『君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と最後に会った日
君と最後に会った日、夏休みの終わり駅まで送った君は大きく手を振っていたね、今も目に浮かぶよ。
あの駅から、君の住む街に花嫁は行くのが夢でした。二人の未来予想図は予想図のまま仕舞われたね。
君の住む街はあまりに遠くて、花嫁は臆病で飛び込めませんでした。故郷がどんどん遠くなって行くことが、アイデンティティを失い迷子になってしまいそうで…。
根無し草になってしまいそうで不安でした。
いつも、そんな不安を抱えていた花嫁でした。
「お前の根っ子になってやるよ」
そう、言ってくれたのは…君じゃなかった。
それは、臆病者の言い訳なのかも知れない。
君と最後に会ったのは夏の終わり。
またねって手を振っていた、それから花嫁はベールをとりました決心して涙を拭い、君の面影にそのベールをかけて、心の奥の引き出しに仕舞いました。
「ありがとうあなた、ごめんなさい未来予想図は叶えられそうにありません、許してとは言いません、どうかどうかじゃなかった人生で私より幸せになってください」花嫁はそう認めた手紙を握りしめ破り捨てた。
それが花嫁の決心だった、意気地のないこの花嫁を君はどうぞ恨んでください。やがて忘れ去るくらいきっときっと幸せになってください。
じゃなかった方の人生で笑っていてください。
花嫁は、君のために着た白いドレスを脱ぎ涙で濡れたベールと共にクローゼットの奥深く眠らせました。
君と最後に会った日は青春という真夏の終わりでした。
2024年6月26日
心幸
あの日は確か、なにかの記念日だった。
上手く思い出せないけど、確かにそうだった。
いつもはしかめっ面で、冷たい君は、記念日の日だけは暖かく笑うから。
本当は、人が好きで、話すのが大好きな君は、自分を出すのが下手くそだった。
いや、自分を出すのが怖かったのかもしれない。
どんな事があっても、私のそばにいて話を聞いてくれたから、きっと君は優しい。
そんな優しい君が傷ついてしまうのは、こんなこと言いたくないけど、しょうがないのかもしれない。
君と最後に会った日、きっと君は笑ってた。
そして、泣いていた。
「いつも、傷つけてごめん。ずっと言いたかったのに、言えなくてごめん」
君は、なんだかよく分からない表情で、私に謝り続けた。
いつからか、君は遠い国へと旅立ってしまった。
その日はちょうど、私の誕生日だった。
『明日雨なんだって』
『そうなのですか?ならば、傘を忘れないようにしなければいせませんね』
『雨のち曇り、ところにより快晴。気温は16℃前後、湿度90%あたり。風速はおよそ10m/s』
それで、次は確か…ああ、そうだ
『横殴りの雨が降るでしょう。』
『…つまり、傘では事足りないと?』
『正解』
あたしは外に出る予定は無いから覚えてても意味無いけど、こいつは出かけるらしいから一応。
前から気になってたワンピースがあるとかで、聞いてもないのに延々と素晴らしさを語ってきた。
昔からそうだ。一度気に入ったものはとことん好きになって追求したがる。それが人間だろうと虫だろうと無機物だろうと変わらない。
そのくせ、手に入れたら一気に興味をなくす。今まで悲惨な目に遭ったものを何回見てきたことか。
「…別に、お前まで"被害"に遭わなくていいんだけど。」
まあ、自業自得ってやつ?
雨で滑るから気を付けろって注意してやったのに。
バチが当たったんだよな、きっと。
相手の気持ちを考えないからこうなるんだ。
でも、できればお前をプラス一にはしたくなかったな
最後のメッセージは、無事にワンピースを買えたことに加えて、車について語ったものだった。
@寝華
#君と最後に会った日
あの日からもう1年以上経つね
あの日、私があなたに告白した日
あなたが好きだと伝えた日
その日から笑顔を見せなくなった
いや、笑顔だったけど
私の前で心から笑ってくれてないような気がした
LINEの内容も質素になって
私が遊ぼうと言っても、結局遊んでくれなかった
そしてあなたが卒業する日
私はあえて好意について触れなかった
そのことに触れたら本当に壊れてしまう気がして
手紙を渡して今までありがとうとだけ伝えた
覚悟はしてた
きっともう二度と会わないだろうと
だけど、だけどもう一度
好きになってなんて強制しない
ただの後輩としてでもいい
大好きだよって
もう一度言って欲しかった
お題「君と最後に会った日」
つい昨日だね
態度がすごく変わったね
別人みたいになっちゃったね
私がね
初セミ
2024/06/26㈬日記
朝、一匹だけが少し鳴いた。
気が早いんじゃない。
次に鳴いた時に今日の事を忘れて
また初セミって書きそうだ。
今日はヨーグルトが無くなったので
ヨーグルトが豊富に置いてある、
遠くのスーパーまで行った。
途中でホムセンに寄る。
アルコールティッシュだけを
買うつもり が新たな害虫対策商品を見つけたので買う。
思わぬ出費でスーパーで
暗算しながら買い物。
今日は道をいつもより車に
多く譲って貰った。
会釈をして通る。
今日は運が良い日?
晩ごはんは冷凍餃子を焼いた。
餃子には白ご飯は必須。
皮がモチモチして美味しかった。
食の話しになるけど
マクドナルド、モス、ミスタードーナッツの新商品がどれも美味しそうで
食べたい。
最近、ジャンクフードは
超常刺激で脳に良くないって
聞いたばかりだけど、
お店の前を通るとか…
機会があれば買おうかなあ。
なかなか、止められないっていうのが
超常刺激だそうで。
おやすみ。
今、あの人の胃の中にはカレーがある…。
「週末にカレーはたべたくないんだょ!」
急に意味のわからない事を言い出した。
(週末じゃなくても嫌なくせに)
今日はあの人がキライなカレー
文句を言いながらもひと皿食べ、ニヤニヤしながらタバコをふかす。
「ちょっと行ってくる」
何処に?
聞くまでもない。
パチンコか麻雀か…そう偽って女の所でしょ。
(どうぞご勝手に)
ちゃんと帰ってきてご飯食べるだけかわいいもんだゎ。
あの人のいない夜
朝までが私の自由な時間だった…
今日までは……。
早朝の電話は私に永遠の自由を伝える。
病院には冷たくなったあの人と
憔悴しきった女がいた。
私は女を見て微笑む
「ご苦労さま…」
今、あの人の胃の中あるのは…
あの人の大嫌いな
私の作った
茄子とひき肉のカレー
【君と最後に会った日】
数年前、母方の祖父が飼っていた犬が亡くなった。
私が生まれた時くらいから飼い始めた犬で、14歳くらいで亡くなったそうだ。元から大人しいのもあったが、数ヶ月ぶりに来た私と母に吠えることもせず、名前を呼べば足元まで来てくれる、利口な犬だった。
そのことを聞いた時、私は呆然とするしかなかった。
死を受け入れている自分と、もっと会いに行けば良かったという後悔と、寂しさや虚しさで埋め尽くされて、悲鳴をあげる心が自分の中でぐちゃぐちゃに混ざっていた。
死因は、記憶が正しければ老衰だった。
苦しまずに、天国に逝けただろうか。
長生きしてくれてありがとう。
あんまり遊びに行けなくてごめんね。
今までも、これから先もずっと大好きだよ。
そんな素敵な言葉をいう日がくるだろうか。いや、きっとない。
お休みなさい(テスト勉強の合間に。)
【君と最後に会った日】*19*
放課後バスケを楽しむ姿に一目惚れした君…
最後に偶然会ったのは卒業して1年後の夏祭り
変わらず男前で嬉しかったな
全く共通点のなかった君…
最後に会ったのは北海道旅行!
レンタカー借りて色んな場所にいったなぁ〜
いつか仲良し3人組でも旅行、行けたらイイな
第一印象は最悪だった君…
最後に会ったのは、あのキャンプ場
あなたのかけてくれたダウンのぬくもりは忘れない
実はなかなか心を開けない私の中に躊躇なく入ってきた
君…
最後に会ったのは確か引っ越しの日
強引で、ワガママで、ヤキモチやきなところ、とても可
愛く思っていたよ
8歳年下だった君…
最後に会ったのは、別れてから少したった頃偶然立ち寄っ
た本屋さん
気づかないふりしようと思ったのに、あの屈託のない笑顔
はズルい
ずっとずっと大好きだった
愛していて
誇らしくて
少し羨ましくて
必ず曲げないことはないのだと
手放すことなんてない
そう思っていたのはいつだったか
いつからか君は姿を現すのが怖くなって
いなくなったのだろう
いつ取り戻せる?どこで会える?
あんなに大好きだった「君」の好きな物、嫌いな物、夢、全部全部思い出せなくなって
今私が出来たのだ
大人になったら会えるのか
これを成長だと言うのなら
私は少し怖い
「君と最後に会った日」
もうすぐ遠くへ行ってしまう君と最後のお出かけ。いつもと変わらない道を並んで歩いた。
商店街もその先の複合施設も特別なことは何もなくて。
「これで最後なのだ」と妙に緊張した僕と口数少ない君だけが、この風景から切り取られたようだった。
帰り道、思い出にと贈り物を買った。
君の好きな淡いピンクの天然石がついた根付。
渡す時に心からの祈りをこめた。
君が無事平穏に過ごせますように。
気に病むようなことが起こりませんように。
それでも困ったことがあった時には、誰か頼れる人が傍にいてくれますように。
君は笑ってお礼を言ってくれた。
それが君と最後に会った日の記憶だ。
『君と最後に会った日』
あなたと最後に会った日から
もう1ヶ月が経った。
カラオケに行って
初めてあなたの歌声を聴いて
そこでさらに好きになって。
あなたが自分のことを話してくれたのも
嬉しかったのに。
引っ越すだとか死ぬかもだとか
そんなことも聞いちゃって。
まだこれからだと思ってたのは
私だけだったんだね。
君と最後に会った日
君と最後に会ったのはいつの日だろう
まだ幼い頃だからもう、覚えていない
私が居ない時、急にいなくなってしまった君
君にさよならを言う前に君は旅立ってしまった
大好きな君がいなくなった事実を
すぐには受け止めきれずに、ずっと泣いてた。
君にはさよならも言えなかった。
とても辛くて悲しかった。
だから、急に会えなくなるかもしれないって
考えるようになった。
そしたら「ありがとう」とか「ごめんね」を、
しっかり言おうって思ったんだ。
君のおかげで私は成長できたし、
生きてこれた。
だから、直接言えない思いをここに書くね
急にいなくなってしまった君へ
私に生きる意味と大切なことを教えてくれてありがとう。
終わりが近づいているような予感がしてた。そんな予感はいらなかったけれども。
でも気の所為だと思いたくて、だから変わらぬ日を続けていたある時、彼女は僕に向かって言ったのだ。
「管轄が変わるから会うのは最後」
淡々と、まるで良くあることのように彼女は言った。顔も特に笑ってもなければ泣いてもいない、真顔で彼女は言った。
「…………本当に?」
そんなことを返した僕に彼女は微笑んで、僕の手を握りしめて。
「…………きみの演奏好きだからさ、管轄場所変わっても弾いてね」
そんなことだけ言って離れていってしまった。
信じちゃいなかった。彼女は冗談とか言う人だったから。
でも、いつものように演奏をするためにピアノの前に座った時、たまたま通りかかったような顔をしていたのは、彼女と同じ服を着た違う人だった。
そいつはまるで怒ったかのように僕の方へ来て言った。
「ピアノ弾こうとしてるが無駄だぞ。今、迷い子はいない。いたところでお前が元の世界に返す前にこのオレが住人にしてやるからな」
「…………きみの、名前は?」
「あ? 名前なんかかんけーねーだろ。呼びたきゃ『権力者』って呼べ」
彼女と全く違う顔で、声で、性格で、彼女と『同じ名前』を吐いた相手を見て、本当に彼女が居なくなってしまったことを実感したのだった。
題【君と最後にあった日】
「俺は、ずっとお前のことが好きだった。」
この言葉が言えたら良かったな。
君と最後にあった日から、もう10年以上たつな。あの日に告白をしておけば…。
まだ好きなのか?俺。
次あったときには、告白をしよう。
君と最後にあった日から、俺は諦めていない。
君の気持ちを素直に受け止めるから。
200年前 300年前
もっと前だったか
その日は
雨が降っていた
空を覆い隠す程の厚い雲
鳥居の隅にうずくまる貴方
動かない貴方
自分はただただ
傍にいることしか出来なかった
もし自分が人間だったら
この結末は変えられたのだろうか
その答えは 今になっても
分からないままだ
ある町に住まう神の嘆き
【君に最後に会った日】
君と最後に会った日
先輩が卒業してから3ヶ月になる。
私は先輩のことが好きだった。あまり真っ直ぐな「好き」ではない。頑張ってもなかなか報われない、勉強も上手くいかない、運の悪い先輩が、可哀想で可愛くて可愛くて。でも頑張り屋なところは本当に尊敬していたと思う。軽くて薄っぺらい、誰にでも向けるような「好き」なのかも。
先輩は絵を描くのが好きなようで、ときどきSNSに絵を投稿していた。正直上手くはなかったけど、その独特な雰囲気と世界観が好きだった。私も絵を描くのは好きなので、先輩の持つ不思議な世界観は本当に羨ましかった。
とにかく好きだったけど、卒業して離れてみたら意外と寂しくはなかった。本当の心からの「好き」ではなかったのかも。私は落ち込むこともなく生きている。
いつの間にか、先輩のSNSが非表示になっていた。
最後に会ったのはいつだっけ。
ーーー
先輩に会った。偶然。いつも通り先輩は優しかった。最近どうとか元気とか他愛もない話をして、思い出話を少しして。そんなこともあったな、忘れてた。
また今度、なんて社交辞令を交わして別れる。
私のこと覚えててくれたんだな。ちょっと嬉しい。
今も変わらず頑張ってるんだろうな。すごいな。
そういえば聞き忘れたな、絵のこと。思い出さなかった。
やっぱり明日からも、寂しくはないんだと思う。
でも最後に会ったのは今日だ。今日の会話はまだ覚えていて、まだ忘れていない。
先輩、まだ絵が好きなのかな。
私は、まだ絵が好きだ。
SNSもスケッチブックも今は開く気分じゃない。
でも私はやっぱり絵が好きで、明日になったら描くだろう。
やっぱり頑張り屋な先輩が好きで、忘れることはないんだろう。
心のどこかで覚えている、どうでもいい「好き」。そういうものに人は作られているのか。私はどうして絵を描くのか。
心の奥底にいる誰か、私に絵を描かせる誰か。
君と最後に会ったのはいつだろう。
最後なんてなかった、
この日が永遠に続くと思った
今、思えばあれが最後なのかもしれないが
いつか必ず会って
また新しい最後を作り出そう
満足いくまで
何度も最後をやり直そう
君と最後に会った日
君と最後に会った日は中学の卒業式の日だったね。人見知りで人と話す事が苦手な私にそっと話しかけてくれた君、私は嬉しくてそれから友達になった。クラス替えで違うクラスになっても君と話す事が楽しくて毎日君のクラスに行ったんだ。
だけど中学の卒業式で別々の高校に行くから離れ離れになってしまう事を知った。寂しくてたまらなかった。バイバイ、またどこか出会えると良いね!って君は優しくそう言ってくれたけど、私はさよならも言えなかった。
今君は何をしているかな?高校で新しい友達を作って高校生活を楽しんでいるのかな。君が毎日を楽しめているなら、私はそれだけで幸せになれる。
私は高校生活を楽しんでいるよ。私と友達になってくれてありがとう。君と友達になれてとても嬉しかったよ。またどこか出会えたら良いね。