖かくなる。彼は私を抱き寄せてきつく抱き締める。少し苦しいくらいが今の私にはちょうどいい。

「やっとお前を抱き締められた。」
「ずっと待ってた。おかえりなさい。」
「ただいま。って、めちゃくちゃ体冷えてる。家、帰るぞ。風邪引く。」
「え、もっとギューしてたい。」
「帰ってから嫌ってほどギューしてやるから帰るぞ。」
「ほんと?」
「ああ、約束だ。」 
「約束だよ。」

 繋いだ手から、彼の表情から彼が私に会いたがっていたことが伝わってくる。こういうことがあるなら、遠距離恋愛もちょっとは良いかななんて思う。

Fin

1/19/2023, 2:44:12 PM

いや、特に会いたくはないな。
お題全否定だご正直なところだ。

1/19/2023, 2:42:11 PM

『君に会いたくて』


……目的地にはまだ着かない

──ガタンゴトン

規則的な振動が体を揺らし、ふと顔を上げる
後ろ窓から入り込んだ心地よい春の陽気に、少しうとうとしていたようだ

──ガタンゴトン

車内を見渡せばロングシートの座席に、数人のお年寄りがぽつぽつと座っている
"都会とは大違いだな"
……なんて考えるのは傲慢だろうか?

──ガタンゴトン

横長の車窓からは絶えず日差しが射し込み、車内を明るく照らす
その光の奥には田園風景が広がっており、遠くの雑木林が風に吹かれてはさわさわさわさわと揺れていた
そんな長閑な景色が映画のフィルムのように左から右へと流れては消えていく

──ガタンゴトン

……目を閉じる
暗闇が広がるそこに、君との思い出を描いていく
あんな事があった、こんな事があった
あんな表情があった、こんな感情があった
君との思い出は……どれも鮮やかだった

──ガタンゴトン

数分後、再び目を開き顔を上げると……外の景色に目を奪われた
そこには菜の花畑が広がっていた
晴天の下、陽の光を浴びた菜の花はまるで自ずから輝いているように美しい

──ガタンゴトン

君に似合った花だった
君が好きな花だった
君と愛した花だった

──ガタンゴトン

あぁ、今日は……

──ガタンゴトン

あぁ、今日はなんて……

──ガタンゴトン


「……絶好の自殺日和なんだ」


──ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン

……目的地にはまだ着かない

1/19/2023, 2:41:02 PM

君に会いたくて、抱きしめたい。だが、君はスッと出ていった。何が悪かったのか、彼は枯れ木を窓から見ながら感じた感情を笑いながら、インスタントコーヒーを淹れた。
名前をつぶやいてみる。自分の事をキレイサッパリ忘れてくれ。何もなかった様に。

1/19/2023, 2:33:19 PM

―君に会いたくて―

君に会いたくて
ただ君に会いたくて
毎日、毎日、君のもとへ通った

君は動かない
白い部屋にポツンと置かれたベッドで、
もうずっと動いていない

君の目覚めと君の心臓が鳴り止むのでは、
どちらが先なんだろう
ふと頭に過りかけて、頭から振り払う

君は眠り続ける
僕は君に会うために通い続ける
君が目覚めるまで

今日も、飽きもせず、
君のところへ行った
眠り姫の眠るところへ

1/19/2023, 2:33:17 PM

自分ってなんだろう

何が本当の私なのか分からなくなって
自分の事を、自分の感情を見失って
かなりの時が経つ

そっと差し伸べられる手を
取ろうとしながら離してしまう
そんな私の手は震えている

静かに暖かく寄り添ってくれる
その温もりを私はいつも素直に
受け取れない

一重に自分が分からないから
自分という存在を掴めなくなったから


いつしか雫を零している
どこかの「私」は叫んでいる
会いたい、姿を現して、と

君の事を私はきっと受け入れるから
だから私と一緒に過ごそう?


そう願うのも、私
姿を隠すのも、私



ーーー君に会いたくてーーー

1/19/2023, 2:31:34 PM

【君に会いたくて】 #1

受験生
ある夏の朝、私は君に告白された
ー4ヶ月間ー
ある冬の夜、私は君に別れを告げられた

他の人にとったら何ともない4ヶ月
私達にとってかけがえのなかった4ヶ月
その間、君は私に数えきれないほどの「会いたい」と
たくさんの愛を与えてくれた

君が最初に言ったように
もし私達の出逢いが運命だったなら
この別れも運命だったと願いたい

君がいなくなった私の心の中で
「君に会いたい」は居場所を求め、彷徨う

たとえ君が私を忘れても
甘くて、美しくて、ほんの少し苦かったこの恋を
私はきっと忘れないだろう

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